- USBメモリをパソコンに挿してもランプが点灯しない
- エクスプローラーやデスクトップに表示されない
- 「フォーマットしてください」「アクセスできません」といったメッセージが出る
このような場合、不安と焦りを感じる方が多いと思います。中には仕事のデータや写真など、二度と取り戻せない大切な情報が保存されているケースもあります。
ただし、慌てて何度も抜き差ししたり、安易にフォーマットしてしまうと、状態を悪化させて本来なら復旧できたデータまで失ってしまうおそれがあります。原因に合った対処を選ぶことが重要です。
この記事では、USBメモリが認識しないときに考えられる原因と、それぞれの対処法を分かりやすく整理します。自分で試してよい範囲と、早めに専門業者へ相談した方がよい場面の目安もあわせて解説します。
目次
やってしまいがちな行動
認識しないUSBを前にすると、つい何度も抜き差ししたり、表示された警告に流されて「フォーマット」を押してしまいたくなるかもしれません。
しかし、その“ちょっとした操作”こそが、まだ残っているデータを塗りつぶし、二度と取り戻せなくしてしまう最大の落とし穴です。
今いちばん大切なのは、これ以上悪化させないこと。
症状に合わせて、正しい順番で落ち着いて対処するだけで、救えるデータが大きく変わります。
「家族の写真だけはどうしても守りたい」
「仕事のファイルを失ったら、本当に困ってしまう」
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USBメモリが認識しない主な原因
USBメモリが認識されない場合、原因は単なる挿し込み不良のような軽いものから、データ領域の破損や基板故障といった重いものまでさまざまです。原因を見誤ると、適切でない対処を行ってしまい、かえって状態が悪化することがあります。
| 原因 | 症状のイメージ | 全体のリスク感 |
|---|---|---|
| USBメモリの挿し込み不良・端子の形状不一致 | ランプが点灯しない、差し込んでもすぐ抜ける、ゆるい | 比較的軽度だが、無理に押し込むと物理破損のリスクが高まる |
| 端子やUSBポートの汚れ・錆び | 時々認識したりしなかったりする、角度を変えると反応が変わる | 接触不良から突然認識しなくなる可能性があり、無理な清掃は破損につながる |
| 電力不足・設定や制御機能の影響 | 他のUSB機器を外すと認識する、会社のPCだけ認識しないなど | 設定変更や社内規定に関わるため、自己判断での変更は業務リスクにもなる |
| 論理障害・物理障害 | フォーマット要求メッセージ、エラー表示、完全に反応しないなど | 取り出したいデータが失われる危険が高く、自己流の対処は復旧不能につながりやすい |
USBメモリが正しく挿入されていない
最も単純な原因は、USBメモリが奥までしっかり挿し込まれていないケースです。途中で止まっていると接触不良となり、ランプが点灯しなかったり、パソコン側で認識されなかったりします。
この状態で何度も抜き差しすると、USBメモリ側だけでなくパソコンのUSBポートも劣化させてしまうおそれがあります。一度だけ落ち着いて挿し直し、それでも改善しない場合は別の原因も疑う必要があります。
端子のタイプが異なる・形状が合っていない
USBには「Type-A」「Type-C」「Type-B」「Mini USB」など、複数の端子形状があります。端子の形が合っていない状態で差し込もうとすると、ぐらついたり、途中までしか入らなかったりして認識されません。
無理に押し込むと端子が曲がる、内部の基板が割れるなどの物理障害につながります。形状が明らかに合っていない場合は、別の変換アダプタや対応端子のUSBメモリを使用する必要があります。
USBメモリ側の汚れや錆び
USBメモリの金属端子部分にホコリやゴミ、水分、錆びが付着していると、接点が不安定になり認識されにくくなります。湿度の高い環境での使用や保管、長期間の放置などで起こりやすいトラブルです。
