RAID1を復旧しよう!
データ復旧業者が語る、RAID1のデータ復旧・復元
「RAID1を使用中、突然データにアクセスできなくなってしまった」
「RAID崩壊と管理画面に表示された」
このような症状が起きている場合、RAID1を構成するドライブに深刻なトラブルが起きている可能性があります。この際、機器の状態やデータの優先度に応じて、適切な対処を取らなければデータが消失してしまう危険があります。
そこで、この記事では各RAIDレベルの説明から、RAID崩壊時にやってはいけないこと、そして具体的な復旧方法までを徹底解説します。ご自身でリビルドなどを取り出す前に、まずは本項を確認し、保存されているデータを確実・安全に復旧させましょう。
※RAID障害が発生している状況の場合、お電話いただければ、専門のデータ復旧アドバイザーがお客様の状況に合ったご提案をさせていただきます。
- 1. RAIDとは
- 2. 他のRAIDレベルとの違い
- 3. RAID1で起きる障害・原因
- 4. RAID崩壊とは
- 5. RAID1のデータ復旧方法
- 6. RAID1のデータ復旧は当社にお任せください
- 7. RAID機器の修理とデータ復旧の違い
- 8. RAID1の復旧に必要な技術
- 9. RAID1で障害が起きた時の注意点
- 10. 当社が選ばれる理由
- 11. 当社ではRAID専門のアドバイザーが対応します
- 12. 対応メーカー例
- 13. ご利用いただいたお客様の復旧事例
- 14. 復旧をご依頼のお客様から喜びの声が到着
- 15. はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
- 16. 技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
- 17. データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
- 18. データ復旧の流れと料金
- 19. よくある質問
- 20. 関連リンク
- 1. RAIDとは
- 2. 他のRAIDレベルとの違い
- 3. RAID1で起きる障害・原因
- 4. RAID崩壊とは
- 5. RAID1のデータ復旧方法
- 6. RAID1のデータ復旧は当社にお任せください
- 7. RAID機器の修理とデータ復旧の違い
- 8. RAID1の復旧に必要な技術
- 9. RAID1で障害が起きた時の注意点
- 10. 当社が選ばれる理由
- 11. 当社ではRAID専門のアドバイザーが対応します
- 12. 対応メーカー例
- 13. ご利用いただいたお客様の復旧事例
- 14. 復旧をご依頼のお客様から喜びの声が到着
- 15. はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
- 16. 技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
- 17. データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
- 18. データ復旧の流れと料金
- 19. よくある質問
- 20. 関連リンク
1. RAIDとは?
RAID(レイド、Redundant Array of Independent Disks)とは、複数のストレージ(HDDやSSD)を組み合わせて、1つの仮想的なストレージユニットとして扱う技術です。
これにより、ひとつのユニットで大容量データを扱えるようになるほか、一部のディスクが故障しても、データの消失を防止することができます(これを冗長性といいます)。
RAID1はどういう仕組み?
RAID1(通称:ミラーリング)は、2台以上のドライブ(HDD/SSD)に同一データを書き込むRAID方式です。
RAID1のメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット:冗長性・耐障害性が高い
・各ディスクに正確なミラーが作成されるため、ドライブが1台故障しても、データ消失を防げる。
・ディスクの台数が増えれば増えるほど、耐障害性が向上する。
デメリット:利用効率がよくない
・同じデータを2台以上のディスクに書き込むため、容量の利用効率は50%以下しかない。
・1台のディスクと比較して書き込み性能が低下する。
・2台以上のディスクが故障すると、データが消失する。
・ディスクが1台壊れても運用できるため、気づいたら2台以上が壊れ、データ消失に結びつく恐れがある。
RAID1の誤解
RAID1は同じデータを2つのHDD/SSDに保存するため、バックアップとして有効だと思っている方は想像以上に多いようですが、ミラーリングにバックアップ機能はありません。
