次のような症状でお困りではありませんか?
- パソコンが突然ブルースクリーンになり、BitLockerの解除ができない
- 回復キーを正しく入力しても認識されず、データにアクセスできない
- ストレージを別のPCに接続しても、BitLocker暗号化のままで開けない
BitLockerは高いセキュリティ性能を持つ一方で、トラブル発生時にはユーザー自身では解除できないケースも少なくありません。
このような状態は、BitLockerが有効なままOSに障害が発生した場合や、ストレージ自体に物理的・論理的な異常が起きていることが原因と考えられます。操作を誤ると、二度とデータが取り出せなくなるリスクがあるため、慎重な対応が必要です。
本記事では、BitLockerでロックされた状態からデータを安全に取り出すための原因分析と対処法、さらに失敗を避けるための重要な注意点について、専門的な視点で詳しく解説します。
今まさに解除できずにお困りなら、まずは落ち着いて無料診断(24時間365日対応)をご利用ください。状況を正しく見極め、最も安全な復旧方法をご提案いたします。
目次
BitLockerとは

BitLockerは、Windowsのデータ暗号化機能で、パソコンが紛失や盗難に遭っても内部のデータを守るための強力なセキュリティ手段です。ただし、設定後は48桁の回復キーが必要で、これを別の安全な場所に保管し、確実に管理することが欠かせません。
BitLockerを強制解除するリスク
BitLockerの暗号化解除は48桁の回復キーのトラブルを避ける手段ですが、解除により紛失・盗難時の不正アクセスリスクが高まるため、慎重に行うべきです。もし設定したうえで回復キーが分からなくなってしまった場合は、専門業者に相談して解除を試みてください。
BitLockerに見せかけた「ランサムウェア」の被害も拡大

2023年後半から、BitLockerに似せた新しいタイプのランサムウェアが増えており、被害額が数千万円から数億円に及ぶこともあります。このランサムウェアは本物のBitLockerの画面にそっくりで、コンピュータがロックされたように見せかけ、データを元に戻すための「復号キー」の代償に数千ドルから数万ドルもの身代金を要求されるケースが頻発しています。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
BitLockerを強制解除する方法

パソコンの使用中にトラブルが発生した場合、管理者権限があれば、BitLockerを無効にすることが可能です。BitLockerを強制解除にする方法は以下の5通りです。
コントロールパネルからBitLockerを強制解除する
Windows標準のコントロールパネルから、BitLockerの暗号化を手動で無効化・解除する手順を紹介します。
- Windowsメニューを開く
- 「検索欄に「コントロールパネル」と入力し、検索する
- コントロールパネルを開く
- システムとセキュリティから「BitLockerドライブ暗号化」をクリックする
- 「BitLockerを無効化する」をクリックする
- 確認画面で「無効化」を選択すると、BitLockerの無効化が実行される
「サービス」からBitLockerを強制解除する
Windowsのサービス設定からBitLockerを無効化し、起動時に暗号化機能が働かないようにする方法です。
- 「Win」+「R」を同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を開く
- 名前の欄に「services.msc」と入力してOKを押す
- 「サービス」の中から、「BitLocker Drive Encryption Service」を探してクリックする
- 「プロパティ」のスタートアップの種類を選択し、「無効」に変更する
- 「適用」ボタンを押し、パソコンを再起動する
グループポリシーエディタからBitLockerを強制解除する
グループポリシーエディタでは、利用者権限とセキュリティーの編集ができる機能です。
操作者が管理者に相当する場合、グループポリシーエディタからBitLockerを無効化する方法は以下の通りです。
- Windowsのスタートメニューの検索欄に「grou」と入力する
- 「グループポリシーの編集」をクリックして開く
- ローカルエディターポリシーから「コンピューターの構成」→「管理用テンプレ―ト」→「Windowsコンポーネント」→BitLockerドライブ暗号化→「リムーバブルドライブでのBitLockerの使用を制御する」の順番でファイルをクリックする
- 「リムーバブルドライブでのBitLockerの使用を制御する」の「無効」を選択し、OKボタンをクリックする
コマンドプロンプトでBitLockerの強制解除コマンドを実行する
コマンドプロンプトは、コマンドを入力することで、パソコンに直接指示を出すことが可能です。エラーチェックなどで使用されるコマンドBitLockerを強制解除することが可能です。
- 「Win」+「R」を同時押しし、「cmd」と入力する
- 「管理者として実行する」をクリックし、コマンドプロンプトを開く
- 「manage-bde -unlock Drive-Name: -RecoveryPassword (任意の回復キー)」と入力し、Enterキーを押すと暗号化されたドライブのロックが解除できる
- 「manage-bde -off (暗号化された任意のドライブレター):」と入力し、Enterキーを押すとBitLockerが無効化される
WindowsPowerShellでBitLockerの強制解除コマンドを実行する
WindowsPowerShellとはコマンドプロンプトと同様に、自身でコマンドを入力することで、パソコンに直接指示を出すことが可能なシートです。Windows PowerShellでBitLockerの強制解除コマンドを実行する方法は以下の通りです。
- Windowsのスタートメニューの検索欄に「powershell」と入力する
- 管理者として実行をクリックする
- 「Disable-BitLocker -MountPoint 任意のドライブ名:」と入力してEnterキーを押す
「BitLockerはアクティブ化を待機中です」と表示された時の対処法
Windows PowerShellもコマンドプロンプトと同様にパソコンに強い負荷をかけてしまいます。
専門業者に相談する
パソコンから「カチカチ」といった異音がする、エラーが頻発する、HDDやSSDが突然認識されなくなった…。このような症状が複数同時に現れている場合は、物理障害の疑いが高く、自己判断での操作は大変危険です。
特にBitLockerで暗号化されているドライブの場合、ストレージが損傷すると解除が困難になるケースもあります。しかし、デジタルデータリカバリーでは、BitLocker暗号化ドライブのデータ復旧にも多数の対応実績があります。専用の解析環境と復旧技術により、鍵の解析や解除後のデータ抽出にも対応可能です。
24時間365日年中無休・最短即日での復旧に対応。初期診断・お見積もりは無料。BitLocker解除を伴う難易度の高い障害でも、復旧の可能性を最大限に引き出します。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なデータの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のデータの復旧に成功してきました。データの復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。