- 社内サーバーが突然立ち上がらなくなった
- クラウド上の業務システムにアクセスできない
- Linux/Windowsサーバーが起動途中で止まる
こうした症状が発生したとき、システム全体の運用に支障が出るだけでなく、重要な業務データの消失や復旧までの業務停止といった深刻な影響が広がるリスクがあります。
本記事では、Windowsサーバー・Linuxサーバー・クラウド環境に共通して発生しうる「サーバーが起動しない」原因について、技術的背景から分類・整理しています。業務を止めないために、まずは原因を把握し、正しい対応に繋げましょう。
まずは無料の初期診断(24時間365日対応)を活用して、被害を最小限に抑えるための正しい状況把握をおすすめします。
目次
サーバーが起動しない原因の分類
サーバーが起動しないトラブルは、その裏に多様な原因が潜んでいます。ここでは、発生頻度が高く、復旧対応に大きく関わる主要な原因を6つに分類し、順に解説します。
電源問題
サーバーが起動しない最も基本的な原因の一つが、電源に関わる問題です。電源が正しく供給されていなければ、OSやハードウェアの診断以前にサーバーは動作しません。
よくあるトラブルとしては以下のようなものがあります。
- コンセントの抜け、ブレーカーの遮断
- UPS(無停電電源装置)のバッテリ劣化
- 電源ケーブルの断線や接触不良
- 電源ユニット自体の故障
電源ボタンを押してもランプが点灯せず、ファンも動かない場合は、まずこの電源周辺を確認することが重要です。
OSシステムの破損・ソフトウェア不良
ハードウェアに問題がなくても、OSやソフトウェアの不具合によりサーバーが途中で止まってしまうことがあります。起動プロセスが進まずブルースクリーンやエラーメッセージで停止する場合は、OS破損の可能性が高いです。
主な症状には以下が挙げられます。
- Windowsのブートローダー破損やシステムファイルの欠損
- Linuxでのカーネルパニックやドライバ不整合
- アップデートやパッチ適用の失敗
- ファイルシステムの破損(例:fsckが必要な状態)
論理障害に分類されるこの問題は、復旧ツールや専門的な知識を必要とするケースが多くなります。
設定ミス(構成の誤り)
設定変更後にサーバーが起動しなくなった場合は、人為的な構成ミスが原因かもしれません。特にOSの初期設定やアップグレード時に発生しやすい問題です。
よくある例は以下の通りです。
- BIOSやUEFIでの誤ったブート設定
- RAID設定ミスによるストレージ認識不可
- Linuxの/etc/fstab誤設定でのマウント失敗
- Windowsレジストリの破損
- sudoersファイルの編集ミス
誤設定はソフトウェア障害として扱われますが、修復には手順の正確な把握と操作経験が求められます。
クラウド環境特有の問題
AWS、Azure、GCPなどクラウドサーバーでは、仮想化とクラウド固有の制約が原因となり、起動できないことがあります。物理ハードウェアではなく構成情報やリソース管理が主な要因です。
具体的には以下のような問題が発生します。
- ストレージボリュームのアタッチミス
- インスタンスの容量・上限超過
- セキュリティ設定の誤り(SSH鍵、IAM権限など)
- クラウド側での障害やメンテナンス
クラウド環境は柔軟である反面、操作や構成ミスが原因となることが多く、管理者の設計・運用ミスが致命的になることもあります。
その他の要因
過負荷や外部からの攻撃によって、サーバーが異常停止し再起動できなくなるケースも存在します。これらは一時的な負荷だけでなく、システムそのものの破壊に繋がる重大なリスクを含んでいます。
代表的な事例には以下があります。
- 大量アクセスやリソース枯渇によるシステム停止
- DDoS攻撃によるサービス妨害
- マルウェア感染でOSが破損
- 自然災害による物理損壊や停電
特に情報セキュリティ面での対策と監視体制の強化が重要で、事前の予防策とともに、障害発生時の復旧フロー整備も求められます。
ハードウェア障害

サーバー内部の物理的な部品に不具合が発生すると、起動そのものができなくなることがあります。ハードウェアの不良は、突発的な故障や長年の使用による劣化により発生します。
具体的には以下のような症状が該当します。
- 電源ユニットの故障やケーブル不良
- HDDやSSDの物理損傷や論理障害
- メモリモジュールやマザーボードの故障
- 冷却ファンの停止による過熱
- RAIDコントローラカードの不良
これらの障害は、放置するとデータへのアクセス自体が不可能になる恐れがあるため、早期診断が求められます。
個人での対応が難しい「物理障害」とは?

