Buffalo製のNAS(LinkStation/TeraStation)が突然アクセスできなくなるトラブルは、決して珍しいことではありません。以下のような症状が見受けられる場合、多くはすでに重大な障害が発生している可能性があります。
- Web設定画面がまったく表示されない
- 共有フォルダにアクセスできなくなった
- ネットワーク上にNASの名前が表示されない
放置すれば、大切な業務データや個人ファイルが二度と戻らない可能性があります。またネットワーク設定の不整合からHDDの物理障害まで、原因は多岐にわたるため、まずは症状ごとの正しい切り分けが不可欠です。
本記事では、Buffalo製NASのアクセス不能トラブルを代表的な症状別に解説し、早期発見と安全な対処につなげるための情報をまとめました。ぜひ参考にしてください。
ただ「自分では判断が難しい」と感じた場合でも、ご安心ください。当社では24時間365日、無料で診断を実施しております。状況を見極めたうえで、最適な復旧手段をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
目次
LinkStation/TeraStationにアクセスできない原因
NASがアクセス不能になる原因は、設定ミスやネットワーク障害、ハードウェア故障などさまざまです。症状ごとの切り分けが、適切な対応の第一歩となります。
Web設定画面が開かない原因
ブラウザからNASの管理画面にアクセスできない場合、以下のような要因が考えられます。
- NAS本体が応答していない(フリーズなど)
- ブラウザの互換性不足やセキュリティ設定によるブロック
- プロキシ設定やセキュリティソフトによる遮断
- EMモードへの移行(Emergency Mode)
- IPアドレスやサブネットの不一致
- TeraStationでWeb管理機能を無効にしている設定
共有フォルダにアクセスできない原因
NASの共有フォルダにアクセスできないときは、ネットワークまたは認証に関するトラブルの可能性が高いです。
- NASがEMモードで共有サービスが無効
- 共有フォルダ名や権限設定の変更
- NASがスリープモードまたは起動していない
- LANケーブルやハブの不調によるネットワーク断
- HDD故障や本体エラーによる共有機能の停止
- SMBバージョン不一致(特にWindows10以降)
- ユーザー権限設定の誤りやパスワードミス
ネットワーク設定ミスやIPアドレスの競合
NASがネットワーク上に存在していても認識されない場合、IPアドレス関連の設定ミスが疑われます。
- IPアドレスの重複(他機器との競合)
- サブネットやゲートウェイ設定の不一致
- DHCPサーバーが機能しておらずIPが取得できない
- PCとNASが異なるネットワークセグメントに属している
- 複数ルーター構成やVLANによる通信遮断
ファームウェアの不具合や更新失敗
特定のファームウェアバージョンでアクセス障害が起きたり、更新作業の失敗でEMモードになることがあります。
- 公式に不具合が報告されたファームウェアの使用
- 更新中の停電やエラーでのEMモード移行
- アップデート後の設定初期化・プロトコル変更
- ファームウェア自体の破損(E06エラー等)
NAS Navigator2で検出されない原因
NAS Navigator2にNASが表示されない場合、ソフトやネットワーク環境、物理接続に起因する問題が考えられます。
- NAS本体が起動していない、またはLAN未接続
- NAS Navigator2のバージョンが古い
- NASとPCが異なるネットワークに接続されている
- IP設定の誤りやファイアウォールによる遮断
- NASがエラー状態で起動できていない
セキュリティソフトやファイアウォールの干渉
セキュリティソフトやファイアウォールの設定によって、NASへのアクセスが遮断されることがあります。
- WindowsファイアウォールによるSMB通信ブロック
- サードパーティ製ソフトの通信制限
- ネットワークプロファイルが「パブリック」に設定されている
- 特定ポート(137/138/139/445)のブロック
SMB設定やバージョン互換性の問題
特にWindows10以降ではSMB1.0が無効化されており、古いNASとの互換性問題が発生することがあります。
- NASがSMB1.0のみ対応している
- WindowsがSMB1.0を無効化している
- NASとPCのSMB設定値が一致していない
- ゲストアクセスがブロックされている
ユーザー認証や権限設定のミス
NASはユーザー認証に基づいてアクセス制御されており、パスワードミスや設定エラーがあると接続できません。
- パスワードやユーザー名の誤入力
- 古い資格情報がWindowsに残っている
- NAS側の権限設定が誤っている
- ユーザーアカウントがロックまたは無効化されている
次章では、上記の原因に対応する具体的な対処法を解説していきます。症状ごとに最適な対応を行うことで、NASの復旧とデータ保護につながります。
本体の故障やHDD障害

