LinkStationを使用中に、前面ランプが赤く7回点滅し「E07エラー」が表示されると、次のような深刻な事態に陥る可能性があります。
- 保存していた業務用ファイルにアクセスできない
- 家族写真や動画など思い出のデータが消える恐れ
- ネットワーク越しにNASがまったく反応しない
このE07エラーは、単なる一時的な不具合ではなく、HDDそのものが重大な物理障害を起こしているサインです。
状況を放置したり、不用意に再起動や通電を繰り返すと、取り返しのつかないデータ消失に繋がる恐れがあります。迅速かつ専門的な対応が不可欠です。
本記事では、LinkStationの「E07エラー」によって起きる原因と、データを守るために取るべき適切な対処法を、プロの視点からわかりやすく解説しています。
初期診断とお見積もりは無料で、24時間365日対応しています。大切なデータを確実に守るためにも、今すぐご相談ください。
目次
E07エラーとは?症状とリスクを正しく理解する
E07エラーは、バッファロー製NAS「LinkStation」シリーズで発生する深刻な障害です。赤色のランプが7回点滅する明確なサインで、ハードディスクの致命的な不具合を示しています。誤った対応をすると、保存されているデータが完全に失われる可能性があります。
HDDの物理障害(ヘッドクラッシュ・モーター不良など)
NAS内部のHDDにおいて、ヘッドクラッシュやプラッタの損傷など物理的なトラブルが生じると、E07エラーが表示されることがあります。特に、HDDから異音(カチカチ音やガリガリ音)が聞こえる場合は、物理障害が進行しているサインであり、早急な対応が必要です。
HDDの物理障害が原因である場合、自力での対応や通電はデータの完全消失を引き起こす恐れがあるため厳禁です。これらの障害には専用設備と高度な技術が必要です。
NAS本体の基板故障や接点不良
HDD自体には問題がないにもかかわらず、NAS本体の制御基板やSATAコネクタの接点不良によって、HDDが正常に認識されなくなるケースがあります。この場合、HDDを別の筐体に移して動作確認することで切り分け可能なこともありますが、内部データを取り扱うには注意が必要です。
静電気や電源の瞬断、落雷などが原因となって基板にダメージが加わることがあり、ハードウェア的な修理または交換が必要になる場合もあります。
RAID構成の複数HDD同時障害(高温・電源トラブル起因)
E07エラーが発生したときの対処法
LinkStationで赤ランプ7回点滅(E07エラー)が発生した場合、まず最優先すべきは「データを失わない対応」です。以下に安全かつ実践的な対処法を紹介します。
電源をOFFにして通電を止める
エラーが発生した状態での通電は、ハードディスクの状態をさらに悪化させる原因となります。まずは電源を落とし、NAS本体を静かに保管しましょう。
- LinkStationの電源ボタンを長押しし、完全にシャットダウンします。
- ACアダプターを抜き、通電を完全に停止します。
- NAS本体を移動させず、そのままの状態で保管します。
専門業者に初期診断を依頼する
保存データが重要な場合は、自己対処ではなくデータ復旧専門業者に相談するのが最も安全な選択です。当社では、初期診断と見積りを無料で行っています。
- NAS本体の通電を停止した状態で保管する。
- 弊社コールセンターまたはWebフォームより無料相談を申し込む。
- 宅配または持ち込みにて機器を送付し、初期診断を受ける。
自己解決を試みる場合の手順
あくまでデータを失ってもよいという前提で行う「自己解決」の方法です。高度なリスクがあるため注意が必要です。
- 公式サイトからファームウェアを最新バージョンに更新する。
- 故障したHDDを交換し、再セットアップを行う。
- RAID構成であれば、慎重にリビルド操作を実施(バックアップ必須)。
E07エラーはNASの深刻な障害を意味し、データが完全に消失する可能性があります。少しでも異変を感じたら、まずは初期診断をご依頼ください。診断とお見積りは無料、24時間365日対応のサポート体制でお待ちしています。
当社は、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇ります。また、これまでに46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を持ち、官公庁や法人1万社以上と取引するなど確かな信頼と実績があります。
少しでも不安を感じたら、今すぐ専門スタッフにご相談ください。データの安全を守る第一歩となります。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。