SDカードは、パソコンやカメラ、スマートフォンなど、幅広い使用機器のデータ保存に使用されていますが、「突然認識しなくなった」「読み込まない」「反応しない」といったトラブルは珍しいことではありません。
SDカードが認識しない・読み込まない状態になる原因は複数あり、「そもそもSDカードの規格と使用機器が合っていない」といった単純なことから、「SDカード内部でデータが破損している」という重大なトラブルが発生していることまであります。
このページでは、SDカードが認識しない・読み込まない状況ごとの対処法をご紹介します。自身では対処できない場合の対処法も記載していますので、適切に対処して大切なデータを守りましょう。
目次
SDカードの仕組みとは

SDカード(SDメモリーカード)はフラッシュメモリーに属するメモリーカードです。
SDカードには写真や動画、音楽などを保存することが多く、小さく持ち運びもしやすいため、デジタルカメラやビデオカメラ、スマートフォンなどの記録メディア・記録媒体として幅広く活用されています。
SDカードはHDDのようにモーターなどの駆動部がなく、小さいので持ち運びもしやすいというメリットがあります。しかし、SDカードなどのフラッシュメモリにはデータの書き込み回数に上限があり、データを長期間保存することや書き換え頻度が高い用途には適さない記録媒体でもあります。
SDカードとmicroSDカードの違い
SDカードはSDカードとサイズの小さいmicroSDカードがあります。それぞれ容量によって規格が分かれています。
種類 | 主な使用機器 | 容量による規格 |
SDカード |
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microSDカード |
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SDカードが認識しない、読み込まない5つの原因

パソコンやビデオカメラなどでSDカードを認識しない・反応しない時に考えられる場合は、大きく5つの原因が考えられます。
SDカード自体が故障している場合、専門業者での復旧設備などが必要となり、個人での復旧はほぼ不可能です。また誤った対処法をとってしまうことで復旧できたはずのデータを失ってしまうリスクもあります。安全にデータを取り出したい・個人での対処に不安がある場合はデータ復旧の専門業者へ相談がおすすめです。
規格が異なる
SDカードには、SD、SD High Capacity (SDHC)、SD Extended Capacity (SDXC)の3種類の規格があります。
規格は容量によって異なり、128MB~2GBがSD、SD4GB~32GBがSDHC、64GB~2TBがSDXCとなっています。それぞれの規格によってファイルシステムが違うため、対応している規格でないと認識することができません。
▶ファイルシステムとは
記憶媒体に保存されたデータを管理・操作するための機能です。OSが提供する機能の一つで、ほとんどのOSはファイルシステムでファイルを管理しています。パソコンはファイルシステムに合わせてデータを読み取り、私達が画面上で見られる形にして表示しているのです。
接触不良
SDカードは、接続する端子部分がむき出しになっているため汚れが付着してしまうことがあります。また、SDカードではなくカードリーダー側に埃が溜まっている場合もあります。PCへの接続時ポートを使用している場合はその接続部分、コードなどの不良も考えられます。また、差し込みがしっかりとできていないために認識できていないケースもあります。
SDカードを読み込んでいる機器の故障
SDカードを読み取る機器が故障している場合も、SDカードを読み取れない場合があります。
一例として、パソコンのSDカードの差し込み口が破損・変形することで、正しく読み込めないなどがあります。しかし実際は、外から見えない場所が破損していることもあるため、故障箇所を特定する必要があります。
SDカードと接続機器のどちらに異常があるか調べたい場合は、一度SDカードを他の機器に差し込んで認識できるか試してみましょう。
SDカードの論理的な故障