たとえばRAID1を通信してバックアップを取っておらず、データを間違って上書き・消去してしまった場合、双方のディスクに誤操作が反映されてしまうため、結果としてデータは消失してしまいます。このような場合は、まずデータ復旧の専門業者にご相談ください。
2. 他のRAIDレベルとの違い
RAID1は、複数のストレージ(HDD/SSD)に全く同じデータの書き込みを行う「ミラーリング」という技術を採用しており、データの消失を防ぐことが出来るRAIDレベルです。
データ消失を防ぐRAIDレベルとしては、他にRAID5・RAID6があります。
RAID5・RAID6はRAID1よりも高速性を重視したRAIDレベルであり、アクセスに遅延が生じやすいRAID1の「ミラーリング」ではなく、RAID0の「ストライピング」(高速化技術)をもとにしており、それに「パリティ」というデータ照合技術を用いることによって、耐障害性を確保しています。
これ以外にも「ミラーリング」「ストライピング」を組み合わせたハイブリッド形式のRAIDレベル(RAID 10・01)もあります。他のRAIDレベルは以下を参照してください。
データを分割し、複数のハードディスクに分けて記録する。「ストライピング」とも言われる。
詳細はこちら >全く同じデータを、別のハードディスクに書き込みます。「ミラーリング」とも言われます。
RAID0とRAID1の組み合わせ。これを1つのアレイに組み込むことで、さらに保存性と高速化を高めている。
パリティを各ディスクに分散し、アクセス集中を防ぐ形をとっている形式です。文字数調整文字数調整文字数調整
詳細はこちら >基本構造はRAID5と同じ。パリティが2種類存在し、RAID5よりさらにデータの安全性が高いと言われています。
詳細はこちら >RAID0とRAID1の組み合わせ。これを1つのアレイに組み込むことで、保存性を高め、高速化をはかっている。
詳細はこちら >当社では、全RAIDレベルに対応しています
当社では、全RAIDレベルに対応しています
デジタルデータリカバリーでは、RAID0、RAID1、RAID5、RAID6、RAID10(1+0)、RAID01(0+1)、その他レベルも含め、各RAIDレベルでの復旧実例が多数あります。どのRAIDの種類が壊れてもデータ復旧可能ですが、各RAIDレベルごとに、復旧方法が全く異なります。お問い合わせ時には、機器の種類とRAIDレベルをデータ復旧アドバイザーにお知らせください。もちろん、「RAIDを使っているけれど、詳しいことはわからない」という方でも問題ありません。 おわかりになる範囲でお話いただければ、その場でお答えいたします。あわせて、お客様のトラブル状態で「復旧が可能かどうか」や、金額・期間も詳細にお伝えすることが可能です。
なにより、故障したRAID機器を、そのままにして稼働を続けることが、もっとも危険な状態となってしまいますので、まずは通電を控えた状態にしてください。
3. RAID1で起きる障害・原因
RAID1では、2台のドライブを用いて、同じデータをミラーリングし、冗長性を確保します。しかし、完全にデータを保護することはできません。たとえば、2台以上のドライブが故障すると自力でデータを取り戻すことは困難となります。 そのため常にバックアップを取ることを推奨します。
ここでは RAID1で障害が起きる原因について説明していきます。
RAID1の最たる故障原因は、RAID1を構成するストレージドライブの故障です。これは大きく分けると「論理障害」と「物理障害」に分けることが出来ます。
①論理障害
論理障害は、RAID1を構成するファイルシステムやパーティションテーブルなど、データの整合性が乱れている状態です。主な原因は次のとおりです。
・データ読み書き中の電源遮断(強制終了)
・ディスクの順番を間違えて入れ替える
・マルウェアに感染
・リビルドに失敗
・操作ミスによるファイルの誤削除
・ディスクの不適切な取り外し
通常、論理障害を起こした場合、ドライブを新しいものと交換し、再構築(リビルド)することで対応できます。しかし、これを行うとデータは失われます。なぜなら、これはあくまで「機器の起動」を優先した方法であって、バックアップデータがあることが大前提となるからです。
また、ほとんどのデータ復元ソフトは、RAID崩壊を起こしたドライブからのデータ復旧に対応していません。それにもかかわらず、むやみにドライブを取り外し、修復を試みようとすると、データの上書きが進んでしまい、データが完全に消失するリスクがあります。
安全にデータを取り出す場合は、データ復旧の専門業者まで対応を依頼するようにしましょう。
②物理障害
RAID1の物理障害は、RAIDを構成するドライブ(HDD/SSD)自体が物理的に損傷し、一部ないし全体のデータを取り出せない状況を指します。
