「ファイルが破損しているため」「ブックは破損しているため、Microsoft Excelで開いたり、修復できません」と表示される原因と対処法

Excelを開こうとしたときに「ブックは破損しているため、Microsoft Excelで開いたり、修復できません」や「エクセル ファイルが破損しているため開くことができません」と表示されてしまうことはありませんか？突然開けなくなったファイルを前に、焦ってしまう方も多いでしょう。

• 「このブックは破損しています」と表示されて開けない
• 修復を選択してもエラーで止まってしまう
• 他のPCでも同じく「開けません」と出る

こうした症状は、Excelファイル内部の構造破損や保存時の書き込みエラー、さらには外部ストレージの異常など、さまざまな原因で発生します。原因を正しく特定しないまま修復を試みると、ファイル内のデータが上書きされ、完全に失われる危険があるため注意が必要です。

本記事では、「ブックは破損しているため～」や「エクセル ファイルが破損しているため開くことができません」と表示される場合の原因と、試せる対処法をステップごとに解説します。

もし業務や研究などで重要なデータが保存されている場合や、自力で修復が難しい場合は、私たちデジタルデータリカバリーにご相談ください。相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。

「ブックは破損しているため～」「開くことができません」と出る原因

Excelブックが破損して開けない原因は、保存時の異常やハードウェアの不具合、Excel自体の互換性問題などが考えられます。ここでは代表的な原因を整理します。

保存中の強制終了や電源断

保存中に停電やフリーズが発生すると、書き込みが中断され、Excelのブック構造が破損することがあります。この場合、「ブックは破損しているため～」と表示されるのが典型的です。

USBメモリや外付けHDDの接続不良

USBメモリ・外付けHDD・NASなどの外部ストレージを経由して保存した場合、接続不良やメディアの劣化によりファイル破損が発生します。「エクセル ファイルが破損しているため開くことができません」というメッセージもこのケースで多く見られます。

Excelソフトのバージョン不整合・更新エラー

異なるExcelバージョン間での保存や、Office更新の不具合により、ファイル形式（.xls、.xlsx）情報が壊れてしまう場合があります。修復機能でも対応できないケースもあります。

ウイルス感染やマクロ破損

不正なマクロやウイルスがExcelブックを改変することで、ファイルを破損させてしまうことがあります。感染後は同様のエラーが複数のファイルに広がることもあるため、注意が必要です。

ファイルシステムの破損

「ブックは破損しているため、Microsoft Excelで開いたり、修復できません」と表示される原因として、保存先ストレージのファイルシステムの破損が考えられます。ファイルシステムとは、データの読み書きを管理する仕組みで、ここに障害があると正常にファイルを開けなくなります。

たとえば、「強制終了を繰り返していた」「停電などで突然電源が落ちた」「操作中にフリーズした」といった経験がある場合は要注意です。ファイル自体ではなく、保存先の構造が壊れていることでエラーが発生している可能性があります。

そのまま放置すると、他のデータにも影響が及ぶ恐れがあるため、早めに専門業者に相談することが重要です。

ストレージ障害や物理的損傷

「ブックは破損しているため、Microsoft Excelで開いたり、修復できません」と表示される場合、保存先のストレージに障害が発生している可能性があります。特に、パソコン内蔵のHDDやSSD、または外付けHDDに保存していたファイルでエラーが出る場合は注意が必要です。

たとえば、「最近パソコンの動作が極端に遅くなっていた」「ファイルの保存時にエラーが出ることがあった」「外付けHDDを落としてしまった」といった心当たりがある場合、すでにストレージが劣化・損傷している恐れがあります。

この状態で使い続けると、さらに多くのファイルが破損したり、大切なデータにアクセスできなくなるリスクが高まります。異常を感じたら、早めに専門業者へ相談することが重要です。当社では、こうしたメディア障害に対して専門設備での復旧対応が可能です。相談から初期診断まで24時間365日無料で行っています。

【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「ブックは破損しているため、Microsoft Excelで開いたり、修復できません」と表示される――そんなエラーに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。

このようなエラーが出る場合、ファイル内部が破損しているだけでなく、保存先のHDDやSSDに物理的な障害が発生しているケースもあります。無理に開こうとしたり、何度も操作を繰り返すことで状態を悪化させ、復旧がさらに難しくなる恐れがあるため注意が必要です。

専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。

• 相談実績50万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
• 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合）という業界トップクラスの技術力
• 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が8,000件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有

大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。

 

Excelファイルが破損して開けない場合の対処法

ここでは、Excelの修復機能や代替手段を使ってデータを取り戻す方法を具体的に紹介します。

「開いて修復」機能で復元を試す

まず最初に試したいのが、Excel標準機能の「開いて修復」です。修復できない場合でも「データ抽出」で値を取り戻せることがあります。

別PC・Excelバージョン・Excel Onlineで開く

別のパソコンやExcel Onlineで開くと、構造解析の方式が異なるため開けることがあります。

バックアップ・自動保存ファイルを探す

Excelは自動的に一時保存ファイルを作成している場合があります。バックアップファイルを探すことで以前の状態に戻せることもあります。

外部参照数式で中身を抽出する

完全に開けない場合でも、新しいExcelファイルから外部参照数式でデータを引き出せることがあります。

専門業者に相談する

これらを試しても開けない場合、ファイルそのものよりも記録媒体（HDD・SSD・USBメモリ）側に異常がある可能性があります。無理な修復や再保存を繰り返すと、復旧可能なデータまで失うリスクがあります。

デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2）という高い成果を上げています。相談・初期診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。

※1　期間：2011年1月以降
※2　2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合