ある日突然エラーメッセージが現れ、共有フォルダにアクセスできなくなると、業務やプライベートに必要なファイルを閲覧できません。特に業務中に共有フォルダにアクセスできなくなると、業務が滞ってしまったり、取引先に迷惑をかけてしまい、会社に損失が出てしまうこともあります。
ただし共有フォルダの保存先は様々で、パソコン本体に保存していることもあれば、NASサーバーに保存されている場合もあります。特にNASサーバーの場合は、誤った手順でデータ復旧を行うと、共有フォルダのデータが消失する恐れがあります。したがって個人で復旧を試みることはお勧めできません。
本記事では、共有フォルダにアクセスできない原因やデータ復旧方法をご紹介します。まずは共有フォルダにアクセスできない原因を正しく把握し、解決策を考えましょう。
特に「大切なデータを取り戻したい」場合、一度データ復旧業者で無料の初期診断を受けてみましょう。デジタルデータリカバリーでは、24時間365日復旧相談を受け付けており、トップエンジニアによる無料初期診断もあわせて行っています。お気軽にご活用ください。
目次
共有フォルダとは
共有フォルダとは、複数のユーザー間でファイルを共有したり、情報を共有するために使用されるフォルダです。
共有フォルダを使用することにより、複数のユーザー間でファイルやデータを簡単に共有できるようになります。いわゆる「社内サーバー」というのは、ほぼ共有フォルダと同義で扱われることも少なくありません。
共有フォルダのメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。
共有フォルダのメリット | 共有フォルダのデメリット |
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代表的な共有フォルダと利用例
共有フォルダが用いられるケースを3つご紹介します。
NASの利用
Network Attached Storage(NAS)とは、ネットワーク接続されたストレージ装置のことです。NASは、複数の端末からデータへのアクセスを可能にするために使用され、主に家庭や企業のネットワーク内で使用されます。
各メーカー、各ブランドごとのNASの故障原因や対処法、データ復旧(サルベージ)方法については下記を参照してください。
Windows PCの標準機能
Windowsには、共有フォルダを作成することが可能な機能が搭載されています。
共有フォルダを作成して、パスワードを設定しておくと、パスワードを知っている人だけが共有フォルダのファイルをやりとりできるようになります。
Windowsのパソコンで共有フォルダを作成するには、次のような手順を踏みます。
- Windowsキー + R を押して「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」をクリック
- 「共有と同期」をクリック
- 「共有フォルダを有効にする」をクリック
- 「共有フォルダを作成」をクリック
- 「フォルダの場所」からフォルダを選択
- 「共有フォルダの名前を入力」し、「共有」をクリック
- 「共有フォルダの設定」を選択
- 「権限を設定する」をクリック
- 必要な権限を選択して「OK」をクリック
- 「共有」をクリックしてフォルダを完成させる
クラウドストレージ
クラウドストレージとは、クラウドサービス上にストレージを提供するサービスのことです。 クラウドストレージを利用すると、ネットワークを介してデータを保存し共有できるようになり、インターネット経由でアクセスできるようになります。
代表的なクラウドストレージには「Google Drive」「Amazon AWS」などがあります。
クラウドストレージはデータ共有が容易に行えるため、チームでの利用も可能です。またNASなどを使用した共有方法とは異なり、同一のネットワークに接続する必要がないので、社外や自宅、外出先でもデータの共有が可能です。
共有フォルダにアクセスできない時のエラー表示例
共有フォルダにアクセスできない時、エラーが表示されることがあります。エラーの内容は次のとおりです。
- アクセスが拒否されました。このフォルダにアクセスする権限がありません。
- アクセスできません。このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。
- アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。
- ユーザー名またはパスワードが正しくありません
- ¥¥ファイルサーバー にアクセスできません
- ¥¥192.168.にアクセスできません
- ネットワークパスが見つかりません
- エラーを特定できません
