「誤ってパーティションを削除してしまった」「勝手にパーティションが削除されていた」。このような場合でも、冷静に正しい対処を行うことで、一度削除・紛失してしまったパーティションを復元できる可能性があります。
パーティションの削除は一見深刻な問題に思えるかもしれませんが、適切な手順を踏むことで一度削除・紛失してしまったパーティションを復元できる可能性があります。
この記事では、パーティションを紛失・削除してしまった際の原因や状況を詳しく解説するとともに、パーティションを復元するための具体的な手順についてもご紹介します。
目次
パーティションとは
パーティションとは、コンピュータのハードディスクやSSDなどの記憶媒体を分割したデータ領域のことを指します。これにより、1つのディスクを複数の論理的なディスクとして利用することが可能になります。パーティションを設定することで、データの管理がしやすくなり、システムの柔軟な利用が可能になります。
パーティション紛失および復元の原理とは?
パーティションが紛失する原因はさまざまです。一般的な原因としては以下が挙げられます。
- 誤って削除してしまうこと
- パーティションテーブルの破損
- 不良セクタ
- 予期しないシャットダウン
これらの要因により、パーティション情報が消失し、アクセスできなくなることがあります。ただし、紛失したパーティションは通常、データが完全に消去されるわけではなく、パーティションテーブルからの参照が失われるだけです。
適切な復元手段を採ることで、パーティション情報を再構築し、データを取り戻すことが可能です。復元ソフトは以下のように役立ちます。
- ディスクをスキャンして失われたパーティションを検出
- パーティションを元の状態に戻す
ただし、復元に失敗するリスクもあるため、特に重要なデータが含まれている場合は、データ復旧の専門業者に依頼することが推奨されます。
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パーティションの状況を確認する方法
パーティションの状況を確認する際は、以下の手順に沿って操作を行ってください。
- Windowsのキーボードで「Windowsキー」と「Xキー」を同時に押します。
- 表示されるメニューから「ディスクの管理」を選択します。
- これにより、現在のディスクのパーティション情報が表示され、各パーティションの
- 状態やサイズ、ファイルシステムなどを確認することができます。
この方法を使うことで、パソコン内のハードディスクやSSDのパーティション構成を簡単に確認することができます。例えばパーティションが消失していた場合、ディスク管理ツールで「未割り当て領域」として表示されることがあります。
ディスクの管理ツールは、パーティションの作成、削除、サイズ変更などの管理操作を行う際にも利用されます。
「存在しないデバイスを指定しました」と表示された時の対処法はこちら
パーティションの修復・復元方法
パーティションの修復・復元方法は次の通りです。
ディスク管理ツールの使用
ディスク管理ツールは、Windowsに標準で搭載されているユーティリティで、ディスクのパーティションを管理することができます。
このツールを使用すると、問題のあるパーティションを確認し、エラーチェックを実行することで軽度のエラーを修正できる場合があります。特に、誤って削除したパーティションや、パーティションテーブルの軽度の破損を修正するのに役立ちます。
- 「スタートメニュー」を右クリックし、「ディスク管理」を選択します。
- 表示されたディスク管理ウィンドウで、問題のあるパーティションを探します。
- パーティションを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「ツール」タブをクリックし、「エラーチェック」の「チェック」をクリックします。
- 画面の指示に従ってエラーチェックを実行し、修正を行います。
パーティション修復ソフトの利用
市販のパーティション修復ソフトを使用することで、紛失したパーティションを復元できる可能性があります。これらのソフトウェアは、ディスク全体をスキャンし、削除されたパーティションや破損したパーティションの情報を再構築することができます。ただし、ソフトウェアの使用は軽度の論理障害に限られ、物理的な故障には対応できません。
- 信頼できるパーティション修復ソフトをダウンロードしてインストールします。
- ソフトを起動し、ディスク全体をスキャンします。
- スキャン結果から復元可能なパーティションを選択します。
- 復元したいパーティションを選び、指示に従って復元プロセスを実行します。
- 復元が完了したら、再起動してパーティションが正しく認識されているか確認します。
データ復旧の専門家に相談する
自力での復旧が難しい場合や、重要なデータが含まれている場合は、専門のデータ復旧業者に依頼することが推奨されます。技術力の高い専門業者であれば、正確な初期診断により、適切な復旧手法を選択して物理的な故障でもデータ復元可能です。
ただし、ご自身の機器がデータ復旧可能かどうか、費用はどれくらいかかるのか、復旧にどれほどの時間が必要かなどの情報は、直接データ復旧業者に相談しないと分かりません。データ復旧を検討している場合は、一度相談してみることをおすすめします。
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よくある質問
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※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数41万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
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