なお、物理的に破損したドライブは、自力で修復することはできません。このような状態でデータ復旧を行う場合、データ復旧の専門業者まで対応を依頼することがマストとなります。
RAID1の代表的な物理障害は次の通りです。
経年劣化
RAIDを構成するドライブは、おおむね3~5年ほどで経年劣化します。もっとも、RAID1はデータを保護するシステムが搭載されており、1台までのドライブが経年劣化を起こしても、問題なく作動できます。しかし、その反面、障害が発生しても気づきにくく、1台のドライブが経年劣化してもそのまま運用を続けた結果、2台目も故障してしまい、RAID崩壊を起こすケースが後を絶ちません。
物理的衝撃
RAIDを構成するHDDは、とても精密な構造をしており、わずかな衝撃で容易に破損します。つまり、地震などの災害で複数台のHDDが同時に破損すると、あっという間にRAID崩壊を起こしてしまい、データを読み込めなくなってしまうのです。
これはRAID機器の弱点のひとつであり、それゆえにバックアップは、さまざまな場所の、さまざまなメディアに分散保存することが要となってくるわけです。
物理障害にも対応した、技術力が高いデータ復旧業者を選ぶポイント
③RAIDコントローラ故障
RAID コントローラーとは、RAIDシステムを管理するハードウェアです。
ここが何らかの原因で不具合を起こすと、データの整合性や冗長性を維持することができなくなり、データの損失やシステムダウン、つまりRAID崩壊を引き起こす可能性があります。
RAIDコントローラーの故障は、ハードウェアのトラブルやソフトウェアのバグなどによって引き起こされる可能性があります。
ファームウェアのトラブル
RAIDコントローラーのよくある故障原因は「ファームウェア破損」です。
ファームウェアとは、RAIDを構築・管理するソフトウェアで、RAIDコントローラーに搭載されています。ここにバグが発生すると、正常にRAIDが認識されません。
この場合、下記の対処によって、問題が解決することもあります。
・ファームウェアのアップデート
・RAIDアレイの修復・リビルド
しかし、ハードウェアに問題がある場合、ファームウェアのアップデートを行っても改善されません。むしろ状態が悪化する恐れがあります。
つまり「自力で対応できない」「問題が特定できない」場合、不用意な操作を行うと、データの上書きやストレージの破損が進む恐れがあります。
原因が特定できない場合、専門業者まで対応を依頼することをおすすめします。
4. RAID崩壊とは?
データを安定して保存できるRAIDですが、過信するのは禁物です。なぜなら、RAIDを構成する各ドライブの寿命は平均5年程度しかなく、ある日突然「経年劣化」によって複数台のドライブが故障し、RAID崩壊を起こす恐れがあるからです。またRAID崩壊は「ドライブ交換時の不適切な再構築(リビルド)」でも生じるほか、「停電」「地震」といった不測の事態によっても引き起こされることがあります。RAID崩壊は決して珍しい現象ではありません。
RAID崩壊時の症状
RAID崩壊時の症状
もしRAID機器で次のような症状が起きている場合、RAID崩壊を起こしている可能性が高いと考えられます。
①NASやサーバーのディスプレイ画面に以下のエラーメッセージが表示される
・「RAID崩壊モード」
・「RAID Error」
・「x番のRAIDアレイ(=HDD/SSD)がマウントできない」
・「RAID構成が崩壊しています」
②NASやサーバのアクセスランプが赤く点滅している
③データや共有フォルダにアクセスができない
④サーバやNASに保存したデータが破損している
⑤ZWS Managerなど管理画面でHDD/SSDエラーが発生している
RAID崩壊発生時、必要以上に操作を加えると、内部のドライブが完全にクラッシュする恐れがあります。通電を控えた上、データの要不要に応じ、復旧業者に対応を依頼する必要があります。
ただし、RAID崩壊が発生した場合、RAIDレベルや、故障したドライブの数によって、データを回復できるかどうか異なってきます。RAID崩壊が発生し、迅速かつ確実にデータ復旧が必要という場合は、当社までご相談下さい。
当社ではRAIDについての研究を重ね、経験にも長けた専門チームが、迅速かつ的確な修復に当たります。
5. RAID1のデータ復旧方法
RAID1の復旧方法は、自力で復旧するか専門業者へ依頼するかの2択です。RAID1は2台のストレージ(HDD/SSD)に同じデータを書き込むため、自力で復旧しようとして状態が悪化した場合、他のストレージ(HDD/SSD)へデータ障害が広がる可能性が高いです。
安全にデータ復旧をしたい方は、データ復旧業者への相談をおすすめします。
RAID1のリビルド
RAID1のリビルド