結論から申し上げますと、サーバーのストレージ(HDDやSSD)に発生した物理障害は、原則として個人での対応が難しいものになります。なぜなら、物理障害を起こしたHDDやSSDの復旧には、以下のような高度な設備と専門技術が必要になるためです。
・手術室レベルに清浄なクリーンルーム環境
・数多くの復旧実績に裏付けられた精密な解析技術
精密機器であるHDDの復旧には高度な環境が必要

特にHDDはナノ単位で動作する精密機器であり、わずかなチリや指紋が付着するだけでも正常な読み書きができなくなることがあります。そのため、HDDを開封する際は、クリーンルームなどの専用環境と、精密機器に対応した専門的な技術が求められます。
また、復旧には製造年やメーカーごとに適合するドナー部品を取りそろえる必要があるほか、SSDの場合でも、内部の動作を制御する「ファームウェア」の解析を行う専用設備が必要になります。
安全かつ確実にデータを復旧するために

これらの準備が整っていない状態で個人が対応することは、さらなる破損リスクを高めてしまう危険性があるため注意が必要です。
このような理由から、物理障害が発生したHDDやSSDから安全かつ迅速にデータを復旧したい場合は、自力での対応を控え、信頼できるデータ復旧の専門業者に相談することが最も確実な方法になります。
まずは無料で相談してみることが重要

とはいえ、実際にお持ちの機器が復旧可能かどうか、どの程度の費用がかかるのか、復旧までにどのくらい時間が必要かといった情報は、診断を受けなければ判断できません。データ復旧を検討している場合は、まずは専門業者に相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、電話やメールによる無料相談を24時間365日受け付けています。状況に応じて、復旧の可否や見込みを丁寧にご案内いたします。
復旧前に実施すべきバックアップ・スナップショット対応
サーバーの復旧作業に着手する前に、必ず実施すべき重要な準備が「現在の状態のバックアップ取得」です。起動しない状態であっても、ディスク内部のデータは保持されている可能性があり、物理的に完全故障していない限り、その時点の内容を保存できます。
オンプレミス環境でのバックアップ手順
物理サーバーやオンプレミス(社内に設置されたサーバーなど、自社で管理するシステム環境)の仮想基盤にあるサーバーでは、まずディスクの内容を丸ごとバックアップするか、少なくとも重要なデータ領域のコピーを確保します。ハード障害がない限り、対象ディスクは読み取り可能な状態で残っているため、データ保全を最優先に対応しましょう。
- 対象サーバーの電源を切り、安全にディスクを取り外す
- 別のマシンに接続して、ディスクの中身をイメージバックアップツール(例:Clonezilla、Acronisなど)で保存
- RAID構成の場合はコントローラ管理ツールを使い、構成を維持したままクローン用ディスクを作成
- ディスク複製後は、バックアップ媒体を安全な場所に保管し、以後の復旧作業はコピー側で実施
クラウド環境でのスナップショット作成手順
クラウドサービスを利用している場合は、各クラウドベンダーが提供するスナップショット機能を活用します。仮想ディスク単位で簡単かつ迅速にバックアップを取得でき、オフサイト保管も可能なため、非常に有効です。
- AWSの場合:EBSボリュームに対してスナップショットを作成。インスタンス停止中でも稼働中でも取得可能
- Azureの場合:マネージドディスクのスナップショット作成、またはAzure Backupの復元ポイントを取得
- GCPの場合:Compute Engineの永続ディスクに対してスナップショットを作成し、必要に応じて新規ディスクとして再利用
- 取得したスナップショットは、新規インスタンスやディスクに展開してテスト・修復作業に使用可能
復旧前にバックアップを検証する方法
取得したバックアップやスナップショットは、できる限り別環境でリストアを行い、データの整合性や障害の再現性を確認しておくことが望ましいです。これにより、復旧作業に失敗してもデータの安全が確保されます。
- バックアップから一時的な検証環境(VMや物理マシン)を構築
- OSが正常に起動するか、エラーが再現されるかを確認
- 必要なファイルやサービスにアクセスできることをチェック
- 本番復旧に進む前に、別環境でのリストアが問題なく完了することを確認
復旧中の操作ミスやシステム負荷によって、かえって状態が悪化するリスクは常に存在します。特にRAID環境や物理故障が疑われる場合には、原本の損傷を防ぐためにも、イメージバックアップやスナップショットの取得は必須です。「データの保全」を最優先に、復旧作業を慎重に進めてください。
サーバーが起動しない原因の診断と確認手順
