- パソコン起動時に「0xC0000221」のエラーコードが表示される
- Windowsのロゴが出た後に再起動を繰り返す
- ブルースクリーンになり、システムが進まない
「0xC0000221」は、パソコンの起動に必要なシステムファイルが破損している状態を示すエラーコードです。
このエラーは、システムファイルの破損、ストレージデバイスの不具合、ドライバの不良など複数の要因によって発生することが多く、症状を悪化させないためにも早期の適切な対処が重要です。
本記事では、エラーコード「0xC0000221」が表示される原因と、トラブル状況に応じた正しい対処法について、専門的な視点からわかりやすく解説しています。
自己流の対応でデータ損失やさらなる不具合を招かないためにも、少しでも不安を感じたらデジタルデータリカバリーにご連絡ください。無料相談・診断を24時間365日体制でご提供しています。
目次
エラーコード「0xC0000221」とは
エラーコード「0xC0000221」はWindowsオペレーティングシステムで発生するブルースクリーンエラー(BSOD)であり、通常「STATUS_IMAGE_CHECKSUM_MISMATCH」というエラーメッセージとともに表示されます。
これは主にWindows UpdateやWindows Defenderなどのシステムサービスが正常に動作できない際に発生するエラーコードで、Windows更新プログラムが様々な理由によって破損している場合が多いと考えられます。
エラーコード「0xC0000221」が表示される原因

エラーコード「0xC0000221」が表示されるときは、更新に必要なデータやファイルが破損している場合が多いです。
このようなファイルやデータの破損は、以下のような原因で発生すると考えられます。
PCがブルースクリーン(青い画面)になった時の原因と対処法は、下記の記事でも詳しく解説しています。

システムファイルの破損による影響

まず考えられるのがシステムファイルの破損です。このエラーは、システムファイルの破損、特にドライバーや DLL ファイルの破損が原因で発生することが多いです。
システムの破損は以下の状況で発生することがあります。
ソフトウェアのインストールが正常に完了しなかった
ソフトウェアのインストールやアンインストールでは、多くのシステムファイルが書き換えられます。しかし、何らかの原因で書き換えが途中で失敗してしまうと、関連するシステムファイルが破損する可能性があります。
またソフトウェアのインストールが正常に完了したものの、最近インストールしたソフトウェアがシステムと競合している場合、このエラーが表示されることがあります。
Windows Update の適用による影響
Windowsの更新プログラムを適用する際にエラーが発生すると、システムファイルが正常に更新されず、結果として破損する可能性があります。特に大規模な更新プログラムの適用時に発生することがあります。
ドライバの問題: 不適切なドライバや互換性のないドライバがインストールされている場合。
ソフトウェアの競合: 最近インストールしたソフトウェアがシステムと競合している場合。
ストレージの故障による影響

次に考えられるのがストレージ(HDD・SSD)の故障です。ストレージに問題があると、システム全体の動作に影響を及ぼし、このエラーコードが表示される可能性があります。
内蔵ディスクが物理的に故障している場合、システムファイルの読み書きが正常に行えず、結果としてエラーが発生する可能性があります。特にハードディスクの寿命が来ている場合や、衝撃によって物理的に損傷を受けた場合に同様のエラーが発生することが多いです。
このような物理障害は一般的なデータ復元ソフトや再起動では修復できません。したがって、データ復旧ソフトやパソコンの修復機能を使ってもエラーコードや認識不良が発生し続ける場合、物理障害の可能性が極めて高いといえます。
データ復旧には一般に流通していない復旧専用のツールだけでなく、正確な初期診断や症状に合わせた適切な復旧方法を実行するための高度な専門知識が必要になります。そのため、データを確実に取り出したい場合、データ復旧経験が豊富で、復旧用の設備が整っているデータ復旧業者へ相談するのがおすすめです。
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エラーコード「0xC0000221」の対処法

エラーコード「0xC0000221」が表示された場合の対処法は以下のとおりです。各対処法について詳細に解説しますが、これらは主に軽度な論理障害を想定した対応です。ハードウェアの物理的な損傷が疑われる場合には、早急に専門のデータ復旧業者へのご相談をおすすめします。
外付けHDDなど周辺機器を取り外す
PCが正常に起動しない場合、外付け機器がエラーの原因となっている可能性があります。
PC起動前に、すべての外付け機器(USBメモリ、HDD/SSD、プリンター、Webカメラなど)を取り外し、再度起動を試みます。これで正常に起動すれば、外付け機器が原因である可能性が高いです。
パソコンをセーフモードで起動する
セーフモードは、問題診断やトラブルシューティングに使う起動モードです。最小限のドライバーとサービスのみを読み込み、サードパーティ製ソフトウェアを無効化することで、原因特定をしやすくします。
セーフモードの起動手順は次の通りです。
- スタートメニューを開きます。
- 電源ボタンをクリックし、Shift キーを押しながら 再起動を選択します。
- オプションの選択画面が表示されたら、トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定 > 再起動を選択します。
- 再起動後、4) セーフモードを有効にするを選択するように求められます。
ただしセーフモードで問題が発生しない場合は、ハードウェアに障害が発生している可能性が高いことを示しています。保存データが必要な場合は、データ復旧業者に相談して症状を診断してもらいましょう。
システムファイル修復(SFC・DISM)
システムファイルの破損は、Windowsの動作不良やエラーの大きな原因となります。こうした問題を解決するために有効なのが、Windowsに標準搭載されている「SFC(システムファイルチェッカー)」と「DISM(展開イメージのサービスと管理)」コマンドです。これらを使うことで、破損したシステムファイルを検出・修復し、システムの安定性を取り戻せる可能性があります。
- セーフモードまたは回復環境で「コマンドプロンプト(管理者)」を開く
sfc /scannow
を入力して実行- 続いて
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
を実行
ディスクチェック(CHKDSK)
パソコンの動作不良やファイル異常は、HDDやSSDのエラーが原因の場合があります。こうしたトラブルの初期対応には、Windows標準機能「ディスクチェック(CHKDSK)」が有効です。ディスクのエラー検出と修復を試みることで、軽度の問題なら早期に改善でき、さらなる障害防止にも役立ちます。
- コマンドプロンプト(管理者)を起動
chkdsk C: /f /r
を入力(C:はシステムドライブ)- 再起動して検査と修復を実行
RAMにエラーがないか確認する
RAM(Random Access Memory)は、パソコンのデータを一時的に保存する重要な部品です。RAMに問題があると、パソコンが動作不安定になったり、起動しなくなったりすることがあります。
そこでWindowsに標準搭載されているメモリ診断ツールを使用して、RAMにエラーがないか確認します。エラーが検出された場合は、故障したRAMを交換しましょう。
メモリ診断ツールの使用手順は次の通りです。
- タスクバーの検索バーに「メモリ診断」と入力します。
- 「Windowsメモリ診断ツール」をクリックします。
- 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」または「後で再起動して問題の有無を確認する」を選択します。
- 前者を選択した場合は、パソコンが再起動し、メモリ診断が自動的に開始されます。
- 後者を選択した場合は、次回パソコンを再起動したときにメモリ診断が自動的に開始されます。
専門業者に相談する
パソコンの修復機能やデータ復旧ソフトでは修復できない、パソコンの記憶媒体の物理障害が原因でエラーコードが表示されている可能性も考えられるため、保存データが必要な場合は、データ復旧業者に相談して症状を診断してもらいましょう。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。