LinkStationやTeraStationが完全に反応しなくなる場合、内部のハードウェアに重大な物理障害が生じている可能性があります。以下のような要因が代表的です。
- 電源ユニットやマザーボードの故障
- 冷却ファンの異常や過熱による自動停止
- HDDの物理障害(異音・異臭など)やRAID崩壊
- 内部ケーブルの断線・抜け、基板の破損
- 経年劣化によるパーツ全体の不具合
特にHDD障害の場合、「カチカチ」「カタカタ」といった異音、焦げたような異臭などの兆候が現れることがあります。これはディスク内部の磁気ヘッドやプラッタが物理的に損傷している状態であり、そのまま通電を続けると記録面に傷が入り、データの読み出しが完全に不可能になるおそれがあります。
RAID構成のNASでは、1本のHDD障害であればリビルド(再構築)で復旧できる場合もありますが、複数本のHDDで同時にエラーが発生している場合や、RAID情報自体が壊れているケースでは、処置を誤ると状態を悪化させるリスクが極めて高くなります。
物理障害が発生したストレージを自力で修復するのは困難

物理障害が発生しているNASからデータを安全に復旧するには、専門的な知識と設備が必要です。
HDDは非常に精密な機器であり、誤って開封・操作することでデータが完全に消失する恐れもあります。実際、データ復旧を行うには、クリーンルーム(無塵環境)での開封作業、物理構造を理解した技術者による分解調査、さらに高度な専用機器を用いた解析と復旧が不可欠です。
このため、物理障害が疑われる場合は、自力での対応は避け、信頼できるデータ復旧専門業者への相談が最善の選択となります。
当社デジタルデータリカバリーでは、365日年中無休・最短即日復旧対応、そして初期診断・お見積りはすべて無料でご案内しております。大切なデータを守るためにも、まずはお気軽にご相談ください。
LinkStation/TeraStationにアクセスできない際の注意点
LinkStation/TeraStationにアクセスできなくなった際、データを取り出すうえでの注意点を5点紹介します。
HDD/SSDを単体でPCに接続しない
LinkStationやTeraStationは、WindowsやMacとは異なり、Linuxという特殊なOSで動作しています。そのため、筐体からHDD/SSDを取り出し、そのままパソコンに接続しても、データを認識することは出来ません。
むしろ、パソコンに接続することでHDD/SSDの状態が悪化する可能性があるほか、フォーマット要求に従うとデータが消失してしまうこともあります。
電源のON/OFFを繰り返さない
障害を自分で直そうとして、無闇に電源のON/OFFを繰り返すと、LinkStationやTeraStationに内蔵されているストレージに大きな負荷がかかります。もし障害がストレージに発生していると、故障の症状を悪化させたり、別の障害を併発する可能性が高まります。
軽度の障害がより悪化するのを防ぐためにも、NASデバイスの電源が入らない・起動しない際は、電源のON/OFFを繰り返すのは控えましょう。
LinkStation/TeraStationのリビルド(再構築)やHDD/SSDの交換はしない
安易にLinkStationやTeraStationの再構築(リビルド)やHDD/SSDの交換は行わないようにしてください。電源やサーバートラブルが発生して失敗すると、保存されたデータが失われる危険性があります。
これはLinkStation/TeraStationを構成している複数台のストレージは、同時期に購入・生産されていることが多く、1台に障害が発生すると他のディスクもほぼ同時期に障害発生するケースが多いためです。

フォーマットや初期化は避ける
LinkStation/TeraStationにアクセスができない場合、初期化やフォーマットは行わないようにしましょう。初期化はリセットボタンやファンクションボタンから行えますが、設定情報などが全て消えるおそれがあります。
エラーメッセージなどでフォーマットや初期化を促されても従わないようにしましょう。
データ復旧ソフトを使用しない

