「エラーコード:0x80070005」が表示された場合、それはアクセス権限が不足していることを示しており、更新失敗やアプリの起動トラブルにつながることがあります。
原因の特定が難しく、誤った設定変更はシステム全体に悪影響を与える可能性も。そのため、自力での対処に不安がある場合は、早めに専門業者にご相談ください。
当社では24時間365日、無料の初期診断とお見積りをご提供しております。安心・安全なサポート体制で、原因解明から解決までしっかり対応いたします。
目次
0x80070005エラーコードが発生する原因
「アクセスが拒否されました」と表示されるエラーコード「0x80070005」は、Windows環境で頻発する深刻なトラブルの一つです。多くの場合、ファイルやシステムリソースへのアクセス制限が絡んでおり、誤った対処によってさらなるシステム障害やデータ消失を招くおそれがあります。
このエラーは、一見単純な設定ミスから、深刻なハードウェア障害まで、複数の原因が考えられます。特に、システムの根幹に関わる要因が含まれているため、原因を正確に把握しないまま自己判断で対応するのは非常に危険です。
以下では、0x80070005エラーの主な原因を整理し、それぞれの背景について詳しく解説します。
ユーザー権限不足
Windowsでは、操作内容によって必要な権限が異なります。たとえば、システムファイルの変更やアプリのインストールには「管理者権限」が必須です。ログイン中のアカウントに管理者権限が付与されていない場合、ファイルへのアクセスや更新が拒否され、「0x80070005」のエラーが表示されることがあります。
所有権・権限設定の不備
ファイルやフォルダに対する「所有者」や「アクセス許可」の設定が正しくない場合、たとえ管理者であってもアクセスできず、エラーが発生します。特に、他のPCから移行したデータや、別ユーザーが作成したファイルに対して発生しやすい問題です。
セキュリティソフトの干渉
ウイルス対策ソフトやWindows Defenderがシステムやアプリの動作を「不審」と判断してブロックすることがあります。この場合、本来は問題ない処理も遮断され、意図せず0x80070005エラーが発生するケースがあります。特に、外部アプリのインストールや更新時に起こりやすい現象です。
Windows Updateの不具合
Windows Updateの仕組みに不具合が生じると、更新に必要なファイルが正常にダウンロード・展開できず、アクセス拒否が発生することがあります。破損した一時ファイルや更新履歴が原因となる場合も多く、放置すると他の機能にまで影響を及ぼす恐れがあります。
ライセンス認証エラー
Officeや特定のアプリケーションでライセンス認証が正しく行われていないと、そのアプリへのアクセスや機能制限が発生し、「0x80070005」が表示されることがあります。とくに企業用の端末では、ネットワークポリシーやアクティベーションサーバーの設定に問題があるケースも見られます。
ストレージの物理故障

HDDやSSDが物理的に故障している場合、OSがディスクを正しく読み取れず、「0x80070005」のようなアクセス拒否エラーが発生することがあります。セクタ破損やヘッドクラッシュなどが原因です。
このようなケースで自力対応を行うと、データが完全に失われるリスクがあります。市販ソフトの使用は避け、データ保全のため専門業者への相談が最も安全な選択です。
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0x80070005エラーコードへの対処法
0x80070005エラーの原因は多岐にわたりますが、対処法もさまざまです。一般的な方法として、権限の付与、セキュリティソフトの設定見直し、システムファイルの修復などがあります。これらを正しく行えば、改善が期待できます。
ただし、ストレージの物理障害などユーザーでの修復が難しい場合、誤った操作で状況を悪化させる恐れがあります。
その際は、速やかにデータ復旧業者へ相談することをおすすめします。
管理者権限での実行・アカウント権限の見直し
多くの0x80070005エラーは、必要な権限を得ることで解消されます。
たとえばアプリのインストーラを右クリックし「管理者として実行」を選ぶだけでも改善が期待できます。また、現在使っているユーザーアカウントに管理者権限を付与しておくと、再発防止にもつながります。
- Windowsキー+Iで「設定」を開く。
- 「アカウント」を選び、「家族とその他のユーザー」へ進む。
- 対象のユーザーを選択し「アカウントの種類の変更」をクリックし、「管理者」を選んで適用する。
- 再度問題の操作を実行する時は、アプリを右クリックして「管理者として実行」を選択する。
ユーザーにフルコントロールを許可する
ファイルへのアクセス権の設定に誤りがあることが原因で、正しいアクセス権が得られずにエラーコードが表示されるケースがあります。この場合、ユーザーにフルコントロールを許可して問題を解決しましょう。
- キーボードで「Win + R」キーを押して、表示されたテキストボックスに「C:UsersUSERNAMEAppData」と入力→「OK」をクリック
- ローカルフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択
- 「セキュリティ」タブに移動し、「編集」を選択
- 「追加」をクリックし、「Everyone」を入力