RAIDが正常に機能しなくなった場合、バックアップデータを用いて、RAIDを再構築することで機器を復旧できる場合があります。
RAID1のリビルド手順は次のとおりです。
1. 新しいディスクドライブを 接続します。
2. RAID コントローラを管理するソフトウェアを起動します。
3. 再構築する RAID アレイを選択します。
4. リビルドプロセスを開始します(モニターからリビルドの進行状況を追跡できます)
5. 無事リビルドが完了すると、新しいディスクドライブが RAID 1の一部となります。
ホットスペアの交換
ホットスペアの交換
ホットスペアとは、RAID構成のデータ冗長性を確保するために備えられた予備のハードディスクです。ホットスペアがある場合、 RAID故障時も、ホットスペアの交換により、機器を復旧させることが出来ます。
データ復旧・復元ソフトの使用
データ復旧・復元ソフトの使用
RAID1に障害が発生した際、RAID1を復旧する選択肢としてデータ復元ソフトを挙げられる方も多いです。 しかし、データ復元ソフトはRAID1の障害発生時は使用を控えることをおすすめします。PCでデータを削除してしまったなど、簡易的なトラブル時は手軽に復元できますがストレージ(HDD/SSD)自体に障害が発生していると復旧させることができません。大切なデータをRAID1で管理している場合はソフトを使用したデータ復元は控えましょう。
データ復旧業者に相談
データ復旧業者に相談
「大切なデータが保存されていて安全に復旧したい」「ご自身での復旧作業に不安がある」などの場合はデータ復旧専門業者への相談をおすすめします。 個人で対応が難しい物理的な障害やソフトで復旧ができない重度の論理的な障害(システムの障害)にも対応が可能です。
●データ復旧サービスのメリット
・個人での対応が難しいRAID機器(サーバ、NAS)復旧にも対応
・故障の原因や症状を専門家が特定し適切な処置が可能
●データ復旧サービスのデメリット
・ソフトよりもコストがかかる
・復旧業者によって「技術力」に差がある
データ復旧業者の中には、復旧依頼前にもかかわらず、初期診断・見積りの時点で費用を請求する業者もあるため、業者選定時には注意しましょう。
デジタルデータリカバリーでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、弊社のデータ復旧専門のアドバイザーが簡易的な診断と今後の対応方法について無料でご案内いたします。また、機器別の専門のエンジニアによる無料初期診断を行っており、初期診断で故障原因を特定した後、データ復旧作業を行います。
6. RAID1のデータ復旧は当社にお任せください
当社では、全RAIDレベルに対応しており、これまでのRAIDの累積ご相談件数は、実に13,263件を超えています。
こうした数多くのご相談の中で培われてきた、高い技術力や正確な診断により、復旧率は95.2%を実現しています。
なお、当社では市販ソフトでは対応していないRAID構成に関しても独自のツールを使用して対応できるため、たとえ他社で復旧できなかったRAIDも多数復旧してきました。
もしRAID1に異常が発生した際は、電源の入り切りなどの応急処置を試さず、まずは当社へご相談ください。
2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
多数のメディアにて紹介されています
7. RAID機器の修理とデータ復旧の違い
RAID機器でエラーが発生し、正常に使用できなくなった場合、データの要不要に応じて「修理」するか「データ復旧」するか、大きく変わってきます。
「機器」を元通りに運用する場合は「メーカー修理」
「メーカー修理」は、障害が発生した機器の動作を元どおりにするサービスであり、保証期間内であれば、メーカーの修理サービスを受けることで「機器」を復旧させることは可能です。しかし、メーカーは、ハードウェア修理を前提としており、「データ」の復旧を行うことは原則として出来ません。多くの場合、機器の状態は工場出荷状態に戻ってしまうため、本来は救出できたはずのデータも永久に失われてしまいます。「機器内のデータを失いたくない」または「バックアップデータが古い」場合は、データ復旧の専門業者まで対応を依頼するようにしましょう。
「データ」を元通り活用したい場合は「データ復旧」
RAIDは独自のファイルシステムを採用しており、市販のデータ復旧ソフトで対応することは原則できません。そのため、RAID機器からデータ復旧を行うには、データ復旧の専門業者まで対応を依頼する必要があります。ただし、RAIDレベルごとにデータ復旧難易度は異なっており、発生している障害のレベルや、依頼先の業者の技術力によっても、データ復旧の可能性は大きく変わってきます。データ復旧の専門業者に相談する際は、RAIDレベル、および機器の状態をあらかじめ整理したうえで伝えると円滑な対応が可能です。
