突然パソコンの画面が真っ青になり、「0x0000007b」などの英数字が表示されて起動できなくなり、困っていませんか?
ブルースクリーンエラー「0x0000007b(INACCESSIBLE_BOOT_DEVICEなど)」は、単なる一時的な不具合ではなく、ストレージ障害など、放置や自己流の対処でデータ消失につながる恐れがあるトラブルが隠れている場合もあります。むやみに作業を行う前に、慎重に状況を確認することが重要です。
本記事では、エラーコード0x0000007bが表示される主な原因と、データを守りながらブルースクリーンを改善するための対処法を専門業者の視点からわかりやすく解説します。
こうした状況の中で、対応に迷う方や安全に進めたい方も多いはずです。
次のどれか一つでも当てはまる方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
- 大切なデータを失いたくないと感じている
- 自分だけの判断で進めるのが不安に感じる
- どこから手をつければよいか迷っている
- 安全に進めたい、確実に状況を知りたい
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で承っています。不安を感じた時点でお気軽にご連絡ください。
目次
ブルースクリーンエラー0x0000007bが生じたときの主な症状
ブルースクリーンエラー「0x0000007b」が発生した際の主な症状は次の通りです。
- 起動時にブルースクリーンが表示される
- 「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」と出る
- セーフモードでも起動できない
- 起動ループが続きデスクトップに進めない
- ハードウェア交換や設定変更後に発生する
このエラーはストレージ設定の異常など複数要因が関係するため、誤った対処で症状が悪化することもあります。見た目や音だけで原因を判断するのは難しく、自己流の対応は危険です。
パソコンが起動しない場合は、正確な原因を特定できる専門業者に相談するのが安全です。当社では24時間365日、相談・初期診断・お見積りまで無料で対応しています。
ブルースクリーンエラー0x0000007bが起こる原因
ブルースクリーンエラー0x0000007bとは、OSの起動中にハードディスクやストレージドライバーにアクセスできないことを示します。
ブルースクリーンエラー0x0000007bが発生する原因は以下の通りです。
起動プログラムが破損している
「0x0000007b」というエラーメッセージが表示される場合、BIOSやMBRなどの起動プログラムが破損していることがあります。この場合パソコンがOSを見失い、ブルースクリーンが表示されることがあります。
再起動やBIOS設定の変更など、個人で対処できる場合もありますが、複数の対処法を試しても「0x0000007b」が表示される場合は、機器内部に深刻な障害が発生している可能性が高いです。
この状況でも自力で復旧を試みると、かえって状態を悪化させてしまう可能性もあります。重要なデータがある場合は、専門旧業者に相談しましょう。
パソコン内部の記憶媒体以外のパーツが故障している
ブルースクリーンエラー0x0000007bの解決方法
ここでは、ブルースクリーンエラー 0x0000007b が発生したときの代表的な対処法を紹介します。 ここから紹介する対処法には、BIOS設定の確認やストレージまわりの操作、場合によっては修復処理や初期化など、手順を誤るとデータを失ってしまう可能性のある作業が含まれます。特に、原因があいまいなまま作業を続けてしまうと、トラブルが深刻化し、復旧が難しくなることもあります。
「失いたくないデータがある」「少しでも不安がある」という方は、無理に操作を進めないことが大切です。状況によっては、HDD・SSD内部で予期せぬ障害が発生していることもあり、外側からでは安全性を判断できない場合があります。
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で受け付けています。
PCを再起動する
停止エラーコード0x0000007Bが表示された際、「この青い停止エラー画面を見たのはこれが初めてなら、コンピューターを再起動してください」というメッセージが表示されることがあります。
その場合、再起動することでブルースクリーンが解消されることがあるのです。
しかし、何度も再起動を繰り返してしまうと、パソコンに大きな負担がかかり損傷が拡大する可能性があるため、再起動は一度のみ行うようにしましょう。
CMOSクリアを行う
停止エラーコード0x0000007Bが表示される場合、CMOSクリアを行うことで不具合が解消することがあります。
CMOSクリアとは、マザーボード上に保存されているCMOS情報を消去することです。
CMOS情報には、BIOSの各種設定や現在の時間などが含まれており、電源ユニットやコンデンサからの電気とマザーボード上の電池で情報を保持しています。
COMSクリアをするには、マザーボード上の部品に触れる必要がありますが、マザーボードは大変繊細な機器であるため、静電気の発生や機器の損傷がないよう細心の注意を払いましょう。
BIOSから内蔵ストレージのコントローラーオプションを変更する
0x0000007Bが表示される場合、HDD/SSDのコントローラエラーが発生している可能性があります。
そのためBIOSから各ストレージののコントローラーオプションを変更してみましょう。
BIOSに入った後、オプションをAHCIモードからIDRモードに変更するか、またはIDRモードからAHCIモードに変更する必要があります。
Windowsの修復オプションを利用する
Windowsの修復オプションを用いてブルースクリーンエラーを解消する方法は主に5つあります。
「Windowsが正しく起動できませんでした」エラーの対処法はこちら
「Windowsの準備をしています」が終わらないの場合の対処法はこちら
システムファイルチェッカーツールを実行する
システムファイルチェッカーとは、コンピューター上のファイルシステムに関する問題をチェックする機能です。
そのため、システムファイルの破損が原因でブルースクリーンが表示されたと考えられる場合、システムファイルチェッカーツールを実行してみましょう。
システムファイルチェッカーツールを実行する手順は以下のとおりです。
- Windows用の最新の更新プログラムがインストールされていることを確認してから、コンピューターを再起動する
- タスクバーの検索ボックスに「コマンド プロンプト」と入力し、結果の一覧からコマンドプロンプト (デスクトップアプリ) を右クリックまたは長押しする
