以下のように突然DELLのパソコンが起動しなくなって困っていませんか?
- 電源ボタンを押しても反応がない
- ランプが点灯せず、画面が真っ暗なまま
- ファンや動作音が全くしない
電源が入らない症状は、バッテリー劣化・接触不良・ストレージ故障などが原因となることがあります。ただし、自己流の修理や誤った放電作業は、内部の大切なデータを失うリスクがあるため注意が必要です。
この記事では、よくある原因と自分で試せる基本的な対処法を紹介しますが、状況によっては自力対応が悪化を招く場合もあります。
データが重要な場合や不安がある場合は、無理をせず専門業者への相談をおすすめします。当社では、24時間365日体制で相談・初期診断を無料で受け付けています。
目次
DELLパソコンの電源が入らない原因
DELLのパソコンで電源が入らない症状は、電源まわりのトラブルやハードウェア障害、内部設定のエラーなどが主な原因として考えられます。
電源ケーブルやACアダプターの接続不良
ACアダプターがコンセントに正しく接続されていなかったり、断線していた場合、電源が供給されません。別の電源コードやコンセントを使用して確認しましょう。
バッテリーの劣化や放電不足
ノートパソコンでは、バッテリーの劣化や放電が影響して起動できなくなることがあります。特にバッテリー一体型では、電源ボタンの長押しによる放電処置(30〜60秒)が有効な場合もあります。
周辺機器やデバイスの影響
USB機器や外付けドライブなどの周辺機器が影響し、起動を妨げることがあります。すべての周辺機器を取り外した状態で起動を試してください。
BIOSの設定エラーやアップデートの失敗
ハードウェアやストレージの故障
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク
「Dell製パソコンの電源が入らない」――そんなトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
DELLパソコンが起動しないときの対処法
外部デバイスを取り外して影響を切り分ける
まずは、USBメモリや外付けハードディスクなどの外部機器が起動を妨げていないかを確認します。外部デバイスが接続されたままだと、そこから起動しようとしてエラーが表示されたり、起動プロセスが止まってしまうことがあります。
不要な機器を外して、パソコン本体だけの状態で起動するかどうかを確かめます。
- パソコンの電源ボタンを長押しし、完全にシャットダウンする。電源ランプが消えたことを確認する。
- USBメモリ、外付けHDDやSSD、SDカード、プリンター、スキャナー、ゲームコントローラーなど、電源とネットワーク以外のケーブルをすべて取り外す。
- ノートパソコンの場合は、可能であればドッキングステーションや外部モニターも一度外す。
- キーボード、マウス、電源ケーブル(ノートの場合はACアダプター)だけを接続した最小構成の状態にする。
- 電源ボタンを押して起動し、Windowsが立ち上がるか、エラーメッセージが変化するかを確認する。
ハードリセットで残留電気を放電する
一時的な不具合や電気的なノイズが原因で、起動プロセスが正常に動かないことがあります。そのような場合は、パソコン内部にたまった電気を放電する「ハードリセット」を行うことで復旧するケースがあります。特にノートパソコンでは効果が期待できる方法です。
- 電源ボタンを長押ししてパソコンを完全にシャットダウンする。
- コンセントから電源ケーブルを抜く。ノートパソコンでバッテリーが取り外せるタイプの場合は、バッテリーも取り外す。
- 電源ボタンを約十五から二十秒ほど押しっぱなしにして、内部の残留電気を放電する。
- 電源ボタンから指を離し、数秒待ってから再度電源ケーブルを接続し、ノートの場合はバッテリーも元に戻す。
- 電源ボタンを押して起動し、Windowsが立ち上がるかどうかを確認する。
BIOS設定と起動順序を確認する
起動用のハードディスクやSSDがBIOSで正しく認識されていない場合や、起動順序が誤って設定されている場合も、Windowsが起動しない原因になります。
まずはBIOSまたはUEFI設定画面に入り、ハードディスクが認識されているか、起動順が適切かを確認します。必要に応じて、設定を初期状態に戻すことも検討します。
- パソコンの電源を入れ、メーカーのロゴが表示されたらすぐにキーボードの「F2」キーを何度か押して、BIOSまたはUEFI設定画面を開く。
- BIOS画面内の「Storage」や「General」などの項目から「System Information」や「ストレージ情報」に進み、内蔵ハードディスクやSSDが一覧に表示されているか確認する。
- ディスクが表示されない場合は、ハードウェア側の問題の可能性があるため、のちほど紹介する診断機能や専門業者への相談を検討する。
- ディスクが表示されている場合は、「Boot Sequence」や「Boot Configuration」などの項目を開き、起動順序を確認する。内蔵ディスク(ハードディスクやSSD)が最初の起動デバイスになっていることを確認する。
- 設定を誤って変更した心当たりがある場合や、内容に不安がある場合は、「Load Defaults」や「Restore Settings」などのボタンを選び、BIOS設定を初期値に戻す。
- 変更が終わったら「Save & Exit」などの項目を選び、設定を保存してBIOS画面を終了し、パソコンを再起動する。
Dell Diagnosticsでハードウェアを診断する
ハードディスクやメモリなどの部品に故障や異常がある場合も、Windowsが起動しなくなる大きな原因です。Dell製パソコンには「SupportAssistオンボード診断」や「ePSA」と呼ばれる自己診断機能が用意されており、ハードウェアの状態を自動でチェックできます。ここでエラーが出る場合は、部品交換や専門的な復旧が必要になることが多くなります。
- パソコンの電源を一度切り、再度電源ボタンを押して起動する。
- Dellのロゴが表示されたタイミングで、キーボードの「F12」キーを何度か押し、「Boot Menu(起動メニュー)」を表示させる。
- 起動メニューの一覧から「Diagnostics」または「診断」を矢印キーで選択し、Enterキーを押して診断を開始する。
