「Macに接続した外付けSSDが認識されない」「外付けSSDに保存されたファイルが見れない」
このような異常が発生した場合、外付けSSDかMacのストレージやシステムに異常が発生している可能性があります。
本記事では接続や電源周りを確認し、再起動しても外付けSSDの認識不良が直らない場合の対処法を10種類紹介します。SSDのデータ復旧は難易度が高いため適切に対処しましょう。
目次
Macが外付けSSDを認識しない原因
Macが外付けSSDを認識しない場合の原因には以下の内容が考えられます。
接続不良
Macと外付けSSDの接続が甘い場合や、外付けSSDのケーブルが断線・劣化している場合、必要なデータを送受信することができません。よって外付けSSDの保存データや本体がMacの画面上に表示されなくなります。
接続不良が発生した場合、必要に応じてケーブルを新品に交換し、再接続を試みましょう。MacとSSDのどちらに原因があるかわからない場合は、外付けSSDを別のパソコンに接続してみるのも一つの手です。
Macや外付けSSDの筐体破損
筐体破損とはパソコンやSSDなどの本体の破損のうち、Macのキーボードや外付けSSDのカバーの部分など外装の部分が破損していることを指します。
Macの筐体破損がSSDの認識不良につながるケースとしては、MacのUSBポート(側面のUSB機器の接続口)が破損して外付けSSDが認識できなくなることが例にあげられます。
SSDの論理障害
Macに接続した外付けSSDが認識されない場合、外付けSSDか、Macのシステムにエラーなどの問題が発生した可能性があります。
SSDの論理障害が発生する原因は以下の通りです。
- Macと外付けSSDの通信中に強制終了を行った
- 外付けSSD使用中に停電が発生した
- 外付けSSDとMacのフォーマット形式が異なる
- セキュリティアプリや周辺機器のの干渉
- 誤操作による削除やフォーマット
- MacOSのシステムエラー
外付けSSDやMacで論理障害が発生している場合、以下の症状が現れます。
- 「フォーマットしますか?」とエラーメッセージが表示される
- 保存されたファイルや文書が開けない
- 保存していたファイルの名前がいつの間にか変わっていた
- 外付けSSDがMacに認識されない
- 操作中に動作の遅延やフリーズが頻繁に発生する
外付けSSDやMacに発生した論理障害は、軽いものであればMacのエラー修復機能や再起動、データ復旧ソフトなどで解決できる場合があります。
ただし、データ復旧ソフトなどを繰り返し実行する、データが消失してからMacや外付けSSDの操作を続けた場合、データが上書きされてしまい、復旧できなくなる可能性もあります。自力で対処したい方は適切な方法で外付けSSDの復旧を行いましょう。
SSDの適切なデータ復旧の方法について詳しく知りたい方はこちら>
SSDの物理障害
一般的にSSDはHDDと比較して衝撃などに強いと言われていますが、物理的に破損してしまうこともあります。SSDが物理的に破損する原因は以下の通りです。
- 強い衝撃
- 水没
- 経年劣化
特に外付けSSDの寿命は5年程度とされているため、5年以上機器の使用を続けている場合は、要注意です。
SSDに物理障害が発生しても症状は論理障害の時と全く同じです。したがって、エラーが頻発するようになったら、突然データが認識できず故障してしまったと感じる場合も少なくありません。
物理障害は基本的にデータ復旧ソフトやエラー修復機能で復旧させることはできません。既にデータ復旧ソフトやMacのFirst Aidなどを試しても復旧できなかった場合は、データ復旧業者のもとで専門的な処置を受ける必要があります。
技術力の高いデータ復旧業者であれば、物理障害が発生したSSDの復旧作業だけでなく、ファームウェア修復など、併発したエラーの修復作業も行えます。外付けSSDがMacで認識しない場合はお気軽にご相談ください。
Macや外付けSSDを自力で対処する際の注意点
Macや外付けSSDに認識不良などのトラブルが発生した場合、症状の程度によっては自力で解決できる場合があります。しかし、
繰り返し電源を入り切りしない
SSDやMacのシステムエラーは再起動で解決できる場合もあります。しかし物理障害などは再起動で解決できないため、繰り返し再起動を実行することでSSDの部品の破損が進行し、データが消失する危険があります。再起動は1度にとどめましょう。
データ復旧ソフトを繰り返し使用しない
データ復旧ソフトで復旧できるのは、誤削除をはじめとする軽度の論理障害にかぎります。SSDの物理障害ではデータ復旧ソフトで復旧できず、データ復旧ソフトを繰り返し使ってしまうことでデータの上書きが発生し、認識できないデータの上に新しいデータが上書きされる恐れがあります。
ただしSSDの物理障害の症状は「フリーズ」「フォーマット要求」など、論理障害と全く同じであるため、気づくのが遅れてしまう場合もあります。その場合は、一度データ復旧ソフトで復旧に失敗したらデータ復旧業者に相談するのが良いでしょう。
データをフォーマットしない
外付けSSDが認識されない場合、「フォーマットしますか?」とメッセージが表示されることがあります。この時、SSDに重要なデータが保存されている場合は「いいえ」をクリックしてください。