データ復旧ソフトは、LinkStationやTeraStationでは使用しないほうが賢明です。なぜなら、これらのソフトは以下のような制限があるためです。
- 削除されたファイルの復元など、軽度の論理障害にしか対応できない
- RAID崩壊や物理障害といった重度のトラブルには対応できない
また、安易に復旧ソフトを使用すると、以下のようなリスクを伴います。
- 誤った操作によるデータの上書き
- 本体への過剰な負荷による状態の悪化
- ディスク全体の損傷につながる可能性
こうした事態を避けるためにも、LinkStationやTeraStationにアクセスできない場合は、自己判断での対応を控えることが重要です。NASやサーバーに特化したデータ復旧業者へ相談することで、大切なデータを守れる可能性が高まります。
当社では、NAS機器に関する豊富な復旧実績と、15,000種類以上の障害パターンを分析した技術を活用し、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という高い成果を維持しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制で対応しています。突然NASが認識されなくなったり、異音がする場合は、状態が悪化する前に早めのご相談をおすすめします。
NASにアクセスできない時の主な対処法
NASにアクセスできないと感じた場合、原因は複数考えられます。ネットワーク設定の問題から、セキュリティソフトの干渉、さらにはユーザー設定ミスまで、対処すべき項目は多岐にわたります。ここでは、NASが認識されない・接続できない時に試すべき具体的な対処法を、ステップごとに整理してご紹介します。
対処法①:Web設定画面にアクセスできない場合
Buffalo製NASで「設定画面が表示されない」「共有フォルダに入れない」といった症状が出た場合、トラブルの原因は複数考えられます。
ここからは、よくあるトラブルごとに具体的な解決方法を整理しています。
まずNAS管理画面が表示されない場合は、ネットワーク設定やブラウザー環境、NAS本体の状態など、複数の要因が考えられます。
以下の方法を試して、原因を特定しながら改善を図りましょう。
NAS本体の再起動手順
NASが応答していない場合は、再起動で復旧することがあります。
- NAS本体の電源スイッチを「OFF」にし、完全に電源が落ちるまで数分待ちます。
- 再び電源スイッチを「ON」に戻し、ランプが通常動作に戻るのを確認します。
- PC側から再度NASのWeb設定画面へアクセスして、表示されるか確認します。
対応ブラウザーでのアクセス確認方法
古いNAS機種では一部ブラウザーでの表示に対応していない場合があります。
- Buffalo公式の対応ブラウザー一覧を確認します(例:Internet Explorer、Firefoxなど)。
- 使用中のブラウザーを閉じ、対応ブラウザーを起動します。
- NASのIPアドレスまたはホスト名を入力して、管理画面が開けるか確認します。
ブラウザーのプロキシ設定解除方法
プロキシ経由の通信がNASアクセスを妨げていることがあります。
- ブラウザーの設定を開き、「ネットワーク」または「プロキシ」設定へ進みます。
- 「プロキシを使用しない」設定を選択します。
- 設定を保存後、ブラウザーを再起動してNASの設定画面を開いてみます。
ブラウザーのセキュリティ設定確認方法
セキュリティ機能がローカルIPアドレスへのアクセスをブロックする場合があります。
- 使用中のブラウザーで「セキュリティ設定」または「プライバシー設定」を開きます。
- 追跡防止機能やコンテンツブロック機能を一時的に無効化、または例外登録します。
- 設定後、NASのIPアドレスを入力して管理画面が表示されるか確認します。
EMモード確認とファームウェア更新手順
NASが緊急モードに入っている場合は、ファームウェア更新が必要です。
- PCでNAS Navigator2を起動し、NAS名に「EM」が表示されているか確認します。
- Buffalo公式サイトから該当機種のファームウェアをダウンロードします。
- アップデータを実行し、画面の案内に従ってファームウェアを適用します。
ログイン情報リセット方法
パスワードを忘れた場合や入力してもログインできない場合は、リセットを行います。
- NAS本体の取扱説明書を参照し、管理者パスワード初期化の方法を確認します。
- 多くの機種では背面のファンクションボタンで初期化が可能です(設定のみ初期化され、データは保持されます)。
- 再起動後、出荷時ID(例:admin)と初期パスワード(空欄または「password」)で再ログインします。
TeraStationでのWeb設定無効化設定の見直し
TeraStationでは特定設定によりWeb管理画面が無効化される場合があります。
- 本体LCDメニューまたはCLI(コマンドライン)で管理画面の有効状態を確認します。
- 「サービスポート制限」機能が有効になっている場合は無効化します。
- 設定を保存後、再度NAS Navigator2経由で管理画面へのアクセスを試みます。
NASとPCのネットワーク設定確認手順
IPアドレスの不一致により通信できない場合があります。
- PCとNASが同一ネットワーク(例:192.168.0.xxx)に属しているか確認します。
- PCのIP設定を「自動取得(DHCP)」にしてもNASにアクセスできない場合、NASが固定IPになっている可能性があります。
- PC側を一時的にNASと同一セグメントに手動設定し、NASの設定画面にアクセスしてIPを修正します。
対処法②:共有フォルダにアクセスできない場合
エクスプローラーやFinderからNASの共有フォルダが表示されない場合、ネットワーク設定や認証、NAS本体の状態に問題があることがあります。以下の対処法で原因を絞り込みながら対応してください。
NASの状態確認とファームウェア更新手順
EMモードになっている場合は共有フォルダへアクセスできません。
- NAS Navigator2を起動し、NAS名に「EM」と表示されていないか確認します。
- 表示が「EM」の場合、Buffalo公式サイトからファームウェアをダウンロードします。
- アップデータを実行し、画面の指示に従って更新処理を完了させます。
NAS Navigator2から共有フォルダにアクセスする方法
名前解決やパス設定の問題でエクスプローラーから開けない場合、Navigator2からの直接アクセスが有効です。
- NAS Navigator2を起動し、対象のNASを右クリックします。
- 「共有フォルダーを開く」を選択し、エクスプローラーが起動するか確認します。
- 表示される場合、エクスプローラー上のショートカット設定を見直します。
NASの起動と省電力設定の確認方法
LinkStationは電源連動やタイマー設定でスリープ状態になっていることがあります。
- NASの電源LEDが点灯しているか確認します。消灯していれば電源を入れ直します。
- 点灯していてもアクセスできない場合は、一度電源を切り、数分待って再起動します。
- 省電力設定が原因の可能性がある場合、設定画面から省電力機能を無効にします。
LANケーブル・無線接続の確認手順
物理的な接続不良も見落とせない要因です。
- LANケーブルが正しく接続されているか、ハブやルーターのリンクランプを確認します。
- 無線LAN経由で接続している場合、有線LANで直接接続し直して確認します。
- 必要に応じてLANケーブルを交換、または別ポートに差し替えてみます。
