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NAS,サーバー

Buffalo製LinkStationのデータ復旧| 故障事例や注意点・対処法を解説

Buffalo製LinkStationのデータ復旧| 故障事例や注意点・対処法を解説

Buffalo(バッファロー)製NAS「LinkStation(リンクステーション)」で、以下のような障害が発生していませんか?

  • 電源が入らない
  • 起動途中で止まる
  • ランプが点滅し続ける
  • パソコンに接続しても認識されない(マウントされない)

この症状は内部で深刻な障害が発生しているサインです。

NASが反応しない場合、安易な再起動やフォーマットを試すのは非常に危険です。適切な初期対応を誤ると、復旧率が著しく低下してしまう恐れがあります。

この記事では、LinkStationでよく見られる故障原因、そしてデータ復旧(サルベージ)における対処法を詳しく解説しています。

もしすでにお困りの場合や、自分での対応が不安な方は、当社の無料診断(24時間365日対応)をご利用ください。NASの状況を的確に判断し、最適な復旧方法をご提案します。

LinkStationのステータスランプ点滅

LinkStation前面のErrorランプが赤色に点滅しているのはエラーが発生した状態です。ランプは点滅の回数、その点灯時間によって、それぞれ2桁のコードを表現しています。

 Errorランプが赤色で0.3秒おきに0.5秒間点灯
エラーコード エラー内容
E00 MPU異常です。(E00では、Errorランプは点灯しません。)
E01 DRAM DATA LINE異常。
E02 DRAM ADDRESS LINEが異常。
E03 RTC CHIPが異常。
E04 カーネルの展開に失敗しています。
 Errorランプが赤色で0.3秒おきに1.0秒間点灯
エラーコード エラー内容
E11 ファンエラー。ファンの回転が低い、または停止している。
E13 デグレードモードで動作しています。
すみやかにハードディスクを交換してください。
交換した後は、LinkStation設定画面にしたがってRAIDアレイを再構築してください。
E14 デグレードモードで動作しています。
すみやかにハードディスクを交換してください。
交換した後は、LinkStation設定画面にしたがってRAIDアレイを再構築してください。
E15 RTC CHIPが異常。
E17 ハードディスクのIOエラー。
E21 RTCチップと通信が不可能。
E23 ハードディスクが故障しています。

LinkStationでエラーが発生している状態で操作を続けると、障害が進行し、データ復旧が極めて困難になる恐れがあります。異常に気づいた時点で電源を切り、すぐに専門業者へ相談することが重要です。

当社では、NAS特有のRAID構成やファイルシステムに対応した復旧技術を備えており、物理・論理いずれの障害にも柔軟に対応可能です。これまで46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)があり、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という高い成果を維持しています。

初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。LinkStationのランプ点滅など異常が見られた際は、早めのご相談がデータ保護の鍵となります。


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LinkStationによくある故障症状と原因

NASであるLinkStationが故障する原因はさまざまです。適切な対応を行うには、まず「どのような不具合が起きているのか」を把握する必要があります。以下に代表的な故障症状と、その背後にある主な原因・兆候を整理します。