論理的な故障はSDカードのファイルシステム(データの管理・操作に必要な機能)が壊れた状態です。これは読み書きの途中で抜いたり、処理中に電源が落ちたなど強制終了した際に発生します。
物理的には壊れていないため、再起動などで回復する場合もあります。しかし、重度の障害は個人で無理に使用しないようにしましょう。
SDカードが認識しない場合のエラーメッセージ例
- ドライブを使うにはフォーマットする必要があります。
- フォーマットしますか?
- ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。
- パラメータが間違っています。
- アクセスが拒否されました。
SDカードが認識しないときに上記のようなエラーメッセージが表示されたら、使用を中断し、すぐにSDカードを取り外しましょう。フォーマットを要求されてもキャンセルすることが重要です。このような状況でSDカードを使い続けると、状態が悪化・データの上書きがされてしまい、データを失ってしまう危険性があります。
SDカードの物理的な故障
SDカードは非常に薄く、物理的に故障してしまうことも少なくありません。長時間利用による経年劣化や水没のほか、踏んだり落下させてしまったり、SDカードの向きを間違って差し込んでしまったことによって破損させてしまうことが多くあります。
破損したSDカードは認識しないことがほとんどですが、無理に認識させようとしても症状を悪化させてしまうことがあるため、使用は最低限にとどめましょう。
衝撃・水没
「踏みつけてしまった」「SDカードの向きを間違って差し込んでしまった」「水をこぼしてしまった」といったトラブルで、SDカードは物理的に破損します。
例えば強い衝撃が加わると、SDカードの本体やICチップにダメージが与えられる可能性があります。これにより、ICチップの回路や記憶素子が破損し、SDカードが正常に動作しなくなる可能性があります。
次に水没すると、水がSDカードの内部に浸入し、ICチップや回路にダメージを与える可能性があります。水は電気を伝導するため、水没するとICチップや回路がショートしてしまい、SDカードが正常に動作しなくなる可能性があります。
経年劣化
ICチップは、電気信号を処理するために非常に微細な回路構造で構成されており、長期間の使用によって部品の劣化が生じます。
SDカードの寿命は一般的には3年とされます。これは、データの書き込みや読み取り回数に制限があるためです。一定の回数を超えるとICチップや記憶素子の劣化が進み「認識されない」などの問題が発生します。
静電気
静電気は、SDカードの許容量以上の電圧が瞬間的に流れます。このときに、SDカードのICチップの内部が破損することがあります。
なぜならICチップや記憶素子は微細な回路構造で構成され、わずかな電流でもショートを起こしてしまいます。
静電気によるSDカードの破損を防ぐためには、SDカードを取り扱う前に手の指や身体を接地させることが重要です。また湿度が低い場所での使用は避けましょう。
認識しない・読み込まないSDカードについて相談するならこちら
論理障害と物理障害は、自力で判別できないことが多い

SDカードの論理障害と物理障害は、「認識されない」「エラーメッセージが出る」「データの消失」など症状が共通しており、通常の方法では障害の見分けがつきません。
障害を特定できない状態で、対処法を何度も試すことは控えましょう。安易に自力で対処すると、物理障害の悪化や、データ上書きのような論理障害を併発し、より復旧が困難になってしまいます。
特に物理障害が発生したSDカードから個人でデータの取り出しを行うのは、ほぼ不可能です。SDカードはナノ単位で動作する超精密機器であり、部品交換など修復作業では、経験を積んだエンジニアが作業する必要があります。
「故障を判別できない」「安全にデータを取り出したい」という場合は、データ復旧の専門会社まで無料初期診断を受けてみることをおすすめします。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
SDカードの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
データ復旧業者では、SDカードに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、過去36万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。
大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。
SDカードが認識しない、読み込まないときの注意点