当社では、全レベルに対応しています
デジタルデータリカバリーでは、RAID0、RAID1、RAID5、RAID6、RAID10(1+0)、RAID01(0+1)、その他レベルも含め、各RAID機器のHDD/SSD復旧実例多数があります。どのRAIDの種類が壊れても、修復可能ですが、各RAIDレベルごとに、復旧方法が全く異なります。
これらの情報がないと、間違えてデータを削除してしまったり、復旧できたはずのものが、できなくなってしまったりする恐れも有ります。お問い合わせの際には、機器の種類とRAIDレベルを、データ復旧アドバイザーにお知らせください。
もちろん、RAIDを使っているけれど、詳しいことはわからないという方でも問題ありません。 おわかりになる範囲でお話頂ければ、その場でお答えいたします。合わせて、お客様のトラブル状態で、復旧が可能かどうかや、金額・期間も詳細にお伝えすることが可能ですので、まずは、お電話ください。なにより、故障したRAIDを、そのままにして稼働を続けることが、もっとも危険な状態となります。
8. RAID1の復旧に必要な技術
障害の特定とクローン作成
RAID1の復旧作業を正確に行うには、RAID構成の特定やファイルシステム異常の精査のほか、HDD/SSD自体の障害の見極めが必要になります。
もちろんHDD/SSDの復旧と言っても、その症状は非常に多岐にわたり、各HDD/SSDの状態によって情況も大きく異なっていきます。そのためRAIDの復旧はHDD/SSDのデータ復旧率が高い専門業者でなければ難しいといえるでしょう。
なお、当社ではリスクを最大限軽減するため、RAIDの組み直し作業を行う前に、お客様のHDD/SSDから完璧なクローンをセクタ単位で作成してから復旧作業を行っています。
RAID1の復旧においては、当社のトップエンジニアが障害の診断を無料で対応させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
※法人のお客様は出張診断も無料で対応しております。
RAIDレベルの把握
データ復旧に必要な分析力や技術力に乏しい業者は、データの配置などからRAIDの正しい組み方を解析する事ができず、誤った復旧処置をしてしまう可能性があります。
また、担当者の方が認識しているRAIDレベルと、実際に組まれているRAIDレベルが異なることがあります。
復旧作業に当たっては正確なRAIDレベルとHDD/SSDの順番を把握するなど、細心の注意を払うことによって、当社では高い復旧率を実現しています。
なお、当社のエンジニアであれば全RAIDレベルに対応が可能なため、RAIDレベルの正確な診断が可能です。もしRAIDレベルの判断が難しい場合は、専門のエンジニアが的確なサポートをさせていただきます。
9. RAID1で障害が起きた時の注意点
RAID崩壊などによりアクセスができなくなった場合、さまざまな修復方法がありますが、たとえそれが正しい情報であっても、用途を間違うとデータが消失してしまう恐れがあります。特に、以下の4つの点に注意してください。
通電を続けない
RAID1は、1台のHDD/SSDが故障しても稼働し続けることが出来るため、障害を見落としやすく、障害が発覚した時点で「すでに2台とも壊れている」という場合が殆どです。
たとえこのような状態でHDD/SSDを取り外し、パソコンに単体接続しても、2台とも壊れているため、データを見ることは出来ません(そもそもRAID構成のHDD/SSDはパソコンに単体接続しても通常ディスクとして認識されません)。それどころか、障害が発生したHDD/SSDを通電させることによって、障害を悪化させてしまう恐れがあります。
リビルド・データの再構築をしない
「リビルド」は、RAID障害発生時に、安易に試してしまいがちな手法です。
実際、メーカー側はRAIDに異常が発生した場合にリビルドを勧めることがありますが、そもそもリビルドの本来の目的は「HDD/SSDのRAIDに関する情報を新しく書き直して、サーバを正常に動かす」ことです。つまりデータ復旧を念頭に置いていないのです。
またリビルドはHDD/SSDに非常に負荷がかかる上に成功率が低く、さらなる症状悪化を招くことがあります
とくにRAID1でリビルドに失敗した場合、全てのHDD/SSDに破損したデータが上書きされることで、復旧不可能に陥る恐れがあります。
リビルドの失敗事例
RAID1に組み込まれている複数のHDD/SSDは、いずれも同時期に製造されているため、リビルド中に別のHDD/SSDにも不具合が発生すると、データの構成が崩れて障害が悪化する。
