dynabookを使用していると、電源が入らないトラブルが発生することがあります。異常の原因によって症状は異なり、「電源ランプが一切点かない状態」から、「ロゴから先に進まない状態」など様々です。
単なる接続不良など、再接続や再起動で解決できることもありますが、パソコンに重度の障害が発生している場合、一切の操作を受け付けないこともあるため、個人では解決できないこともあります。
この記事では、dynabookが起動しない原因と、症状に合わせたそれぞれの対処法について詳しく解説します。症状に応じて適切な対処法を試しましょう。
目次
dynabookが起動しない・電源が入らない状況とは
「起動しない」「電源が入らない」と一言で言っても、考えられる状況はさまざまです。画面が真っ暗なのか、青い画面でフリーズしているのかなど、状況に応じて取るべき対応は異なります。以下に、起動しない時に見られる主な症状を記載します。
まずはパソコンの現在の状態を把握し、適切な対処を行いましょう。
dynabookの電源が入らない・起動しない原因
dynabookの電源が入らない・起動しない原因としては、次の7つが考えられます。
①電源不良・接触不良
これはdynabookのストレージ(HDD/SSD)以外に発生したトラブルです。主な原因としては次のものがあります。
- 電源コードが抜けている
- ケーブルが断線している
- ケーブルが劣化している
特にdynabookの電源ランプが点灯しない場合、電源コードの再接続や、交換を行い、正しく電源供給が行われるようにすることで問題を解決できます。
②バッテリーの経年劣化
バッテリーは、使用環境、使用方法、管理方法などによっても経年劣化を起こします。また、温度・湿度が高い環境や、長時間連続で使用すると、バッテリーの経年劣化が早まる場合もあります。
パソコンを5年以上使用している場合、バッテリーの消耗を可能性に入れておきましょう。
③メモリの差し間違い
パソコンをカスタマイズされる方に多いのが、メモリの差し間違いです。メモリの表裏を間違えて差し込んでしまったケースや、新しいメモリがdynabookに対応していなかったケースが考えられます。
直近でメモリを交換したのであれば、再度メモリを差し直しましょう。
④筐体破損
dynabookのキーボードやディスプレイなど、ストレージ以外の箇所が破損することを、ここでは筐体破損と呼びます。
具体的な事例としては以下のものがあります。
- 電源スイッチが破損している
- 差込口が汚損している
- 接続ポートが破損している
- モニターが破損している
特にモニターが破損していると、dynabookが起動しないように見えるため、メーカー・修理業者に交換してもらいましょう。
ただし、修理にだすとデータが初期化される可能性があるため、データが必要であればデータ復旧業者に相談しましょう。
⑤パソコンの帯電
dynabookを充電しながら長時間使用しているケースや、周辺機器を複数台しながら使用を続けることで本体に静電気が溜まります。
帯電したdynabookはシステムが不安定となり、電源が入らず、起動しないことがあります。
⑥記憶装置(HDD/SSD)の論理障害
論理障害とは、ストレージ(HDD/SSD)内のデータやシステムが破損し、データにアクセスできなくなる状態です。dynabookで論理障害が発生する主な原因は次のとおりです。
- データ読み書き中の強制終了
- 誤操作によるデータ消去・初期化
- マルウェア感染
論理障害の主な症状は次のとおりです。
- フォーマットや初期化を要求される
- OSが起動しない・ブルースクリーンが発生する
- ロゴで止まったままになる
- データのコピーや保存ができなくなる
- ファイルやフォルダが認識されない
dynabookに論理障害が発生し、正常に起動しない場合は「スタートアップ修復」「セーフモード起動」で修復できる場合もあります。
しかし、下記の場合は重度の論理障害が発生している可能性があります。
- 「スタートアップ修復が終わらない・失敗する」
- 「セーフモードで起動できない」
以上の問題が発生した場合、最終手段としてdynabookを初期化する方法もありますが、事前にバックアップを取っていなければデータが全て削除されてしまいます。また論理障害以外の原因がある場合、初期化しても正常に起動できるとは限らず、いたずらにデータを失うのみです。
起動しないパソコンのデータが必要な場合は、データ復旧サービスを利用することで簡単に解決できます。データ復旧業者ではパソコンが起動しない原因を初期診断で正確に特定したうえで、OSなどのプログラムに発生したエラーを直接修復します。その結果、データを失わずにパソコンのOSを立ち上げられることがあります。
デジタルデータリカバリーでは41万件以上の相談実績(期間:2011年1月1日~)を元に症状を電子カルテ化し、最短5分で復旧実績が豊富なエンジニアが初期診断を完了させるため、すぐに復旧作業に着手することが可能です。