NAS本体のエラーチェック方法
赤色点滅ランプなど、異常を示すサインを見逃さず確認します。
- NAS前面のステータスLEDが赤色点滅しているか確認します。
- 点滅パターンを記録し、Buffaloのマニュアルでエラーコードを確認します。
- HDD故障やファームウェア破損が示されている場合は、対応方法に従い処置します。
Windowsで共有フォルダに再接続する方法
ネットワークドライブの設定ミスが原因で接続できないことがあります。
- エクスプローラーのアドレスバーに「\\NASのIPアドレス\」と入力してEnterを押します。
- 共有一覧が表示されれば、名前解決が原因であった可能性があります。
- hostsファイルを編集することで、NAS名でのアクセスも可能になります。
MacでのSMB再接続・AFP接続手順
macOSバージョンによってはSMB1での接続ができない場合があります。
- Finderから「移動>サーバへ接続」を開きます。
- アドレス欄に「smb://NASのIPアドレス」または「cifs://~」を入力します。
- 接続に失敗する場合は、AFP接続が可能なモデルなら「afp://」で試します。
SMBプロトコルと認証設定の確認方法
Windows10以降の仕様変更により、古いSMBバージョンやゲストアクセスが制限されていることがあります。
- Windowsで「Windowsの機能の有効化または無効化」を開きます。
- 「SMB 1.0/CIFS ファイル共有サポート」にチェックを入れて有効化します。
- NAS側でユーザーアカウントを作成し、Windowsの資格情報マネージャーに登録します。
対処法③:NAS Navigator2で検出できない場合
NAS Navigator2でNASが表示されない場合、物理接続の不備やネットワーク設定、ソフトウェアの不一致などが原因となっている可能性があります。以下の対処法を順に確認することで、問題の特定と解決を進めていきましょう。
NASとLANケーブルの物理接続確認方法
最も基本的ですが見落としやすいのがケーブル接続の不具合です。
- NAS背面のLANポートとスイッチ/ルーター間のケーブルが確実に接続されているか確認します。
- ルーター側のポートランプが点灯しているかをチェックします(点灯していない場合は未接続または不良)。
- 別のLANケーブルに差し替えて改善するかを試し、可能であれば他のポートにも変更してみます。
NAS Navigator2の最新版インストール手順
古いバージョンでは新型NASを検出できないことがあります。
- Buffalo公式サイトから最新版のNAS Navigator2をダウンロードします。
- 古いバージョンがインストールされている場合は一度アンインストールしてください。
- インストーラーを実行し、指示に従って再インストールし、PCを再起動します。
PCとNASが同一ネットワークにあるか確認する方法
NAS Navigator2は同一セグメント内のNASしか検出できません。
- PCのIPアドレス(例:192.168.0.10)を確認します(コマンドプロンプトでipconfigを使用)。
- NASのIPアドレスが同一ネットワーク帯(例:192.168.0.xxx)か確認します。
- 異なる場合は、NASのIPを初期化するか、PC側をNASのアドレス帯に一時的に合わせて設定します。
IP設定初期化による再認識手順
NASのIP設定が異なるネットワークになっている場合、初期化でDHCP取得に戻すことで再検出できます。
- LinkStationであれば、背面のファンクションボタンを押しながら電源を投入します。
- 点滅ランプ確認後に再度ファンクションボタンを押し、初期化を開始します(マニュアル要確認)。
- 再起動後、NAS Navigator2で再検索してIPがリセットされているか確認します。
ファイアウォールを一時停止して確認する方法
NAS Navigator2の通信はUDPブロードキャストを利用しており、ファイアウォールが干渉していることがあります。
- Windowsの「セキュリティとプライバシー」設定から、ファイアウォールを一時的に無効化します。
- NAS Navigator2を再起動して、NASが検出されるか確認します。
- 検出された場合は、NASのIPアドレスをファイアウォールの例外として追加し、再度ファイアウォールを有効に戻します。
PCの不要なネットワークアダプタを無効化する手順
複数のネットワークアダプタがあるとNAS探索に支障をきたすことがあります。
- 「コントロールパネル>ネットワークと共有センター>アダプターの設定変更」を開きます。
- 有効になっている複数のアダプタ(Wi-Fi、仮想アダプタ等)を確認します。
- 使用していないアダプタを右クリックし、「無効にする」を選択します(再起動後に再検索)。
NAS本体のエラー確認手順
NASが物理的に異常な状態ではNavigator2に表示されません。
- NASの前面インジケータランプが赤色点滅していないか確認します。
- エラーコード付きのLCD表示(TeraStationの場合)や点滅パターンを記録します。
- Buffalo公式マニュアルで該当コードを確認し、必要に応じてファームウェア更新または修理を検討します。
対処法④:セキュリティソフト・ファイアウォール設定による干渉が起きている場合
NASへのアクセスが急にできなくなった場合、セキュリティソフトやWindowsファイアウォールの設定変更が原因であることがあります。特に共有フォルダが見えない、NAS Navigator2で検出されない場合には、通信がブロックされている可能性があります。
ファイアウォールの一時的な無効化手順
一時的にファイアウォールを無効化し、NASとの通信が可能か確認します。
- Windowsの「コントロールパネル>システムとセキュリティ>Windows Defenderファイアウォール」を開きます。
- 「Windows Defenderファイアウォールの有効化または無効化」を選択し、「無効にする」を一時的に選択します。
- NAS Navigator2やエクスプローラーでNASが表示されるか確認します。
NASの通信許可設定(例外追加)の手順
ファイアウォールが原因だった場合は、今後の接続のために例外設定を追加します。
- 「コントロールパネル>Windows Defenderファイアウォール>アプリまたは機能を許可する」を開きます。
- 一覧から「NAS Navigator2」や「ファイルとプリンターの共有」にチェックを入れます。
- 「プライベート」にもチェックが入っていることを確認し、OKを押します。
ネットワークプロファイル(パブリック/プライベート)の確認手順
ネットワークプロファイルが「パブリック」のままだと、共有通信が制限されます。
- 「設定>ネットワークとインターネット>状態」から接続中のネットワークをクリックします。
- 「ネットワークのプロファイル」を「プライベート」に変更します。
- 再度NASへのアクセスを試みて、動作を確認します。
必要ポートの開放手順(SMB/Navigator2用)
NASとの通信には特定ポートの開放が必要です。閉じている場合は明示的に許可します。
- 「コントロールパネル>Windows Defenderファイアウォール>詳細設定」を開きます。
- 「受信の規則」で新しい規則を作成し、「ポート」を選択します。
- TCPの445、139およびUDPの137、138を「許可」ルールとして追加します。
セキュリティソフトでNASを信頼設定に追加する方法