SDカードが認識しない、反応しない際は下記の6点に注意してください。SDカードに何らかの問題が発生している場合、次のような行為は大変危険です。
抜き差しを何度も繰り返さない
パソコンやスマートフォン、カードリーダーなどに挿したSDカードが認識しない時は、何度も抜き差しすることは避けましょう。これは容易に行ってしましやすい行為ですが、保存データが消えてしまったり破損してしまう恐れがあります。繰り返し一度抜き差しを行っても状況が変わらなければ、早めにプロのデータ復旧業者に相談しましょう。
静電気に注意する
SDカードは静電気によって認識しない・反応しないなど、故障してしまうことがあるため注意が必要です。他の人にSDカードを手渡しする際や、カードリーダーやスマートフォンに入れるときに静電気が発生してしまい、認識しなくなるケースも少なくありません。
SDカードは簡単に抜き差しができる機器のため、取り扱いの際の静電気には気を付けましょう。作業を行う前に手を水で洗う、乾燥した環境で行わないなどの対策が大切です。
再起動を繰り返さない
SDカードが認識しない・読み込まないトラブルが起こっているときは、再起動の繰り返しは避けましょう。再起動は機器に対して非常に負荷がかかる行為です。SDカードに何らかの障害が発生しているときに再起動を繰り返すと、認識しない状態からさらに復旧が不可能な状態まで悪化させてしまうリスクがあります。
通電を続けない
機器に異常が起こっているときに電気を流し続けることはやめましょう。通電を続けることでSDカードのトラブルを悪化させる可能性が高いです。SDカードが認識しない際の最善策は、機器からSDカードを取り外して通電を避けることです。認識しなくなったSDカードのデータを救出したい場合はすぐに取り外すことを優先してください。
データの書き込み中・読み込み中に抜かない(強制終了しない)
SDカードをパソコンやデジタルカメラ、テレビなどに接続してデータを読み込んでいる最中に引き抜くことは危険です。SDカードがデータを処理している途中で強制終了することで、データが破損してしまい認識されなくなることも多いです。使い方次第で機器使用できなくなるケースもあるため注意してください。
SDカードを曲げない
認識しない、読み込まないSDカードが曲がっているときに、無理に元の形に戻そうとするのは危険です。SDカードは衝撃にとても弱い機器のため、力を加えてしまうことでデータが保存されているメモリチップなどを破損させてしまう恐れがあります。物理的な損傷があるSDカードからデータを取り出したい場合はむやみに触らないようにしましょう。
フォーマットしない
SDカードに論理障害や物理障害が発生し、データが破損すると「フォーマットしますか?」と操作中にメッセージが表示されることがあります。しかし、安易にフォーマットを実行するのは控えましょう。
フォーマットとは、保存データの管理・操作に必要な「ファイルシステム」と呼ばれる機能を再構成することです。
フォーマットを実行すると、データが再構築され、システムエラーを解決できる可能性がありますが、保存データへアクセスができなくなります。

以上の行為はSDカードに負荷をかけ、完全にデータが消えてしまう恐れがあります。また、SDカードに生じたエラーや破損の状態を悪化させしまい、一般的な専門業者ではデータを取り出すことが困難になるケースもあります。
しかしデジタルデータリカバリーでは、他社様や製造メーカーでデータ復旧できなかった機器のご相談を5,700件以上いただいています。
データ復旧の経験と知識が豊富なエンジニアが高度な技術と設備を駆使し、復旧作業を行います。SDカードが認識できず、大切なデータの復旧を希望する際はお気軽にご相談ください。SDカードを専門に復旧するエンジニアが、初期診断から復旧まで担当します。
SDカードが認識しない、読み込まないトラブルの対処法10選