- 「名前の確認」→「OK」と進み「フルコントロール」のチェックボックスにチェックを入れる
- 「OK」をクリックしてすべての変更を保存する
- PCを再起動し、アクセス拒否エラーが修正されていれば完了
ファイル・フォルダ権限の再設定
特定のフォルダやファイルにアクセスできない場合、そのオーナーシップやアクセス権限を適切に再設定することでエラーが解消します。
これにより、そのフォルダを操作する正当な権限が得られます。
- 問題のあるフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択。
- 「セキュリティ」タブから「編集」をクリックし、ユーザー名を選択し、「フルコントロール」など必要な権限にチェックを入れる。
- 「適用」をクリックして設定を反映。
- フォルダを再度開き、操作が可能か確認する。
セキュリティソフト・Windows Defenderの一時無効化
ウイルス対策ソフトが、正当なアップデートやインストールを妨げることがあります。対策として、一時的にセキュリティソフトを無効化し、操作が完了したら再度有効化することが可能です。
ただし、一時的な停止中はセキュリティリスクが高まるため、必要な操作が終わったら必ず元に戻してください。
- セキュリティソフトのアイコンをタスクバーから右クリックして「一時停止」または「無効化」を選択。
- Windows Defenderを無効にする場合、「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows セキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」でリアルタイム保護をオフにする。
- 再度問題の操作(更新・インストールなど)を試す。
- 操作完了後、必ずセキュリティソフトやDefenderを有効に戻す。
Windows Updateのトラブルシューティング
Windows Updateが原因でエラーが出ている場合は、Windows標準搭載のトラブルシューティングツールを利用すると便利です。
この機能は更新に必要なコンポーネントや設定を自動的に修正してくれます。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」へ移動。
- 「追加のトラブルシューティングツール」を選び、「Windows Update」を選択。
- 「トラブルシューティングツールの実行」をクリックすると、自動診断が始まる。
- 指示に従って問題を修正し、再度Updateを試す。
SFC・DISMによるシステムファイル修復
SFC(System File Checker)やDISMツールを使えば、Windowsシステムファイルの破損を検出・修復できます。これにより、権限不足ではなくシステムファイル起因のエラーが解消することがあります。
- 「スタート」メニューで「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを「管理者として実行」する。
- 「sfc /scannow」と入力し、Enterキーで実行。修復が行われる。
- 終了後、再起動する。
- 問題が解決しない場合「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」を実行し、再度再起動して確認。
Office等のライセンス再認証・修復インストール
Office製品など特定アプリケーションでライセンス認証に失敗してエラーが出る場合、Officeの修復インストールやライセンスの再入力を行うと解決することがあります。
これにより必要なライセンスファイルへのアクセスが正常化されます。
- 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」を開く。
- Officeを選択して「変更」をクリック。
- 「クイック修復」または「オンライン修復」を選び、修復を実行。
- Officeを起動してライセンス認証を再試行し、エラーが解消されたか確認。
レジストリを更新する
Windows Update後に「0x80070005」エラーが表示される場合、レジストリのアクセス許可設定に問題があることがあります。レジストリとは、システムやアプリの設定情報が保存された重要な領域で、通常の操作では変更しない部分です。
- スタートメニューで「レジストリエディタ」と検索し、開く
- 表示された警告に「はい」を選択
- 「HKEY_USERS」→「S-1-5-20」を右クリックし「アクセス許可」を開く
- ユーザーを追加し、「フル コントロール」の権限を付与
- 「ネットワークサービス」にも同様の権限を設定
- 「すべての子オブジェクト~」にチェックを入れて完了
レジストリの操作は非常にデリケートです。誤った変更により、ソフトが起動しない・システム障害が起きるなどの重大なトラブルにつながる可能性があります。もし操作後に不具合が発生した場合は、データ保全のためにもデータ復旧サービスの利用を強く推奨します。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
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HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。