データ復旧サービスについて詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
⑦記憶装置(HDD/SSD)の物理障害
物理障害とは、記憶装置が物理的に破損し、データにアクセスできなくなる症状です。
主な原因は以下の通りです。
- 落下などの強い衝撃
- 水没
- 経年劣化
HDD/SSDの寿命は平均3~5年で、データ領域に傷がついたり、データが揮発したりすることで、ある日突然パソコンが起動しなくなることもあります。
dynabookに内蔵されているのがHDDの場合、「カチカチ」「シャー」といった異音や焦げたような異臭によって故障に気づくことができます。
一方でSSDは仕組み上、データの読み書き回数に上限があり、書き込み上限を越えるとデータにアクセスできなくなります。厄介なことに寿命が近づいても、予兆がなく異常が発生するため、ユーザー側で気づくことは困難です。仮にスタートアップ修復などを行っても、エラーが解消できず、起動不良も直らないことが大半です。
物理障害が発生したHDD/SSDを自力で修復するのは困難
物理的な障害が起きたHDD/SSDを修復するには、復旧用のツールと高度な解析・復旧技術が必要です。例えばHDDは症状次第で開封と部品交換が必要になります。しかし内部にわずかなチリやホコリが付着するだけで、次に稼働させた際に状態を悪化させてしまうため、「クリーンルーム」と呼ばれる手術室相当の清潔な空間で作業する必要があります。
データ復旧には高度な技術が必要であり、国内にある100社以上のデータ復旧業者の中で、物理障害を解決できるのはごくわずかです。
もし「安全に一つでも多くのデータを復旧したい」とお考えであれば、最先端の復旧設備を持ち、技術力の高いデータ復旧業者に依頼することを推奨します。
デジタルデータリカバリーは、最新の技術と復旧設備を駆使して、HDDをはじめとする、多様なデバイスのデータ復旧を積極的に行っています。
他社様やメーカーが復旧不可能と判断した機器についても、7,000件以上の相談を受け、特に重度の物理障害を持つHDDのデータ復旧においては、東京都から表彰されるなど実績を上げています。
当社では24時間365日「電話」と「メール」で相談を受け付けていますので、ぜひご相談ください。
dynabookが起動しない・電源が入らないときにまず出来る対処法
症状別の具体的な対処法の解説に入る前に、まず最初に出来る基本的な対処法を紹介します。
充電アダプターを差し直す
電源ランプが付かない場合、電源まわりを確認しましょう。電源ケーブルやコンセント、ACアダプタが正しく接続できずに、dynabookが充電切れになった可能性があります。
延長ケーブルを使用している場合はどこかでケーブルが抜けているか、断線している可能性もあります。再度充電アダプターを正しく接続し、差し直しましょう。
PCを放電する
PCパーツに静電気が帯電すると、起動時に誤作動を起こすことがあります。周辺機器をすべて外し、電源ケーブルを本体から抜いて、10分以上放置します。放置した後、電源ケーブルをつなぎ、再起動できるか確認しましょう。静電気が原因であった場合、この操作で正常に動作します。
バッテリーを取り外す
バッテリーに不具合が発生した際はdynabookからバッテリーを取り外しましょう。
- 本体をシャットダウンし、ACアダプタや電源コードをはずす。
- dynabookを裏返し、バッテリーのロックを解除する
- ロックを解除したらバッテリーをスライドさせて取り外す
- ACアダプターをコンセントにつないでdynabookに接続し、電源ボタンを押す
この手順で正常に起動できた場合は、バッテリーを交換しましょう。
マザーボードの電池を交換する
マザーボードが電池切れを起こすと、PCの起動に欠かせないBIOSが正常に動作しなくなります。この場合、マザーボードの電池(主にCR2032が使用されています)を交換することで対処できます。しかし、この作業を行うには、自分でdynabookを分解し交換する必要があります。
パソコンの分解は知識や技術がないと元に戻せなくなるリスクがあります。
メーカー保証も対象外となることもあるため、パソコンの分解は控えましょう。
万が一パソコンを分解して戻せなくなった場合は、技術力の高いデータ復旧業者に相談すると、保存データを救出することができます。
パソコンの使用環境を見直す
パソコンは、高温多湿な環境や極端に低温な場所では正常に起動しないことがあります。このような場合、パソコンの保護機能が働き、電源が入らなくなることもあります。
パソコンを使用する際の適切な室温は一般的に10℃~35℃程度とされているため、エアコンなどを使って室温を調節しましょう。
また、パソコン本体が極端に熱いと感じる場合は、冷却が必要です。数時間使用を控え、パソコンが冷えるのを待ちましょう。
メモリを差し直す