サードパーティ製のセキュリティソフトを利用している場合、その設定内で例外を追加します。
- ご利用中のセキュリティソフトを起動し、「ネットワーク保護」や「ファイアウォール」設定を開きます。
- NASのIPアドレス(例:192.168.0.100)を「信頼済みアドレス」として追加します。
- 変更を保存し、NASへのアクセスやNavigator2検出を再試行します。
Windowsアップデート後の設定見直し方法
アップデートによってファイアウォール設定が初期化されていることがあります。
- 「設定>更新とセキュリティ>Windows Update」から最近の更新履歴を確認します。
- アップデート後にNASに接続できなくなった場合は、上記のファイアウォール設定と例外設定を再確認します。
- 特に「ゲストアクセスの制限」や「SMB1無効化」などが適用されていないか確認します。
Defender単体での動作確認による切り分け手順
セキュリティソフトが影響しているかを判断するため、標準環境での動作確認を行います。
- 現在インストールされている他社製セキュリティソフトを一時的にアンインストールします(必ず自己責任で対応)。
- Windows標準のDefenderファイアウォールだけでNAS接続を試みます。
- 接続できた場合は、セキュリティソフトの設定に問題があると判断できます。設定の見直しや別製品の検討を行います。
対処法⑤:ユーザー権限・パスワード設定ミスの場合
NASがネットワーク上に表示されていても、共有フォルダにアクセスできない場合は、ユーザー権限や資格情報の設定ミスが原因となっていることが多いです。以下の対処法で、認証トラブルの解消を目指します。
正しいユーザー名とパスワードで再認証する方法
単純な誤入力が原因の場合、基本に立ち返って正しい認証情報を確認します。
- ユーザー名やパスワードが全角/半角、大文字小文字を正確に入力しているか確認します。
- Caps LockやNum Lockキーの状態を確認します。
- NASの出荷時設定(例:ユーザー名「admin」、パスワード「password」など)でも試してみます。
Windows資格情報マネージャーを使った再設定手順
WindowsはNAS接続時に認証情報を記憶していますが、これが原因で再接続できないことがあります。
- 「コントロールパネル>ユーザーアカウント>資格情報マネージャー」を開きます。
- 保存されたNAS関連のWindows資格情報を削除します。
- 「Windows資格情報の追加」を選び、NASのIPアドレス、正しいユーザー名とパスワードを登録します。
既存セッションを解除して再接続する方法
以前の接続情報が残っていて、新しい資格情報で接続できないケースに有効です。
- コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。
- 「net use * /delete」と入力してEnterを押し、既存のNAS接続をすべて解除します。
- その後、エクスプローラーで再度NASにアクセスし、正しい資格情報で接続します。
NASのユーザー権限設定を確認・修正する手順
NAS本体に登録されたユーザーアカウントに、共有フォルダのアクセス権が付与されているかを確認します。
- NASのWeb設定画面にログインし、「ユーザー」または「アクセス制限」設定を開きます。
- 該当ユーザーに「読み取り」または「読み書き」権限が付与されているか確認します。
- 権限が不足していれば追加し、設定を保存して再接続を試みます。
ゲストアクセス制限時のユーザー追加方法
Windows11などではゲストアクセスが無効化されているため、明示的にユーザー登録が必要です。
- NASのWeb設定画面から「ユーザー追加」を選択し、新しいユーザー名とパスワードを登録します。
- 共有フォルダの「アクセス制限」画面で、該当フォルダにそのユーザーを割り当てます。
- Windowsの資格情報マネージャーに新しいユーザー情報を登録し、再度NASに接続します。
Web管理用アカウントとの混同を避ける方法
NASでは「Web管理用アカウント」と「共有フォルダ用ユーザー」が別設定となっている場合があります。
- 共有フォルダへのアクセス時には、専用に作成した一般ユーザーアカウントを使用します。
- 「admin」などの管理者アカウントではアクセスできないことがあるため、認証が通らない場合は他のユーザーを試します。
- ユーザー一覧で該当ユーザーが有効になっていることも合わせて確認します。
パスワード有効期限やロックアウト確認方法
法人向けNAS(TeraStationなど)では、パスワードポリシーの影響でアクセスできないことがあります。
- NASの管理画面にログインし、「ユーザー管理>アカウント設定」を開きます。
- 該当ユーザーが「ロック中」または「無効化」状態になっていないか確認します。
- 必要に応じてパスワードのリセット、またはアカウントの有効化を実行します。
対処法⑥:初期化またはリセットでの回復方法
NASにアクセスできない原因が不明瞭な場合や、設定ミスが重なっている可能性がある場合は、NASの設定を初期化して環境をリセットすることが有効です。この「初期化」は、設定値だけを工場出荷状態に戻すものであり、保存されているデータは保持されます。特に管理者パスワードの紛失やIPアドレスの不一致がある場合には有効な対策です。
ファンクションボタンによる設定初期化手順(LinkStation)
LinkStationでは本体背面のファンクションボタンを利用して設定情報をリセットできます。データには影響を与えず、ネットワーク設定やパスワード情報のみを初期化します。
- NASの電源がOFFになっていることを確認し、ファンクションボタンを押し続けながら電源スイッチをONにします。
- 前面のファンクションランプが白く点滅を始めたら、ボタンを離し、再度押して確定します。
- 初期化完了後、NASは再起動し、NAS Navigator2で新しいIPアドレスが表示されるようになります。
Web管理画面から初期化を実行する方法
NASの管理画面にアクセスできる状態であれば、GUI操作で初期化を行うことも可能です。ユーザー権限やネットワーク設定だけをリセットする設定も選べます。
- NASのWeb設定画面に管理者権限でログインします。
- 「管理」または「システム」タブから「初期化」オプションを選択します。
- 「LinkStationの設定初期化」を選び、確認コードを入力して処理を実行します(オプションでパスワード維持も選択可能)。
モデル別の初期化方法を確認する手順
NASの機種によって初期化方法は異なります。ボタンの有無や液晶画面の有無によって操作内容が変わるため、必ず公式情報で確認しましょう。
- Buffalo公式サイトの「製品別サポート」ページにアクセスします。
- お使いのNASモデル名(例:LS220D、TS5200D等)を入力して検索します。
- 「初期化手順」や「マニュアル」項目から、該当モデルに適した初期化方法を確認します。
初期化後に確認すべき設定項目
初期化が完了した後は、ネットワーク設定やユーザー設定が工場出荷時状態に戻っているため、再設定が必要です。
- NAS Navigator2を使用してNASの新しいIPアドレスを確認します(DHCP自動取得が有効になります)。
- 管理画面にログインし、ネットワーク設定(IP固定設定)や共有フォルダのアクセス権を再設定します。
- ユーザーアカウントやパスワードが初期化されているため、必要に応じて再作成・変更してください。
自力で解決できない場合は専門業者へ相談を

