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Operation system not foundと表示された場合
※データの読み書きを行う装置
解説 - なぜ『operation system not found』と表示されるのか

①MBRエラーでOS認識ができない状態。
②OS内のシステムファイルの破損によりデータが読み込めない状態。
③HDDの物理障害によってデータを読み込めない状態。
MBR(Master Boot Record):HDDのパーティション(論理的に分割された記憶領域)を管理する部分。OS(Operation System):システム全体を管理するソフトウェアのことで、PCの起動とOSが起動することは同意。OSが認識できずPCが起動しないため、「operation system not found」が表示され、操作不能になります。
また、前兆として、OS起動時に詳細ブートオプション画面が頻繁に表示されるケースがあります。この場合、OSに異常が発生していると考えられるため、すぐにバックアップをとることをおススメします。しかし、物理的に故障が起きている場合、主に前兆は無く、HDDの劣化により突然起きるケースが多いです。バックアップをとっていなかった場合は専門業者に依頼することが賢明です。

81.5%は物理障害が 発生しています。
『Operation system not found』と申告され無料診断を受診された方の81.5%はHDDに物理障害が発生していました。(平成27年2月現在)
あなたの大事なデータ、バックアップとってありますか?
特に物理障害が起きている場合、
そのまま通電しておくと症状の悪化をもたらしデータを消失しかねません。
『Operation system not found』が表示される場合
一定の障害が発生しているわけではなく、多岐にわたる障害が発生しています。その中でも当社の復旧事例から算出されるデータの中で最も多かったのは磁気ヘッド障害(42.1%)です。そして次にモーター破損(13.1%)、論理障害(13.0%)が続きます。
- 1. 磁気ヘッド障害(42.1%)
磁気ヘッドとは、磁界を発生させ、磁気ディスク(プラッタ)へデータの読み書きを行う装置です。磁気ヘッドの故障中の通電は、正常ではないヘッドの状態でプラッタの上を行き来することになります。そうなれば、データ記録面である磁気ディスク(プラッタ)を傷つけ、データ救出の難易度を著しく上げることにつながります。深刻なケースではデータを二度と救出できなくなります。 - 2. モーター障害(13.1%)
モーターとは、磁気ディスクを高速回転駆動させる装置です。そのモーターが正常に回らなくなると、プラッタからデータを読み書きできなくなります。
主に原因となる行為は2つ
①HDDに強い衝撃を与えてしまう
(1)モーターにはプラッタを回すための軸があり、軸は回転時に強い摩擦力を発生します。その摩擦を軽減するための部品がベアリングです。ベアリングにはオイルが塗られており、これがモーターを安定して駆動させるための土台の役割を果たします。ベアリングは真空状態にあるのですが、HDDが強い衝撃(落下等)を受け、真空環境が崩壊すると、摩擦軽減のためのオイルが乾いてしまいます。そうすると、摩擦力によりモーターの軸がロックされてしまい回転しなくなってしまいます。
(2)強い衝撃によって、モーターの軸がぶれてしまい、本来平行でなければならないディスクが斜めに傾くことで、ヘッドがそのディスクの上手くデータを読み込めなくなってしまいます。
②HDD読み書き中に通電を絶ってしまう
HDDは、ある一定の回転速度を満たすとヘッドがディスクを読みにいく構造になっています。ディスクは回転中の表面摩擦力が強いため、ヘッドは通常、ディスクの内側または外側で退避しています。しかし、停電などで突然通電が絶たれると、ヘッドが本来の位置に正常に戻れず、ディスク上で止まり、ディスク上に吸着してしまいます。すると、磁気ヘッドと磁気ディスクの間に強い摩擦が生じ、ディスクが回らなくなってしまいます。また、ヘッドが一定の箇所で留まってしまう状態が続くと、ディスクに傷がつく重度障害を引き起こすリスクがあります。 - 3. 論理障害(13.0%)
「Operation system not found」の場合に起こりうる論理障害は、主に下記2つ
・MBRが壊れているためにOSの認識ができない状態
・OS内にあるシステムフォルダに異常が発生し、データを読み込めない状態
比較的軽い障害と言えますが、他の障害と併発している可能性もあります。
『Operation system not found』の症状、自己流の対応は避けましょう
このようなエラーが起きる症状では、上記の算出データにも表れているとおり、HDDの物理的信頼性が落ち、内部での損傷が発生しやすい状態にあります。
よくしがちな再起動も、繰り返すことで症状を悪化させるリスクとなります。時には再起動に成功して使用を続ける方もいるようですが、一時的に再起動できただけであり、根本的な障害が解決されているとも限りません。そのまま使用し続けるのは危険です。
また、論理障害が起きていると分かった場合、ご自身でOSの再インストールを試みる方がおりますが、既存のデータへの上書きにつながる為絶対に行わないでください。
例えば、画像一枚にしても、データの保存領域は一箇所にまとめて保存されているわけではなく、バラバラに保存されています。そのため、データが上書きされたときに、画像一枚を構成する一部のデータが新たに書き換えられて消えてしまうと、写真一枚の救出が不可能になってしまいます。そうなると、上書きされていないデータ領域にデータが全て残っているもののみしか救出ができなくなってしまいます。

『Operation system not found』とエラー表示が出たら、、、

Operation system not foundと表示されたとき
復旧方法
物理障害の場合
筐体を外して部品交換等の作業が必要になります。HDDは繊細な機器であるため、チリやホコリが筐体内に付着するだけで故障の原因になります。当社では初期診断にて物理障害と判明した場合、特殊な作業服を着用した技術員が無菌手術室と同様の環境、クラス100のクリーンルームにて復旧作業に当たります。 また、部品交換の際には、平均7,344台の部品在庫の中から最適なものを選出し、熟練の技術員が的確な対処をします。

論理障害の場合

パソコンは、OSを介して初めてデータが読み込めます。しかし、OSに異常が起きている状態でも、MBRが正常であれば、データ領域を把握し、OSの障害も関係なくデータのみを安全に抽出することが可能です。MBRに異常が生じている場合は、MBRの異常を取り除いた後、データを抽出します。
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