• 「パソコンに外付けHDDのアイコンが表示されない」
• 「読み書き中のHDDに落下・転倒など物理的衝撃を与えたら認識しなくなった」
• 「読み書き中のHDDのコードを引き抜いたら認識しなくなった」
• 「そもそも、HDDの電源が入らない」

これらの症状がHDDに見受けられる場合は、それぞれの原因に合わせた切な対処方法が必要です。

そこでこの記事では、HDDが認識しない原因と対処法を紹介します。誤った対処法を行うと、データを失う可能性があるため、原因を知って正しい対処法を行いましょう。

安全に「データ」を復旧したい場合は、データ復旧の専門家に相談することをおすすめします。私たちデジタルデータリカバリーでは、年中無休で24時間体制の電話受付と無料診断を提供しており、突然の故障にも迅速に対応可能です。41万件を超える相談実績（※期間：2011年11月1日以降）に基づき、各種機器に精通した専門アドバイザーが対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

HDD（ハードディスク）が認識しないときに、まず確認すべきこと

パソコンでHDDが認識しない・ファイルが開けないトラブルが発生した際は、まずHDDの状態を確認し、適切な対処法をとりましょう。

なお、HDDの製造メーカーごとにデータ復旧の対処や対応が異なる場合があることにご留意ください。HDDのデータ復旧を自力で行う方法は以下で詳しく解説しています。

【HDD復旧】故障したHDDは自力でデータ復旧できる？障害の種類と対処法6選を徹底解説HDD（ハードディスク）自力対処可能な復旧方法を専門業者が解説します。自力での復旧が難しい場合はデータ復旧業者での復旧も検討しましょう。「故障したHDDからデータを取り出せる？」「復元ソフトで復旧できない」などのお悩みもデジタルデータリカバリーお任せください！...

パソコンやHDDの起動や接続が正常か確認する

まずはパソコンが正常に動作しているかを確認しましょう。たとえば電源コードが正しく接続されているかどうか、また、コンセントから電源を供給しているかどうかを確認してください。次に、各機器の接続状況を確認しましょう。

まず、HDDの接続を確認してください。HDDが正常に動作するためには、適切な接続が必要です。電源アダプタなどの接続が確実でない場合、HDDが正常に動作しない可能性があります。接続が確実であることを確認するため、接続の状態を定期的にチェックすることをおすすめします。

外付けHDDにアクセスできない原因や対処法はこちら

HDDにアクセスできるか確認する

HDDのアイコンが表示され、フォルダが正常に開ける場合、パソコン内のファイルなどをHDDにコピーするなど、データを書き込むことができるかも確認しましょう。

データの書き込みができた場合は、HDDに異常はありません。しかし、データの書き込みができない場合はHDDの故障が考えられます。

HDD本体が故障している場合、個人でデータを復旧することは容易ではありません。データの復旧を考えているなら、データ復旧の専門業者に依頼しましょう。

パソコンでHDDが認識されているか確認する

パソコンでHDDがデバイスとして認識されているかを確認しましょう。デバイスマネージャーで認識されていない場合は次の対処法を確認してください。

またMacPCの場合はFinderから「ディスクユーティリティ」を選択してHDDを確認できます。

デバイスマネージャーで認識している場合は、パソコンの画面でHDDが認識するか確認しましょう。

画面に表示されている場合は、HDDを開けるか確認します。認識されているのにHDDが開けない場合は以下の対処法を確認してください。

画面に表示させず、HDDが認識していない場合は「ディスクの管理」を確認します。

HDDが正常に認識されていない際は、赤枠とともに、ビックリマークが表示されます。この場合、ディスクの管理画面での表示を確認しましょう。

「ディスクの管理画面でも表示されず認識していない」あるいは「フォーマットやコマンド修復を試しても問題が解決されない」場合、HDDに物理障害が起きていることが疑われます。

物理障害を起こしたHDDからのデータ復旧には、専門設備での開封作業が必要となるため、個人での対応は、事実上不可能となっています。この場合は、データ復旧業者に相談することを強くおすすめします。