- [管理者として実行] を選択し、[はい] を選択する
- 「DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth」 (各 “/” の前にスペースを入れる) と入力し、Enterキーを押す
- 「操作が正常に完了しました」というメッセージが表示されたら、Enterキーを押す
- 「検証 100% 完了」 というメッセージが表示されたら「終了」と入力してEnter キーを押す
CHKDSK(チェックディスク)を実行する
不良セクタによるファイルシステムの破損(論理障害)が発生していることがあります。論理障害を解消するためには「チェックディスク」という修復機能が有効なため試してみましょう。CHKDSK(チェックディスク)を実行する手順は以下のとおりです。
- タスクバーにある、「エクスプローラー」アイコンをクリックし「PC」を開く
- チェックディスクするドライブを右クリックし、表示されるメニューから「プロパティ」をクリック
- 「(ドライブ名)のプロパティ」が表示されたら「ツール」タブをクリック
- 「チェック」ボタンをクリックし、表示される項目を開く
- スキャンが開始されたらしばらく待つ
- スキャン結果を確認し「閉じる」ボタンをクリックして完了
「自動修復でPCを修復できませんでした」ループ時の対処法はこちら
システムの復元を実行する
システムの復元とは、パソコンの設定情報を過去のある時点に戻すことです。
Windowsでは、パソコンを操作するために重要なパソコンの設定情報についてバックアップを取っていた場合、Windowsに記憶されている過去の設定情報を呼び出すことができます。
つまり、システム復元を実行することで、パソコンが正常に作動していたときにバックアップしておいた設定情報に戻すことができるのです。
システムの復元を実行する手順は以下のとおりです。
- 起動しているアプリケーションをすぺて終了する
- 「スタート」ボタンをクリックし、すべてのアプリの一覧から「Windows システムツール」→「コントロールパネル」の順にクリックする
- コントロールパネル」が表示されたら「システムとセキュリティ」をクリックする
- 「セキュリティとメンテナンス」をクリックする
- 「セキュリティとメンテナンス」が表示されたら「回復」をクリックする
- 「システムの復元を開く」をクリックすると「システム復元」が起動する
- 「推奨される復元」や「システムの復元の取り消し」と表示された場合は「別の復元ポイントを選択する」をクリックして、「次へ」ボタンをクリックする
- 「推奨される復元」や「システムの復元の取り消し」などの選択項目が表示されない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックする
ただし、「システムの保護が無効になっています。」と表示される場合は、システム復元が無効になっており、復元ポイントが作成されていないため、システム復元を実行することはできません。
また、システムの復元を実行することで、HDD(ハードディスク)やSSD内の情報の整合性に問題が発生し、システムが不安定になる可能性があるため、その点を注意しましょう.
スタートアップ/自動修復を実行する
スタートアップ修復とは、正常に起動されない際に自動で修復を行う機能のことです。
スタートアップ修復を実行する手順は以下のとおりです。
- パソコンの電源を入れ、ログイン画面が表示されたら、ログインせずに画面右下のマークをクリックし「再起動」を、Shiftキーを押しながらクリックする
- 「オプションの選択」画面が表示されたら「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→ 「スタートアップ修復」の順にクリックする
- 画面が遷移した後、任意のアカウントを選択してログインパスワードを入力し「続行」をクリックする
- 画面が遷移するとスタートアップ修復が始まるため、処理が完了するまでそのまま待ちましょう。
- 修復に成功した場合Windows が起動されます。
ただし、この機能は、ソフトウェアの不具合の中でも、起動に関する部分しか修復することができません。
全ての問題を修復できるわけではないので注意しましょう。
Windowsのクリーンインストールを実行する
上記の方法を試しても効果がない場合は「クリーンインストール」を実行してみましょう。
ただし、クリーンインストールを実行すると全てのファイルデータやフォルダ・設定情報が削除されてしまうため注意しましょう。
そのため、事前にバックアップを必ず取りましょう。
- Microsoftの公式サイトからメディア作成ツールをダウンロードし、USBメモリやDVDにインストールメディアを作成する
- パソコンの電源を入れ、「F2」、「F12」、「DEL」キーなどを押す。ただし、BIOS設定画面に入るためのキーは機器によって異なるため、説明書などで確認する
- 起動デバイスの順序を変更し、USBフラッシュドライブまたはDVDドライブを最優先にするように設定する
- Windowsのインストール画面が表示されたら、言語や時刻などの設定を行う
- 「カスタムインストール」を選択し、Windowsをインストールするドライブを選択
- 選択したドライブをフォーマットして、Windowsをインストールする
- インストールが完了したら、必要なドライバーやソフトウェアをインストールする
もし誤ってバックアップを取らずにクリーンインストールを実行した場合は、デジタルデータリカバリーまでご相談ください。
当社では、全ての症例を電子カルテ化し、診断・復旧に活用するなど、1つでも多くのデータを取り出すために復旧率向上に向けた取り組みを行っています。過去46万件以上のご相談実績から算出されるデータベースに基づいているからこそ、他社様で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績
私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
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国内最高峰の復旧設備
復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
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これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































