エンタープライズ向けサーバの復旧について

復旧率最高値
  
95.2%
  

2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)

エンタープライズ向けサーバの復旧

NAS機器と異なり、エンタープライズ向けサーバの復旧は、パターン化できないユニークの復旧作業となります。お客様ごとにサーバの組み方(HDDの台数やRAIDレベル、ホットスペアの有無や仮想化など)が異なるためです。
こうした更に、エンタープライズ向け機器の場合、HDDの台数が多いことから、データ救出のために、より複雑な作業が必要となります。

全てユニークの設定だから
実は復旧できる業者が少ない

当たり前の事ではあるのですが、エンタープライズ向けのサーバは、各企業が目的や規模に沿って導入するため、筐体が同一のものであっても、HDDの台数や、RAIDの組み方、ホットスペアの数、仮想化の方法やパーテーションの区切り方が異なります。パッケージ化されているNAS機器と異なり、画一的な対応を取って復旧できる可能性は極めて低いです。データ復旧業者の中でも、NAS機器と異なり、エンタープライズ向けサーバの復旧を請け負っていると大っぴらに告知しているサイトは少なく、その難易度の高さを物語っています。

では、どういった企業ならエンタープライズ向けサーバであっても復旧が出来るのでしょうか。
実は、とても簡単に見分けることができます。

HDDのデータ領域の情報まで解析して復旧ができるか否か、です。


左図をご覧ください。これは、HDD内を概念的に表した図です。RAIDを組んでいる場合、RAID情報と呼ばれるデータがRAIDを構成しているHDDのどこかに書かれています(ただし、ファイルシステムなどにより、RAID情報が書かれている場所は異なるため、このRAID情報が書かれている場所を見つけ出すだけでも技術力が必要となります。左図はあくまで参考としてご覧ください)。
通常、RAIDが正常に機能している場合、HDD内のRAID情報は正しい情報であり、そのRAID情報を元にHDDは動作します。しかし一度何かしらの原因でRAIDが正しく機能しなくなると、このRAID情報が書き変わる事が多くあります。たとえば、障害発生後の電源の入り切り操作や、HDDの入れ替えなどです。こうした作業により、RAID情報が書き変わり、上書きされてしまうと、当然のことながらRAIDは正しく機能しなくなります。

もちろん、メーカー側もどこにRAID情報が書かれているのか等はわからないため、ここでデータ復旧業者の出番となりますが、残念なことに、データ復旧業者でも、ここまで障害が悪化すると、手がつけられない業者が殆どです。

では、この状態からどのように復旧するのでしょうか。

当社では、RAID情報はもちろん参考にしますが、RAID情報だけでなく、HDD内のデータ配列からRAIDレベルやHDDの台数、当該HDDのRAID内での番号を割り出し、クローンHDDを使用して仮想的にRAIDを組み直します。 簡単に書いてはいますが、実際の作業は非常に地味で、根気のいるものです。 0と1で成り立っているデータを一旦16進数に変換し、その文字列1つ1つを専門の技術員が目で追っていきます。デジタルデータの復旧ですが、復旧方法は非常にアナログです。しかし、その文字列1つ1つを見て、どこがおかしいか「判るか否か」が復旧できるかできないかの違いです。 復旧ソフトを使用してのデータ復旧と異なる、当社独自の復旧方法です。サーバ機器のメーカーや、HDDのメーカーでも、このような作業はできません。


容量の大きいサーバだからこそ
最先端設備が必要

当社では、お客様から復旧のご依頼を頂くと、まずはそのHDDのクローンを作成します。これは単なるデータコピーではなく、セクタ単位での情報の複製です。このクローンHDDを使用して復旧する事で、お客様のオリジナルHDDに長時間負荷をかけること無く、復旧作業が可能となります。では、このクローンHDD作成に、どれだけ時間がかけられるでしょうか。サーバですから、当然データ量も莫大となります。通常の設備でクローンを作成しようとすると、それだけで1日以上かかってしまう事は容易に想像できると思います。