ディスクの管理画面に表示され、認識している場合は次へ進んでください。

ディスクの管理画面で（F：）や（G：）といった、ドライブ文字が割り当てられているかを確認しましょう。このドライブ文字が設定されていないと、パソコン上に表示されません。

ドライブ文字が表示されている場合は、HDDが開くか確認しましょう。開けない場合には以下の対処法を試してください。ドライブ文字を変更してください。なお、ドライブ文字が表示されていない場合は、トライブ文字の追加・変更を行います。

ドライブ文字の変更方法はこちら

データが不要なら「フォーマット」ができるか確認する

データは不要で、HDDを認識するようにしてまた使いたい場合には、フォーマットすることで正常に使用できる可能性があります。ただし、この方法で対処できるのは軽度のデータ障害（論理障害）のみで、物理的にHDDが壊れている場合には対応できません。

フォーマットすると、HDD内のデータへアクセスできなくなります。バックアップがない、データを失いたくない場合はフォーマットを行わないようにしましょう。

突然「フォーマットしますか」と表示される原因はこちら

HDDから異音や異臭がしないか確認する

HDDから「カチカチ」「カタカタ」「キュルキュル」など、異音がする、または焦げたような異臭がする場合は、非常に状態が悪化しています。動作中は常に異音が鳴っている場合、HDDは故障寸前と考えられます。

HDDから異音や異臭がする原因はこちら

この状態でできることはHDDの交換か、データ復旧業者に相談して速やかにデータを抽出してもらうかのいずれかです。

HDDの交換はメーカー保証が有効であれば低価格で行える場合がありますが、保存データもろとも廃棄されることに注意が必要です。

一方でHDDのデータ復旧を行う場合、復旧専用の設備やツールがなければ異音・異臭がするHDDを復旧させることは困難です。また異音・異臭がするHDDは内部のプログラムも破損している場合があるため、データの抽出には専門知識と技術力が必要です。

データ復旧業者であれば復旧に必要なツールを使用して、優れたエンジニアが復旧作業を行います。一人で対処しようとせずに、実績や技術力に優れたデータ復旧業者に相談しましょう。

 

HDD（ハードディスク）を認識しない障害の原因とは？

HDD（ハードディスク）を認識しない障害のパターンは主に次の3つに大別されます。

電源の接続やケーブルに問題がある

そもそもHDDが認識されない以前に、「HDDの通電ランプがまったく点かない」「動作音すらしない」という場合、電源の接続やタコ足配線、USBハブ、ACアダプタの問題などで電力不足になっている可能性があります。

最初にパソコンに接続したUSBメモリ、スピーカー、プリンターなどの周辺機器を全て取り外しましょう。

次に電源タップやUSBハブを使用せず、直接コンセントからパソコンに電源を供給してみてください。この時ケーブルが劣化、断線していた場合は新品に交換しましょう。

それでもHDDがまだ認識されない場合、HDDなどのケーブルを差し込んでいるパソコンのUSBハブや電源回路などにも問題がある可能性があります。

この場合、これ以上HDDを操作できないため、自力で起動させることは困難です。外付けHDDの場合は正常なパソコンに接続することでデータにアクセスできますが、PCの内蔵HDD/SSDのデータを取り出したい場合はデータ復旧の専門家まで相談してください。

論理障害が発生している

論理障害は、HDDをはじめとするシステムが破損した状態です。

主な障害の原因は以下の通りです。

• データ読み書き中に強制終了や機器の故障が発生した
• HDDの使用中に抜き差しを行う
• 誤ってデータの削除やフォーマット、初期化を実行した
• プログラムにバグが発生した
• データベースに不整合が発生した
• 古いOSやアプリを使用している
• ウイルスに感染した

論理障害が発生すると、「Operating System Not Found」などエラーメッセージが表示された後に、自動的にパソコンでエラー修復が行われることがあります。

しかし、論理障害の中にはエラーの解消にフォーマットや初期化を促される場合があります。この場合に指示に従うと、必要なデータの上にデータが上書きされ、完全にデータが削除されてしまう恐れがあります。