外付けSSDをフォーマットすると、中のデータが初期状態に整理されるため、一般的な操作方法ではデータにアクセスできなくなります。フォーマットによってエラーを修復できる場合もありますが、重要なデータが保存されている場合は絶対にフォーマットを実行しないでください。
Macや外付けSSDを分解しない
自力で復旧作業を行う場合、Macや外付けSSDを分解、開封して内部の様子を調べようとする方もいらっしゃいますが、再度組み立てできないリスクや、メーカー保証の対象外となる点からおすすめできません。
加えて、物理障害が発生したSSDの破損は、肉眼で確認できないほど小さい場合もあるため、外付けSSDがMacで認識できない場合は、専門の復旧ツールが揃っているデータ復旧業者まで相談しましょう。
Macが外付けSSDを認識しない場合の対処法10選
Macが外付けSSDを認識しない場合、10通りの方法で自力でデータ復旧ができる可能性があります。
再起動する
Macや外付けSSDに軽いシステムエラーが発生した場合、再起動でエラーが解消できる場合があります。Macのメニューをクリックして「再起動」を選択するか、電源ボタンを10程度長押しして再起動を行いましょう。
ケーブルの再接続を試す
Macに接続した外付けSSDが全く動作していない場合、正常に電力供給が行われていない可能性があります。
外付けSSDのケーブルを確認し、接続が緩い場合は再接続しましょう。もしもケーブルに劣化や断線が見られる場合は別のケーブルで接続を試してみてください。
また、Mac側の接続口(USBポート)にホコリや砂などが入りこんでいた場合は、専用の掃除道具やエアダスターなどで除去しておきましょう。
Finderから環境設定を確認する
Macでシステムの設定を変更した結果、外付けSSDが認識されなくなる場合もあります。その場合はMacの「Finder」から環境設定を確認し、設定を変更しましょう。
Finderから環境設定を確認する方法は以下の通りです。
- Macの画面右上のメニューバーにある「Finder」をクリックする
- 「環境設定」をクリックすると「Finder 環境設定」が開く
- 「一般」タブをクリックし、「デスクトップに表示する項目」の「外部ディスク」にチェックをつける
- 画面を閉じ、デスクトップ上に、外付けSSDが表示されたら設定完了
デバイスドライバを更新する
デバイスドライバとはパソコンに接続されているハードウェアや周辺機器を制御・操作するためのソフトウェアです。
Macでデバイスドライバを更新するにはApple メニューから「ソフトウェアアップデート」を選択して最新のOSにアップデートすると更新ができます。
ディスクユーティリティで認識しないSSDをマウントする
Macの「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダにある「ディスクユーティリティ」では内蔵/外付けストレージを管理できます。
ディスクユーティリティで認識しないSSDをマウントする方法は以下の通りです。
- Macの「アプリケーション」フォルダから「ユーティリティ」をクリックする
- 「ディスクユーティリティ」を選択して開く
- 画面左側に外付けディスクが表示されていることを確認する
- 該当する外付けディスクに対し「マウント」を選択する
- 外付けSSDが「Finder」のデバイスの下に表示されたらマウントできている
以上の方法で外付けSSDが認識されても保存データが認識されない場合、以下の記事を参考にしてください。
ディスクユーティリティの「First Aid」を実行する
Macのエラー修復機能である「First Aid」を実行すると、外付けSSDが認識できない原因になっているシステムエラーを修復してくれる可能性があります。ディスクユーティリティで外付けSSDをマウントできなかった場合に試してみましょう。
ディスクユーティリティから「First Aid」を実行する方法は以下の通りです。
- 「ディスクユーティリティ」を開く
- 画面左に表示される認識できない外付けSSDをクリックする
- 画面上の「First Aid」をクリックし、「実行」をクリックする
- 自動的にスキャンとエラー修復が行われる
ターミナルコマンドでエラー修復をする
MacのFirst Aidでもエラーが修復しない場合、Macの「ターミナル」に直接命令文を打ち込んで認識できない外付けSSDが認識できるようになる場合があります。
ターミナルコマンドでエラー修復をする方法は以下の通りです。
- Macのデスクトップ画面右上にある虫眼鏡アイコンをクリックする
- 検索欄に「ターミナル」と入力し、表示された「ターミナル」をクリックして起動させる
- 「diskutil list 」と入力してエンターキーを押すと「ターミナルディスク」の一覧が表示される
- SSDの識別子をメモしたら、「diskutil verifyVolume SSD_ID>」と入力する
- エラーが発生したら「diskutil repairVolume SSD_ID」と入力してエラーを修復する
物理障害でFirst Aidやディスクユーティリティは解決できません。もしもどちらかに失敗した場合、繰り返し実行してしまうと機器に負荷がかかり、データを復旧することが困難になってしまいます。
