HDDのS.M.A.R.T.機能で、代替処理保留中のセクタ数が「異常」などの警告が表示されていませんか?
代替処理保留中のセクタ数が増加する原因は、ソフトウェアの問題とHDD本体の故障の2つにわけることができます。
原因に沿った対処法を行うことで、簡単に解決できる場合もあれば、専門業者への依頼が必要なケースもあります。
この記事では、代替処理保留中のセクタ数が増えている場合の原因から対処法、データを確実に取り出す方法について解説しています。
目次
代替処理保留中のセクタ数とは
代替処理保留中のセクタ数とは、HDDの健康状態を表す指標「S.M.A.R.T.」の一つです。HDD上のセクタにエラーが発生したものの、代わりのアクセス先となるセクタが割り当てられていない不安定なセクタ数を表しています。
S.M.A.R.T.:2023年現在製造、販売されているほとんどのHDDに備わっている自己診断システムであり、ストレージを様々な観点から診断し、項目ごとに数値化してくれる機能。
HDDはディスク上の記録面にある「セクタ」と呼ばれる領域に、データが保存されます。
しかし、システムエラーやHDD本体に損傷や劣化が発生すると、不良セクタと呼ばれるデータの読み書きができないセクタが発生します。そのままではデータを保存できないため、不良セクタが検出された場合、HDDは代わりのセクタを割り当て、読み書きを行います。
代替処理保留中のセクタ数が増え、警告などが表示されている場合、故障した場合にデータが消失するリスクが非常に高くなるため、早めに専門業者に相談するようにしましょう。
代替処理保留中のセクタ数の警告がされる原因
代替処理保留中のセクタ数の警告がされる原因として、以下の2つが考えられます。
ソフトウェアに問題が発生している
ソフトウェアに問題があり、正常にファイルシステムを操作できなくなったことが原因で、代替処理保留中のセクタ数が増えている可能性があります。
ファイルシステム:OS機能の一つで、HDDの内部の記録状態を管理し、ファイルにデータの読み書きができるようにするシステム。
作業の途中で強制終了したなど、終了の操作を正常に実行しなかった場合、ファイルの一部が書き込まれず代替処理が必要になるため、代替処理保留中のセクタ数が増える原因になります。
物理障害が発生している
落下や経年劣化など、物理的な衝撃が原因で「物理障害」が発生し、磁気ヘッドなどの内部パーツが故障すると、記録面に傷をつける可能性があります。
傷がついた部分は、データを読み書きできない不良セクタとなるため、代替処理保留中のセクタ数が増加する原因になります。
物理障害が発生している場合、代替処理保留中のセクタ数が増えるだけでなく、以下の症状が発生することがあります。
- 異音や異臭がする
- ファイルやフォルダを開けない
- HDDを認識しない
- エラーメッセージが表示される
不良セクタの大量発生を放置すると、状態が悪化し重度物理障害に発展する可能性だけでなく、最悪の場合はデータを完全に消失する恐れがあります。
物理障害はデータ復旧ソフトやパソコンの修復ツールでは直せず、高度な技術力と、手術室に相当する清潔な作業環境が必要です。したがって、個人で修復することはほとんど不可能なため、技術力の高いデータ復旧業者へ依頼することをおすすめします。
【原因別】代替処理保留中のセクタ数が増加している場合の対処法
代替処理保留中のセクタ数が増加している場合、原因に沿った対処法を行いましょう。
しかし、原因の見極めは自己判断が難しい上に、間違った対処法を行うとデータが全て消えてしまう可能性があります。
原因の自己判断が難しい場合や、重要なデータを保存している場合は、対処法を実行せずに、専門業者に相談しましょう。
【原因①】ソフトウェアに問題がある場合の対処法3選
ソフトウェアに問題がある場合は、以下の3つを実行することで、改善する可能性があります。
ディスクスキャンツールで代替セクタをクリアする
ハードディスクにはデータが読み取れなくなったセクタを、代替セクタに自動的に置き換える機能があります。
しかし、代替セクタが多くなると使用可能な容量が減少します。
するとパソコンのパフォーマンスが低下するため、代替セクタを消去することで問題を解決します。このとき市販のディスクスキャンツールを使用すると簡単です。
市販のディスクスキャンツールを使用し、代替セクタをクリアする方法は以下の通りです。
- ディスクスキャンツールを起動
- スキャンの種類を「スキャン&修復」や「表面スキャン」などに設定
- スキャン対象となるドライブを選択
- 「詳細設定」や「オプション」などから「代替セクタをクリアする」などの設定を選択し、スキャンを開始する
- スキャン終了後、結果を確認し、必要に応じて修復やクリアを行う
ディスクスキャンツールで代替セクタを消去した後にディスクを再利用するには、以下の手順で新しい記憶領域を作成する必要があります。
- スタートボタンをクリックし、「ディスクの管理」を選択する
- 消去したドライブのハードディスク上の未割り当て領域をクリックする
- 「新しいシンプルボリューム」をクリックし、「新しいシンプルボリュームウィザード」を開く
- 指示に従い、ボリュームサイズ、ドライバ文字、ファイルシステム、ユニットサイズ、ボリュームラベルを決定する
- 「次へ」をクリックしたら設定を確認し、「完了」をクリックする
以上の方法で消去されたディスクが利用できますが、そもそも代替セクタを無暗に消去すると、データの損失やハードディスクの物理的な損傷を引き起こすリスクがあります。
パソコンの頻繁なフリーズやエラーメッセ―ジの表示など、異常が発生している場合はおすすめできません。データが必要ならば、データ復旧業者に相談し、根本的に障害を取り除いてもらいましょう。
chkdskを実行する
Windowsに標準搭載されている、chkdskツールを使用して、全てのセクタの検査を行いましょう。
chkdskでは、HDDのエラーを自動的に検知、修復を行うことができます。
しかし、物理障害が発生しているHDDは、使用することで状態が悪化する可能性があるため、実行しないようにしましょう。
- WindowsPCで、Windowsの検索ボックスにcmdと入力してコマンドプロンプトを開き、管理者として実行を選択