HDDの「パラメーターが間違っています」と表示される原因と対処方法はこちら

HDDで「不明・初期化されていません」と表示される原因とその対処法はこちら

デバイスドライバーの問題

HDDの電源や接続ケーブルに問題がない場合、そもそも、パソコンがHDDをきちんと認識（マウント）しているかどうかを確認しましょう。

Windowsの場合は「デバイスマネージャー」や「ディスクの管理」、Macの場合は「ディスクユーティリティ」で確認することができます。

もしパソコン画面で外付けHDDのアイコンすら表示がされない場合、HDDなどを制御・管理するデバイスドライバーというソフトウェアに障害が発生している可能性があります。

たいていの場合、ドライバをアップデートしておらず、古いドライバーを使用している場合、外付けHDDを認識しなくなることがあります。ドライバは常に最新のものにアップデートしておきましょう。

デバイスドライバを更新する方法はこちら

HDDがフォーマットされていない

パソコン上でドライブのアイコンが表示されない、あるいは「フォーマットされていません」と表示される場合、HDDのファイルシステム（データを書き込む際の管理方式）が壊れているか、そもそも定義づけされていない可能性があります。

使用しているHDDで「フォーマットされていません」と表示される場合、「論理障害」や後述する「物理障害」など致命的な障害が発生している可能性があります。

このときHDDをフォーマットすると、データが整理され、必要なデータにアクセスできなくなります。フォーマットを繰り返すことでデータの上書きやデータクラッシュが発生する恐れがありますので、無理に自分だけで解決せずデータ復旧業者まで対応を依頼されることをおすすめします。

デジタルデータリカバリーでは、365日年中無休で電話相談や初期診断を無料で行っております。まずはお気軽にお問い合わせください。

物理障害が発生している

物理障害は、HDDの部品が物理的に破損した状態です。

HDDはデータを読み書きする磁気ヘッド、データを記録するプラッタと呼ばれる部品などで構成されています。HDDのデータはわずかな「衝撃」や「経年劣化」「水没」などで不具合が生じやすく、物理的に故障してしまうことがあります。

もし物理障害が発生した状態でそのまま操作を行うと、HDDが不規則に動作し、データ記録面と駆動パーツが接触することで、データを完全に取り出せなくなる恐れがあります。

論理障害と物理障害が併発しているケースもあるため、上記に当てはまった症状があっても、安易に障害を断定せずに、あくまで目安として活用しましょう。。

HDDの物理相障害はパソコンのエラー修復や市販のデータ復旧ソフトでは解決できません。特殊な復旧方法が必要ですので、認識しないHDDに復旧したいデータがある場合は、自力での作業を控えてデータ復旧専門業者に依頼することを検討しましょう。

ただし、業者によって技術力の差が激しく、中には傷がついたHDDのデータ復旧には対応していない業者もありますので、あらかじめ、信頼できるデータ復旧業者を選定しておきましょう。

物理障害が発生したHDDを自力で修復するのは困難

物理障害を起こしたHDDから修復を行うには、精密機器を安全に復旧する高度な専門設備や、膨大なデータ復旧件数に裏打ちされた高度な解析技術が必要となります。具体的には、HDDを開封・部品交換するためのクリーンルームや、HDDの動作をつかさどるプログラム（ファームウェア）の解析を行う設備などが必要です。

物理障害が発生したHDDでは、何度も修復作業を繰り返すと状態が悪化し、データを消失させてしまう危険性がありますので、「安全かつ最速でデータを復旧したい」場合、自力で対処せず、信頼できるデータ復旧サービスに相談することをおすすめします。

 

突然HDDが認識しなくなった時はデータ復旧業者に相談する

HDDが突然認識しなくなった時、多くの場合は直前に保存・書き込みしたデータが失われることが多く、場合によっては認識不良からの復旧後に文字化けなど不完全な状態で保存される場合があります。しかし深刻な論理障害や経年劣化などの物理障害が発生している場合、過去に保存したデータが消失してしまう場合もあります。

業者に相談しなければならない理由

HDDが認識しなくなった場合、多くの方はメーカーや修理業者に依頼するか、データ復旧ソフトなどを使用して自力で復旧を試みると思われます。しかしメーカーや修理業者は正常に動作することが目的のため、修理にだした外付けHDDやパソコンは、HDD自体が交換され、保存データが消失して返却されます。

