SSDを使っていて、突然ファイルが開けなかったり、パソコンが頻繁にフリーズする──そんな症状に心当たりはありませんか？
- 保存していたファイルが開かない
- 起動中にパソコンが固まることが増えた
- 特定の作業をするとエラーが出る
こうした症状の背景には、SSD内部の「不良セクタ（読み書きできなくなる領域）」が原因となっている可能性があります。
SSDは読み書きの速度が速く、人気のある記憶装置ですが、長期間の使用や物理的なダメージにより、内部に劣化や破損が生じることがあります。そのまま使い続けると、データの消失やシステムエラーにつながる重大なデータ損失のリスクが高まるため注意が必要です。
本記事では、不良セクタが発生する主な原因や見逃しがちな兆候、さらに診断ツールを使ったチェック方法と物理的な損傷が及ぼす影響と注意点について、初心者にも分かるように解説しています。
もしSSDの状態に不安がある場合は、24時間365日対応・初期診断無料の当社までご相談ください。
目次
SSDの不良セクタが発生する原因
SSDに不良セクタが発生する原因はさまざまです。以下に代表的な原因を紹介します。
頻繁な書き込み・削除操作
SSDの寿命は書き込み・削除回数に依存します。頻繁に大量のデータを出し入れする使い方は、不良セクタを誘発する原因になります。
ファームウェアの不具合
SSDのファームウェアにバグがあると、不良セクタを誤認したり、正常に管理できないことがあります。この場合、ファームウェアのアップデートで解決できることもあります。
突然の電源断や電圧異常
データ書き込み中に電源が突然切れると、SSD内のデータが破損し、不良セクタが生まれることがあります。また、電圧異常もSSDにダメージを与えます。
使用環境の影響（高温や振動）
SSDは高温環境や振動に弱いため、これらが原因で内部回路がダメージを受け、不良セクタが生じることがあります。冷却を意識した環境が望ましいです。
経年劣化による劣化
SSDはフラッシュメモリを使用しているため、長期間使用すると劣化し、不良セクタやデータ破損が発生することがあります。特に部品の故障（基盤、コントローラ、電源部など）が原因の場合、修復コマンドでは対応が難しく、無理な操作は状況を悪化させ、データが消失する可能性があります。
こうした場合は、一般ユーザーによる対応が困難であり、専門のデータ復旧業者に相談をすることを強くおすすめします。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「SSDのファイルが開けない」「パソコンが頻繁にフリーズする」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
SSDの復旧にフリーソフトを使うと、操作ミスによる上書きや初期化などで、残っていたデータまで失われるリスクがあります。対応していない状態のSSDに無理にアクセスすると、内部の記録領域を破損させる恐れもあります。特に故障が原因の場合、ソフトでの復旧は不向きで、かえって状況を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績50万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が8,000件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
SSDの不良セクタを修復するおすすめフリーソフト5選
SSDの不良セクタを適切に修復するためには、専用のツールを理解して活用することが重要です。以下で紹介するフリーソフトは不良セクタを修復すのに役立つ可能性のあるソフトです。
ただし、前提としてフリーソフトは復旧が不完全なことも多く、文字化けや一部破損が生じやすいといったデメリットも存在します。重要なデータを保存している場合は、専門業者に問い合わせることをおすすめします。
CrystalDiskInfoでSSDの状態を確認する
フリーソフトを使う前に、まずは診断ツールでSSDの状態を確認することが重要です。CrystalDiskInfoは、S.M.A.R.T.情報をもとにSSDの健康状態をチェックできる定番の無料ツールです。
- CrystalDiskInfoをダウンロードし、インストールします。
- ソフトを起動して対象のSSDを選択します。
- 「健康状態」や「リードエラーレート」などの数値を確認します。
- 「注意」や「異常」と表示された場合は、すぐにバックアップを実施しましょう。
DiskGenius
DiskGeniusは、ディスク管理や不良セクタ修復に加えて、データ復旧機能も備えた多機能ツールです。操作画面がわかりやすく、不良セクタを効率的に検出して修復できます。
- 公式サイトからDiskGeniusをダウンロードし、インストールする。
- ソフトを起動し、対象のSSDを選択する。
- 「ディスクの検査」をクリックし、不良セクタのスキャンを開始する。
- 検出された不良セクタが表示されたら、「修復」を選択して問題を解決する。
CrystalDiskInfo
CrystalDiskInfoは、SSDやHDDの健康状態をリアルタイムで監視するツールです。不良セクタの直接修復はできませんが、S.M.A.R.T.情報の確認によって異常を早期に発見し、バックアップのタイミングを判断するのに役立ちます。
- CrystalDiskInfoをインストールし、ソフトを起動する。
- 「S.M.A.R.T.情報」からSSDの状態を確認する。
- 温度やヘルスステータスが黄色または赤色の場合、早急にバックアップを実施する。
Victoria
Victoriaは、HDD/SSDの詳細な診断が可能な古参のツールです。専門性が高く、不良セクタの特定から修復まで幅広く対応します。ディスクの状態をグラフィカルに表示するため、異常を直感的に把握できます。
- Victoriaを公式サイトからダウンロードしてインストールする。
- ソフトを起動し、対象のSSDを選択する。
- 「テスト」タブを開き、「フルスキャン」を選択して詳細なスキャンを開始する。
- 問題が見つかった場合、「修復」をクリックして不良セクタを修復する。
HDDScan
HDDScanは、HDDとSSDの両方に対応した無料診断ツールです。不良セクタを確認するための「Surface Test」が特徴で、簡単な操作でディスク全体の健康状態をチェックできます。
- HDDScanをダウンロードし、インストールする。
- ソフトを起動し、対象のSSDを選択する。
- 「Surface Test」をクリックして、ディスク表面のスキャンを開始する。
- 異常が発見された場合、警告が表示されるので、適切な対応を行う。
AOMEI Partition Assistant Standard Edition
AOMEI Partition Assistantは、パーティション管理を中心に、不良セクタの修復やディスクの最適化機能も備えています。
- AOMEI Partition Assistantをインストールし、起動する。
- 「ディスクの検査」機能を選択し、対象のSSDをスキャンする。
- 「不良セクタの修復」を選択し、検出された問題を修正する。
専門のデータ復旧業者に相談する
フリーソフトを試してもSSDの不調が改善されず、ファイルが開けない、頻繁にフリーズするなどの症状が続く場合は、SSD内部に深刻な障害が発生している可能性があります。誤った操作を続けると、状態をさらに悪化させ、大切なデータが完全に消失するリスクもあります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2）という高い成果を上げています。相談・初期診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間：2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」（※1）の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2）を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社復旧不可相談件数でも8,000件超 (算出期間：2016年6月1日～) を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50％以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく（算出期間：2007年～2023年）
※2：2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