上記のようなエラーメッセージが表示される場合、使用しているPCやNASに障害が生じている可能性がありますので、操作を控え、データの要不要に応じて専門業者に対応を依頼するのを検討しておきましょう。
共有フォルダにアクセスできない原因
共有フォルダにアクセスできない主な原因は次のとおりです。
①ネットワークの問題
「ネットワークパスが見つかりません」などのエラーメッセージが表示されて共有フォルダにアクセスできない場合、ネットワーク設定の問題が原因として挙げられます。NASを使用する場合、ネットワークに接続し、設定を適切に行わないと正しく機能しません。
ネットワーク設定に問題がある場合、「パブリックネットワーク」に設定されている可能性があります。PCの設定画面からネットワーク設定を「プライベートネットワーク」に変更すると共有フォルダにアクセスできるようになります。
②設定の問題
「安全でないためファイル共有には接続できません」「認証に失敗しました」などエラーメッセージが表示される場合、共有フォルダの設定に問題がある場合があります。PCやサーバーの共有フォルダにアクセスできない場合、以下の項目を確認してください。
共有設定
「安全でないためファイル共有には接続できません」などのエラーメッセージが表示されてPCやサーバーの共有フォルダにアクセスできない場合、共有の詳細設定画面を開き「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」の項目がオンになっているか確認しましょう。
資格情報(認証情報)
資格情報(認証情報)とはユーザーネームやパスワードなど、アクセス認証に使われる情報です。
Windows10や11がアップデートされるときに、仕様変更によって資格情報に問題が発生し、「認証に失敗しました」「証明書が無効です」などのエラーメッセージが表示され、サーバーの共有フォルダにアクセスができなくなるといった不具合につながります。
WindowsなどのOSアップデート直後に共有フォルダにアクセスできない場合、資格情報の再設定を行ってみましょう。
パスワード設定
パスワード設定ができていない・設定がわからない場合にも共有フォルダにアクセスができない状況が起こりえます。
「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示された場合、正しいパスワードが入力されているか今一度確認し、正しいパスワードでも共有フォルダにアクセスできない場合は、セキュリティポリシーの変更などを行いましょう。
アクセス権限
共有フォルダに機密情報などを保存した場合、限られた人物にのみアクセス権限を付与することで情報漏えいなどを防止できます。
しかし、アクセス権限を設定する際に漏れが発生した場合、本来共有フォルダを閲覧できる人物にアクセス権限が付与されません。
「ネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります」「詳細な共有設定の変更を管理者に依頼してください」と表示された場合、職場であればアクセス権限を設定できる人物に相談して、権限を付与してもらいましょう。
③共有サーバーの故障
これはNAS・サーバーの外装部分(ケーブル接続部分など)やストレージ(HDDやSSD)が故障しているパターンです。これは電源スイッチの破損でNAS本体の電源が入らない場合やHDD/SSDが表示されず、共有フォルダにアクセスできない場合まで幅広く含みます。
共有サーバ―が故障する原因は様々ですが、共有フォルダにアクセスできない原因は大きく分けると以下の通りです。
ストレージ(HDD/SSD)の論理障害
論理障害は、HDD/SSD上のシステムが破損した状態です。主な原因は以下の通りです。
- データ読み書き中の強制終了
- ドライブの不適切な抜き差しによるファイルシステムの破損
- データの誤削除・上書き・フォーマット
論理障害が発生した時の症状は以下の通りです。
- HDD/SSDに保存したデータにアクセスできない
- HDD/SSDのアイコンが表示されず、認識されない
- エラーメッセージが表示される(「フォーマットしますか?」など)
- データの破損・消失
- 頻繁なフリーズや動作遅延
一般的な論理障害の場合、WindowsOSの修復ツールで不具合を修正できる場合もありますが、NAS/サーバーは独自のファイルシステムを採用していることもあり、一般的な修復ツールでは対応できないというのは決して珍しくありません。
データが破損・消失した状態で操作やフォーマットなどを繰り返すと、元のデータが上書きされてしまい、やがて完全に削除されてしまいます。自力で対処を試みると状態が悪化する可能性があるので、状態に応じた復旧作業が可能なデータ復旧業者に相談する事をおすすめします。
ストレージ(HDD/SSD)の物理障害