突然認識しなくなったHDDのデータが必要な場合、あらゆる状態のHDDからデータを取り出すことが可能なのがデータ復旧業者です。

データ復旧業者では、専門の技術やツールを使用し、HDD内に0と1で保存されたデータを目に見える状態へ復旧することができます。ただし、障害の発生後にデータの保存や更新などの操作やデータ復旧ソフトを使用すると復旧の可能性が徐々に低くなります。

よって、ご自身のHDDのデータを一つでも多く取り出すには、できる限り最初に復旧実績がサイトに明記されている技術力のある業者へ復旧依頼をしてください。

私たちデジタルデータリカバリーは、高度な技術を持つエンジニアと設備を保有し、ご依頼された機器の約8割の復旧作業を48時間以内に完了させています。加えて他社様やメーカーで復旧できなかった機器のご相談を7,000件以上もいただいており、他社様で復旧不可能とされた機器でも復旧が可能となっています。

HDDが認識せず、お困りの際はぜひご相談ください。24時間365日ご相談を受け付けております。

データ復旧サービスを初めて申し込む方はこちらもご覧ください

データ復旧サービスの流れについて詳しくはこちら

HDD（ハードディスク）を認識しない時にやってはいけないこと

パソコンでHDDを認識しない状態でも、データが残っていることがほとんどです。

また以下のような行為はHDDの状態を悪化させ、復旧が難しくなる危険性があるため、控えるようにしましょう。

電源のオン／オフを繰り返す・電源を付けたまま放置する

HDDから異音がするなど物理的な障害が疑われる場合、「電源のオン／オフを繰り返す」「通電をし続ける」のは控えましょう。

物理的な障害があるHDDで通電をおこなうと、壊れた部品を無理やり駆動させ、HDDに大きな負荷がかかりやすいです。このような状態で何度も再起動を行うと、データ復旧率も著しく低下し、データ復旧業者でも対応できない状態にまで悪化してしまう恐れがあります。異変を感じた場合は操作を控え、電源はオフにしましょう。

叩くなどして衝撃を与える

HDDは世界一精密な機器と言われています。HDDが認識されないからと言ってHDDを叩いても、むしろ状態を悪化させてしまいます。衝撃を加える行為はやめましょう。少しの衝撃でも物理障害が発生する恐れがあります。

開封・分解する

HDD内部のデータ記録面（プラッタ）は少しのチリやホコリの付着でも重度の物理障害が発生する恐れがあります。HDDの開封・分解作業にはクリーンルーム（無菌室）が必要です。設備がない状態で開封・分解したHDDは、データ復旧業者でも復旧が非常に困難になるため、HDDの開封・分解は絶対に行わないでください。

市販のデータ復元ソフトやOS修復ツールを使う

データ復元ソフトやOS修復ツールで対処できるのは、誤削除など軽度の論理障害のみです。しかし、物理障害でも「フリーズ」「フォーマット要求」など、論理障害と同じような症状が出ることがあり、見分けがつかないことが多くあります。

障害を正確に判断できない状態で、安易にデータ復元ソフトやOS修復ツールを使用してしまうとHDDに負荷がかかり、状態を悪化させてしまう恐れがありますので、データを安全に取り出すためには、データ復元ソフトの使用は避けるのが賢明です。

故障原因がわからないままソフトを使用することで、HDDに負荷がかかる恐れもあるため、確実にデータを取り出したい場合、もしくは障害の程度が分からない場合は、復元ソフトは使用せず「データ復旧の専門家」に相談することをおすすめします。

データ復元ソフトで失敗？事例や注意点、使用の判断方法はこちら

HDD（ハードディスク）を認識しないときの対処法

機器上でHDDが認識されないときに有効な12種類の対処法について解説します。多くはパソコンの操作だけで解決できるので、できそうなものから試してみましょう。

ただし、「フォーマット」や「リカバリー」は保存データにアクセスできなくなるため、実行する際は注意する必要があります。

「HDDを認識しない原因と対処法」を動画で見る

HDDが認識されない原因と、問題を解決できるデータ復旧技術について、詳しく知りたい方は以下の動画で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

