Microsoftでは、2024年のWindows Updateを月に1回、セキュリティ更新プログラムとして実施するリリーススケジュールが公開されています。
WindowsPCのシステムを最新の状態に維持し、PCを保護するためのアップデートですが、PCの状態によってはアップデートに失敗する・エラーメッセージが表示されるなどの不具合が発生することが考えられます。
アップデートが正しく行われなければ、最悪の場合保存しているデータをすべて削除することになる可能性があります。
本記事では、Windows Updateの不具合の種類と、まず試すべきことについて解説します。
目次
WindowsUpdateの不具合で失敗するときにまず試すこと
WindowsUpdateの不具合で失敗するときにまず試すこととして、以下が挙げられます。
- 外部のハードウェアをすべて取り外す
- 更新プログラムを実行するための空き容量がドライブにあるか確認する
- 再起動してインストールされた更新プログラムが適用されるか確認する
- WindowsUpdateをもう一度だけ実行する
- サードパーティー製のハードウェアを利用する
- デバイスマネージャーからエラー内容を確認する
- WindowsUpdateトラブルシューティングツール
外部のハードウェアをすべて取り外す
WindowsUpdateの不具合が発生する場合は、不要な外部デバイス(外付けHDD・SSD、ドライブ、ドックなど)をPCから取り外した後、WindowsUpdateを再度実行しましょう。この作業によって、トラブルの原因となる外部機器の影響を排除して問題の原因を特定することができます。問題が特定できない限り、適切に対処できず、最悪の場合に保存しているデータを取り出すことができなくなります。解決しない場合は、データ復旧業者に相談して原因を特定しましょう。
デジタルデータリカバリーでは、相談・初期診断・見積まで無料で受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
更新プログラムを実行するための空き容量がドライブにあるか確認する
WindowsUpdateを行うためには十分なストレージ空間が必要です。32ビットOSのアップグレードには最低16GB、64ビットOSのアップグレードには最低20GBの空き容量が求められます。容量が不足している場合は、USBドライブを利用するなどして空き容量を確保してください。Windows内の機能を利用して不要なファイルを削除することも有効です。
再起動してインストールされた更新プログラムが適用されるか確認する
WindowsUpdateの不具合が発生する場合は、アップデートの過程でデバイスの再起動をすることで解決する可能性があります。作業中のファイルを保存し、開いているアプリケーションをすべて閉じた上で、OSの更新と再起動、または更新とシャットダウンのいずれかを選択して実行しましょう。
しかし、再起動やシャットダウンを繰り返すと、機器の状態が悪化し、データが正常に取り出せなくなる可能性があります。繰り返すのは控えてください。
WindowsUpdateをもう一度だけ実行する
一度アWindows Updateを実行しても、まだ適用すべきアップデートが残っていることがあります。その場合、Windows Updateで「更新プログラムを確認する」を選び、見つかった更新プログラムをインストールしてください。これにより、システムが最新の状態に保たれます。何度も繰り返される場合は、何らかの不具合が発生している可能性が高いです。
サードパーティー製のハードウェアを利用する
Windows Updateで不具合が発生する理由に、ハードウェアの互換性が原因の可能性があります。新しいハードウェアをデバイスに追加した場合、その製造元のウェブサイトから最新のドライバーを入手し、インストールする必要があります。難しい場合は、サードパーティー性のハードウェアを使用していたかどうかを確認し、違う場合は操作せずに専門業者に相談するようにしましょう。
デバイスマネージャーからエラー内容を確認する
Windows Updateで不具合が発生する場合は、デバイスマネージャーを開いて、問題のあるデバイスを特定しましょう。問題があるデバイスは黄色の感嘆符で表示されることが多いです。該当するデバイスを選び、「ドライバーの更新」や「アンインストール」を行うことで、エラーを修正できる場合があります。
WindowsUpdateトラブルシューティングツールを利用する
Windows Updateで不具合が発生する場合は、WindowsUpdateトラブルシューティングツールを利用しましょう。このツールは、更新プロセス中に遭遇する一般的な問題を自動的に検出し、修正するためのものです。使用手順は以下の通りです。
- コントロールパネルを開き、「トラブルシューティング」を選択
- 「システムとセキュリティ」の下にある「Windows Updateを修正する」を選択
このツールは、更新プログラムの検索、ダウンロード、インストールに関連する問題を診断し、最適な解決策を提供してくれます。問題が解決されない場合は、再度トラブルシューティングツールを実行し、追加のエラーを確認し、トラブルシューティングの手順に従ってください。
しかし、誤った対処や操作をすると、トラブルが深刻化する可能性があります。デジタルデータリカバリーでは、Windows Updateで不具合が発生する場合の原因特定・データ復旧を承っていますので、ぜひご相談ください。
WindowsUpdateの不具合・エラーコード表示まとめ
WindowsUpdateを実行する中で、実際によくある不具合やエラーコードを紹介します。
- WindowsUpdateが遅い・終わらない・失敗する不具合
- CreatorsUpdate後の不具合
- ネットワークにつながらない不具合
- 電源が入らない・再起動を繰り返す不具合
- 画面が点滅する・操作できない・ブルースクリーンが表示される不具合
- ソフトウェア・周辺機器が使用できない不具合
- ライセンス認証エラーが表示される不具合
- 外付けのHDDやSSDが認識されない
WindowsUpdateが遅い・終わらない・失敗する不具合
WindowsUpdate中の不具合の中でも、特にアップデートが遅い・終わらない・失敗するなどの症状が見られます。対処法として、周辺機器を外す、更新のタイミングを管理するために「アクティブ時間」を設定する、自動修復や回復機能を使用するなどがあります。これらの手順を踏むことで、システムの安定性が向上する可能性があります。
