- 「dynabookが突然立ち上がらない…」
- 「ロゴ画面から一向に進まない」
- 「電源は入るのに真っ暗なまま」
このようなトラブルは、使用年数に伴う内部パーツの劣化や、アップデートに伴うソフトウェア不具合など、複数の要因によって突然起こります。とくにロゴ画面でフリーズするケースでは、ユーザー自身が原因を特定しにくいため、不安や焦りを感じやすいのが特徴です。
さらに放置すれば、内部のストレージに保存された大切な写真や書類が「取り出せなくなる可能性」もあります。
本記事では、dynabookがロゴ画面で停止する主な原因と、それぞれの状況に応じた適切な対処法を、専門的な視点から丁寧に解説します。
仮に問題が解決しなかった方は、当社の無料診断をご利用ください。24時間365日対応しており、初期調査もお見積りも無料で、状況に合わせた復旧方法をご提案いたします。
目次
パソコンに不調があるとき、まず疑うべきこと

「ロゴ画面で止まる」「画面が真っ暗」「再起動を繰り返す」といった症状が突然現れることは珍しくありません。原因はストレージ(HDD・SSD)の故障やOSの不具合であるケースも多く、見た目だけで判断するのは困難です。
自己判断で初期化や復元を試すと、状況が悪化し、大切なデータが失われる恐れもあるため注意が必要です。異常に気づいたら、症状の発生時期や異音、エラーメッセージの有無などを確認し、慎重に対応することが求められます。
当社では、HDD・SSDの物理障害からOSの不具合まで幅広く対応し、累計46万件以上のご相談実績をもとに最適な復旧方法をご提案しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日いつでもご相談いただけます。大切なデータを守るために、まずはお気軽にお問い合わせください。
dynabookノートパソコンのロゴから起動しない原因
ロゴ画面で止まってしまうトラブルは、見た目だけでは原因が分かりにくく、いくつもの理由が考えられます。たとえば、つないだままの周辺機器の影響や、パソコン内部の部品の劣化、システムの不具合などが重なって起きていることも。
ここでは、よくある原因をわかりやすくまとめて紹介します。
周辺機器の干渉
USBメモリや外付けHDD、プリンターなどを接続したまま電源を入れると、BIOSがそれらを誤って起動対象と認識してしまうことがあります。この結果、OSの読み込みが正常に行われず、ロゴ画面でフリーズする事例が多く確認されています。
Windowsシステムファイル/ドライバ破損
Windowsの更新中に電源を強制的に切ったり、ドライバの不整合が起きたりすると、起動に必要なファイルが破損してしまい、ロゴ画面以降の処理に進めなくなることがあります。
復元ポイントの使用やスタートアップ修復機能、セーフモードによるドライバの無効化・削除などが有効ですが、システムへの知識がある程度求められるため、自信がない場合は専門業者への相談が安心です。
BIOS設定ミス・CMOS電池切れ
BIOSの設定で起動順序が正しくない、セキュアブートが無効化されている、または設定自体がCMOS電池の消耗によって初期化されてしまうと、dynabookは起動ディスクを認識できず、ロゴ画面で停止する可能性があります。
まずはBIOS設定を初期状態にリセットし、日付や時刻が狂っていたり設定変更が保存されない場合は、CMOS電池(ボタン型リチウム電池)を交換する必要があります。
メモリ(RAM)の接触不良・故障
メモリが正しく認識されていない場合、パソコンの初期診断(POST)が完了せず、そのままロゴ画面でフリーズすることがあります。これは、モジュールが抜けかけていたり、物理的に故障している場合によく見られます。
電源を切った状態でメモリを一度抜き、端子部分をエアブローで清掃したうえで再装着することで、接触不良の改善が期待できます。また、1枚ずつ差して起動を試すことで、不良モジュールを特定することも可能です。
内蔵バッテリー・電源トラブル
ノートパソコンの内蔵バッテリーが劣化していたり、過放電や異常な電圧が発生すると、保護回路が働き、正常に起動できなくなることがあります。特に古いバッテリーでは、このような症状が顕著です。
バッテリーとACアダプターを一旦取り外し、30秒程度放置してから再装着・AC接続の状態で起動を試すと改善する場合があります。駆動時間の短縮やバッテリーの膨張といった劣化の兆候があれば、交換も視野に入れてください。
起動ディスク(HDD/SSD)の故障