電源周りを確認する

HDDやパソコンの電源周りのトラブルによって認識されない場合があります。電源周りのトラブルは自身で解決できることも多いので、最初に調べましょう。主な電源トラブルの原因は以下の通りです。

• 電源プラグやコネクタが抜けている
• パソコンの起動時にUSBメモリなどの周辺機器が接続されたまま
• ACアダプタやケーブルの劣化
• 接続口（インターフェース）に汚れや破損がある

初めに電源ケーブルやACアダプタなどの状態を確認し、汚れや断線、接続を確認しましょう。もしもケーブルが断線し、正しく接続されていない場合は、新品に交換して再接続を行いましょう。

次にパソコンを起動する際に、USBメモリなどの周辺機器を取り外し、HDDの起動を妨げないようにしておきましょう。

この時USBポートに（USB機器の接続口）が汚れていた場合は掃除する必要があります。ティッシュや綿棒、爪楊枝などを用いて取り除きましょう。

パソコン側のUSBポートが破損していた場合は外付けHDDを別のパソコンに接続して認識されるか確認してください。その他のHDDからデータを取り出す方法については以下の記事で詳しく解説しています。

HDDでI/Oデバイスエラーが発生時の修復方法はこちら

ドライブ文字を追加・変更する

もしドライブ文字の重複（各ドライブに振られるアルファベットのダブリ）やドライブ文字がないことが原因で、HDDが認識しなかった場合、次の方法で問題が解決することがあります。

ドライブ文字の変更方法はこちら

BIOS設定でデバイスの起動順位を変更する

BIOSは通常、HDDおよびWindows から起動するように設定されていますが、何らかの原因で起動の優先順位が入れ替わったり、HDDが順位から外れると「Operating system not found」などと表示されます。まずはBIOSから起動順位の設定を見直しましょう。

これで問題が解決しなかった場合、HDD自体に別の問題が発生している可能性が高く、別の対処法をとらなくてはなりません。

BIOSがHDDを認識しなかった場合の対処法は、下記を参照してください。

BIOSがHDDを認識しない場合の復旧・復元の方法はこちら

新品・中古のHDDはフォーマットを行う

新品・中古にかかわらず、HDDは互換性のないPCだと正常に認識されないことがあります。たとえば中古ショップで購入したHDDが、以前にMacで使われていた場合、Windowsのフォーマットは適合してないため、正常に表示されません。

HDDに保存されたデータが不要であれば、HDDのフォーマットで問題なく使えるようになります。フォーマット後も正常に認識されない場合は、初期不良や物理障害の可能性が考えられます。この場合はデータ不要であればメーカー・修理業者、データが必要であればデータ復旧業者に相談しましょう。

 

デバイスドライバーを更新する

デバイスドライバーとは、パソコンに接続された周辺機器をコントロールするソフトウェアです。古いデバイスドライバーのままだと、ブルースクリーンにおちいることがあるため、デバイスドライバーは都度更新しておきましょう。

アクセス権限を変更する

「HDDにアクセスできません。アクセスが拒否されました」というエラーメッセージが出る場合、HDDのアクセス権限に問題があると考えられます。この場合、HDDのアクセス権限を変更することで、問題が解消される場合があります。

Windows10/11でアクセス権限を変更するには、次の手順を実行します。

以上の手順で、Windowsでアクセス権限を変更することができます。

システムの復元を実行する

システムの復元はバックアップ機能の一つですが、パソコンの環境設定やシステムまわりを、以前保存したポイントまで復元する機能です。 これはデータ類が消失するわけではなく、あくまで設定のみを復元する方法です。もし、Windows10/11上の設定に問題があってHDDが認識されない場合、この方法を行うことで、無事認識されることがあります。

しかし、システムの復元を実行すると、過去の設定に戻るため、システムが不安定になることがあります。また削除・上書きしたデータは、復元できません。

システムの復元で問題が解決しない場合、HDD本体に深刻な障害が発生している恐れがあります。通電・操作を控えて専門の業者に相談しましょう。

エラーチェックを実行する

HDDは認識されているにも関わらず、データにアクセスできない場合には、データが破損していることが考えられます。 この場合は、Windows10/11の修復機能を実行することによって解決できる可能性があります。