端子をこすって磨いたり、息を吹きかけたり、ドライヤーの熱風を当てると、ホコリが奥に押し込まれたり、熱で部品が変形してしまうことがあります。目視で明らかな汚れがある場合でも、強い力で触るのは避けた方が安全です。
使用機器側USBポートの汚れや劣化
パソコンやテレビ、プリンター側のUSBポートが汚れていたり、内部の金属端子が曲がっている場合も、挿してもランプが点灯しない、特定のポートだけ反応がないといった症状が出ます。
このような場合はUSBメモリ自体に問題がなくても、特定のポートに挿したときだけ認識しない状態になります。別のポートや別の機器に挿すと正常に動くことも多く、原因の切り分けが重要です。
電力不足による認識不良
複数のUSB機器(外付けHDDやWebカメラ、キーボード、マウスなど)を同時に接続していると、電力不足でUSBメモリが正しく動作できず、認識されないことがあります。特にバスパワー駆動の外付けHDDなど、電力を多く消費する機器を同時に使っている場合に起こりがちです。
一時的な電力不足が原因であれば、不要な機器を外すことで改善することもありますが、何度も再起動を繰り返すと本体側に負荷がかかるため注意が必要です。
USBポート設定が無効化されている
パソコンに接続されているデバイスを管理するプログラム「BIOS(バイオス)」の設定でUSBポートが無効になっていると、USBメモリを挿してもまったく反応しません。セキュリティや運用上の理由で、USBポートを意図的にオフにしているケースもあります。
BIOS設定はシステム全体に影響するため、誤って別の項目を変更すると、最悪の場合パソコンが起動しなくなることがあります。設定変更に慣れていない場合は、安易に触らない方が安全です。
USB制御機能による利用制限
会社のパソコンなどでは、ウイルス感染や情報漏洩を防止するために、USBメモリの利用を制限する「USB制御機能」が導入されていることがあります。この場合、USBメモリを挿しても通知やドライブ表示が一切出ず、認識されていないように見えます。
セキュリティソフトや社内ポリシーで禁止されている場合、個人の判断で設定を変更することはできません。無断で制限を解除しようとすると、情報管理上の問題が生じることもあります。
USBメモリの論理障害(データやファイルシステムの不具合)
外観に変化がないにもかかわらず、内部のファイルシステムが壊れてデータを読めなくなっている状態を「論理障害」と呼びます。次のようなメッセージが表示される場合は、論理障害の可能性が高くなります。
例としては次のようなものがあります。
- 「ドライブを使うにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか」
- 「パラメータが間違っています」
- 「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」
データの読み書き中にUSBメモリを抜いてしまったり、使用中にパソコンの電源が落ちたりすると、ファイルシステムが壊れて論理障害を起こすことがあります。この状態で通電を続けたり、フォーマットを繰り返すと、復旧できる可能性がどんどん下がっていきます。
USBメモリの物理障害(基板破損・端子の曲がりなど)
水没や強い衝撃、端子部分の曲がり、経年劣化などで、データを記録する内部部品や基板そのものが壊れている状態を「物理障害」といいます。見た目で明らかに曲がっているケースもあれば、外観は問題なくても内部のチップが壊れている場合もあります。
物理障害が進行すると、
- ランプが点灯しない
- どの機器につないでも一切反応がない
といった症状になります。
この状態で何度も抜き差ししたり、曲がった端子を手で戻そうとすると、基板へのダメージがさらに大きくなり、専門業者でも対応が困難になることがあります。
なお、USBメモリが認識しないときに次のような行為を繰り返すと、上記の原因がさらに悪化するおそれがあります。
- USBメモリを何度も抜き差しする
- 使用機器の再起動を何度も繰り返す
- USBメモリの端子に息や風を送り込む(ドライヤー等を含む)
- 曲がったUSBメモリを無理に元の形に戻そうとする