LinkStationやTeraStationにアクセスできない状態が続くと、次のような行動によって、かえって状況が悪化することがあります。
- 何度も再起動や接続を試す
- 設定を自己流でいじる
- 市販の復旧ソフトを使ってみる
これらを繰り返すことで、保存されたデータが壊れたり消えたりする危険があります。また、NASのトラブルは、表に見える症状の裏で複数の原因が絡み合っていることが多く、自己判断ではかえって状況を悪化させるリスクがあります。
だからこそ、「なんとなく」で触らず、まずはプロに任せることが最善策です。専門業者なら、NASを知り尽くした技術スタッフが専用機器を使って内部を安全にチェックし、故障の原因を正確に見極めたうえで、最適な復旧プランを提案してくれます。
デジタルデータリカバリーでは、電話やメールでご相談いただければ、専門のアドバイザーが無料で初期診断と今後の対応方法をわかりやすくご案内します。
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はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
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- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧件数割合91.5%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計46万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。

↓まずはお気軽にご相談ください↓
当社が選ばれる理由
NAS・サーバーのデータ復旧を依頼する際は、以下5つのポイントが重要です。
- 対応実績が豊富であるか
- 復旧実績や復旧率が数字で明記されているか
- 設備が充実しているか
- 初期診断は無料か・部品代などの追加料金はかからないか
- セキュリティに優れているか
デジタルデータリカバリーはこのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
NAS・サーバーのデータ復旧(復元)業者として当社が選ばれている理由をご紹介いたします。
① RAID累計ご相談数13,263件