サーバーから取り外したHDD/SSDを間違えた順番で差し込むと、異常を察知したサーバが自動的にリビルドを開始してしまうので、誤った上書きによってデータが消失する。
別のRAIDレベルと勘違いし、誤ったリビルドをかけた結果、データが見られなくなる。
リビルドで状態が悪化する理由として、以下のリビルド失敗事例が挙げられます。
リビルドを試した後、状態が悪化した機器を復旧する場合、当社であっても復旧までの工数が多くなり、復旧料金が高額になることがあります。
RAIDカードの交換をしない
RAID1が壊れた時、RAIDカードを新しいものに交換される方は少なくありません。しかし、RAIDカードには特殊な物が多いため、注意が必要です。
もし互換性のないRAIDカードでRAIDを構成し直すと、HDD/SSDに不具合がなくても、データの読み取りができなくなる恐れがあり、状態が悪化する可能性があります。
HDD/SSD内部にもファイルシステム異常などの障害が併発している場合、たとえRAIDカードが一致していたとしてもデータを見られるようにはなりません。
ファームウェアのアップデートを行わない
RAID1が正常に読み込めない環境で、メーカーサイトの情報を参考にし、ファームウェアのアップデートを行うと、ディスク上の情報が誤って書き換えられ、RAID構成が失われることがあります。
またアップデート後、OSが正常にHDD/SSDを認識できなくなることがあり、突然「フォーマットしますか?」と表示され「はい」をクリックしてしまったために、全てのディスクが初期化されてしまったという事例もあります。
繰り返しになりますが、RAID1で削除・上書き・フォーマットを行うと全てのHDD/SSDに誤操作が反映されるため、オリジナルのデータは失われてしまいます。
データを損失してしまった場合は自己流の対応は避け、当社までご相談ください。
10. 当社が選ばれる理由
① 無料サービスで安心安全データ復旧
専門アドバイザーへの電話相談が無料
当社にはNAS・サーバー専門アドバイザーが在籍しており、24時間365日ご相談を受け付けております。
突然サーバーにアクセスできなくなったり
突然NASが認識しなくなった など...。
突然のトラブルをご相談いただければ専門的知識を持ったアドバイザーが丁寧に対応させていただきます。
初期診断・見積もりが無料
NAS・サーバーの破損箇所を特定し、復旧の可能性を明確にするために当社のトップエンジニアが初期診断を行います。この工程で正確に判断できないと誤った方法で復旧(復元)作業を行ってしまうためデータを失う可能性があります。
診断結果から割り出された復旧確率やNAS・サーバーの破損具合に合わせたお見積書を無料でご提供させていただいております。
出張サービスが無料(法人様限定)
厳重なセキュリティで管理されており規則上、
・持ち出しが出来ないサーバやNAS
・物理的に持ち出しが難しい大型サーバやNAS
をお持ちの法人様については弊社エンジニアが お客様ご指定の場所まで伺い、診断から復旧作業まで行います。
② 徹底されたセキュリティ
Pマーク・ISOを取得
当社はPマーク(プライバシーマーク)と国際標準規格のISOを取得しています。
Pマークとは、個人情報の取扱を適切に行っているかどうかを財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)による認定を受け取得できるものです。
ISOとは、世界162ヶ国(2018年1月)の加盟国が参加し国際標準規格を策定している品質規格のことです。
業界でこの2つを併せ持っている会社は非常に少なく、情報に対する品質が世界標準レベルであるという証明でもあります。
国際空港レベルのセキュリティゲート
当社のオフィスには金属探知ゲートと第三者機関の警備員が配置されており、
・社外から一切記憶媒体を持ち込まない
・社内からお客様情報を持ち出さない
ことを徹底しています。 お客様・従業員を問わず、セキュリティゲートでの入退室チェックを行いセキュリティ対策には万全を期しています。
11. 当社ではRAID専門のアドバイザーが対応します
当社では他社復旧不可のRAID1も多数復旧しているほか、法人様のサーバや持ち出せない機器の場合は、無料出張診断も行っています。
「RAID1を使っていて故障してしまった」「どのRAIDレベルを使用しているか分からない」など予期しない事態が発生し、データを消失してしまった場合は、個人で無理な復旧は試みず、当社までご相談ください。
お電話またはお問合せフォームよりご連絡いただければ、RAID専門のデータ復旧アドバイザーが、お客様の情況を伺った上で、考えられる状況やシチュエーションに見合ったご提案をさせていただきます。
12. 対応メーカー例
BUFFALOやI-O DATAをはじめ、各種メーカーに対応
様々なNAS・サーバーから復旧できる可能性があります!
