Windows 11のインストールメディアをUSBから作成しても「インストールが進まない」「ブートメニューに表示されない」といった状況に直面していませんか?
- USBメモリを挿してもインストーラーが起動しない
- インストール途中で「必要なファイルが見つかりません」と出る
- インストールメディアを認識しない
こうした症状は、USBの作成方法やフォーマット形式の違い、BIOS設定など、複数の要因が関係している可能性があります。特に、USBメモリのファイル破損やフォーマット不一致は見落としやすいポイントです。誤った設定や操作によって、ストレージ内のデータが消失してしまうリスクもあるため、慎重な対応が求められます。
この記事では、主な原因と安全に試せる対処法をステップごとに紹介します。自力での修復が難しいケースについても、専門業者への相談のタイミングをわかりやすく説明しています。
もし重要なデータが保存されたストレージにWindowsを再インストールしようとしている場合は、データ損失を防ぐためにも慎重に進めてください。失いたくないデータがある方は、私たちデジタルデータリカバリーにご相談ください。24時間365日無料で初期診断を行っております。
目次
Windows 11をUSBからインストールできない主な原因
Windows 11がUSBメモリからインストールできない場合、原因はソフトウェア的な設定ミスからハードウェアの不具合まで幅広く考えられます。以下で代表的な原因を整理しました。
USBメディアの作成ミス
USBメモリが正しくブート用に作成されていないと、PCがインストーラーを認識できません。特に、ISOファイルをコピーするだけでは起動ディスクにはならないため、「メディア作成ツール」などの正規方法を使う必要があります。正しく作成できているか再確認しましょう。
フォーマット形式の不一致(FAT32/NTFS)
Windows 11のインストールファイルには4GBを超えるものが含まれているため、FAT32形式では保存できずエラーになります。NTFS形式でUSBをフォーマットし直すことで、正しく読み込めるようになります。
UEFI/BIOS設定の不備
BIOSで「USBブート」が有効になっていない、あるいは「セキュアブート」が影響している場合、起動順序の設定を見直す必要があります。設定変更時の誤操作でブート領域を損なう恐れもあるため、不安な場合は専門業者に相談することをおすすめします。
USBポートやメモリ自体の不具合
USBポートの接触不良やUSBメモリの内部エラーが原因で、読み取りに失敗することがあります。別ポートや別のPCで試しても反応がない場合は、USBメモリ自体に障害が発生している可能性があります。
PCストレージ機器の障害
インストール先のHDDやSSDが故障していると、セットアップが途中で止まったりエラーが出たりします。特に、使用年数の長いHDDではセクタ不良が進行しており、書き込みがうまくいかないことがあります。このような状態で無理に再インストールを続けると、既存データの消失やシステム破損のリスクが高まります。
また、SSDでもファームウェア障害などにより認識されなくなることがあり、個人での対応は困難です。この場合はデータ復旧の専門業者に相談するのが安全です。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「USBメモリを挿してもインストーラーが起動しない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
ただし、ストレージそのものが物理的に破損している場合、通電や繰り返しの接続操作によって状態がさらに悪化することがあります。無理にデバイスを扱うことで、内部チップや回路に致命的な損傷を与えてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
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- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows 11をUSBからインストールできない場合の対処法
ここからは、原因ごとに試せる対処法を紹介します。安全に進めるため、重要なデータが残っているストレージには上書きを行わないようにしましょう。
Microsoft公式ツールでUSBメディアを再作成する
インストールメディアの作成に失敗している場合、公式ツールを使って再作成するのが確実です。誤って非公式サイトのツールを使うと不具合やウイルス混入のリスクもあるため注意しましょう。
- Microsoft公式サイトから「メディア作成ツール」をダウンロードします。
- 実行後、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択します。
- 言語・エディション・アーキテクチャを選び、「USBフラッシュドライブ」を指定します。
- ツールが自動的に起動可能なUSBを作成します。
- 完了後、USBメモリを安全に取り外して再試行します。
USBメモリをNTFS形式で再フォーマットする
USBメモリのフォーマット形式がFAT32のままだと、4GB以上のファイルを書き込めずエラーになることがあります。NTFS形式で再フォーマットすれば解消します。ただし、フォーマットを行うとデータが完全に消えるため、バックアップを取ってから実施しましょう。
- エクスプローラーでUSBメモリを右クリックします。
- 「フォーマット」を選び、ファイルシステムを「NTFS」に設定します。
- 「クイックフォーマット」にチェックを入れ、「開始」をクリックします。
- 完了後、再度インストーラーの作成を行います。
UEFI/BIOSの設定を見直す
USBブート設定やセキュアブートの設定ミスが原因で起動できないことがあります。設定を変更する際に誤操作をすると起動不能に陥ることもあるため、不安な方は専門業者に相談するのが安全です。
- PC起動時に「DEL」または「F2」キーを押してBIOSに入ります。
- 「Boot Priority(起動順位)」を開き、USBメモリを最上位に設定します。
- 「Secure Boot」を無効に設定します。
- 設定を保存し、再起動してインストーラーを確認します。
USBポートや周辺機器を変更して確認する
ポートや接続機器の影響でインストールが失敗する場合があります。不要な周辺機器は外し、別ポートで試してください。USB3.0よりもUSB2.0ポートの方が安定する場合もあります。
- キーボード・マウス以外の周辺機器を外します。
- USBメモリを別のポート(特にUSB2.0)に挿します。
- インストールを再試行します。
- 同様のエラーが続く場合、別のUSBメモリで試してみてください。
専門業者に相談する
上記の対処を行ってもエラーが続く場合は、USBやインストール先のストレージに物理的な障害が発生している可能性があります。無理な再インストール操作はデータ損失の危険を高めるため、速やかに専門業者に相談してください。
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※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。