メモリを増設したり交換したりした後にdynabookが起動しなくなった場合、メモリの取り付けに問題がある可能性が高いです。そのため、メモリをもう一度正しく装着し直してください。
出典:Dynabook
F1キーを押す
F1キーを押す黒い画面上に「Press F1 to Resume(F1を押して再開)」や「Strike the F1 Key to continue(F1キーを押して続行)」と表示されることがあります。
この場合は指示に従い、F1キーを押すと起動できることがあります。
別のモニターに接続する
dynabookのディスプレイが破損している場合は、駆動音がなるものの、画面が出力できずに何も映りません。
お手元に外部モニターがあれば、dynabookと接続することで正常にOSの画面が映ります。
画面の指示に従ってF1キー・F2キーを押す
パソコンを起動した際に「Press F1 to Run SETUP Press F2 to load default values and continue.」と表示され、Windowsが起動しない場合は、時計用バッテリーが不足している可能性があります。
東芝のノートパソコンには、取り外し可能なバッテリーとは別に、内蔵時計用のバッテリーも搭載されています。この時計用バッテリーは、ACアダプターに接続していれば充電されますが、充電切れになると時間設定を促すメッセージが表示され、正常に起動しないことがあります。
ACアダプターに接続した後、以下の手順に従ってBIOSセットアップで日付と時刻を設定しましょう。
出典:東芝
BIOSの設定を初期化する
BIOSは通常、Windows から起動するように設定されていますが、何らかの原因で起動の優先順位が入れ替わると、 メーカーロゴから先に進まなくなることがあります。
まずは、BIOSから起動順位の設定を見直しましょう。
BIOSの設定画面は、「F2」キーを開き、「Boot Menu」もしくは「Change Boot Order」の項目から起動順位を確認することが出来ます。
BIOSが破損してしまった場合、初期化をすることにより修復することができます。
初期化を行う手順例は、次の通りです。
1.「F2」キーを数回押しましょう。
2.「BIOSセットアップユーティリティ」が起動します。
3.次に「F9」キーを押します。
4.「Load Optimized Defaults?」という、デフォルト値に関するメッセージが表示されます。
「Yes」を選択しましょう。
5.次に「F10」キーを押します。
6.「Save configuration and reset?」という、設定の保存に関するメッセージが表示されます。
「Yes」を選択しましょう。
以上の操作により、BIOSは初期化されます。
出典:Dynabook
dynabookが起動しない時の症状別の修復手段
dynabookが起動エラーを起こした場合、「画面がフリーズする」「真っ暗になる」「勝手に再起動する」などの症状が現れます。症状に応じた適切な対応が必要です。以下に、症状別の対処法を解説します。
dynabookが突然再起動する場合
「いきなり再起動を繰り返す」、つまり勝手に終了処理に入ってしまう場合は、メモリやシステムに異常が発生しているというケースが多いです。
ただし終了処理もなく、いきなり画面が真っ暗になる場合は、電源周りに不良が起きている可能性が高いので、電力供給が適切になされているか以下の項目からチェックしましょう。
メモリの状態を確認する
メモリのチップが故障している場合、正常なデータ処理が行えず、下記のような不具合が発生することがあります。
- パソコンが急にシャットダウンする
- ブルースクリーンが発生する
- 突然再起動する
この場合、まずは検索窓に「Windows メモリ診断」と入力して、メモリの状態を調べ、問題の有無を確認する必要があります。
もしメモリに不具合が生じている場合、修理で対応できる場合もあります。ただし、修理業者やメーカーに依頼すると、ストレージ(HDD/SSD)ごと交換され、データを失う恐れがありますので、注意してください。
出典:Dynabook
詳細オプションから「システムの復元」を実行する
「システムの復元」はバックアップ機能の一つで、パソコンの設定を以前の状態(自動で作成される復元ポイント)まで戻す機能です。Windowsなどシステムに問題が発生した場合、 システムの復元を実行すると、問題が解消されることがあります。
ただし、システムの復元で対応できない場合、深刻な障害が発生している恐れがあるため、注意しましょう。
ブルースクリーンやエラーメッセージが表示された場合
dynabookの画面上で、下記の症状が起きている場合、MBRやBIOS(OSの起動プログラム)が破損しているか、HDD/SSDに物理障害が発生していると考えられます。
よく表示されるエラーは以下の通りです。
- ブルースクリーンが表示される