しかし、当社では、最先端の設備を30台以上導入する事で、同時に約50台以上のHDDのクローンを、高速で作成する事が可能です。サーバトラブルの場合、PC1台の復旧よりも緊急度が高くなります。ご依頼の際は、クローン作成が同時に何台まで可能なのかの確認をしてください。もちろん、スピード重視だから、とクローンを作成しない業者は論外です。データ復旧…特にRAID機器の復旧はHDDに甚大な負荷がかかります。クローンを作成せず復旧作業を行えば、更なる障害を誘発します。必ず、クローンを複数台同時に作成し、復旧ができる業者へデータ復旧を依頼してください。 このクローン作成用の設備があれば、復旧完後も、時間をかけずにご納品用HDDにデータを移すことが可能です。データ復旧業者選定の際、必ずご確認下さい。

サーバに使用されているHDDは物理復旧が難しい

一口にHDDと言っても、メーカー・型番・シリーズごとに構成は全く異なります。HDDはマイナーチェンジが非常に多い機器でもあるため、同シリーズのHDDであっても、中の構造が異なることは珍しくありません。そして、サーバに使用されるHDDは、メーカー側で、より大容量で安定性の高いHDDが選別されています。
現在、RAIDを使用するサーバに多く使われていることが確認できているseagate社製のF3シリーズと呼ばれるHDDに関しては、特に高密度化が進んでいます。同じ大きさのプラッタ(ディスク)内に、より多くのデータを保存するには、データの記録密度を高くする必要があります。データの記録密度を大きくする場合、要素はトラック密度と線記録密度に2分されます。
トラック密度とは、プラッタ内に、どれくらいのトラックが書き込むことが出来るのかを指し、線記録密度とは、トラック1周あたりにどれくらいの量の情報が書き込めるのかを指します。Seagate社製F3シリーズのHDDの場合、このトラック密度が非常に高いです。通常、データの読み書きをする磁気ヘッドは、データを読む部分と書く部分が同じ幅を読み書きするように作られていますが、この大容量化されたHDDの場合、瓦書き方式(シングル磁気記録とも呼ぶ)にてデータが書き込まれます。読んで字のごとく、書き込み時、データを重ねて書き込むことでトラック密度を高くしています。そして、データの重なっていない狭い幅のデータを読み込むよう、読み込み用の時期ヘッドも非常に緻密に動くよう設計されています。

この、高密度・大容量化されたHDDの復旧は通常のHDDよりも非常に難しく、通常のHDDであれば2-3回壊れた部品の交換を行えば復旧できたものが、技術力とドナー選別力の低い業者ではたとえ20回部品交換をしても復旧できません。しかも、復旧作業を繰り返せば繰り返すほど、データの復旧率は低くなっていきます。詳細はこちらをご確認ください。
物理障害が発生した場合、データ復旧にはその障害が発生している原因を突き止め、解決する必要があります。よく例として出される磁気ヘッド破損の場合、数あるドナーの中からご依頼頂いたオリジナルHDDの部品と交換可能(互換性のある)なドナーHDDを割り出し、部品交換等の復旧作業を行います。先の通り、サーバに使用されるHDDはHDDの中でも緻密な設計となっている為、ドナーの選出が困難で、しかも復旧作業も熟練の技術が必要となります。 では、どのように技術力のある企業を見分ければ良いでしょうか。これは非常に難しいですが、2009年以降に販売されたモデルのサーバを復旧したことがあるか否かの復旧実績を確認するしかありません。最低限、物理復旧に必要な設備(クリーンルーム・クリーンベンチ)を有しているのか、という点は絶対に確認してください。あとは、その復旧実績で判断してください。


当社では、多くのサーバ復旧実績があります。プレスリリースや復旧実績等でも随時復旧が完了した案件についてお知らせしておりますので、是非一度ご確認ください。本当に復旧率が高く、機器を預けて良い企業か否かを判断するには、復旧実績が一番わかりやすいです。技術力の無い企業は、復旧実績の掲載ができませんし、実績を載せた所で難しい案件でない限り、その詳細を書くことはできません。
当社では、お電話いただければ専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、考えられる障害や概算の復旧期間・金額についてご案内する事が可能です。もちろん、トップエンジニアによる無料出張診断・復旧も可能ですので、是非一度ご相談ください。


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