- 認識しない状態のまま通電を続ける
- 理解が十分でないままBIOS設定を変更する
- 重要なデータがあるのにフォーマット(初期化)してしまう
これらは一見簡単にできる対処に思えますが、状況によってはデータ復旧の難易度を大きく上げてしまいます。特に大切なデータが入っている場合は、無理をせず、原因を見極めながら慎重に対処していくことが重要です。
USBメモリが認識しないときの対処法
USBメモリが認識しない場合は、軽い接触不良か、設定や電力の問題なのか、あるいは論理障害・物理障害まで進行しているのかを段階的に切り分けていくことが重要です。特に重要なデータが保存されている場合は、むやみに通電や操作を繰り返さず、データ保護を最優先に進めましょう。
接続や電源まわりを安全に確認する
まずは比較的リスクの低い範囲で、挿し込み方や端子の形状、USBポートや電力の状態といった物理的な要因を確認します。同じ作業を何度も繰り返さず、一つずつ落ち着いて確認することが大切です。
USBメモリの挿し込み状態を確認する手順
単純な挿し込み不良であれば、落ち着いて挿し直すだけで改善する場合があります。ただし、抜き差しを何度も繰り返すと劣化を早めるため、一度だけ丁寧に確認しましょう。
- パソコンが起動している場合は、画面右下(Windows)やデスクトップ上(Mac)で、USBメモリが表示されていないか一度確認する。
- 表示されていない場合は、現在挿さっているUSBメモリを一度だけ静かに抜き取る。
- 端子部分の向きと形状を確認し、ポートと向きを合わせてまっすぐ奥までゆっくり挿し込む。
- 強い力を加えず、途中でひっかかる感覚がある場合は、無理に押し込まず向きやポートを再確認する。
- 挿し込み後、ランプの点灯やパソコン側の通知、エクスプローラーやFinderにドライブが表示されるか確認する。
端子のタイプと向きを確認する手順
端子の形が合っていない場合、どれだけ挿し直しても認識されません。使用している機器のUSBポートの種類と、USBメモリの端子が合っているかを確認します。
- パソコンや機器の側面・背面を確認し、USBポートの形状を目視で確認する(長方形のType-A、小さな楕円形のType-Cなど)。
- USBメモリの端子形状と見比べ、形やサイズが明らかに異なる場合は、そのポートには挿さないようにする。
- Type-Aの場合は、端子の金属部分の向きをそろえ、上下を間違えないようにまっすぐ挿し込む。
- Type-Cの場合は、上下どちらの向きでも挿さるが、無理な角度で差し込まず、まっすぐゆっくり奥まで挿し込む。
- 変換アダプタを使用している場合は、アダプタ自体の接触不良も疑い、可能であれば別のアダプタやポートで試す。
USBメモリやUSBポートの汚れ・錆びを確認する手順
端子やUSBポートの汚れ・錆びは、目視である程度確認できます。ただし、清掃の仕方を誤ると内部部品を傷付ける可能性があるため、強い力を加えないことが重要です。
- USBメモリを抜き、明るい場所で金属端子部分を観察し、ホコリや目立つ汚れ、変色(緑色や黒ずみ)がないか確認する。
- パソコンや機器側のUSBポートも、ライトやスマートフォンのライトを使って内部をのぞき、ホコリの塊や明らかな錆びがないか確認する。
- 表面に軽いホコリが付着している程度であれば、柔らかい乾いた布で端子表面を軽く拭き取り、それ以上こすらない。
- 錆びや変形、焦げたような跡がある場合は、自分で削ったり薬品を使ったりせず、そのまま使用を中止する。
- 汚れや錆びが疑われ、内部まで影響していそうな場合は、データを守るためにもデータ復旧の専門業者に相談する。
別のUSBポート・別の機器で認識を確認する手順
USBメモリ側の問題なのか、使用している機器側の問題なのかを切り分けるために、別のポートや別の機器で認識されるかを確認します。この作業は、通電回数を増やし過ぎない範囲で行うことが大切です。
- 現在使用しているパソコンの別のUSBポートがあれば、USBメモリを一度抜き、別のポートに挿し直して認識されるか確認する。