- 「A disk read error…」「A problem has been detected…」「BOOTMGR is missing」といったエラーメッセージが表示される
まずこれまで説明した「放電」「BIOS初期化」「再セットアップ」を試してみましょう。
それでも解決しないという場合は、次の方法を試してみてください。
これで問題が解消されない場合、重度物理障害が発生している恐れが高いため、個人での対応を控え、データの要不要に応じて、専門業者に対応を依頼するようにしましょう。
エラーコードを控える
ブルースクリーンが表示された際は、画面に表示されるエラーコードを控えておくようにしましょう。たとえば下記のエラーコードはドライバの不具合です。
- 0x0000009F
- 0x000000BE
- 0x000000D1
- 0x000000D8
- 0x00000116
正しく起動しない場合は、セーフモードからデスクトップにアクセスし、更新日時が近いドライバをアップデート・アンインストールすることで、問題が解決できる場合があります。
出典:Dynabook
セーフモードを起動する
セーフモードとは、OSの機能を限定し、最小限のシステム環境でPCを起動する機能です。
これを使うと、軽度論理障害であれば、問題を回避して起動できるため、トラブル原因となっているソフトウェアや更新プログラムを削除することで問題が解決する場合があります。
しかし、セーフモードでも起動できない場合、致命的な論理障害や物理障害が起きていると考えられます。この場合、個人では対応できない上、むやみにセーフモードを起動しようとすると、PCが壊れてしまう恐れがあります。dynabookの中に大切なデータがある方は、データ復旧サービスを利用しましょう。
1. Windowsが正常に起動できない場合、スタートアップ修復(自動修復)が表示されます。しかし、スタートアップ修復でパソコンを修復できないと「詳細オプション」というボタンが表示されます。
2. ここから「詳細オプション」をクリックすると、「オプションの選択」という画面が表示されるので、このまま「トラブルシューティング」に進んでください。
3.「トラブルシューティング」から「詳細オプション」に進みます
4.「詳細オプション」から「スタートアップ設定」に進みます
5.「スタートアップ設定」から「再起動」に進みます
6.キーボード上で「4」を選択し「4)セーフモードを有効にする」をクリックします
出典:Dynabook
再起動後、サインインするとパソコンはセーフモードに突入します。セーフモードの起動後は、次の対処を行うと、ブルースクリーンが無事解消することがあります(解消しない場合は、データの要不要に応じて専門業者に対応を依頼してください)。
リカバリーを行う
パソコンが正常に起動しない場合、リカバリー(初期化)を行うことで、問題を解決することができます。
ただし、リカバリーはdynabookを工場出荷時の状態に戻してしまいます。
パソコンに保存されているデータは削除されてしまうため、dynabookに保存されているデータが必要な場合は、リカバリーせずにデータ復旧業者までご相談ください。
dynabookのランプが異常点滅する場合
dynabookは、LEDランプによって故障個所を特定できることがあります。点滅パターンごとに対処が異なるのでご紹介します。
下記は代表的な点灯のパターンです。
LEDランプの点灯の種類 | dynabookのパソコン | 対処法 |
白ランプが2回、オレンジランプが2回点滅 | メモリの異常 | 別のメモリに交換 |
白いランプが6回点滅後、2回点滅 | マザーボードの不具合 | 別のマザーボードに交換 |
オレンジ色で8回点滅 | バッテリーの不具合 | バッテリー交換、あるいは電源ケーブルを再接続する |
白いランプが1回、短いランプが3回点滅 | 出力デバイスの異常 | メーカー修理に出す |
ただ、大切なデータが保存されている場合は、自力で復旧を行うことが困難になるため、データ消失を避けるためにも作業を控え、データ復旧業者に相談することを検討してください。
出展:Dynabook
「自動修復を開始しています」のメッセージが出現した場合
「自動修復を開始しています」のメッセージが表示された際は、dynabook上でエラー修復が行われています。強制終了などを実行するとやり直しになるため、エラー修復が終わるまで待ちましょう。
ただし「PCを修復できませんでした」「PCが正常に起動しませんでした」といったメッセージが表示されたらシステムの復元を試しましょう。
- 「詳細オプション」のボタンをクリックする
- 「オプションの選択」の「トラブルシューティング」を選択
- 「詳細オプション」から「システムの復元」を選択
- アカウントを選択すると「システムファイルと設定の復元」に移動する
- 復元したい日付、復元ポイントをそれぞれ選択し、「完了」をクリックする
- 「いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?」のメッセージに「はい」を選択