- コマンドプロンプトのウィンドウが表示されたら、コマンド「chkdsk e: /f /r X」を入力(e:はスキャンするドライブの文字)
- Yを入力して処理を続行
- 処理が完了したら、PCを再起動する
以上の操作を行い、操作が終了したら、現代替処理保留中のセクタ数の警告が表示されるか確認してください。
チェックディスク(chkdsk)が終わらない|原因と対処法を解説
フォーマットを実行する
セクタ数の計測が間違っている場合、セクタ数の値を減らすために、強制的に保留中のセクタの再読み込みを行います。
方法としてフォーマットの実行が挙げられますが、実行後に全てのデータにアクセスできなくなってしまいます。
一度フォーマットを実行してしまうと、個人で復元することが難しく、データ復旧業者への依頼が必要になるため、実行はおすすめできません。
また、物理障害はフォーマットで解決できないだけでなく、実行することでかえって状態が悪化する恐れがあります。
データが必要な場合や、原因が判断できない状態でのフォーマットは控えるようにしましょう。
【専門業者が解説】外付けHDDで「フォーマットする必要があります」と表示された場合の原因と復旧・修復方法
【原因②】物理障害が発生している場合の対処法
代替処理保留中のセクタ数の原因が物理障害の場合、個人での修復ができないため、以下の作業を行いましょう。
データのバックアップを取る
物理障害が発生している場合、HDDが完全に故障し、データを全て失う可能性があります。
データのバックアップを取っておくことで、HDDが故障しても、データを失わずに済む場合があります。
物理障害が疑われる場合だけでなく、現代替処理保留中のセクタ数の警告が出た時点で、バックアップを取り、専門業者に原因を見極めてもらうようにしましょう。
HDDを交換する
物理障害が発生しているHDDは、個人で修理することができないため、正常に機器を使用したい場合は新しいHDDに交換する必要があります。
パソコンを開封する必要があり、リスクを伴う作業になるため、不安な場合はメーカーや修理業者へ依頼する方法をおすすめします。
しかし、HDDを交換したり、メーカーに修理を依頼すると、データは初期化されてしまうため、データを最優先で確保したい場合は、データ復旧業者に依頼しましょう。
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データ復旧とパソコン修理の違い
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データ復旧ソフトを使用する
データ復旧ソフトの中には不良セクタを修復できるものもあります。しかし復旧ソフトで修復できる不良セクタはシステムエラーが原因のもののみです。物理障害の発生したHDDはデータ復旧ソフトを何度かけても修復できません。
また使用するデータ復旧ソフトが不良セクタを修復する仕組みを理解する必要があります。特にフォーマットでシステムエラーを取り除くデータ復旧ソフトの使用には注意しましょう。フォーマットを行うと、一般的な操作ではHDDに保存されたデータにアクセスできなくなります。フォーマットを行う前には必ず別媒体にバックアップをとりましょう。
ただしバックアップを取れない状況や、HDDから異音や異臭がした場合は個人で作業するとデータ復旧に失敗するリスクが高いため、専門家に相談して復旧作業をお任せすることをお勧めします。
HDDに重要なデータを保存している場合はデータ復旧業者に依頼する
重要なデータを保存している場合は、データ復旧業者に相談、依頼しましょう。
現代替処理保留中のセクタ数が増えている場合、個人で修復できない範囲の故障が発生している可能性が高く、無理な復旧作業はデータの消失や機器の故障に繋がります。
データ復旧業者であれば、クリーンルームなどの専門設備で機器を開封し、専門のエンジニアが解析し、データの復元を行うことができます。
HDDが故障し、使用できなくなった状態でも、データ復旧業者であれば復元できる可能性があるため、無料の初期診断で相談することをおすすめします。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
HDDの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
データ復旧業者では、HDDに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因を特定した上で、原因ごとに専用の設備や部品を用いてデータ復旧作業を行います。プロが対応するため、データ復旧に失敗してデータが完全に消失するリスクを抑え、確実に復旧することができます。
デジタルデータリカバリーでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、簡易診断と対応方法について無料でご案内いたします。また、機器別の専門のエンジニアによる無料初期診断を行っているので、お気軽にご相談ください。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
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復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
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ハードディスク 復旧対応メーカー表
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データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
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データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数41万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。