SDカードが認識しない・読み込まない場合の対処法を紹介します。
適切な規格を選択する
上記でも述べた通りSDカードには3種類の規格が存在するため、使用する機器が対応している規格を確認しましょう。カードの規格に対応していない機器を使っていた場合は、規格に対応した機器に変えるだけで、SDカードが認識することも多いです。
ただし、SDHCとSDXCはSDカードが普及した初期の製品に対応していません。最近の製品でも、SDXCカードは対応していない製品も多いため注意が必要です。
物理的な破損がないか確認する
SDカードが折れ曲がっていたり、傷が付いていないか、外的な破損を確認しましょう。
SDカードに外的な破損(曲がっている・折れている・欠けている・傷が付いている)がある場合、これらの物理障害が原因でSDカードが認識されなくなっています。
SDカードは、とても薄く衝撃に弱いため、扱いには注意が必要です。
SDカードに物理的な破損が確認できる状態の場合には、これ以上操作(通電や機器への抜き差し)を加えてしまうと、さらに状態を悪化させてしまいます。このようなSDカードからのデータ復旧には、専門設備や部品、知識を必要をするため、データを取り戻せる見込みのあるうちに、早めにデータ復旧の専門業者に相談しましょう。
目立つ汚れ、ホコリを取る
目立つ汚れやホコリが付着している場合には、これを除去したうえで再度接続してみましょう。汚れだけが原因の場合は取り除くことで認識するようになるはずです。ただし、その際にSDカードに傷をつけないように注意してください。
再起動を試してみる
SDカードが認識しない場合、SDカードではなく、使用している機器に問題がある可能性があります。一度だけ、再起動を試しましょう。
再起動することで、機器側の内部守りがリフレッシュされ、SDカードを認識できるようになることがあります。しかし、再起動を何度も繰り返し行うことは避けてください。
他に原因がある場合には、再起動の繰り返しによってデータを失うリスクがあります。
別の機器で試してみる
別の機器に接続することでSDカード側に問題があるのか、読み込む機器に問題があるのか確認できます。
例えばデジタルカメラで認識できなかったら、カードリーダーを使用するなどで試しましょう。他の機器で認識されなかった場合は、SDカードに問題があり、認識された場合は機器側の問題と判断可能です。また、スマートフォンの場合は再起動によって解消する場合もあります。
ドライバーを再インストールする
SDカードのドライバー・ソフトウェアの問題がある場合や、ドライバーのバージョンが古い場合、ドライバーを再インストールすることでSDカードが認識されるようになることがあります。
- 「Windowsマーク」を右クリック→「メニュー」→「デバイスマネージャ」を開く
- SDカードまたはSDカードリーダーのアイコンのメニューを右クリック
- 「プルダウンメニュー」→「デバイスのアンインストール」をクリック
- アンインストールされたら、SDカードまたはSDカードリーダーを取り外す
- しばらく待つ
- 再度SDカードまたはSDカードリーダーを接続
以上の手順で、ドライバーが自動的に再インストールされます。
チェックディスクで修復を試す
SDカードに物理的な破損がなく、SDカード自体に問題が発生している可能性があります。この場合、Windows搭載のチェックディスク(chkdsk)というツールでSDカードを修復することで解決出来ます。
ですが、チェックディスクは原因が異なれば状態を悪化させる恐れがある為、データを失いたくない場合にはむやみに操作せず、データ復旧の専門業者に相談した方が良いでしょう。
- 「Windowsマーク」を右クリック→「スタートメニュー」→検索窓を開く
- 「cmb」と入力→検索結果から「コマンドプロンプト」を右クリック
- 「管理者として実行」を選択→コマンドプロンプト画面を開く
- コマンドプロンプト画面上に「chkdsk SDカードのドライブ名:/F」を入力
- しばらく待つ
以上の手順で修復が完了します。
フォーマット(初期化)する
保存されているデータが消えてしまっても問題ない場合、SDカードのフォーマット(初期化)を行うことで正常に認識される場合もあります。ただし、フォーマットを実行するとSDカードのデータにアクセスできなくなるため事前バックアップが必要です。
フォーマットを行う手順は以下の通りです。
- 「Windowsマーク」を右クリック→エクスプローラーを開く
- 当該のSDカード(フォーマットしたい)のアイコンのメニューを右クリック
- フォーマットをクリック
- 完了まで待つ
以上の手順でSDカードがフォーマットされます。
一度故障したSDカードは、前触れ無く再度トラブルを起こす可能性があるため、再利用には注意が必要です。データが必要な場合や、バックアップを取れない場合はフォーマット(初期化)をせず、いち早く専門のデータ復旧業者へご相談ください。
「USBドライブにディスクを挿入してください。」とエラーが発生した場合はこちら
データ復旧ソフトを使用する
データ復旧ソフトを使用することでSDカードのデータを復旧させることができるケースもあります。しかし、この方法は「SDカードを差し込んでいることは認識されるがデータが見れない」や「誤ってデータを削除した」などの軽度の論理障害が考えられる場合のみ復旧の可能性があります。SDカード自体がまったく認識されていない場合はソフトでスキャンできないので試すことができません。一定以上の知識を持ち合わせていなければ適切な使用ができないことに加え、通電により障害を悪化させてしまう場合もあるため、使用には注意が必要です。
プロの復旧業者へ相談する
ここまでで紹介した対処法で解決できない場合・少しでも物理的な障害が疑われる場合はこれ以上の作業は行わず、プロの復旧業者へ相談しましょう。
個人で対処できない障害が発生している際に誤った操作を行い通電することでSDカードに負荷がかかり、復旧業者での復旧も難しくなることもあります。また、物理的な障害が発生している場合は、専門の設備でエンジニアが手作業で復旧作業を行う必要があります。データ復旧業者での作業は動画を参考にしてください。
安全にデータを復旧したい・ご自分での復旧に不安がある場合はプロのデータ復旧業者へ相談しましょう。デジタルデータリカバリーは機器のご郵送も、お持ち込みでのデータ復旧も対応可能です。24時間365日ご相談を受け付けています。
認識しないSDカードの復旧事例
認識されないSDカードの復旧・復元
筐体 | microSDカード/32GB/Softbank/スマホで使用 |
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状態 | 3か月程前にSDカードが認識されない状態に。それ以前にも、データが勝手に消えていることがあった。 |
希望データ | 画像/動画 |
復旧期間 | 2日 |
結果 | ファイルシステムが破損しており、スキャンしてみないと分からない状態でしたが、スキャンによってデータ抽出を行え、全てのデータを復旧する事は出来なかったものの、希望データの一部を復旧することができました。 |
「機器に差し込んでください」と表示されるSDカードの復旧・復元
筐体 | SDカード/8GB/ELECOM製/デジタルカメラで使用 |
---|---|
状態 | 4か月程使用。PCにデータを取り込もうとした際に「PCに差し込んでください」と表示された。カメラでも認識されない。他社様に依頼するも、中の基盤まで障害が発生しているため、1か月はかかると診断された。 |
希望データ | 画像300枚程 |
復旧期間 | 2週間 |
結果 | コントローラ破損もしくはメモリチップ破損が起きている状態でしたが、修復を行い、拡張子別のデータ、フォルダー構成を抽出し、希望データをきれいに復旧することに成功しました。 |
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計36万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も5,700件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。