エラーチェックを実行する詳細な方法はこちら

chkdsk（チェックディスク）で修復

chkdsk（チェックディスク）は、Windows10/11に搭載されているツールで、HDDのシステム破損の修復や、不良セクタの確認ができます。

ただし、chkdskはHDDに高い負担がかかるため、作業の過程でHDDが故障するリスクがあります。何度も繰り返すことは控えましょう。

上記の画像の例では、赤枠の部分を確認すると、600GBもの領域が不良セクタになっています。

このように大量の不良セクタが発生しているHDDは故障の前兆が起きているため、操作・通電を控えてください。また、いつまでもchkdskが終わらない場合、より重度の障害が起きている可能性があります。

chkdskを繰り返すと不良セクタが発生したHDD本体に負荷がかかり、状態が悪化するため、保存されたデータが必要な場合はデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。

chkdskが終わらないときの対処法は、こちらもご覧ください。

チェックディスク(chkdsk)が終わらない｜原因と対処法を解説

インストールメディアからリカバリーする

Windows10/11の設定に問題があり、自己修復できない場合、PCのリカバリー（OS再インストール）で対処できることがあります。しかし、OSを再インストールすると、工場出荷時状態に戻ってしまうため、データが不要な場合にとどめておきましょう。

データ復旧ソフトを利用する

Windows10/11でHDDが認識しない原因として、OSのエラーなど、軽度の論理障害のみが発生している場合は、データ復旧ソフトでデータを復旧できることがあります。

代表的なHDD対応のデータ復旧ソフトは以下の通りです。

• EaseUS Data Recovery Wizard Pro
• ZERO Assumpition Recovery
• ファイナルデータ

しかし、どれ程高性能なデータ復旧ソフトであっても、データ復旧ソフトでは根本的に解決で着ない症状があります。

それが経年劣化や水没、破損、などの物理障害や深刻な論理障害によって認識しなくなったHDDです。

HDDを認識しない場合、むやみにデータ復旧ソフトを使うのは控えましょう。HDDが認識しない状態で復旧ソフトをかけると状態が悪化する恐れがあります。

HDD内部に必要なデータがある場合、データ復旧の専門業者に相談した上で判断しましょう。

復旧ソフトのリスクについてはこちら

メーカー・修理業者に相談する

購入直後のHDDが認識しない場合、初期不良を起こしている可能性が考えられます。購入まもない時期のHDDは、メーカー保証期間の範囲にあたるので、付属の取扱説明書とともにメーカーに対応を依頼しましょう。

特に電源基板は細かい部品が多く、障害の特定から部品の交換までが難しい部品です。その他にもディスプレイの交換など、部品を取り寄せることが困難であれば、メーカーや修理業者で交換作業を行うのが適切です。

ただし、メーカーや修理業者で修理すると、部品交換やデータの初期化でデータが残らない場合があります。

突然HDDの電源がつかず認識もしないなら修理前にデータ復旧を推奨します

外付けHDD、パソコンの使用中に突然HDDの電源が消え、認識もされない状態の場合、大多数の方は修理店やメーカーに持ち込みすることが思い浮かびます。しかし修理店にHDDを持ち込むとHDDのデータ領域も交換されてしまう（データが消失する）恐れがあります。

必要なデータのバックアップを取得済みであれば問題ありませんが、そうでない場合はHDDの修理を依頼する前にデータ復旧専門の業者にデータ復旧を依頼し、電源がつかず認識もしないHDDからデータを取り出してもらう必要があります。

デジタルデータリカバリーなら常時7000台以上のドナーHDDを常備しているため、希少な型番のHDDや指定の期日までの復旧が可能な場合があります。

HDDが認識しない場合はデジタルデータリカバリーまでご相談ください。24時間365日ご相談を受け付けています。

傷（スクラッチ）が入ったHDD(ハードディスク)も復旧可能

HDD（ハードディスク）のデータ復旧が今すぐ必要となる危険な症状とは？

HDD（ハードディスク）で次のような症状が見受けられた場合、HDDの物理的な損傷や、磁気的な問題が発生している可能性があります。（過去に行われた不適切なシャットダウンや、電源の不安定さも原因の一つとして挙げられます）。