当社に寄せられたRAIDのご相談件数は13,263件を超え、多くのお客様からさまざまなご依頼をいただいております。この多様なご相談から新しい技術の開発を進め、NAS・サーバーの復旧(復元)ノウハウを日々蓄積し、迅速で安全な復旧を可能としています。
NAS・サーバーの復旧は、当社のトップエンジニアが対応します。培ったデータベースと熟練の技術を駆使し、メーカー・機器・RAID構成・ファイルシステム問わずどのようなNAS・サーバーでも復旧(復元)のご対応をさせていただきます。
② 他社復旧不可のNAS・サーバーの復旧(復元)実績多数!

実は「別業者が対応できなかった機器が当社でデータ復旧(復元)できた」という実績も多くございます。
NAS・サーバーのデータ復旧(復元)の成功を左右するのが正しい初期診断です。初期診断では、機器の状態をエンジニアが確認し、原因を突き止めます。この時の診断が間違っていると対処法を誤り、データを正確に取り出せなくなってしまいます。
初期診断により異常箇所を特定し、ファイルシステム解析やデータ構成の再構築、ないし、NAS・サーバーの内蔵HDD(ハードディスク)やSSDの物理障害を復旧していきます。

当社では異常が発生した原因を特定するために専用ツールを使用し、データ領域を16進数に変換して一つ一つ整合性をチェックします。
また、RAID構成が組まれているサーバーの場合、RAID構成の分析や再構築も行わなければいけません。当社の論理専門トップエンジニアがこうした解析・分析・修復の工程を何度も繰り返し安全なデータ復旧(復元)を実現させているのです。
HDD(ハードディスク)の表面に傷がついてしまう症状をスクラッチといいます。多くの復旧業者が対応できない状態であっても、当社の物理専門トップエンジニアの技術をもってすれば他社復旧不可のスクラッチ障害にも対応することが可能です。
当社にはNAS・サーバー復旧(復元)の専門エンジニアが在籍しており、より多くのお客様のデータ復旧(復元)を実現するために日々研究を重ねております。
③ 無料サービスで安心安全データ復旧(復元)
専門アドバイザーへの電話相談が無料