物理障害は、ストレージ(HDD/SSD)が物理的に破損した状態です。共有サーバーのHDD/SSDに物理障害が発生する原因は主に以下の通りです。
- 強い衝撃
- 異常な高温下での動作
- HDD/SSDのショート
- 停電による急な稼働停止
- 水没
- 経年劣化
特にHDDはデータを読み取る磁気ヘッドや、駆動させるモーターなど多くの部品で構成されています。結果、わずかな「衝撃」や「経年劣化」「水没」などで駆動パーツが不規則に動作しやすく、そのまま稼働するとデータを記録する部品が破損し、データを取り出せなくなる恐れがあります。
物理障害が発生したHDD/SSDには以下の症状が発生します。
- エラーメッセージが表示される(「フォーマットしますか?」など)
- 頻繁なフリーズや動作遅延
- アクセス不良
- データの破損・消失
- PCやNAS/サーバーが起動しない
- 異音・異臭(HDDのみ)
このように物理障害と論理障害の症状には同じものがあり、論理障害と物理障害が併発しているケースもあるため、自己診断は危険です。
物理障害が発生しているHDD/SSDは、復旧ソフトやツールでは解決できません。
復旧作業には、精密機器を安全に復旧する高度な専門設備や、膨大なデータ復旧件数に裏打ちされた高度な解析技術が必要です。たとえばHDD/SSDの動作をつかさどるプログラム(ファームウェア)の解析を行う設備、ないしHDD機器を開封・部品交換するためのクリーンルームなどが必要不可欠です。
無理に個人でサーバーやパソコンを分解してしまうと、データ復旧が困難となったり、機器自体が使用できなくなる可能性があります。データ復旧を検討しているのであれば、まずはデータ復旧会社まで相談してみることをおすすめします。
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共有フォルダにアクセスできないときはデータ復旧業者に相談
共有フォルダにアクセスできない場合、保存データの取り出しに関しては保守会社やメーカーに相談しても解決できない場合があります。これはメーカーや保守会社では正常に動作させることを優先するため、修理時にデータを初期化・破棄することが多いからです。
そもそもデータトラブルの解決には特殊な解析ツールや専門技術が必要です。特にNAS/サーバーの場合は、自力で操作やリビルドを行い、必要なデータに上書きして完全削除してしまうなど、取り返しのつかないことになりかねません。
データ復旧業者では共有フォルダにアクセスできない原因を調査し、原因を特定したうえで、システムエラーを修復したり、HDDの破損を修復します。
デジタルデータリカバリーでは、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアによって、ご依頼された機器の約8割を48時間以内に復旧作業を完了しています。
法人様のNASサーバーであれば、復旧専門のエンジニアが直接法人様へお伺いし、診断・復旧作業を行う全国出張サービスも利用可能です。24時間365日相談を受け付けておりますので、ぜひご相談ください。
共有フォルダにアクセスできない時の注意点
共有フォルダにアクセスできない時の注意点は次のとおりです。下記を行うと、機器の状態が悪化してしまう危険性がありますので、ご注意ください。
電源のON/OFFを繰り返さない
症状悪化や新たに別の障害が発生する危険があります。 電源のオンオフは機器内のHDD/SSDに大きな負荷がかかります。
これにより故障の症状が悪化したり、別の障害が発生する可能性があります。軽度の故障がより悪化するのを防ぐためにも、再起動を繰り返すことは控えましょう。
HDD/SSDの交換・入れ替えはしない
HDD/SSDの交換・入れ替えはデータ破損につながります。 サーバーやNAS故障時、一台のドライブだけでなく、他のドライブにも異常があった場合、HDD/SSDを交換してもデータがもとに戻るどころか、最悪の場合取り出せなくなってしまいます。
また、RAID構成を組んでいるものであれば、HDD/SSDを取り出して単体でPCに繋ぐ行為は絶対にしてはいけません。情報が上書きされてしまい、データが全て消失する恐れがあります。
サーバーの共有フォルダにアクセスできない、エラーメッセージが表示されるなど異常が発生した場合は、個人でリビルドせずに速やかに専門家に相談した方が安全に復旧できます。
データ復元ソフトは使わない
データ復元ソフトは、NASの復元では推奨されていません。
ソフトで対処できるのは、軽度の論理障害のみに限られています。正確な機器の障害を判断できない状態で試すと、状態が悪化する恐れがあります。
データ復元ソフトで解決できない場合や、復元ソフトを使用して状況が悪化した場合は復旧の難易度が高い症状の可能性が高いため、デジタルデータリカバリーまでご相談ください。