このような症状やエラーが発生した場合、自力でデータ修復を行うと状態が悪化しやすく、データの損失につながる可能性があります。

この場合、早急にデータ復旧の専門家に相談するなど、早期の対処が重要となってきます。

HDDが認識されなくなる

パソコンに接続してもHDDが認識されない場合、HDD自体が故障している可能性があります。もちろん「パソコンのドライバーが古い」「USBポートが損傷している」「ケーブルが正しく接続されていない」などが理由でHDDが認識されなくなることもあります。

よって、まずは簡単なトラブルシューティングを試してみることをお勧めします。たとえば「別のUSBポートで試す」「別のケーブルを使用する」「HDDを別のパソコンに挿入する」などがあります。

仮にこれらの方法で問題が解決しない場合、HDDが物理的に破損していると考えられるため、専門家に相談することをおすすめします。

【症状別】外付けHDDを認識しない場合の対処法を専門業者が解説！

HDDから異音や異臭がする

HDDがから異音や異臭がする場合、ドライブ内部に何らかの物理的な問題が発生している可能性があります。たとえばHDDから異音がする場合、磁気ヘッドがディスクに接触し、HDDのデータ記録面に傷がつく「スクラッチ」など深刻な重度物理障害に結びつく恐れがあります。HDDの磁気ヘッドとは、ディスク表面を浮遊し、データを読み取る装置です。磁気ヘッドが破損するとHDDが正常に動作しなくなり、ディスクが損傷し、データやファイルが読み取れなくなってしまいます。

この問題が発生すると、自力で対応できません。これ以上の操作は控え、すぐにデータ修復を専門家に依頼する必要があります。専門家を選ぶ際に失敗したくない場合は、重度物理障害（スクラッチ）の対応実績が豊富で、復旧用の設備を揃えているところに相談しましょう。

HDD（ハードディスク）からカチカチと異音がする原因と対処法

HDDの動作が極端に遅い

ファイルの読み込みに時間がかかる場合、HDD上のセクタが破損し、寿命を迎えている可能性があります。

また、このとき巡回冗長検査（CRC）エラーが表示される場合もあります。CRCエラーとは、データが壊れていることを示し、HDDの動作が遅くなる原因の一つです。このような場合、HDDを操作するとデータ消失のリスクがあるため、データ復旧業者に相談することをおすすめします。

CRCエラーの原因と修復方法について詳しくはこちら

ファイルが正常に読み込めない

HDDに保存したファイルが正常に読み込めない場合、ファイルシステムの破損やHDDの物理的な破損（HDDの表面に傷がついている）によってセクタが壊れている可能性があります。

セクタはハードディスクの表面にある円盤（ディスク）に細かい線で区切られています。コンピューターが情報を読み書きするときに使われます。

各セクタの中には何らかの情報が書かれ、情報を読み取ることで、大事なファイルや写真、動画などをコンピュータに表示することができます。

経年劣化やHDDの破損などを原因とするセクタの破損は、データ消失を引き起こします。加えてデータ復旧ソフトやパソコンの復旧機能の効果がないことがほとんどのため、データ復旧の専門家による復旧作業が必要です。

データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する

これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。

 

障害が発生したHDDからデータを復旧するには？

「自力での対応に不安がある」「最も適切な手段でデータを取り出したい」という方は、専門業者に依頼し、診断を受けることをおすすめします。

たとえば、HDDが認識されない場合、フォーマットを促すエラーメッセージが表示されることがありますが、これは論理障害でも、物理障害でも起きるため、個人での判別が難しいことも多いものです。

故障箇所を正確に特定しないまま作業をを続けることで、状態を悪化させたり、障害を併発させてデータを完全に失ってしまうケースもあります。

「データ復旧は一発勝負」とも言われるため、「HDDの障害が疑われる」「最も安全にデータを復旧したい」という場合は、極力手を加えずに、実績と技術力の高いデータ復旧の専門業者に早めに相談するようにしましょう。

技術力が乏しい業者や、専門設備がない業者に依頼すると、不適切な作業が行われ、二度とデータが取り出せなくなる恐れがあります。業者選定は慎重に行いましょう。

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