Dell製のWindows 10パソコンを起動した際、「No bootable device found」または「No bootable device」というエラーメッセージが表示され、Windowsが立ち上がらず困っていませんか？
このエラーは、内蔵HDDやSSDを起動デバイスとして正しく認識できないときに発生します。
ストレージが認識されていない、または起動構成が破損している可能性があり、早めの対処が必要です。
本記事では、考えられる原因と順を追って実施できる対処法をわかりやすく解説しています。
データが保存されているストレージでエラーが出ている場合は、無理な操作を避け、私たちデジタルデータリカバリーまでご相談ください。相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。
目次
No bootable device foundエラーの主な症状
Dell製のパソコンで「No bootable device found」または「No bootable device」というエラーが発生した場合、Windowsが正常に起動できなくなり、以下のような画面やメッセージが表示されます。これらの症状が見られる場合、起動ストレージまたはブート構成に何らかの異常がある可能性があります。
- 電源を入れると黒い画面に「No bootable device found」と表示される
- BIOS設定画面には入れるが、OSが起動しない
- ストレージが「Not detected」または「None」と表示されている
- F12キーで起動メニューを開いてもブートデバイスが表示されない
- Windowsロゴが出ず、英語エラーメッセージで停止する
Dellパソコンにおける「No bootable device found」エラーの原因
このエラーは、パソコンが内蔵ストレージ（HDD/SSD）を起動デバイスとして認識できない場合に発生します。以下に、考えられる主な原因を解説します。
BIOS/UEFIのブート順設定ミス
BIOSまたはUEFIの設定が初期化されてしまったり、誤ってUSBメモリや外付けドライブを優先起動に設定していた場合、OSがインストールされているストレージを読み込めずにこのエラーが表示されます。
ストレージデバイスが認識されていない
内蔵HDDやSSDがBIOS上で認識されていない場合、ケーブルの接触不良や物理的な劣化、電源供給不良などが疑われます。BIOSセットアップ画面でストレージが表示されているか確認することが重要です。
ブート領域（MBR/EFI）の破損
ブートセクタ（MBR）やEFIシステムパーティションが破損していると、ストレージは認識されていてもOSを起動できず、このエラーが表示されます。
Windowsシステムファイルの破損
OSファイルの破損によって、Windowsのブートプロセスが途中で停止し、ブートデバイスとして認識されない状態になることもあります。
専門業者に相談することで、安全にシステム修復を進めることが可能です。
ストレージ自体の物理障害・破損
ストレージが物理的に故障している場合、BIOSでディスクが認識されなかったり、「カチカチ」「ジー」といった異音が聞こえることがあります。これはHDD内部の部品が損傷しているサインで、通常の操作では対処できない重度の障害です。SSDの場合は音が出ないため気づきにくいものの、内部の回路やメモリチップに異常があると、やはり自力での対応は困難になります。
このような状態で無理に電源を入れたり、修復作業を繰り返したりすると、記録媒体の劣化が進行し、保存されていたデータが完全に消失する恐れがあります。大切なデータを失わないためにも、異常に気づいた時点で速やかにデータ復旧の専門業者へ相談することが重要です。
当社では、物理障害が発生したストレージからのデータ復旧にも対応しており、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
突然「No bootable device」というエラーメッセージが表示される――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
突然「No bootable device」というエラーメッセージが表示される場合、OSやストレージの異常が原因となっている可能性があり、安易な初期化や分解を試みると状況を悪化させる危険があります。データ自体は残っているケースも多いため、誤った操作を行う前に専門業者へ相談することが重要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Dellパソコンの「No bootable device」エラーの対処法
以下では、順を追って確認できる安全な対処法を解説します。操作前にデータが失われていないか注意が必要です。
周辺機器をすべて外して再起動
USBメモリや外付けHDDなどが接続されたままの場合、起動優先順位によってブートエラーが発生することがあります。
- パソコンの電源を切る
- すべてのUSB機器・SDカード・外付けストレージを取り外す
- 電源を入れて、通常起動するか確認する
ハードリセットを試す
一部のハードウェアリセットが有効なモデルでは、帯電や一時的な構成不良をリセットできます。
- パソコンの電源を完全に切る
- バッテリーが外せる場合は取り外す
- 電源ボタンを10〜15秒ほど長押しする
- 再度電源を入れて起動を確認
BIOSでブート順序とストレージを確認
ストレージが起動順に設定されていない、または認識されていない場合、正しいOSブートができません。
- 電源投入時に[F2]キーを連打してBIOSセットアップに入る
- Bootメニューで「Windows Boot Manager」またはHDD/SSDが最優先になっているか確認
- 必要に応じて起動順序を変更し、設定を保存して再起動
- BIOS内でストレージが表示されていない場合、物理的故障の可能性
スタートアップ修復やブート構成の修正
Windows 回復環境（WinRE）を使用し、スタートアップ修復またはMBR/EFI領域の修復を行うことで解決できる場合があります。
- Windowsインストールメディアまたは回復ドライブを使ってパソコンを起動
- 「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「スタートアップ修復」を選択
- 効果がない場合は「コマンドプロンプト」で以下を実行：
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos
bootrec /rebuildbcd
専門業者に相談する
上記の方法を試しても改善しない場合や、ストレージに大切なデータが保存されている場合は、自力での復旧を控え、速やかに専門業者へご相談ください。
私たちデジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談ください。
※1 期間：2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