電源が入らない・起動しない

LinkStationの電源が全く入らない、起動しない場合、以下のような原因が考えられます。

  • 電源ケーブルやACアダプタの接続不良
  • 本体基板の損傷や電源回路の故障
  • 冷却ファンの故障による過熱保護動作

電源トラブルは、通電確認だけでは判断が難しいことも多く、内部基板や電源制御ICの不具合で起動できないケースもあります。

ネットワーク上で認識されない

NASがネットワークから突然見えなくなる場合、以下の要因が想定されます。

  • LANケーブルの断線、ルーターやハブの不具合
  • IPアドレスの競合や設定ミス
  • ファームウェアの破損やシステム障害

ネットワークに問題がないのに見えない場合は、LinkStation自体のシステムや内部HDDに障害が発生している可能性もあります。

エラーランプ点滅・RAID異常の警告

LinkStation本体の赤いエラーランプ点灯や「E14」「E30」などのコード表示は、重大なトラブルを示しています。

  • RAID構成の崩壊やマウントエラー
  • HDDの物理故障
  • LinkStationのOSや管理領域の損傷

エラーランプが出ている状態で通電を続けたり、再起動を繰り返すと、障害がさらに悪化する危険性があります。

ブザー音・誤操作によるデータ消失など

上記以外にも、以下のような異常が発生することがあります。

  • ブザー音が止まらない(RAID構成の損傷や複数障害)
  • ファームウェア更新中の失敗や停電後の起動不能
  • 共有フォルダの誤削除・ゴミ箱機能の未確認

人的ミスや軽微なファイル操作ミスであっても、LinkStationの構造上、データが完全に失われる可能性があります。

異音(カチカチ音・異臭)など物理的な異常

HDDから「カチカチ」と異音がしたり、焦げたような臭いがする場合、物理障害の明確なサインです。突然の異変に驚き、再起動を繰り返してしまう方も少なくありませんが、その行為が致命的なダメージを引き起こす原因になりかねません。

たとえば、

  • ヘッドクラッシュによる打音
  • モーターや基板のショートによる異臭
  • プラッタ表面の傷による読み取りエラー

こうした症状が現れている状態で電源を入れ続けると、内部の損傷が進行し、データ復旧はより困難かつ高額になる恐れがあります。

症状が軽いうちに適切な対処を行うことで、データを守れる可能性が高まります。

デジタルデータリカバリーでは、国内最大級のデータ復旧ラボと、ホコリすら許されないクラス100のクリーンルームを完備。HDD内部に微粒子や静電気が侵入することで起こる二次被害を防ぎながら、安全な環境で作業を実施しています。

HDD内部は非常に繊細です。

  • 目に見えないレベルのホコリでも、磁気ヘッドやプラッタに深刻な損傷を与える可能性がある
  • 空気に触れるだけで、さらに状態が悪化することがある
  • 静電気の発生により、基板やヘッドが破損し復旧が不可能になることもある

このような危険を避けるため、当社では超清浄環境下での作業を徹底しています。

トラブルの兆候に気づいたその時が、対応のタイミングです。当社では、初期診断とお見積りを無料で実施しており、24時間365日いつでもご相談を受け付けています。わずかな異常でも、迅速な対応がデータを守る第一歩になります。大切な情報を失わないためにも、今すぐご相談ください。

初期診断・相談・見積まで無料で対応可能

初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。

データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。相談問合せ

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LinkStationの自力復旧対処法

故障やトラブルが発生した際には、データ保全を最優先に、慎重かつ段階的な対応が求められます。この章では、LinkStationにトラブルが起きた場合にユーザー自身で試みることができる対処法を、目的別に詳しく解説します。

基本的な確認と初期対応

LinkStationに異常が見られた場合、まずは以下の基本的な確認を行いましょう。初期対応だけで復旧するケースもあります。

基本的な確認と初期対応
  1. 電源ケーブルが正しく差し込まれているか確認します。電源タップ使用時は壁のコンセントに直結し直します。
  2. 可能であれば、同一型番のACアダプターを使用して改善するかを試します(異なる型番の流用は避ける)。
  3. LinkStationの電源ランプが点灯している場合は、LANケーブルやルーター・ハブの接続状態を確認します。
  4. IPアドレスの競合が疑われる場合は、ルーター側のDHCP設定や固定IPの再設定を見直します。
  5. エラーランプが点滅している場合は、そのパターンからエラーコードを確認し、メーカーの一覧表で意味を特定します。

HDDを取り出してデータを救出する

LinkStation本体が起動しないが、HDD自体は正常である可能性がある場合、HDDを取り出して他の環境で読み出す方法があります。

HDDを取り出してデータを救出する
  1. LinkStationの筐体を開封し、HDDを取り外します(機種により固定ネジやロック爪の取り扱いに注意)。
  2. RAID1構成の場合は、片方のHDDでもデータの読み出しが可能なケースがあります。RAID0の場合は全ドライブが必要です。
  3. 取り外したHDDはPCに直接接続するか、USB-SATA変換アダプターを使用して接続します。
  4. Windowsで「フォーマットしますか?」と表示されても、絶対にフォーマットしないでください。

