突然Windowsパソコンの電源を入れたときに、青い画面(ブルースクリーン)が表示され、そのまま起動できなくなり、不安を感じていませんか?
ブルースクリーンは一見するとWindows自体の不具合のように思えますが、実際にはHDD/SSDの障害やメモリ不良などのハードウェアトラブルが原因になっているケースもあります。原因を誤って判断したまま復旧作業を進めると、状態が悪化してデータが消えてしまうリスクがあります。
本記事では、Windowsがブルースクリーンのまま起動できなくなる主な原因と、データを守りながら安全に復旧を試みるための正しい対処法を、専門家の視点からわかりやすく解説します。
こうした状況の中で、対応に迷う方や安全に進めたい方も多いはずです。
次のどれか一つでも当てはまる方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
- 大切なデータを失いたくないと感じている
- 自分だけの判断で進めるのが不安に感じる
- どこから手をつければよいか迷っている
- 安全に進めたい、確実に状況を知りたい
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で承っています。不安を感じた時点でお気軽にご連絡ください。
目次
Windowsがブルースクリーンになる原因
ブルースクリーンとは、Windowsがシステムの重大な障害を検知し、自動的に停止することで表示される青い画面のエラー表示で、「BSoD(Blue Screen of Death)」とも呼ばれます。多くの場合、突然の再起動や操作不能になるため驚かれますが、これはシステムを守るための防御機能が働いた結果です。原因はドライバやOSの不整合から、メモリ・ストレージといったハードウェアの障害まで多岐にわたります。
よくあるSTOPコード例と原因一覧
ブルースクリーンには、画面下部に「STOPコード」と呼ばれる英数字のエラーメッセージが表示されます。これは障害の発生源を示しており、表示されたコードによって、ある程度原因を特定する手がかりになります。STOPコードは数百種類以上存在し、原因ごとに分類されますが、ここでは特に頻度の高い代表的なコードと主な原因をまとめました。
ここに記載のないコードには、「0x0000007E」や「0x0000001A」などの16進数型コードや、「BAD_POOL_HEADER」「SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」など、メモリ・カーネル・デバイス・ドライバ・ファイルシステム系の専門的なものも多く含まれます。英語名/数値型どちらも表示されることがあり、いずれもエラー解析の重要な手がかりとなります。
以下に、よく見られるコードと原因をまとめました。これらを参考に、下記に記載する各原因と照らし合わせて確認してみてください。
- MEMORY_MANAGEMENT: メモリの物理故障や相性不良
- CRITICAL_PROCESS_DIED: システムファイルの破損やドライバエラー
- UNEXPECTED_STORE_EXCEPTION: HDD/SSDの障害、不良セクタ
- DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL: ドライバの不整合、古いドライバ
- KERNEL_SECURITY_CHECK_FAILURE: OSの不整合、BIOSの不具合
- PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA: RAM不良または仮想メモリ設定の不備
- INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE: ストレージの故障、起動セクタの破損
ここからは、ブルースクリーンの原因として特に多い項目を一つずつ詳しく解説します。
ドライバの不整合や破損
Windowsの動作を支える各種デバイスドライバに不整合や破損があると、起動時や操作中にBSoDが表示されることがあります。特にグラフィックドライバやチップセット、ネットワークアダプタ周辺のドライバに関する不具合は、BSoDの引き金となりやすいため、アップデート履歴やインストール状況を確認することが重要です。
メモリ(RAM)の不具合
「MEMORY_MANAGEMENT」や「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」などのSTOPコードが表示される場合は、RAMの不具合が疑われます。RAMに物理的損傷や相性不良があると、OSが一時的なデータ処理に失敗し、致命的なエラーとしてブルースクリーンが発生します。Windows標準のメモリ診断ツールで検査が可能です。
システムファイルやOSの破損
アップデート失敗や強制シャットダウン、アプリの競合などによってWindowsの重要なシステムファイルが破損すると、起動に必要な情報が失われ、BSoDが繰り返し表示されることがあります。`sfc /scannow`や`DISM`コマンドを使った修復が有効ですが、OSの整合性が大きく崩れていると回復できない場合もあります。
ストレージ機器の障害や劣化
HDDやSSDなどのストレージ機器に不良セクタやコントローラー障害がある場合、Windowsのシステムファイルや起動情報が読み取れず、ブルースクリーンが発生する原因となります。とくに、起動中に固まる・異音がする・アクセスが遅いといった症状がある場合は、ストレージ内部の物理的な障害の可能性が高まります。