デジタルデータリカバリーなら、個人でのデータ復旧が難しいサーバーやHDD/SSDの物理障害のデータ復旧を数多く成功させています。24時間365日相談を受け付けておりますので、ぜひご相談ください。
共有フォルダにアクセスできない場合の対処法11選
共有フォルダにアクセスできない場合、パソコン・サーバー側の操作で問題を解決する方法は以下の11通りです。設定や環境の見直しが多いため、簡単なものから試してみましょう。
ただし「自身での対処が不安」「取り出したいデータの重要度が高い」という場合、データ復旧の専門業者に相談する事をおすすめします。
ネットワーク接続や設定を確認する
ネットワーク環境が悪い場合、共有フォルダにアクセスできないことがあります。パソコンのブラウザを開いてGooleやBingが表示されるか確認しましょう。
使用しているパソコンからアクセスできない場合は、同じネットワークのパソコン、スマートフォン、タブレットなど他のデバイスからもアクセスし、接続を確認してみましょう。
他のデバイスで接続できれば、共有フォルダにアクセスできなかったPCに何かしらの問題があります。一方で他のデバイスからも共有フォルダに接続できない場合は、ネットワークや共有フォルダ、サーバ―側に問題がある可能性が高いです。
ネットワークに接続できない場合はルーターの設定の調査と再起動を行いましょう。この時に社用ルーターであれば、管轄している部署や担当者に許可を取るなど社内の正式な手続きを踏んだうえで実行してください。
ネットワーク接続や設定を確認する方法には以下の物があります。
- 他のデバイスから共有フォルダにアクセスできるか確認する
- PCの同時接続数を確認する
- ネットワーク(VPN)の接続を確認する
- ネットワークの設定を「パブリックネットワーク」から「プライベートネットワーク」に変更する
- LANの確認を行う
他のデバイスから共有フォルダにアクセスできるか確認する
ネットワークやリモートアクセスの設定を行う際に、他のデバイスからアクセスできるかどうかを確認することは重要です。他のデバイスから共有フォルダにアクセスできるかどうかを確認する手順を以下に示します。
- 共有したいフォルダを右クリック
- プロパティを選択
- 共有タブを開き、「共有を」をクリックして、必要な権限を設定します。
- ネットワーク共有の確認: 別のデバイスからWindowsエクスプローラーを開き、アドレスバーに「[ホストコンピュータの名前またはIPアドレス]」を入力します。共有したフォルダが表示されれば、アクセスできる状態です。
共有フォルダにアクセスできるかどうかを確認することで、問題が共有フォルダにあるか、サーバーにあるかを確認することができます。
PCの同時接続数を確認する
共有フォルダの上限を越えて同時接続を行うと、共有ファイルに入ることができません。このとき「コンピューターへの接続数が最大値に達しているため、これ以上このリモート コンピューターに接続できません。」とエラーメッセージが表示されます。
共有フォルダのプロパティの「詳細な共有」をクリックすると、「同時に共有できるユーザー数」の項目があるため、確認しましょう。
- Windowsマークを右クリック
- 「ネットワーク接続」を選択
- 画面右側の「ネットワークと共有センター」をクリック
- 「ネットワークと共有センター」画面の左側の「共有の詳細設定の変更」をクリック
- (現在のプロファイル)と書かれた設定を開く
- 「ネットワーク探索を有効にする」をオンにする
共有フォルダの接続上限を越えている場合は、共有可能な数まで接続数を減らしてください。
ネットワーク(VPN)の接続を確認する
VPN(仮想プライベートネットワーク)とは、公共のインターネット通信のセキュリティやプライバシーを向上させるために使用される技術およびサービスです。
インターネット上のデータを暗号化し、ユーザーのデバイスとVPNサーバーとの間で安全な通信を確立させるはたらきがあります。
社内サーバは一般的な端末からアクセスできるインターネットから隔離されているため、VPN接続を介さない限りアクセスできない仕組みとなっていることが多いです。
VPN接続を確認する方法は以下の通りです。
- パソコンのタスクバーのシステムトレイを見て、インストールされたVPNクライアントが正しく起動しているか確認する
- アイコンが表示されていない場合、VPNクライアントを起動する
- VPNクライアントを起動したら、正しいVPNプロファイルを選択し、接続ボタンを押して接続を確立する
- VPN接続が確立されたら、接続が正常であるかどうかを確認し、共有フォルダに再アクセスする
ネットワークの設定を「パブリックネットワーク」から「プライベートネットワーク」に変更する