- Buffalo
- I-O Data
- DELL
- hp
- FUJITSU
- QNAP
- IBM
- Thecus
- PROMISE
- ASUS
- Lenovo
- センチュリー
- Acer
- Epson
- CineRAID (シネレイド)
- D-RINK
- DATA TALE
- プリンストン
- asi
- G-Technology
- iomega
- NEC
- Logitec
- HITACHI
- Lacie
- TOSHIBA
- Western Digital
- Seagate
- Apple
- corega
- Sony
- NETGEAR
- COMPAQ
- Epson Direct
- SAMSUNG
- CENTURY
13. ご利用いただいたお客様の復旧事例
数年単位の研究データもスピード復旧を実現
数年単位の研究データもスピード復旧を実現
京都大学 科学研究所 准教授
笹森 貴祐様
タイトル | |
機器名 | BUFFALO製 HD-WIU2/R1 |
容量 | 500GB×2(RAID1) |
"RAIDを完全に信用していたため、まさかデータが見られなくなることがあるなんて思ってもいませんでした"
中に入れていたデータは、数年間の研究データや再現のきかない過去の学会の写真や音声、翌月に控えていた学会発表のデータであったため、藁にもすがる思いで対応してくれるデータ復旧会社をネットで探しました。急いでいたものの、重要なデータなので信頼して預けられるよう、いくつかのホームページの中からセキュリティや今までの実績が高い会社を探して、御社のサービスを選びました。 また、セキュリティや復旧実績に加えて夜遅くまで対応してくれたという部分も選んだ理由の一つです。 結果として、データもほぼ100%戻り、翌月の学会にも無事間に合いました。一時はどうなることかと不安でいっぱいでしたが、御社にお願いして良かったです。本当に感謝しています。
14. 復旧をご依頼のお客様から喜びの声が到着
15. はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
16. 技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。
おさえておくべきポイントはこちらです。
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
17. データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社は14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2017年)
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計36万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も5,700件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
18. データ復旧の流れと料金
① データ復旧の流れについて
② データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1
総ディスク容量
どれくらいの大きさか? -
2
故障箇所
どこが壊れているか? -
3
難易度
どれくらい壊れている? -
4
工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額が気になる方は、まずお電話下さい。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 | 1TB以上 | 20,000円〜 |
500GB以上 | 10,000円〜 | 2TB以上 | 30,000円〜 |
500GB未満 | 5,000円〜 |
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
19. よくある質問
Q: NAS・サーバーに異常が生じてしまっているが、どのような対応をしたらいいかわかりません...。
A: ご安心ください。NASやRAID機器など、複数台共有で使用するサーバー機器からもデータ復旧実績が数多くあります。「サーバーにアクセスできなくて、仕事が止まっている。どうすればいいかわからないがとにかく何とかしたい!」というお急ぎのお客様は今すぐお電話下さい。最短30分診断、即日復旧も可能です。
Q: まず直るかどうか知りたいのですが、診てもらうのにお金はかかりますか?
A: いえ、かかりません。お客様の機器を実際にチェックしてみて初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、チェックが終わるまでは一切費用は頂いておりません。
※御郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ、機器の返送費用だけご負担頂いておりますのでご了承ください。
Q:会社で使っている機器なので情報漏えいが心配です。預ける前に機密保持誓約書を出してもらえますか?
A: はい、お出しいたします。私たちはお客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、プライバシー・機密情報の保護を最優先に考えております。
上記以外のよくある質問はこちら
20. 関連リンク
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