当社にはNAS・サーバー専門アドバイザーが在籍しており、24時間365日ご相談を受け付けております。
「サーバーが立ち上がらなくなってしまった」
「NASが検出・認識されなくなった」など機器状況をお伝えいただければ、金額や復旧期間などをご案内いたします。
どうしたらいいのかわからないといった方も、まずはお気軽にご相談ください。
初期診断・見積もりが無料

NAS・サーバーの破損箇所を特定し、復旧の可能性を明確にするために当社のトップエンジニアが初期診断を行います。正しい判断をしないと誤った方法で復旧(復元)作業を行ってしまうためデータを正しく取り出すことができません。
診断結果から割り出された復旧確率やNAS・サーバーの破損具合に合わせたお見積書を無料でご提供させていただいております。
出張サービスが無料(法人様限定)

厳重なセキュリティで管理されており規則上、
・持ち出しが出来ないサーバやNAS
・物理的に持ち出しが難しい大型サーバやNAS
をお持ちの法人様については弊社エンジニアが お客様ご指定の場所まで伺い、診断から復旧作業まで行います。
④ さまざまなメーカーに対応可能
【 対応RAID機器/NAS/サーバー 】
■Buffalo | ■Seagate | ■Lenovo |
■I-O Data | ■Apple | ■CENTURY |
■DELL | ■corega | ■Acer |
■hp | ■Sony | ■Epson |
■IBM | ■NETGEAR | ■CineRAID (シネレイド) |
■NEC | ■COMPAQ | ■D-RINK |
■FUJITSU | ■Epson Direct | ■DATA TALE |
■Logitec | ■SAMSUNG | ■プリンストン |
■QNAP | ■asi | ■HItachi |
■Thecus | ■G-Technology | ■Lacie |
■PROMISE | ■iomega | ■Toshiba |
■ASUS | ■Western Digital |
上記以外にもすべてのメーカーに対応しております。まずはお電話にてご相談ください。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました

※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去46万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。


LinkStation/TeraStation復旧対応機種
基本的に、全てのシリーズ・型番に対応しております。
こちらに記載されていない機器でも、お問合せいただければ対応可否をお調べいたしますので、お気軽にご相談ください。
Terastation(Windows Server含む)
TS-2RZH /TS-2RZS /TS51210RH /TS6400RN /TS5410RN /TS5810DN /TS6600DN /TS5610DN /TS6400DN
/TS5410DN /TS6200DN /TS5210DN /TS5210DF /TS3420RN /TS3410RN /TS3420DN /TS3410DN /TS3220DN
/TS3210DN /WSH5620DNS9 /WSH5420DNS9 /WS5420DNS9 /WSH5420RNS9 /WS5420RNS9
/WSH5610DNS6 /WSH5411DNS6 /WS5420DNS6 /WS5420RNS6 /WSH5420DNW9 /WS5420DNW9-Y
/WS5420DNW9 /WSH5420RNW9 /WS5420RNW9 /WS5220DNW9-Y /WS5220DNW9 /WSH5411DNW6
/WS5420DNW6 /WS5420RNW6 /WS5220DNW6/
LinkStation
LS520DNB/ LS220DNB/ LS510DNB/ LS210DNB/ LS520DG/ LS510DG/ LS220DG/ LS210DG/ LS411DX/
上記以外にもすべてのメーカーに対応しております。まずはお電話にてご相談ください。
LinkStation/TeraStationデータ復旧・復元の流れ

官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました

※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
LinkStation/TeraStation復旧でよくある質問
Q:他社で復旧できないといわれた機器でも復旧できますか?
A:復旧できる可能性がございます。弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。
他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
Q:まず直るかどうか知りたいのですが、診てもらうのにお金はかかりますか?
A:いえ、かかりません。お客様の機器を実際にチェックしてみて初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、チェックが終わるまでは一切費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ、機器の返送費用だけご負担頂いておりますのでご了承ください。
Q:営業時間を教えてください
A:営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
Q:NAS・サーバーに異常が生じてしまっているが、どのような対応をしたらいいかわかりません…
A:ご安心ください。NASやRAID機器など、複数台共有で使用するサーバー機器からもデータ復旧実績が数多くあります。「サーバーにアクセスできなくて、仕事が止まっている。どうすればいいかわからないがとにかく何とかしたい!」というお急ぎのお客様は今すぐお電話下さい。最短30分診断、即日復旧も可能です。
Q:会社で使っている機器なので情報漏えいが心配です。預ける前に機密保持誓約書を出してもらえますか?
A:はい、お出しいたします。私たちはお客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、プライバシー・機密情報の保護を最優先に考えております。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
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