- SupportAssist Pre Boot System Assessment(古い機種ではePSA)が起動し、メモリやハードディスクなどのハードウェアテストを自動で実行する。
- 画面の指示に従い、必要に応じて追加テストを実行する。
- テストに合格した場合は、ハードウェアに重大な問題がない可能性が高いため、次のWindows修復手順に進む。
- テストが失敗した場合は、表示されたエラーコード、検証コード、サービスタグをメモしておく。Dellのサポートページでエラーコードを検索するか、サポート窓口やデータ復旧業者に相談する際の情報として活用する。
Windowsスタートアップ修復を実行する
ハードウェアに大きな異常がない場合でも、Windowsの起動に必要なファイル(スタートアップファイル)が壊れていると、起動時にエラーが表示されたり、自動修復の画面を繰り返す状態になることがあります。
その際は、Windowsの「スタートアップ修復」機能を使うことで、自動的に起動関連の問題を修復できる可能性があります。
- 電源ボタンを長押しし、パソコンを完全にシャットダウンする。
- 電源ボタンを押して起動し、Windowsロゴや回転する丸いマークが表示されたら、再び電源ボタンを長押しして強制的に電源を切る。
- 同じ操作をもう一度繰り返し、合計二回強制終了させたあと、三回目はそのまま起動させる。これによりWindows回復環境(WinRE)が自動的に起動することが多い。
- 「自動修復」や「詳細オプション」などの画面が表示されたら、「詳細オプション」を選ぶ。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を順番に選択する。
- 対象のWindowsインストールを選択し、画面の案内に従ってスタートアップ修復を実行する。(処理には時間がかかることがあるため、途中で電源を切らないように待つ)
- パソコンがBitLockerで暗号化されている場合は、途中で回復キーの入力が求められることがある。その場合は、ブラウザでaccount.microsoft.comにサインインし、「デバイス」一覧から対象のパソコンを選んでBitLockerの回復キーを確認し、画面の指示に従って入力する。
- 修復が完了したら自動的に再起動されるため、Windowsが正常に起動するか様子を見る。改善しない場合は次の手順に進む。
SupportAssist OS RecoveryでWindowsを修復する
スタートアップ修復でも改善しない場合は、Dellが提供する「SupportAssist OS Recovery」を利用できる機種であれば、より踏み込んだ修復を試すことができます。
これは、Windows本体とは別の領域から起動する修復用の環境で、システムのエラーや破損ファイルを検出して修復する機能を備えています。
- パソコンの電源を一度切り、再度電源ボタンを押して起動する。
- Dellロゴが表示されたらすぐに「F12」キーを何度か押し、Boot Menu(起動メニュー)を表示させる。
- 起動メニューから「SupportAssist OS Recovery」またはそれに相当する項目を矢印キーで選択し、Enterキーを押して起動する。
- SupportAssist OS Recoveryが立ち上がったら、画面上の「Repair Software」または「ソフトウェアの修復」に相当するタイルを選び、「Repair」ボタンをクリックする。
- パソコンがBitLockerで暗号化されている場合は、途中で回復キーの入力が求められるため、account.microsoft.comにサインインし、「デバイス」から対象のパソコンを選んで回復キーを確認し、入力する。
- 「Start Repair」ボタンを選択すると修復処理が始まるので、画面に表示される進行状況を確認しながら完了を待つ。
- 修復が完了したら再起動し、Windowsが正常に起動するかどうかを確認する。改善しない場合は、ハードウェア障害や深刻な論理障害が疑われるため、データの重要度に応じて専門業者への相談も検討する。
起動後に行うメンテナンスと再発防止
途中のいずれかの手順でWindowsが起動するようになった場合でも、そのまま使い続けると同じトラブルが再発することがあります。
起動できたタイミングで、ドライバーやBIOSの更新、Windows Updateの適用、システムファイルのチェックなど、基本的なメンテナンスを行っておくと安心です。
- Windowsが起動したら、[スタート]メニューから「SupportAssist」と入力し、DellのSupportAssistアプリを起動する。アプリが見つからない場合は、Dell公式サイトからインストールを行う。
- SupportAssistのホーム画面で「ソフトウェアのアップデート」や「ドライバーのアップデート」に相当する項目を選択し、「スタート」ボタンからスキャンを実行して、BIOSやドライバーの最新版がないか確認する。表示されたアップデートは案内に従ってインストールし、必要に応じて再起動する。
- 続いて、[スタート]→[設定]→[Windows Update]を開き、「更新プログラムのチェック」をクリックしてWindows本体の更新状況を確認する。利用可能な更新プログラムが表示されたら、すべてインストールし、指示に従って再起動を行う。
- システムファイルの破損が心配な場合は、スタートボタンを右クリックして「Windows PowerShell(管理者)」または「ターミナル(管理者)」を開き、管理者権限のコマンド画面で次のコマンドを入力してEnterキーを押す。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth - 処理には十〜三十分程度かかることがあるため、途中で画面を閉じずに完了を待つ。完了メッセージが表示されたら、パソコンを再起動し、起動や動作に問題がないかを確認する。
データを守るために専門業者への相談も検討する
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと。第三者機関によるデータ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