- ノートパソコンとデスクトップの両方がある場合などは、可能なら別のパソコンにも挿してみて、ランプ点灯やドライブ表示の有無を確認する。
- どの機器でも全く反応しない場合は、USBメモリ側の障害(論理障害・物理障害)の可能性が高くなる。
- 特定の機器だけ認識しない場合は、その機器側のUSBポートや設定に問題がないか確認する。
- 試す機器を増やし過ぎると通電回数が増えるため、重要なデータがある場合は、2〜3台程度の確認にとどめる。
電力不足を解消する手順
外付けHDDや複数のUSB機器を同時に接続している場合は、電力不足によりUSBメモリが正しく動作できないことがあります。不要な機器を一時的に外し、USBメモリに十分な電力が供給される状態にして確認します。
- 現在パソコンに接続されているUSB機器(外付けHDD、プリンター、Webカメラなど)を確認し、使用していないものを把握する。
- Windowsでは「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」、Macではアイコンをゴミ箱にドラッグするなど、安全な取り外し手順で不要な機器を外す。
- USBハブを使用している場合は、できればパソコン本体のUSBポートに直接USBメモリを接続する。
- 不要な機器を外した状態で改めてUSBメモリを挿し込み、ランプの点灯や認識状態を確認する。
- それでも改善しない場合は、電力不足以外の原因(設定や障害)がないかを次のステップで確認する。
設定やUSB制御機能を確認する
接続や電力に問題がなさそうな場合は、BIOS設定や社内のUSB制御ソフトなど、ソフトウェア側の制限が原因になっていないかを確認します。ここから先は設定変更にリスクが伴う部分もあるため、慎重さが必要です。
BIOS設定でUSBポートの有効化を確認する手順
BIOSでUSBポートが無効化されていると、どのUSBメモリを挿しても認識されません。設定を確認することで、意図しない無効化や、設定変更によるトラブルを防ぐことができます。
- 重要な作業中のデータをすべて保存し、パソコンをシャットダウンする。
- 電源を入れ直し、メーカーのロゴが表示されたタイミングで、画面に表示されているBIOS起動キー(例:F2、Delなど)を押してBIOS画面を開く。
- メニューの中から「USB Configuration」や「Integrated Peripherals」などのUSB関連設定を探し、USBポートやレガシーUSBサポートが「Enabled(有効)」になっているか確認する。
- 必要最低限の項目以外は変更せず、設定を誤って変更してしまった場合は「変更を保存しない」設定で終了する。
- 設定を保存してBIOSを終了した後、通常通り起動し、USBメモリを挿して認識されるか確認する。
USB制御機能や社内ポリシーを確認する手順
会社のパソコンで急にUSBメモリが使えなくなった場合、USB制御ソフトの導入や、社内ポリシー変更によって利用が制限されている可能性があります。この場合、個人の判断で設定を変えるのではなく、しかるべき担当者に確認する必要があります。
- 同じ社内ネットワーク上の別のパソコンでもUSBメモリが使えないかどうかを確認し、自分の端末だけの問題か、全社的な制限かを把握する。
- 入社時やコンプライアンス研修時に配布された資料に、USBメモリ利用に関するルールや制御ソフトの記載がないか確認する。
- 上司や社内の情報システム担当者に、USB制御機能の導入状況や利用可否、申請方法について相談する。
- 業務上どうしてもUSBメモリを使用する必要がある場合は、その理由や用途を明確にし、暗号化済みUSBメモリや企業指定デバイスの利用申請を行う。
- 社内ポリシーに反する無断利用や制限解除は行わず、ルールに沿った形でデータの受け渡し方法を検討する。
論理障害・物理障害が疑われるときの対応
ここまでの確認で改善しない場合や、「フォーマットしますか」といったメッセージが表示される場合、USBメモリ内部の論理障害や物理障害が疑われます。この段階では、誤った対処がデータ消失に直結するため、特に慎重に対応する必要があります。