Linux環境を使ってデータを読み取る

LinkStationの多くはLinux系のファイルシステム(XFSまたはext4)を使用しており、WindowsやMacからは直接アクセスできません。無料で安全にアクセスする方法としてLinuxの利用があります。

Linux環境でのデータ読み出し
  1. 別PCでUbuntuなどのLive USBを作成し、LinkStationのHDDを接続した状態で起動します。
  2. Ubuntu端末で「sudo apt-get install mdadm」コマンドを実行し、RAID構成を認識できるようにします。
  3. RAID構成が正しく認識されれば、共有フォルダの内容がUbuntu上で表示され、外付けHDDなどへコピーが可能になります。

Windows用ツールでデータにアクセスする

Linuxの利用が難しい場合には、Windows上でLinuxファイルシステムを読み取る専用ツールを活用する手段もあります。ただし、完全な復旧を行うには有料版が必要な場合もあります。

Windows用ツールでの読み出し
  1. PCにDiskInternals Linux Readerなどのソフトをインストールします。
  2. LinkStationから取り出したHDDを接続し、ソフト上でドライブをスキャンします。
  3. 表示されたフォルダ構成から必要なファイルを確認し、有料版であればデータのコピーが可能です。

ゴミ箱機能を使った削除ファイルの復元

誤って削除してしまったファイルも、LinkStationがゴミ箱機能を備えている機種であれば復元可能な場合があります。

ゴミ箱機能による復元手順
  1. LinkStationのWeb管理画面にアクセスし、対象共有フォルダに「ごみ箱」オプションがあるか確認します。
  2. ごみ箱機能が有効になっている場合は、削除されたファイルが「trashbox」などのフォルダに残っています。
  3. データが見つからない場合でも、削除直後であれば復元ソフトを使ってHDDから復旧できる可能性があります。

専門業者に依頼する判断基準

上記の対処法を試しても状況が改善しない場合、または以下のような症状がある場合は、自力での対応を中止し、速やかに専門業者に相談すべきです。

専門業者に依頼する判断基準
  1. LinkStationから異音(カチカチ・カタカタ)が発生している
  2. エラーコード「E04」「E14」「E16」「I11」などが点灯している
  3. 再起動やリビルド、初期化を促すメッセージが出ている
  4. 複数ドライブ障害やRAID構成エラーが発生している

LinkStationの内部には高度な制御装置やファイルシステムがあり、誤った操作をすると復旧不能なダメージを与えるリスクがあります。異変に気付いた時点で、初期診断無料のデータ復旧業者に早めに相談することが、データを守る最も安全な方法です。

当社は、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇ります。また、これまでに46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を持ち、官公庁や法人1万社以上と取引するなど確かな信頼と実績があります。15,000種類以上の障害データベースを活用することで、あらゆるケースに迅速かつ正確に対応可能です。

少しでも異常を感じたら、まず初期診断をご依頼ください。診断とお見積りは無料、24時間365日対応のサポート体制でお待ちしています。

LinkStationのデータ復旧作業時の注意点

LinkStationのデータが読み取れなくなった際、自己判断での対応は思わぬ失敗に繋がる恐れがあります。以下に、実際の復旧現場でよく見られる「やってはいけない対応」と、その理由を詳しく紹介します。正しい対応を心がけることで、データ消失や機器のさらなる故障を防ぐことができます。

電源のオン/オフを繰り返さない

LinkStationが起動しない場合でも、安易に電源を何度も入れ直すことは避けましょう。これはHDDへの負荷を高め、障害を重度化させるリスクがあります。

電源操作時の注意点
  1. LinkStationの反応がなくても、再起動を繰り返さないようにします。
  2. HDDに異音がある、アクセスランプが異常点滅しているなどの兆候があればすぐに使用を中止します。
  3. それ以上の操作は行わず、状況をメモして専門業者に相談しましょう。