サーバーが起動しない場合、まずは状況の正確な把握と原因の切り分けが重要です。適切な診断を行うことで、復旧に必要な対応を迅速に進めることができます。以下では、ハードウェア・ソフトウェア・設定・クラウド環境など、各視点からの基本的な確認手順を紹介します。
電源とハードウェアの基本チェック手順
まずは最も基本的な部分である、電源供給と物理ハードの状態を確認します。これにより、電源系統のトラブルやハードウェア故障を早期に見極めることが可能です。
- サーバーの電源インジケータ(LEDランプ)が点灯しているかを確認する
- まったく点灯しない場合は、電源ケーブル、コンセント、電源ユニットの状態を順に確認
- 内部の配線やメモリ・ストレージ・拡張カードが正しく挿入されているか目視で確認
- 電源が入ってもエラー音やLEDコードがある場合は、マニュアルを参照して故障箇所を特定
BIOS/UEFI設定の確認方法
電源が入った場合、次にBIOS/UEFIの画面まで進むかを確認し、起動設定の誤りがないかを調べます。設定ミスにより起動できないケースは意外と多くあります。
- 電源投入直後にF2やDelキーを押してBIOS/UEFI設定画面に入る
- ブートデバイスの順序を確認し、起動対象のディスクが正しく設定されているか確認
- BIOSに搭載されている診断機能を使い、メモリやストレージに異常がないか確認
- 設定が初期化されていた場合、CMOS電池の劣化や故障の可能性もあるため交換を検討
起動途中のメッセージの読み取りと分析
サーバーがBIOS画面から先に進まない、または異常なエラーメッセージが表示される場合は、その内容からトラブルの範囲を絞り込むことができます。
- 起動時に表示されるメッセージやエラーコードを正確に記録する
- 代表的なエラー:「Boot Device Not Found」「Operating System not found」「Kernel panic」など
- RAID環境の場合、RAID BIOSにて構成エラーやリビルド失敗がないか確認
- 記録したメッセージをもとに、関連する故障や設定ミスの可能性を検討
リモート管理ツールでのログ確認手順
iDRACやILOなどのリモート管理機能がある場合、OSが起動しなくてもログ取得が可能です。遠隔からの確認で安全かつ詳細な情報が得られます。
- iDRACやILOにアクセスし、イベントログやハードウェアログを開く
- SMARTエラーや温度異常、ファン停止、電源異常などの履歴を確認
- リモートコンソール機能でブート状況をリアルタイムに確認する
- 異常のあるパーツが特定された場合、交換や保守対応を検討
ソフトウェア起因の確認とセーフモード起動
ハードウェアに問題が見つからず、BIOSも正常である場合は、OSやソフトウェア構成に起因するトラブルが疑われます。セーフモードでの起動を試みましょう。
- WindowsではF8キーなどでセーフモードを選択して起動を試みる
- 起動できた場合は、最近追加したドライバやソフトウェアが原因の可能性が高い
- Linuxではシングルユーザーモードやレスキューモードで起動し、不要なサービスを無効化
- カーネルや設定変更直後であれば、元の設定に戻せるかを検討する
システムログからの原因分析方法
OSが完全に起動しなくても、ログファイルには重要な情報が記録されている場合があります。ログ解析によって障害原因を特定する手がかりを得ましょう。
- WindowsではセーフモードやPE環境から「Event Viewer」でイベントログを確認
- Linuxでは/var/logやシリアルコンソールログを確認し、カーネルパニックやサービス停止箇所を探す
- 「journalctl」や「dmesg」コマンドを使い、起動中に発生したエラーの詳細を調べる
- ログから「認識できないディスク」や「マウント失敗」など具体的な障害情報を特定
クラウド環境での起動失敗診断の進め方
クラウドサーバー(AWS、Azure、GCPなど)では、プロバイダが提供する診断情報やログを活用し、仮想インスタンスの状態を把握します。
- AWSでは「ステータスチェック」でインスタンスまたはシステムレベルの障害を確認
- CloudWatchで直前のCPU使用率やディスクI/Oの異常を確認する
- コンソールスクリーンショットやシリアルコンソール出力でブートログを確認
- AzureやGCPでも同様に、診断サービスやシリアルポート出力を有効にし、詳細ログを収集
上記の診断ステップを順に実施することで、起動障害の原因がハードウェア・ソフトウェア・設定・クラウド構成のどこにあるのかを切り分けることが可能です。診断に自信がない場合や時間的制約がある場合は、専門のデータ復旧業者へ早めに相談するのが安全です。
各環境別の復旧手順
サーバーが起動しない場合、まずは原因を特定したうえで、OSや環境に応じた復旧手順を選択する必要があります。
以下では、WindowsサーバーおよびLinuxサーバーについて、オンプレミス環境とクラウド環境の両方に対応した復旧手順を詳しく解説します。作業に入る前には、必ずディスクのバックアップやスナップショット取得を行ってください。