重要なデータがある場合の初動対応
業務データや写真・動画など、失うと困るデータが保存されているUSBメモリでトラブルが起きた場合は、まず「これ以上悪化させないこと」を最優先に考えます。
- エラー表示が出た時点で、それ以上の操作(何度も抜き差し、フォーマット実行、再起動の連発など)は行わない。
- 「フォーマットしますか」と表示されても、重要なデータがある場合は「いいえ」や「キャンセル」を選択し、ウインドウを閉じる。
- USBメモリを安全な取り外し手順で抜き、その後は通電を行わないように保管する。
- 可能であれば、トラブル発生時の状況(どの操作中だったか、どんなメッセージが出たか、何度試したか)をメモに残しておく。
- 自力での復旧に不安がある場合や、どうしても失いたくないデータが含まれている場合は、早い段階でデータ復旧の専門業者に相談する。
データ復旧ソフトを使う場合の注意点
軽度の論理障害であれば、市販やフリーのデータ復旧ソフトで一部のデータを取り戻せる場合もあります。ただし、ソフトの使い方や状態の見極めを誤ると、復旧がかえって難しくなることもあるため注意が必要です。
- 復旧対象のUSBメモリとは別のパソコン・別の保存先(内蔵HDDや別の外付けHDDなど)を用意し、復旧データの保存先として使う。
- 復旧ソフトは公式サイトなど信頼できる配布元から入手し、インストール先をUSBメモリ以外に指定する。
- スキャンを実行する前に、ソフトのマニュアルや説明を読み、対応している障害の範囲や注意事項を確認する。
- スキャン結果で目的のデータが見つかった場合は、上書きを避けるために必ず別のドライブを保存先に選ぶ。
- 異音がする、認識と切断を繰り返すなど物理的な不安定さがある場合は、ソフトの利用を中止し、専門業者への相談を優先する。
重要なデータがない場合のフォーマット手順
バックアップが他にあり、USBメモリ内のデータがすべて不要な場合は、フォーマット(初期化)によって認識が回復することがあります。ただし、一度フォーマットすると原則としてデータは元に戻せないため、本当に消してよいかを事前に確認してください。
- USBメモリ内に重要なデータやバックアップしか存在しないデータが本当にないかを確認する。
- Windowsではエクスプローラーを開き、対象のUSBドライブを右クリックして「フォーマット」を選択する。Macではディスクユーティリティを開き、対象のUSBメモリを選択して「消去」を選ぶ。
- ファイルシステム(例:WindowsならNTFSやexFATなど)とボリュームラベルを確認し、必要に応じて設定してからフォーマットを実行する。
- フォーマット完了後、試しに小さなファイルをコピーして保存・読み取りが問題なく行えるかを確認する。
- 一度論理障害を起こしたUSBメモリは再発のリスクが高いため、長期的な重要データの保管用途には使わないようにする。
物理障害が疑われるときの対応手順
USBメモリが曲がった、水に濡れた、落下後から認識しないなどの症状がある場合は、内部の基板やチップに物理的な障害が起きている可能性が高く、むやみに抜き差ししたり分解を試すほど復旧が難しくなることがあります。USBメモリは小型でも非常に精密で、誤った対処を繰り返すと、データが完全に消えてしまうリスクもあります。
とくに大切な写真や業務データが入っている場合は、自己判断での作業を止め、できるだけ早く専門家に相談することが重要です。
コネクタのぐらつき、ひび割れ、異常発熱、焦げたようなにおいがある場合は、物理障害が進行しているサインで、自力での復旧はより困難になります。
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※2:期間:2011年1月1日~
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この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