このような場合、無理に操作を続けるとデータが完全に失われるリスクがあります。 初期化やリカバリを試す前に、まずは専門業者に相談することを強くおすすめします。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
ブルースクリーンの対処法
ここでは、パソコンで突然ブルースクリーンが表示されたときに試せる主な対処法を紹介します。 ここから紹介する対処法には、再起動の繰り返し、システム修復、ドライバの更新、ストレージチェックなど、手順を誤るとデータを失ってしまう可能性のある作業が含まれます。特に、原因がわからないまま操作を続けると、HDD/SSDの障害やシステム破損が背後にあった場合、症状が悪化して起動すらできなくなるケースもあります。
「失いたくないデータがある」「少しでも不安がある」という方は、無理に作業を進めないことが重要です。ブルースクリーンはソフトウェアの問題だけではなく、ストレージの物理障害やメモリ不良など、外からは判断しにくい原因が隠れている場合も多くあります。
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で受け付けています。ブルースクリーンが繰り返されるなど不安がある際は、お気軽にご相談ください。
エラー画面の内容を記録する
ブルースクリーンが表示された際には、画面下部に表示される「STOPコード」やエラー名を控えておくことが重要です。後から原因を調べる際の手がかりになるため、できるだけ正確に記録しておきましょう。
- ブルースクリーンが表示されたら、画面下のSTOPコードをスマートフォンなどで撮影する
- 表示内容をメモに書き起こしておくと、相談時にも役立つ
- 記録後、電源ボタンを5秒以上長押しして電源をオフにする
一度パソコンを再起動してみる
一時的なシステムエラーでブルースクリーンが出た場合は、再起動することで正常に動作することもあります。まずは強制的に電源を切り、数十秒待ってから起動してみましょう。
- 電源ボタンを長押ししてパソコンの電源を切る
- 10〜30秒ほど待機して放電する
- 再度電源を入れて通常起動できるか確認する
接続機器をすべて外して起動する
USBメモリや外付けHDD、プリンターなどが接続されていることで不具合が起きることがあります。周辺機器をすべて取り外した状態で再起動することで、原因を切り分けることができます。
- パソコンの電源を切る
- マウスとキーボード以外のすべてのUSB・外部機器を取り外す
- 電源を入れて、エラーが出るかどうかを確認する
Windowsやドライバを最新状態に保つ
古いバージョンのWindowsやドライバが原因でブルースクリーンが発生することがあります。最新の更新プログラムを適用することで、エラーが解消される場合があります。
- スタートメニューから「設定」→「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムの確認」をクリックして、表示されたアップデートをすべて実行
- ドライバも必要に応じてデバイスマネージャーまたはメーカーサイトから更新
- 更新完了後に再起動し、症状が改善するか確認する
メモリやストレージに異常がないか確認する
RAMやHDD/SSDなどのハードウェアに問題があると、ブルースクリーンの原因になります。Windowsに搭載されている診断機能を使って、不具合が起きていないかを確認することが可能です。
- スタートメニューで「Windows メモリ診断」と検索し、起動する
- 「今すぐ再起動して問題を確認する」を選択し、メモリ検査を実行
- エラーが検出された場合は、メモリ交換や修理を検討
- ストレージの状態を確認するには、以下の手順でコマンド操作を行います
- 「スタート」を右クリック →「ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択
- 以下のコマンドを一行ずつ入力し、それぞれEnterキーで実行
sfc /scannow:Windowsのシステムファイルの破損をチェック・自動修復chkdsk C: /f /r:Cドライブのエラーチェックと不良セクタ修復(完了には再起動が必要な場合あり)- 処理が終わったらPCを再起動し、ブルースクリーンが出なくなったか確認
専門業者に相談する
すべての対処法を試しても改善しない、または大切なデータが消えるのが心配な場合は、無理に操作を続けるのではなく、専門業者への相談を検討してください。 誤った操作によって、保存されていたファイルが完全に失われるリスクもあります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)という高い成果を上げています。相談・初期診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績
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※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと ※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