Windowsサーバーの復旧手順
Windows Server 環境では、回復環境やコマンドラインツールを活用することで、OSやブート構成の修復が可能です。クラウド環境でも、各ベンダーの提供する復旧機能を使ってディスク単位での修復が行えます。
- F8やインストールメディアを使ってセーフモードまたはWindows回復環境から起動し、「スタートアップ修復」や「前回正常起動時の構成」を試す
- 回復コンソールのコマンドプロンプトから「bootrec /fixmbr」「/fixboot」「/rebuildbcd」などを実行し、ブート構成を修復
- sfc /scannowでシステムファイルの整合性をチェックし、問題のある更新プログラムのアンインストールやレジストリの復元を行う
- chkdsk /fを使ってファイルシステムやストレージの不整合を修正。物理故障が疑われる場合はディスクを交換し、バックアップから復元
- AWS・Azure・GCPなどのクラウド環境では、OSディスクを別のVMに接続しオフライン修復を行い、修復後に元のVMへ戻す
- 修復後はサーバーを再起動し、OSとサービスの正常動作を確認。セーフモードやイベントログで再度エラーの有無をチェック
Linuxサーバーの復旧手順
Linux環境では、GRUBやfstabなどの設定ファイル、カーネルの状態、ファイルシステムの整合性を重点的に確認します。クラウド上でも、ディスクを一時的に別のVMにアタッチすることで修復操作が可能です。
- GRUBメニューから「single」や「rescue.target」でシングルユーザーモード起動し、不要なサービスや設定変更を無効化
- ライブCDやUSBでブートし、chroot環境でGRUBを再インストール後、update-grub等でブート設定を再構築
- fsck.ext4などでファイルシステムチェックを行い、ルートパーティションの不整合を修復(事前にバックアップ取得)
- /etc/fstabやネットワーク設定など、起動に影響する設定ファイルをレスキューモードで編集・修正
- RAID障害時は故障ディスクを交換しリビルドを行う。メモリやマザーボードなどの部品交換時は慎重に実施
- クラウドでは問題ディスクを別のVMにアタッチして修復後、元のVMに戻すか、スナップショットから新規VMを構築
- 最終手段として、新しいOSを再インストールし、バックアップから必要な設定やデータを戻す
どの環境でも、復旧の基本は「原因に応じて段階的にシステム構成を立て直すこと」です。データ損失リスクがある操作では、必ず事前にスナップショットやイメージバックアップを取得し、慎重に作業を進めましょう。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
「自力での対応に不安がある」「最も適切な手段でデータを取り出したい」と感じている方は、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。
データ復旧は「一発勝負」とも言われるほど慎重な対応が求められます。
- 「ストレージ(HDDやSSD)に障害が起きたかもしれない」
- 「できるだけ安全にデータを復旧したい」
そう感じた場合は、極力手を加えず、実績と技術力のある専門業者に早めに相談することが重要です。専門のデータ復旧業者では、経験豊富なエンジニアが正確な初期診断を行い、障害の原因を迅速に特定できます。復元ソフトや修復ツールでは対応できない物理障害や、重度の論理障害に対しても、専門技術を活かしてデータの復旧を実現します。
ただし、技術力や設備が不十分な業者に依頼してしまうと、不適切な作業によってデータが完全に失われるリスクもあるため、業者選びは慎重に行うことが大切です。
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はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧件数割合91.5%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計46万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
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500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
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電話番号:0800-333-6302
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。