HDDやSSDが物理的に破損している、不良セクタが進行している場合、OSの起動に必要な「ブートローダー」が正常に読み込めず、起動ロゴでフリーズしてしまうことがあります。これは、ソフトの不具合ではなく、HDDやSSDに致命的な障害が起きているサインです。
特にSSDの場合、セルの劣化が進行すると、突然認識されなくなることがあります。この時点で内部ではデータが壊れ始めている可能性もあることから、この状態で電源を何度も入れ直すなどの自己判断による操作は、データ消失を加速させるリスクをはらんでいます。
万が一こうした症状が現れた場合は、無理に起動を試みる前に、まずは安全な診断を行うことが重要です。
当社では、物理障害やブートローダーの異常を含む幅広いケースに対応した無料診断を実施しております。大切なデータを守るためにも、まずは状態の確認から始めましょう。
dynabookがロゴで止まる場合の対処法
このようなdynabookの起動問題に直面した場合、次の対処法を順に試すことをおすすめします。まずは簡単な方法から、徐々に専門的な方法まで段階的に解説します。
dynabookが起動しないときの全般的な原因と対処法を解説した記事はこちら
周辺機器をすべて取り外す
まずは、dynabookに接続されているすべての周辺機器を取り外してみましょう。プリンター、スキャナー、USBメモリ、外付けハードディスクなど、外部機器が干渉している可能性があります。
- dynabookの電源を完全に切ります。
- すべての外部デバイス(USB機器、プリンターなど)を取り外します。
- 電源を入れ、起動できるか確認します。
RAMのチェック
ハードウェアに問題がある場合、特にRAMが原因で起動に失敗することがあります。RAMをチェックし、問題が解決するか確認しましょう。
- dynabookの電源を切り、電源ケーブルを外します。
- 底部のカバーを外し、RAMモジュールを取り外します。
- 再びRAMをしっかりと挿入し、再度起動を試みます。
- 複数のRAMモジュールがある場合、1枚ずつ試して問題を特定します。
セーフモードでの起動
セーフモードは、dynabookが最低限のシステムリソースで起動するため、ソフトウェアやドライバの問題を特定するのに役立ちます。セーフモードで起動することで、通常の起動とは異なる環境での診断が可能です。
- dynabookの電源を入れ、「0」キーを数回押します。
- 「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」を選択します。
- 「セーフモードでの起動」を選択し、dynabookを起動させます。
- セーフモードで正常に起動した場合、問題のあるドライバやソフトウェアを特定して修正します。
スタートアップ修復の実行
dynabookに内蔵されている「スタートアップ修復」機能を使用することで、起動に関する問題を自動的に修正することができます。この方法は、起動に必要なファイルや設定に問題がある場合に効果的です。
- dynabookを再起動し、起動時に「F12」キーを数回押します。
- 表示されるメニューから「スタートアップ修復」を選択します。
- 修復が自動的に実行され、問題が解決するか確認します。
BIOSの確認と更新
BIOSの設定が正しくない場合、または古いバージョンを使用している場合、dynabookがロゴ画面で止まってしまうことがあります。BIOSの設定を確認し、必要に応じて更新を行いましょう。
- dynabookを再起動し、起動時に「F2」キーを数回押してBIOSメニューに入ります。
- 「デフォルト設定に戻す」オプションを選び、設定をリセットします。
- dynabookの公式サイトから最新のBIOSバージョンをダウンロードし、更新を実行します。
- 更新後、dynabookを再起動し、問題が解決したか確認します。
データ復旧業者に相談

電源が入らない、動作が極端に遅い、異音がするなどの異常が発生した場合、パソコン内部でハードウェアに深刻な障害が起きている可能性があります。このような状態で無理に操作を続けると、保存されている大切なデータが失われるリスクが高まります。
復旧を急ぐ気持ちはわかりますが、誤った判断が取り返しのつかない結果を招くこともあるため注意が必要です。こうした状況では、できる限り早くデータ復旧の専門業者に相談することが、最も安全かつ確実な対応と言えます。
まずはパソコンの電源を切り、それ以上の操作は控えてください。その上で、信頼できる復旧業者に連絡し、状況とデータの重要性を伝えましょう。専門技術者が適切な診断を行い、必要に応じてパソコンの送付や持ち込みで対応を進めます。
データの復旧が完了した後は、速やかにバックアップを取り、必要に応じて修理対応を行うことが大切です。
デジタルデータリカバリーでは、復旧が難しいとされる重度障害のケースにも数多く対応してきました。初期診断とお見積りはすべて無料で、24時間365日いつでもご相談いただけます。データを守るために、まずは専門家にお任せください。
自力で復旧できない場合は、専門業者への相談が鍵に
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。