共有フォルダにアクセスできない場合、ネットワークの設定が「パブリックネットワーク」から「プライベートネットワーク」に変更しましょう。具体的な手順は次のとおりです。
- パソコンの「設定」を開く。
- 「ネットワークとインターネット」のオプションを選択する。
- 「プライベートネットワーク」に切り替える。
- 「保存」をクリックする。
- 共有フォルダに再度接続する。
LANの確認を行う
NASの共有フォルダにアクセスできない場合、LANケーブルが正しく接続されているかを確認します。次に、LANの動作状態を確認してください。
このとき、接続モード、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイなどを確認します。また、NAS側のネットワーク設定も確認して、NASが正しく接続されているかどうかを確認します。正しく接続されていない場合は、設定を修正してください。
PCを再起動する
PCなどに一時的なトラブルが起きている場合、再起動すると問題が解消されることがあります。具体的な手順は以下の通りです。
- スタートメニューを開く: 画面左下のWindowsロゴをクリックするか、キーボードのWindowsキーを押す
- 電源オプションを選択: スタートメニューの下部にある電源アイコンをクリック
- 「再起動」を選択: 出てくるオプションから「再起動」を選択
なお、再起動しても問題が解決しない場合、重度のシステムエラーやストレージの物理的な破損が生じている可能性が高いため、再起動は1度切りにし、専門家であるデータ復旧業者に相談しましょう。
サーバーへpingコマンドを実行する
ネットワークトラブルの原因を調査するのに有効なコマンドが、Windowsの「ping」です。コマンドプロンプトから、pingコマンドを用いることで、NASが正常に動作しているかをパソコン側から調査することが出来ます。(ただし、pingコマンドを使用するには、NASのIPアドレスを固定しており、かつIPアドレスが特定できている必要があります)
pingコマンドを使用する際は、標準搭載されているソフトウェア「Windows Powershell」や「コマンドプロンプト」に「ping」というコマンドを、NASのIPアドレスを並べて入力します。
たとえば、コマンドプロンプトに次のように打ち込みます。
- コマンドプロンプトやターミナルを開く
- 目的の機器のIPアドレスに対してping <NASのIPアドレス>と入力する
- Enterキーを押す
正常な場合は応答が表示され、疎通できない場合はタイムアウトエラーが表示されます。エラーが表示された場合は、問題がネットワークではなくPCや共有フォルダの設定にある可能性が高いです。
もしもpingコマンドが通っても共有フォルダにアクセスできない場合は、フォルダの共有設定に不具合があるか、自身がアクセス権を有していない可能性があります。
よくあるパターンとして、Windowsのファイアウォールにブロックされていることが原因であることも多いため、以下の方法でファイアウォール設定を見直しましょう。
- スタートメニューから「Windowsセキュリティ」を検索する
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリックする
- 「プライベートネットワーク」の設定を表示し、ファイルとプリンター共有を許可していることを確認する
- 同様に「公共のネットワーク」の設定も確認する
IPアドレスでアクセスしてみる
「対象のアカウント名は間違っています」と表示された場合、DNSの機能に問題があり、共有フォルダにアクセスできないケースがあります。
この場合、IPアドレスをコマンドプロンプトで調べてから、共有フォルダにアクセスすると解決することがあります。
IPアドレスを調べ、共有フォルダにアクセスする方法は以下の通りです。
- スタートメニューの検索欄に「コマンドプロンプト」と入力する
- 「管理者として実行」をクリックし、「コマンドプロンプト」を開く
- 「ipconfig」と入力してEnterキーを押す
- 「IPv4 Address」の項目がIPアドレスのため、メモしたら「コマンドプロンプト」を終了する
- エクスプローラーを開き、右上のアドレスバーに❹の共有フォルダのIPアドレスを入力する
- 資格情報の入力が求められたら、ユーザー名とパスワードを入力する
なおネットワーク環境の変更などによってIPアドレスが変更されると、共有フォルダにアクセスできなくなる場合があります。このときIPアドレスを自動取得する設定に変更しておくと、共有フォルダへのアクセスが全自動で可能となります。
IPアドレスを自動取得する手順は次のとおりです。
- コントロールパネルを開く。
- 「ネットワークと共有センター」をクリックする。