WindowsUpdateが失敗する、繰り返す場合は、以下の記事を参考にしてください。
CreatorsUpdate後の不具合
WindowsUpdateの不具合が発生する場合は、Creators Update後の対応状況を見直すことが重要です。CreatorsUpdate後に、Bluetooth機器やアプリが正常に動作しない場合、まず不要な外部ハードウェアを取り外しましょう。その後、ドライバーの更新や再起動を行い、パソコンが最新のアップデートに対応しているかを確認します。これらの基本的なチェックポイントをクリアすることで、多くの問題が解決する可能性があります。
ネットワークにつながらない不具合
WindowsUpdateの不具合が発生し、ネットワークに突然接続できなくなる問題には、ネットワークドライバーが関連していることが多いです。IPアドレスの取得に失敗するなどの症状が現れた場合、不要なドライバーを削除し、必要なドライバーを更新することが助けになります。また、単純に再起動をするだけで問題が解消されることもあります。
電源が入らない・再起動を繰り返す不具合
WindowsUpdateの不具合によって、電源が入らない・再起動を繰り返すなどの不具合が発生する可能性があります。アップグレード後に「PAGE FAULT IN NONPAGED AREA」というエラーが発生し、PCが再起動を余儀なくされる場合があります。この問題は特にGIGABYTEのマザーボードを使用している場合、関連する「ON/OFF Charge」ユーティリティソフトを削除することで解決することが多いです。そのほかにも、最新版のソフトウェアに更新することも重要です。
画面が点滅する・操作できない・ブルースクリーンが表示される不具合
Windows Update後の不具合で、サインインするタイミングで画面が点滅して操作ができなくなることがあります。これには、セキュリティソフトを一度削除してみるか、ディスプレイアダプター(ビデオカードや内蔵VGA)のドライバーを更新すると良いでしょう。これにより、画面の点滅や操作不能の問題が改善される可能性があります。また、ブルースクリーンが表示される場合には、ソフトウェアに何らかのエラーが発生している可能性があります。自力で解決できないケースが多く、誤った対処をすることで不具合が悪化する可能性があります。
ブルースクリーンが表示されるトラブルが発生した場合は、以下の記事を参考にしてください。
ソフトウェア・周辺機器が使用できない不具合
Windows Update後の不具合により、多くのプレインストールされたソフトウェアが正常に動作しなくなることがあります。特に、ブルーレイ再生ソフトや無線LAN設定、ドライブ仮想化ソフトなどが影響を受けやすいです。アップデート後は、元のOSに戻すオプションや、Windows 10対応のドライバーを再インストールすることで、多くの問題が解決する可能性が高いです。
ライセンス認証エラーが表示される不具合
Windows Updateを実施する際には、ISOメディア作成から始め、適切なライセンス認証を行う必要があります。アップグレードインストールの場合、以前のOSのライセンスを利用するか、新規ライセンスを購入して認証を行います。認証エラーが発生した場合は、マイクロソフトの公式サイトで解決策を検索し、適切な対処を実施することが必要です。
外付けのHDDやSSDが認識されない
Windows Update後の不具合により、外付けのHDDやSSDが認識されない状態になる可能性があります。外付けのHDDやSSDが認識されないことで、保存しているデータにアクセスできなくなります。
外付けのHDDが認識されない場合は、以下の記事を参考にしてください。
Windows Updateの不具合が解決しない場合はデータ復旧業者に相談する
これまでの方法でデータが復旧できなかった場合、最も安全かつ適切にデータ復旧する方法として、データ復旧のプロに無料診断を依頼してみるのが、最も確実な選択となります。
データ復旧業者では、プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができ、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度論理障害からのデータ復旧が可能です。
デジタルデータリカバリーでは発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行いうことから、故障原因の正確な特定が可能です。相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しているので、まずは復旧専門アドバイザーへ相談することをおすすめします。
修理業者に対応を依頼するとデータが消失する
メーカーや修理業者に対応を依頼すると、ストレージドライブが交換され、データが消失する恐れが高いです。そのため、失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。
データ復旧業者では、データ復旧専門のプロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。実際、パソコンに発生している症状を元に、エンジニアが正確な初期診断を行い、故障原因の特定をおこなうことで、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧も可能です。
ただし、技術力が低い業者に依頼してしまうと、誤った処置により、データ復旧の可能性が下がってしまいます。大切なデータを業者に預けるうえでは、価格だけでなく、実績や技術力、データ復旧率なども確認して、最も信頼できる業者選びをしましょう。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
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復旧~納品までの流れ
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当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。