- システム復元が実行され、完了後は再起動させましょう。
出典:Dynabook
一般的なdynabookパソコンで3時間以上「自動修復を開始しています」のエラー修復が終わらない場合は、修復できないエラーやストレージの物理的な損傷が考えられます。
個人でのデータ復旧は極めて困難なため、データ復旧業者に相談し、保存データを取り出しましょう。
dynabookで異音・異臭・ビープ音がする場合
下記のような症状が起きている場合、dynabookに物理障害が起きている可能性が高いです。
- カタカタという異音
- 「ピーッ」というビープ音
- 焦げたような異臭がする
上記のような症状が起きている場合、これまで行った対処法を行うと、むしろ状態が悪化し、パソコン自体が完全に破損してしまう恐れがあります。
出典:Dynabook
なぜなら、これまでの対処方法は、軽度の論理障害しか解消できず、物理的に発生した障害に対応することは出来ないからです。失いたくないデータがdynabook内に保存されている際は、データ復旧の専門家に相談するようにしましょう。
【必見】dynabookが起動しないときの注意点
注意点を確認せずに対処を行うと、誤った操作により障害を悪化させデータを失ってしまう可能性があります。 データ復旧は一発勝負とも言われているため、必ず復旧前に次の注意点を確認しましょう。
①通電や繰り返しの電源ON/OFFをしない
電源のON/OFFする瞬間は、HDD/SSDに大きな負荷がかかります。とくにHDD/SSD内に物理的な破損がある場合はさらに障害を悪化させる危険があるため控えましょう。
また、通電を行っただけでもデータの読み込みは行われるため、データが上書きされてしまいデータの復旧が難しくなってしまう場合もあります。
②OSの再インストールをしない
OSの再インストール(リカバリー)を行うと既存のデータは上書きされてしまい消えてしまいます。上書きされてしまうとデータ復旧は難しくなってしまうので注意が必要です。
③過度な強制終了をしない
dynabookの強制終了と再起動を繰り返すと、内部のHDD/SSDに大きな負荷をかけてしまいます。万が一HDDやSSDが物理的に破損していると、データの消失やパソコンの起動不良など、状態をより悪化させる危険があるため控えましょう。
一度dynabookを再起動しても画面が真っ暗であったり、再起動が繰り返される場合など正常に起動しなければ、OSを格納している内蔵HDD/SSDに異常が発生している可能性があります。
データ復旧業者であれば、個人で復旧作業ができない状態のパソコンでも、高度な復旧技術とエンジニアの知見によって、高い確率でデータを取り出すことが可能です。必要なデータがdynabookに残っている場合は、ぜひご相談ください。
どうしてもdynabookが起動しないときは専門業者に相談する
dynabookをはじめ、パソコンが故障した場合、どのような業者を選ぶかは、 目的ごとに大きく変わってきます。
パソコンの起動を優先する場合は「修理」を、保存されているデータを優先する場合は「データ復旧」を行いましょう。ここでは両者の違いをそれぞれ詳しく解説します。
データが不要な場合:メーカーの修理・交換サービスを利用する
パソコンのデータ復旧は、内部のデータを復旧することを目的としているのに対し、パソコン修理は、機器を再び使えるようにすることを目的としています。
お使いのパソコンに不具合が発生した場合、メーカー保証期間の範囲内であれば、比較的安価で修理・交換を行うことができます。ただし、メーカーは修理を請け負いますが、データ復旧を行うわけではありません。データは、原則として全て初期化されてしまいます。
メーカーやショップに修理依頼を出す前に、パソコン内に必要なデータがある場合、データの重要度にあわせて、データ復旧の専門業者に依頼することを検討しておきましょう。
データが必要な場合:データ復旧業者を利用する
dynabookのデータが必要な場合、専門知識と技術を持つデータ復旧業者に依頼することが最も安全な手段です。データ復旧は、高度な技術と専用の設備が必要な作業であり、自分でデータ復旧を試みると失敗してしまうリスクが高く、さらなるデータ消失を招くおそれもあります。
なお、各データ復旧業者の技術力には差があるため、設備や技術力に乏しい業者の中には、復旧をお断りされる場合や、作業を外部に委託しているところもあります。データ復旧作業は、一度失敗すると、元々取り出せたデータも永遠に失われる可能性があります。
そのため、データ復旧業者を選ぶ際には、その「技術力」と「復旧成功率」を重要な基準として考えると良いでしょう。技術力の高い業者は複雑な状況にも対応できる専門知識と経験を有しており、データを安全に復旧できる可能性が高まります。また、復旧率が高い業者を選ぶことで、貴重なデータを取り戻す確率を最大限に高めることができます。