- 「イーサネット」または「無線LAN」をクリックする。
- 右側の「プロパティ」をクリックする。
- 「インターネットプロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)」をダブルクリックする。
- 「詳細設定」タブをクリックします。「IPアドレスを自動的に取得する」をチェックする。
- 「OK」をクリックして設定を保存する。
資格情報の再設定を行う
資格情報とは、ネットワーク上の機器にアクセスしたユーザーとパスワードを記憶する機能です。
再設定を行う手順は以下の通りです。
- スタートメニュ―をクリックし、Windowsシステムツールから「コントロールパネル」を開く
- 「ユーザーアカウント」をクリックし、「資格情報マネージャー」の「Windows資格情報の管理」をクリックする
- 「Windows資格情報」の画面が開いたら共有フォルダのホスト名かIPアドレスをクリックする
- 「削除」を選択し、確認メッセージに「はい」を選択して資格情報を削除する
- 「Windows資格情報の追加」をクリックする
- 「共有フォルダのホスト名かIPアドレス」「ユーザー名」「パスワード」を入力すると資格情報が再登録される
もしも資格情報などの設定を変更してもサーバーの共有フォルダにアクセスできない場合、個人で解決の難しいシステムエラーや、サーバー内蔵のHDD/SSDが破損している可能性などが考えられます。
個人で解決すると保存データが全て消去されるなど、トラブルにつながりますので、まずはデータ復旧の専門家までご相談ください。
セキュリティポリシーを変更する
NASの共有フォルダにアクセスできない場合、アクセスを許可するユーザーやパスワードを設定するなどセキュリティポリシーを変更するのをおすすめします。その他、NASの設定を変更し、共有フォルダへのアクセスを許可することも有効な方法です。
共有フォルダへのアクセスを許可する手順は次のとおりです。
- NASを設定する
– ホストアドレスを設定し、許可するユーザーやパスワードを設定する - 共有フォルダを作成する
– NASの設定画面から共有フォルダを作成し、許可するユーザーを設定する - アクセスを許可する
– NASの設定画面から共有フォルダへのアクセス権限を設定する - アクセスを確認する
– 共有フォルダへ接続して、アクセスが可能かどうかを確認する
共有とネットワーク探索の設定・機能を有効にする
NASに不具合が起きている、共有フォルダに正常にアクセスできない場合、共有とネットワーク探索の設定・機能を有効化すると、問題が解消されることがあります。
共有とネットワーク探索の設定・機能を有効にする手順は次のとおりです。
- NASの設定画面から、共有とネットワーク探索を有効にする。
- 次に「共有フォルダ/ネットワーク探索」を開き、共有とネットワーク探索の設定を有効にする。
- 設定が完了したら、NASの再起動を行う。
- 次に、コンピューター側で、NASを検出する。
- スタートメニューから「ネットワーク」を開き、NASが表示されるか確認する。
- NASが表示されない場合は、NASを再起動して確認しましょう。
- 最後に、共有フォルダに正常にアクセスできるようにする。
- NASの設定画面から、「共有フォルダ」の設定を確認する。
- 「共有フォルダ」の設定を正しく行い、正常なアクセス権を設定する。
以上の手順で、共有フォルダに正常にアクセスできる可能性があります。
「ファイル・プリンターの共有」との共有設定を有効にする
NASの共有フォルダにアクセスできない場合、「ファイル・プリンターの共有」との共有設定を有効にすると問題が解消されることがあります。
「ファイル・プリンターの共有」とは、NASと他のPC間でファイルのやり取りを行うための機能です。
Windowsで「ファイルとプリンターの共有」を有効化する方法は次のとおりです。
- Windowsの「スタート」ボタンをクリックする。
- 「コントロール パネル」をクリックする。
- 「ネットワークと共有センター」をクリックする。
- 「共有の設定を変更する」をクリックする。
- 「ファイルとプリンターの共有」を選択する。
- 「ファイルとプリンターの共有を有効にする」をクリックする。
- 変更を保存する。
pingコマンドが通ったが共有フォルダにアクセスできない場合は以上の方法で解決できることがあります。このとき、「公共のネットワーク」の設定も同時に確認しておきましょう。
パスワード設定を確認・変更する
サインイン時のパスワードを設定していない場合は、次の手順で設定を行なってください。
パスワード設定を確認・変更する方法は以下の通りです。
- Windowsメニューから設定を選択
