- 電源を入れてもダイナブックの画面が真っ暗なまま反応がない
- 起動時にロゴが表示されず、BIOS画面にも入れない
- F2キーやESCキーを押しても反応がなく、設定変更ができない
これらの症状が現れた場合、すでにBIOSレベルで重大なトラブルが発生している可能性があります。BIOSが起動しない状態になると、システム設定の変更はもちろん、ブートデバイスの選択や復旧手段の実行も行えなくなります。この状態を放置すれば、最悪の場合、大切なデータへのアクセスが永久に失われるリスクもあります。
こうした深刻な状況では、誤った自己対応はさらなるトラブルを招く原因になります。正しい手順に沿った対応を行うことで、復旧の可能性を高めることができます。
この記事では、ダイナブックのBIOSが起動しない原因とその対処法について、専門的な視点からわかりやすく解説します。
もし自分で対応できるか不安な場合は、当社の専門スタッフが24時間365日対応・無料診断を行っています。まずはお気軽にご相談ください。
目次
ダイナブックのBIOSが起動しない原因
ダイナブックのBIOSが起動しない場合、考えられる原因はいくつかあります。BIOSが開かないと、起動順序の変更やハードウェアの診断ができず、問題の特定が難しくなります。以下に主な原因を詳しく解説します。
高速スタートアップ機能
Windowsの「高速スタートアップ」機能が有効になっていると、BIOSのチェックを省略して高速に起動するため、BIOS画面を開けないことがあります。
高速スタートアップ機能はPCの起動時間を短縮するための設定ですが、これが原因でBIOSの呼び出しが妨げられることがあります。この設定が有効な場合、通常の方法ではF2キーを押してもBIOS画面に入れない可能性があります。
不適切な操作
BIOSに入るためのキー(通常はF2キー)を押すタイミングが遅い、または間違ったキーを押していると、BIOS画面が表示されません。
ダイナブックでは通常「F2キー」を押してBIOSを起動しますが、モデルによっては「Escキー」や「Delキー」を使用する場合もあります。また、電源ボタンを押してすぐにキーを連打しないと認識されないこともあるため、適切なタイミングで操作する必要があります。
起動キーがモデルと異なる
多くのdynabookでは「F2キー」が標準ですが、モデルによっては「Esc」「Del」「F1」が使用されることもあります。誤ったキーを押しているとBIOSにはアクセスできません。取扱説明書や公式サイトを確認しましょう。
システムの問題
ダイナブックの電源を入れてもBIOS画面が表示されない場合、システム側の不具合が原因になっていることがあります。システムとは、パソコンが正常に起動するための基本的な制御や情報を管理する仕組みで、これに異常が発生すると、BIOSの起動にすら進めなくなることがあります。
たとえば、Windowsの更新中に電源を切ってしまったり、強制終了を繰り返したりすることで、起動に必要な情報が破損してしまうケースがあります。「電源ランプは点くのに画面が真っ暗なまま」「メーカーのロゴが表示されない」といった症状がある場合は、こうしたシステムの不具合が関係している可能性があります。
このような状態で自力で何度も再起動を試みたり、キー操作を繰り返すと、かえって症状が悪化し、内部のデータにも影響が及ぶおそれがあります。見た目では原因を特定するのが難しいため、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
ハードウェアの問題
ダイナブックの電源を入れてもBIOSが起動しないように見える場合、内部のHDDやSSDに異常が発生している可能性があります。特に長期間使用している機器では、OSが搭載されたストレージが経年劣化により不安定になり、正常に起動しなくなるケースがあります。
また、ノートパソコンは持ち運ぶ機会が多く、落下や衝撃によるダメージを受けやすいことから、内部部品の破損や接触不良が起きやすい傾向があります。「電源ランプは点くのに画面が映らない」「ファンは回るが反応がない」といった症状がある場合、すでに物理的な障害が進行している可能性もあります。
こうしたハードウェアの不具合は自力での対応が難しく、分解や通電を繰り返すことでさらに損傷が広がるリスクもあります。異常を感じた段階で、早めに専門業者へ相談することが重要です。当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料で対応しています。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「ダイナブックのBIOSが起動しない」「電源を入れてもダイナブックの画面が真っ暗なまま反応がなくファイルを開けない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
無理に何度も起動を試みたり、分解や修復を自己判断で行ったりすると、ストレージに物理的なダメージを与えてしまい、データの取り出しがより困難になる恐れがあります。安全にデータを保護するためには、早めに専門的な診断と対処を行うことが重要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
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- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
ダイナブックのBIOSを起動する方法
以下の方法を試すことで、BIOSを正常に起動できる可能性があります。
ACアダプターの確認
ノートPCの場合、ACアダプターの不良が原因でBIOSが起動しないことがあります。
- PCの電源をオフにする。
- ACアダプターを抜き、数分待ってから再接続する。
- 別のコンセントやアダプターを試してみる。
- 電源を入れ、BIOSが起動するか確認する。
シフトキーを使用した再起動
Windowsのシフトキーを使うことで、BIOS設定画面に入れる場合があります。
- Shiftキーを押しながら「シャットダウン」を選択。
- 完全に電源が切れたら、F2キーを押しながら電源ボタンを押す。
- BIOS設定画面が表示されるか確認する。
Windows設定からの起動
Windowsの設定メニューからBIOSを起動することも可能です。
- 「設定」を開き、「更新とセキュリティ」を選択。
- 「回復」タブを開き、「PCの起動をカスタマイズする」内の「今すぐ再起動」をクリック。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェアの設定」を選択。
- 「再起動」ボタンを押すと、BIOS設定画面が開く。
電源投入と同時にF2キーを連打する
dynabookのほとんどの機種では、「電源を入れた瞬間からF2キーを連打」することでBIOSに入ることができます。
- パソコンの電源を完全にオフにします(シャットダウン後、5秒以上待つ)。
- 電源ボタンを押すと同時にF2キーを連打します。
- BIOS画面が表示されるのを確認します。
高速スタートアップの無効化
高速スタートアップを無効にすることで、BIOSに入りやすくなる場合があります。
- 「コントロールパネル」を開き、「電源オプション」を選択。
- 「電源ボタンの動作を選択する」をクリック。
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック。
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外し、「変更を保存」する。
- PCを再起動し、F2キーを押してBIOSに入れるか確認する。
高速スタートアップの無効化はBIOSへのアクセス性を改善することがありますが、手順を誤ると電源設定が不安定になり、別の起動トラブルを招くおそれがあります。操作に不安がある場合や、設定を変えても改善しない場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
専門業者に相談する
紹介した対処法を試してもダイナブックのBIOSが起動しない場合は、OSが搭載されているHDDやSSDに深刻な障害が発生している可能性があります。この状態で何度も起動を試みたり、不完全な対処を続けると、内部データの破損や上書きにつながる恐れがあります。大切なデータを守るためにも、無理をせず早めに専門業者へ相談することが安全です。
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デジタルデータリカバリーはこれまで数々のパソコンの復旧に成功してきました。パソコンの復旧事例が多いのには、理由があります。
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私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
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※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。