ZIPファイルをダウンロード・共有した後、次のようなトラブルに遭遇していませんか?
- 解凍したファイル名が「意味不明な文字列」に変わっている
- 日本語のファイル名が「�」や記号に置き換わっている
- ファイル自体は存在しているのに、正しい名前で表示されない
このような現象は、ZIPファイル内の文字コード(エンコーディング)が異なるOS間で解釈されず、文字化けが発生しているためです。WindowsとMac、またはLinux間でファイルをやり取りする際や、特定の解凍ソフトを使用した際によく見られるトラブルです。
「見た目だけの問題」と思って放置していると、後からファイルの中身を特定できなくなったり、上書き・保存ミスなどの原因にもつながります。重要書類や業務ファイルだった場合、作業に大きな支障が出る可能性もあります。
本記事では、ZIPファイル解凍時に発生する文字化けの主な原因と、正しく修正するための対処法をOS別・ソフト別にわかりやすく解説しています。
もし修復方法に不安がある場合や、文字化けによって大切なファイルが使えない状態にある場合は、24時間365日対応の無料診断をご活用ください。状況に応じた最適なサポートをご提供いたします。
目次
ZIPファイル解凍時に文字化けが発生する主な原因
ZIPファイルを開いたときにファイル名が文字化けしている原因には、単なるソフトの設定ミスから、実はファイル破損やストレージ障害まで、幅広い可能性があります。以下で主な原因を分類して解説します。
エンコードの不一致
ZIPファイルのファイル名に使用される「文字コード(エンコード)」が、圧縮時と解凍時で異なっていると、正しく解読できずに文字化けが起こります。特に日本語を含むファイル名では、Shift_JISとUTF-8の違いが原因になるケースが多いです。
ソフトやOSの違いによる互換性の問題
MacとWindows間でファイルをやり取りした場合や、古い解凍ソフトを使用している場合、ZIP形式の仕様違いや対応コードの違いによって文字化けが発生します。特にWindows 10以前とそれ以降では、標準で使われる文字コードが異なるため、注意が必要です。
ファイル自体の破損
保存先ストレージの異常
ZIPファイルが保存されていたUSBメモリや外付けHDDに障害があると、ファイル構造の一部が読み取れなくなり、結果として文字化けが発生することがあります。特に「突然ファイル名だけおかしくなった」「他のデータも読み込みが遅い」などの場合、ストレージそのものの劣化や障害が進んでいる可能性があります。
このようなケースでは、誤って上書き・削除をするとデータの復旧が不可能になる恐れもあるため、操作を控えて専門業者に相談するのが安全です。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「Zipファイルを解凍時に文字化けする」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って初期化や上書きをしてしまったり、分解して状態を深刻化させてしまうケースは多く、特に内部の故障が原因だった場合、自力で対応しようとするとかえって悪化を招くリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
ZIP解凍時の文字化けの対処法6選
ZIPファイル解凍時に発生する文字化けの対処法は、使用環境を問わず、以下のように整理できます。
多言語対応の解凍ソフトを利用する
ZIPファイルの文字化けは、ソフトが対応している文字コードの範囲に依存します。多言語に対応したソフトを利用することで、OS間の文字コードの違いを吸収し、正しくファイル名を表示できます。
- 文字コードに対応した解凍ソフトをインストールします(インターネットで「UTF-8対応 解凍ソフト」などで検索)。
- 対象のZIPファイルをそのソフトで開きます。
- 解凍時に「文字コードの選択」機能があればUTF-8を選び、解凍します。
シンプルな標準機能で解凍する
OSに標準搭載されているZIP解凍機能は、環境に合わせて最適な設定で展開されるため、文字化けを起こさずに解凍できるケースがあります。特にサードパーティ製ソフトに頼らず処理したい場合におすすめです。
- ZIPファイルを右クリックし、OSの標準機能で「すべて展開」または「解凍」を選択します。
- 展開先のフォルダを指定し、操作を実行します。
- 展開されたファイル名が正しく表示されているか確認します。
事前にファイル名を英数字に変えておく
日本語や記号を含むファイル名は、解凍先の文字コード環境と合わないと文字化けしやすくなります。送信前に英数字のみのファイル名に変更しておくことで、安全性が向上します。
- ファイルおよびフォルダ名をすべて半角英数字に変更します(例:「請求書」→「invoice」)。
- その状態でZIPファイルに圧縮します。
- 他の環境で文字化けせずに解凍できるか確認します。
システムロケールの設定を見直す
システムロケールとは、パソコンが日本語や他の言語をどの文字コードで扱うかを決める設定のことです。
WindowsなどのOSでは、システムロケールの設定によって非Unicodeアプリの文字表示が影響を受けます。正しい言語設定にすることで、ZIPファイル解凍時の文字化けを予防できます。
- 「コントロールパネル」→「地域」→「管理」タブを開きます。
- 「システムロケールの変更」を選択し、「日本語(日本)」が設定されているか確認します。
- 変更後はPCを再起動し、再度ZIPを解凍して文字化けが改善されたか確認します。
Macでの解凍時に互換性を考慮する
Windowsから送られてきたZIPファイルをMacで開くと、文字コードの違いによりファイル名が文字化けすることがあります。対応したアプリやツールを活用することで、正しい表示が可能になります。
- Macで使える文字コードに対応した解凍ツールをインストールします。
- ZIPファイルを開き、指定されたフォルダに解凍します。
- 展開後のファイル名が正しく表示されているかを確認します。
ファイル作成時に文字コードを確認する
ZIPファイルを作成する際に、文字コードの指定が可能なソフトを使用し、UTF-8形式で保存することで、他の環境でも文字化けを防ぎやすくなります。特に国際的なファイル共有を行う場合に有効です。
- 圧縮ソフトの設定メニューを開き、文字コード設定(エンコード)を確認します。
- UTF-8が選ばれているかを確認・設定します。
- その設定でZIPファイルを作成し、他環境での解凍テストを行います。
これら6つの対処法を適切に活用することで、ZIP解凍時の文字化け問題の大半は解消できます。もし、対処法を試しても問題が解決しない、あるいはファイルそのものが破損している可能性がある場合は、専門の復旧業者への相談をご検討ください。
当社では、初期診断無料・365日年中無休でご相談を承っています。文字化けの背後にあるデータ障害も、専門技術により迅速・安全に対応可能です。大切なデータを守るために、まずはお気軽にお問い合わせください。
対処法を試しても直らなかった場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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※1(2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。)
よくある質問
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365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。