- 「アカウント」をクリックし、「サインインオプション」をクリックする
- 「パスワード」を開き「変更」をクリックする
- パスワードを設定する
アクセス権限の設定を変更する
共有フォルダにアクセスできない場合、そもそも、共有フォルダにアクセス権限が与えられているか確認しましょう。アクセス権限がないと、共有フォルダにアクセスすることはできません。
共有フォルダにアクセス権限を与える手順は次のとおりです。
- 管理者として共有フォルダを開く
- 「プロパティ」をクリックする
- 「セキュリティ」 タブをクリックする
- 「ユーザー」をクリックする
- 「新規」をクリックする
- アクセス権を付与したいユーザーを選択・入力する
- 「OK」 をクリックする
- 「権限の選択」 ウィンドウで、アクセス権限を設定する
- 「OK」 をクリックして設定を保存する
またWindows10のホームエディションは、ゲストユーザーではアクセスできないため、Windowsのシステムやソフトの設定を記録しているレジストリを編集する必要があります。
レジストリでゲストログオンを許可する方法は以下の通りです。
- スタートメニューの検索欄で「コマンドプロンプト」と入力する
- 「コマンドプロンプト」を「管理者として実行」で開く
- 「ipconfig」と入力してEnterキーを押す
- ツリーから「コンピューターHKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetServicesLanmanWorkstationParameters」ファイルを探す
- 「Parameters」をクリックし、「新規」の「DWORD(32ビット)値」を選択する
- 値の名前を「AllowInsecureGuestAuth」に変更する
- 「AllowInsecureGuestAuth」をダブルクリックし、値のデータに「1」を入力
- 値のデータに「1」を入力してOKをクリックする
- PCを再起動する
以上の手順を踏むことでWindows10でゲストユーザーが共有ファイルにアクセスすることができます。
以上のパソコン・サーバーでの設定変更や確認を行っても、共有ファイルにアクセスできない場合はストレージに問題がある可能性があります。
データ復旧業者であれば、業務を滞らせずに復旧作業を行ってくれます。
至急データ復旧が必要なお客様や、システム担当が不在で対応できない場合はぜひご相談ください。
SMB(Serve Message Block)を有効にする
NASの共有フォルダにアクセスできない場合、SMB(Serve Messege Block)を有効にしましょう。
SMBとは、ネットワーク上のコンピュータ間でファイルやプリンタなどのリソースを共有するための仕組みで、同じネットワーク上の複数のPC間でファイルを共有したり、複数のユーザが同じファイルにアクセスできるようになります。
SMBを有効にする手順は次のとおりです。
- NASをPCなどに接続し、NASのWeb管理画面にアクセスする
- 「ネットワーク」タブを開き、「共有」のSMBをクリックする
- 「SMB共有」をオンにする
- 「ユーザー設定」タブを開き、「共有ユーザー」をクリックする
- ユーザーを追加し、権限を設定する
- 「共有フォルダ」タブを開き、共有するフォルダを作成する
- 共有フォルダを編集し、アクセス権限を設定する
- PCやスマートフォンなどからNASへ接続できるか確認する
自力でデータ復旧できない場合の対処法
上記のネットワークやPCの設定を見直しても、状況が改善されない場合には、機器に不具合が生じている可能性が高いです。PCやNASの不具合が疑われる場合、次に紹介する専門家まで相談しましょう。
社内のシステム担当者に相談する
社内の共有フォルダにアクセスできない場合、社内のシステム担当者に相談しましょう。
社内のセキュリティの設定を変更した場合、情報漏えいやデータの消失などの深刻なトラブルが発生する可能性が高くなります。
社内のシステム担当者であれば、サーバーのエラー修復や設定の変更などが可能な立場であるため、問題が解決できますので、自己解決する前に先に相談しておきましょう。
もしも事態が解決しない場合は、サーバーに内蔵されたHDD/SSDの破損や劣化など深刻な異常が発生している可能性があります。
この場合は、稼働を優先するのであれば、メーカーや修理会社、データが必要であれば、データ復旧業者に相談しましょう。
メーカー・修理会社に相談する
パソコンやサーバーの共有フォルダのデータは不要で、すぐに使いたい場合は、メーカーや修理業者まで相談しましょう。メーカーや修理会社の場合、故障した箇所の部品交換を行うため、データが保存されているストレージ(HDD/SSD)が交換されると保存されたデータは失われます。