安易にRAIDリビルドしない

LinkStationでRAID構成を採用している場合、障害時に「リビルドすれば直る」と思い込んで再構築を行うのは非常に危険です。

RAIDリビルドの注意点
  1. RAID構成では、他のディスクも経年劣化している可能性があり、リビルド中に追加障害が起きることがあります。
  2. 本来の障害原因を特定せずにリビルドすると、データ構成が破損し、復旧不能になる恐れがあります。
  3. リビルド前には必ず全ドライブの完全クローンを作成し、安全に検証環境で実施すべきです。

HDDをむやみに取り出さない

LinkStationからHDDを取り出すことで、RAID構成が崩れ、復旧難易度が上がってしまうことがあります。特に自己判断での分解作業は避けましょう。

HDD取り出し時の注意
  1. 複数台構成のRAIDの場合、1台だけ取り出してもデータ復旧はできません。
  2. 誤った順序でHDDを抜き差しすると、RAID情報が書き換わることがあります。
  3. どうしても取り出す必要がある場合は、全HDDのセクター単位クローンを取るなど、専門手順が必須です。

データ復元ソフトの使用は要注意

市販のデータ復元ソフトは、一部の論理障害には有効ですが、LinkStationのようなRAID構成や物理障害には対応できません。

ソフト使用のリスク
  1. NASに対して復元ソフトを使うと、構成が誤って解析され、かえって状況が悪化することがあります。
  2. 物理的に不安定なHDDにスキャンをかけると、さらなる障害を引き起こします。
  3. NAS特有の構成情報を維持するため、ソフトよりも専門技術で対応することが望ましいです。

異常を感じたら早期に停止

「カチカチ音がする」「赤ランプが点滅している」など、異常が見られたらすぐに電源を切ることが重要です。使い続けることで致命的な障害になることがあります。

異常時の初期対応
  1. 異音やエラーメッセージなど異常を感じたら、すぐに電源を切ります。
  2. その状態で無理に再起動や操作を行わず、静止状態のまま保管します。
  3. できるだけ早く専門業者に状態を伝え、適切な指示を仰ぎましょう。

業者に依頼する際の注意点

LinkStationの復旧を専門業者に依頼する際には、スムーズかつ正確な対応を受けるために以下の点に注意することが重要です。

故障状況を詳しく伝える

LinkStationの症状を可能な限り詳細に伝えることで、業者による診断の精度が向上し、復旧作業がスムーズになります。

伝えるべき情報
  1. エラーランプの回数(例:赤ランプ7回点滅)
  2. 異音の有無(カチカチ、ガリガリなど)
  3. 障害発生までの経緯(停電後、ソフト更新後など)

自分で触らずそのまま依頼

状況を悪化させないためにも、LinkStationをなるべく手を加えず、そのままの状態で依頼することが大切です。

依頼時の注意点
  1. HDDを抜き出したり、再起動を試みたりしないようにします。
  2. RAIDの場合はすべてのHDDと本体を一緒に業者へ送付します。
  3. 付属品や型番情報も記録しておくと解析がスムーズです。

見積もりとデータ要件の確認

見積もりを受け取る際は、費用だけでなく「どのデータが復旧対象か」や「成功の定義」を明確にしましょう。

見積もり時の確認事項
  1. 希望するファイルやフォルダを事前にリストアップして伝える
  2. どこまで復旧できれば成功と見なすか、定義を業者と共有する
  3. 「成功報酬制」の有無や条件もあわせて確認する

自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する


自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。

データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

デジタルデータリカバリーの強み

選ばれ続ける6つの理由
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。

また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。

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モデル別の対応難易度と特徴

LinkStationは外見が似ていても内部構成はモデルにより異なります。特に内蔵ドライブ数とRAID構成、採用されているファイルシステムの違いは、データ復旧の成否に大きく関わります。以下に主なモデルごとのポイントをまとめました。