復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去36万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。


対応メーカー例
SDカード 復元対応メーカー表
- Sandisk
- Toshiba
- Transcend
- Sony
- Panasonic
- Buffalo
- I-O Data
- Silicon power
- Kingston
- キオクシア
- エレコム
- HI-DISC
- Team
- SUPER TALENT
- radius
- ADATA
- プリンストン
- 三菱ケミカルメディア
- TDK
- リーダーメディアテクノ
- レキサーメディア
- ADTEC
- JVC
- 富士フイルム
- サムスン
- HP
- ESSENCORE
- ロジテック
- セルスター
- BLUEDOT
- ダダンドール
- アクシス
- ケンウッド
- LZeal Information Technology
- KINGMAX
- PQI
- innowa
- 旭東エレクトロニクス
- UMAX
- ソフトバンクC&S
- ペンタックス
- 任天堂
※その他各種メーカーにも対応しております。現状弊社で対応できないメーカーはございません。お気軽にお問い合わせください。
画像・動画・Excelファイルなど、拡張子がつくものは全て対応しております。

※その他メーカー・ファイルも対応可能です。詳しくはお電話でお問い合わせください。
データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
ご相談・初期診断・見積まで無料で承りますので、お気軽に無料診断・見積サービスをご活用ください。
※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
お客様に合った支払い方法が選択可能
クレジットカード・銀行振込・現金支払いに加え、請求書支払い・保険支払い・公費でのお支払い・商社を介してのお支払い等、対応が可能です。ご成約時にお申し出下さい。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました

※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数36万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。