データ復旧.com佐藤 青南 様 | 弊社のデータ復旧サービスをご利用頂いたお客様の声 | データ復旧.com

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復旧率最高値
 
95.2%
 

※2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)

 個人 /  外付けHDD
 デジタルデータリカバリー(DDR)のサービスをご利用されたお客様の声

佐藤 青南 様

ミステリー小説家

大事なのは安心にお金を払うというところ

今回取材させていただいた佐藤様は30歳までミュージシャンとして活動したのち、小説家になることを志し、5年の投稿生活を経て宝島社『このミステリーがすごい!』大賞の優秀賞を受賞し『ある少女にまつわる殺人の告白』(宝島社文庫)でデビュー。「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ(宝島社文庫)は累計40万部を突破、『白バイガール』(実業之日本社文庫)も第2回神奈川本大賞を受賞するなど、いまや多数の小説を刊行されてご活躍なさっている人気ミステリー作家さんです。今回は、小説家の命とも言える大切な原稿データが消えてしまい、DDRに復旧のご依頼がありました。

紛失したデータ
原稿のワードファイル(10年分)
販促PR映像用の動画素材・曲など

データ紛失の経緯
今回破損したのはバッファローの外付けHDD(2TB)です。
私はミステリー小説家ですが、自分で小説の販促用PR映像も作っています。映像や音楽の編集をするために、ハイスペックなデスクトップPCに買い換えてまもなくの時期でした。ハイスペックなデスクトップPCは机を占める面積も大きく、相対的に狭くなった窮屈なスペースに設置していた外付けHDDを、高さ1mほどの机の上から落としてしまったのです。
筐体の外枠プラスティック部分が歪んでしまいましたが、最初はそこまで深刻な事態だとは捉えていませんでした。ところが、PCに接続してみてもHDDを読み込んでいる状態が続き、いっこうにデータを開くことができません。
それでも何度か再試行や再接続を繰り返すうちにHDDが認識されたので、慌てて最新のファイルをデスクトップに避難させました。これは当時執筆途中だった連載原稿で、取り出せなければ最初から書き直す必要があったので、ひとまずホッとしました。
しかし同じようにほかのファイルを避難させようとしたとき、ふたたび接続が途切れ、HDDを読み込んでいる状態になりました。その後は何回やっても奇跡は起きません。あまり続行すると危険だと思い、作業を中断しました。そしてこの段階で、ようやくことの重大さに気づいたのでした。
この外付けHDDには1TBほどデータを収めていました。そろそろバックアップを取っておかないとと思い、別に外付けHDDを購入しようと考えていた矢先の出来事でした。もっと早くに行動しておけばと、非常に後悔しました。

佐藤青南様
佐藤 青南 様(42)

データ復旧について
データ復旧会社があるのは知っていましたが、まさか自分が利用するとは考えたこともなく、ほとんど知識はありませんでした。HDD破損の件を広告デザイナーの友人に相談したところ、たまたま彼も同じような経験をしており、データ復旧会社に依頼したという話を聞きました。その友人から聞いた料金はけっして安いものではありませんでしたが、簡単に諦められるものでもありません。データ復旧会社をネット検索してみて、検討することにしました。

特に復旧したかったデータとその中身
数あるデータの中で最も取り出したかったのは、小説家の命とも言える「原稿のワードファイル」です。作家の卵時代から約10年分のまだ世に出してない原稿をはじめ、出版社に依頼されたエッセイや、過去の作品集でした。
プラスアルファとして、書店で流す販促用のPR動画素材や音楽素材も、取り出せればと考えていました。
ほかにもこまごまとしたプライベートな写真などを保存していましたが、最低限上記のデータさえ取り出してもらえれば、お金を払って作業を依頼してもいいと考えました。

データを失った時の気持ち
まず考えたのは、書きかけの原稿のことです。〆切が迫っているものも含め、ゼロから書き直すことを考えて目の前が真っ暗になりました。仲間を集めて撮影したPVの映像素材や、かつてのバンド仲間たちとレコーディングした音源のことに思い至ったのは、その後のことです。仕事だけでなく、思い出も失ってしまったという事実がボディブローのようにじわじわと効いてきて、暗い気持ちになりました。これまでやってきたことすべてが無に帰すというのはとてもむなしく、全身の力が抜けるような思いでした。

データが戻ってきた時の気持ち
復旧する前に、「どれを優先させたいですか」と聞かれていたので、全部は期待できないのかと思っていましたが、実際に届いたデータをPCに接続して確認してみると100%復旧できていたので、大変嬉しかったです。

もしデータ復旧ができていなければ
以前のデータがなくなったからといって人生が変わるということはなかったかもしれませんが、復旧できたデータには、とても大切な思い出がこめられています。あとは仕事の上では、何社かに謝らなければならなかったかもしれません(笑)。

DDRを選んだ決め手
ネットで「HDD 復旧」などで検索したところDDRが上位に出てきました。料金よりも“技術力”を重視していました。あとは個人情報も多く含まれたものを預けるので“セキュリティ”ですね。〆切までのリミットもあったのですが、幸運にも差し迫った仕事の原稿はすでに避難させてあったので、“速さ”はそれほど求めていませんでした。DDRからは“速さ”を求めるものと“確実性”を求めるもの、二種類のプランを提示されましたが、迷わず“確実性”を選びました。

DDRのデータ復旧サービスを利用して感じたこと
本社にうかがった際、研究所のように物々しい印象で、予想していたよりも大がかりな作業なのだなと思いました。社屋を出入りする際に来客は当然のこと、社員も手荷物をすべてロッカーに預けさせられ、チェックを受けるという話を聞いて、セキュリティ体制もとても信頼できると感じました。復旧金額の見積もりはやはり安くはありませんでしたが、事前に友人から相場を聞いていたので想定内でした。

復旧後の対策
今後の改善策として、同じ外付けHDD(3TB)を2台購入しました。それにOffice365のクラウドサービス(有料)にも保存を始め、全て同じ物を保存しており、倉庫が3ヵ所できた感覚です。

最後に一言
大事なのは「安心にお金を払う」というところです。いまやPCのデータはその人そのものといえます。プライベートなものなので、データを引き出せればそれでいいというわけではありません。個人情報を厳重に管理してくれるDDRは、その点で信頼に値すると思います。

 ミステリー作家として作品を書くのに何が一番苦労しますか?

もっとも苦労するのはプロット作りです。構想の段階では楽しいですが、それをしっかり物語に構築しようとするととたんに苦痛になります。プロットさえしっかりくみ上げてしまえば、実際の執筆は比較的楽です。

 ミステリー小説家になるには、どんなタイプの人間(性格)が向いていますか?

人間観察が好きな人は向いていると思います。個人的にも、人間が好きな人が書く小説はおもしろいと思います。

 ~著作~

白バイガール駅伝クライシス装幀