LS210D(LS200シリーズ・1ドライブモデル)

LS210Dは1台構成のLinkStationで、RAIDを使用していない単純なストレージ構成となっています。

LS210Dの特徴と復旧ポイント
  1. HDD1台のみ搭載でRAID構成はなし(シンプル構成)
  2. ファイルシステムはXFSが採用されており、Linuxでのマウントが基本
  3. RAID再構築などの作業が不要なため、比較的復旧は容易
  4. ただしHDD自体に障害があれば、データは即消失のリスクがある
  5. 本体故障時にはHDDを取り出してLinux環境で直接マウントすればデータ確認が可能

LS220D(LS200シリーズ・2ドライブRAID1モデル)

LS220Dは2台のHDDを搭載し、初期設定でRAID1(ミラーリング)構成となっているモデルです。個人用としてはRAIDを採用することで耐障害性が向上しています。

LS220Dの特徴と復旧ポイント
  1. 2台のHDDを標準でRAID1構成(ミラーリング)に設定
  2. ファイルシステムはXFS
  3. 一方のHDDが正常であれば、そのディスクのみをLinuxに接続してマウントすればデータ確認可能
  4. ユーザーがRAID0やJBODに変更していた場合、すべてのドライブを用いた復旧が必要
  5. RAID情報の解析やアレイ再構築には「mdadm」などのLinuxコマンドが有効
  6. 本体故障時は全HDDを外して個別に解析・復旧を行う

LS520D(LS500シリーズ・2ドライブRAID1モデル)

LS520Dは、LS220Dと同様に2台構成のRAID1モデルですが、ファイルシステムにext4が採用されている点が特徴です。復旧処理はLinuxとの親和性が高く、効率的に作業を進められるモデルです。

LS520Dの特徴と復旧ポイント
  1. 2台のHDDをRAID1で構成(初期設定)
  2. ファイルシステムはext4で、Linuxでのマウントがしやすい
  3. RAID1構成であれば、一方のHDDから直接データを取り出すことが可能
  4. RAID0に変更されていた場合は、mdadmでアレイを再構築してからext4でマウントする必要がある
  5. 処理性能が高く、家庭用NASとして人気のモデルだが、復旧難易度は他のRAID1機種と大きく変わらない

その他のモデルと業務用LinkStationの注意点

上記以外にもLinkStationには多くのシリーズが存在します。旧世代モデルやTeraStationシリーズではより複雑なRAID構成が採用されているため、復旧にはより高い専門性が求められます。

その他モデルに関する補足情報
  1. 旧型モデル(LS-GLやLS-WXLなど)はext3やXFSを採用しており、構成により復旧難易度が異なります
  2. TeraStationなどの業務向けモデルではRAID5やRAID6構成が一般的で、ドライブ数も4台以上になることが多いです
  3. RAIDのレベルが上がるほど、障害時の再構築は困難になり、誤操作によるデータ消失リスクも高くなります
  4. 多ドライブ構成では全ディスクの完全なクローンを作成し、復旧作業は慎重に進める必要があります

LinkStationのモデルごとの構成やファイルシステムの違いは、データ復旧の手順や難易度に直結します。自分のモデルの仕様を正確に把握したうえで適切に対処することが、データを守る第一歩です。少しでも復旧に不安がある場合は、早めに専門業者への相談をご検討ください。

よくある質問

復旧できるか診断してもらうのにお金はかかりますか?

いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。

※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。

機器の無料診断・データ復旧のご依頼はこちらからお問い合わせください>

復旧完了までどのくらいの期間がかかりますか?

機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。

弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。

最短15分で診断可能!お問い合わせはこちらから>

営業時間を教えてください

営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。

電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)

電話番号:0800-333-6302

来社受付:9:30~21:00

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他社で復旧できないといわれた機器でも復旧できますか?

復旧できる可能性がございます。

弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。

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この記事を書いた人


デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。

 

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