エラー修復に1度失敗したら外付けSSDやMacに物理障害が発生している可能性があります。重要なデータが保存されている場合はデータ復旧業者まで相談しましょう。復旧経験の豊富なエンジニアによる、適切な処置を受けることができます。
データ不要であればフォーマットする
外付けSSDにアクセスした場合、「フォーマットしますか」とエラーメッセージが表示されることがあります。 この時に保存データが不要であれば「はい」を選択し、フォーマットを行いましょう。
フォーマットを行うとSSD内部のデータにアクセスできなくなりますが、システムエラーが解消することがあります。
データ復旧ソフトを使用する
Macが外付けSSDを認識しない場合、データ復旧ソフトを使用することで認識できない外付けSSDのデータが復旧できる可能性があります。MacOS対応のデータ復旧ソフトを利用すれば、誤って削除したデータや、軽いシステムエラーによって認識できなくなったデータを復元できる場合があります。
データ復旧ソフトでの復旧作業について詳しく知りたい場合は「データ復元ソフトで失敗?事例や注意点、使用の判断方法を解説」の記事をご覧ください。
一方でデータ復旧ソフトは軽い論理障害しか復旧できないため、データを削除してから長時間操作を続けてしまった重度の論理障害や、SSDの物理障害は復旧できません。
外付けSSDの障害を症状から見分けることは困難なため、データ復旧に失敗したら、より専門的な復旧作業が行える技術力の高いデータ復旧業者まで相談しましょう。
データ復旧業者に相談する
SSDはデータを分散させて保存するため、1か所でも記録領域が破損するとデータが読み出せなくなります。よって同じストレージであるHDD以上に復旧難易度が高くなります。
SSDのデータ復旧に対応しているデータ復旧業者では、SSD内部の修復作業も行っているため、論理障害だけでなく物理障害が発生したSSDのデータ復旧にも対応できます。
SSDのデータ復旧に1度失敗すると、データ復旧を成功させるために更に高い技術力を必要とします。データ復旧ソフトやエラー修復ツールを試して復旧に失敗している場合は、最初から技術力の高いデータ復旧業者に相談しましょう。
データ復旧を専門とするデジタルデータリカバリーでは、24時間365日相談を受け付けています。SSDの全メーカーの復旧だけでなく、Macのデータ復旧にも対応しているため、どこに異常があるかまずは診断してもらいましょう。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
ここまでMacに接続した外付けSSDが認識しない原因と対処法をご紹介してきました。
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
これまでの方法でデータが復旧できなかった場合、最も安全かつ適切にデータ復旧する方法として、まずはプロに無料診断を依頼してみるというのが最も確実な選択となります。
またデータ復旧の成功率も、初期の適切な対処によって飛躍的に向上します。まずは症状・トラブルのご相談からお気軽にご連絡ください。
修理業者に対応を依頼するとデータが消失する
メーカーや修理業者に対応を依頼すると、SSDが交換され、データが消失する恐れが高いです。そのため、SSDの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。
データ復旧業者では、SSD専門のプロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。実際、SSDに発生している症状を元に、エンジニアが正確な初期診断を行い、故障原因の特定をおこなうことで、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧も可能です。
ただし、技術力が低い業者に依頼してしまうと、誤った処置により、データ復旧の可能性が下がってしまいます。大切なデータを業者に預けるうえでは、価格だけでなく、実績や技術力、データ復旧率なども確認して、最も信頼できる業者選びをしましょう。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。お電話またはメールでお問合せいただきますと、弊社認定のデータ復旧アドバイザーが簡易的な診断と今後の対応方法について丁寧に説明いたします。
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はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
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※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
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どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
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500GB以上 | 10,000円〜 |
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