特にサーバーの共有フォルダに重要なデータが保存されている場合、メーカーではデータの取り出しが行えず、データ復旧業者でなければ対応できない場合もあります。
TeraStationのデータ復旧方法について詳しくはこちら
データ復旧業者に相談する
ネットワークやPC、NASの設定を見直しても共有ファイルが開けない状況が改善されない場合には、データ復旧専門業者に一度相談しましょう。
データ復旧業者は、パソコンの修復機能やメーカーでは対応できない物理障害や論理障害からのデータ復旧が可能です。特にサーバーの場合は自力でリビルドすることと比較しても、データ復旧の失敗リスクを最小限に抑えることができます。
また異音・異臭がする内蔵HDDのような、重度物理障害の復旧に対応している業者は少ないため、業者を選ぶ際は「技術力」に注力しましょう。技術力のあるデータ復旧業者では、HDDに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。
デジタルデータリカバリーでは、HDDの重度物理障害からの復旧に特化した技術力をもとに、多くの実績から培った技術で、お客様のデータを救出します。24時間365日相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しておりますので、まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
実際の相談事例
ここでは実際にデジタルデータリカバリーに相談された、共有フォルダにアクセスできないサーバーのデータ復旧事例を紹介します。
相談内容
ReadyNASサーバーのディスク1が「DEAD」と表示され、共有フォルダにアクセスできなくなった。管理者画面のログを確認したら「failed」と表示され、HDDが全てマウントされていなかった。
再起動を数回試したものの、特に変化はなかった。バックアップを取っていなかったので、5年分のエクセル、パワーポイント、写真、動画データの復旧をお願いしたい。
診断結果
HDDの部品の破損による物理障害と、ファイルシステム破損による論理障害が併発している。
復旧結果
HDDの部品を交換後、専門のツ―ルを使用してファイルシステムを修復した。その後、データを抽出して希望のデータが閲覧できることを確認し、復旧作業を完了した。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
データ復旧業者では、PCに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
↓まずはお気軽にご相談ください↓
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。
対応メーカー例
NAS/サーバー 復元対応メーカー表
- Buffalo
- I-O Data
- DELL
- hp
- IBM
- NEC
- FUJITSU
- Logitec
- QNAP
- HITACHI
- Lacie
- TOSHIBA
- Western Digital
- Seagate
- Apple
- corega
- Sony
- NETGEAR
- COMPAQ
- Epson Direct
- SAMSUNG
- CENTURY
- Thecus
- PROMISE
- ASUS
- Lenovo
- センチュリー
- Acer
- Epson
- CineRAID (シネレイド)
- D-RINK
- DATA TALE
- プリンストン
- asi
- G-Technology
- iomega
※その他各種メーカーにも対応しております。現状弊社で対応できないメーカーはございません。お気軽にお問い合わせください。
画像・動画・Excelファイルなど、拡張子がつくものは全て対応しております。
※その他メーカー・ファイルも対応可能です。詳しくはお電話でお問い合わせください。
データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
ご相談・初期診断・見積まで無料で承りますので、お気軽に無料診断・見積サービスをご活用ください。
※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
お客様に合った支払い方法が選択可能
クレジットカード・銀行振込・現金支払いに加え、請求書支払い・保険支払い・公費でのお支払い・商社を介してのお支払い等、対応が可能です。ご成約時にお申し出下さい。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数41万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。