大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。デジタルデータリカバリーでは相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。
データが必要ならデータ復旧業者に相談
dynabookの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
国内にデータ復旧業者は100社以上存在しますが、デジタルデータリカバリーでは、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースをもとに、一般的なデータ復旧業者では復旧できない症状でも対応可能です。機器や症状ごとに配置された70名以上の専門のエンジニアが、最先端設備と技術力を駆使し、高難易度の症状でも復旧作業を行います。
デジタルデータリカバリーでは、年中無休で365日24時間の電話受付・無料診断を行っています。 そのため、突然の故障でもすぐに受付可能です。また復旧ラボへ直接機器をお持込みいただければ、ご希望のお客様には実際に復旧作業している現場をご案内いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
↓まずはお気軽にご相談ください↓
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。
対応メーカー例
デスクトップ・ノートパソコンメーカー表
- Dell
- Lenovo
- HP
- NEC
- マウスコンピューター
- 富士通
- Dynabook
- ASUS
- パナソニック
- マイクロソフト
- Acer
- FRONTIER
- iiyama
- MSI
- 東芝
- VAIO
- GIGABYTE
- Razer
- TSUKUMO
- LGエレクトロニクス
- ドスパラ
- HUAWEI
- EPSON DIRECT
- ONE-NETBOOK Technology
- GPD
- KEIAN
- FFF SMART LIFE CONNECTED
- サードウェーブ
- ECS
- インテル
- アプライド
- Abee
※その他各種メーカーにも対応しております。 現状弊社で対応できないメーカーはございません。
お気軽にお問い合わせください。
画像・動画・Excelファイルなど、
拡張子がつくものは全て対応しております。
その他メーカー・ファイルも対応可能です。詳しくはお電話でお問い合わせください。
データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
ご相談・初期診断・見積まで無料で承りますので、お気軽に無料診断・見積サービスをご活用ください。
※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
お客様に合った支払い方法が選択可能
クレジットカード・銀行振込・現金支払いに加え、請求書支払い・保険支払い・公費でのお支払い・商社を介してのお支払い等、対応が可能です。ご成約時にお申し出下さい。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
dynabookの起動トラブルを防ぐための対策
dynabookの起動トラブルを防ぐためには以下のような対策が有効です。
定期的なディスククリーンアップを実施する
ディスククリーンアップとは不要な保存ファイルを削除し、容量を確保することです。「ごみ箱」に不要なデータを移すこととはまた異なります。
ディスククリーンアップの手順は以下の通りです。
- エクスプローラーをクリックし、左の「PC」をクリックする
- ディスククリーンアップするドライブを選択する
- 「ドライブツール」の「管理」から「クリーンアップ」を選択
- 「ディスククリーンアップ」
- 「削除するファイル」のリストが表示されたら削除しないファイルのチェックを外す
- 選択後「OK」をクリックし、「ファイルの削除」をクリックすると自動でディスククリーンアップが開始される
ただし、誤操作で必要なファイルまで消去してしまった場合、個人でデータ復旧を行うことは困難です。そのままの状態でデータ復旧業者に相談してください。
複数のアプリを起動しない
複数のアプリを起動すると、dynabookに負荷がかかり、起動や更新に時間がかかります。使用しないアプリはこまめに閉じましょう。
常時起動しているセキュリティソフトなどは、起動しないように設定することも可能ですが、セキュリティ面の危険性が跳ね上がるため、必要なアプリまで閉じないように気を付けましょう。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数41万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。