突然、Windows 10で作成したはずのWordファイルが見つからない。
- 保存したはずの文書がフォルダに存在しない
- 上書き保存したはずなのに、以前の内容しか残っていない
- PCを再起動したらファイルが消えていた
こうした症状が現れたとき、多くの場合、ファイルの保存場所や一時データが意図せず移動・削除されている可能性があります。
重要な業務データや大切なレポートが突然消えると、精神的にも業務的にも大きな打撃です。さらに、不適切な操作を行うことで、上書きされて復元不可能になる危険もあるため注意が必要です。
このページでは、ファイルが消える主な原因と、自分でできる安全な確認・復元方法を詳しく解説します。
「今すぐファイルを取り戻したい」「どう対処すればいいのか分からない」とお困りの方は、24時間365日対応の無料診断もご活用いただけます。
まずは落ち着いて状況をチェックしましょう。
目次
Windows 10でWordファイルが消えた原因
Wordファイルが見つからなくなる原因は複数あります。誤操作だけでなく、保存ミスやソフトウェアの不具合によって一時的に見えなくなることもあります。状況によっては、復旧が困難になる場合もあるため、正確な原因の把握が重要です。
誤って削除してしまった
不要と思って削除したファイルが、実は必要だったというケースは少なくありません。特に大量のファイルを整理している際には注意が必要です。ごみ箱に残っていれば復元できますが、完全に削除した場合は早期対応が重要です。
保存先を勘違いしている
ファイルは保存したつもりでも、実際には別のフォルダーやクラウド（OneDriveなど）に保存されている場合があります。保存先の確認を怠ると、消えたと誤認することがあります。
WordやPCのクラッシュによる未保存・破損
突然のフリーズや電源オフでWordが強制終了すると、ファイルが正常に保存されず消えてしまったように見えることがあります。この場合、Wordの自動回復機能が役立つ可能性があります。
ファイルの移動やリネーム
別の場所へ移動させたり、ファイル名を変更したことで見つけにくくなるケースもあります。検索機能を活用して探す必要があります。
システムやソフトウェアの不具合
OSやWordのバージョン不具合、またはアップデートエラーによって、保存していたファイルが非表示になったり、アクセスできなくなったりすることがあります。こうしたトラブルを放置すると、最悪の場合、大切なデータが完全に失われてしまう恐れがあります。
特に、誤ってシステムを初期化してしまったり、不具合が解消できないまま操作を続けてしまうと、データが上書きされて復旧が困難になるケースも少なくありません。そのため、異常を感じた段階で、迅速かつ適切な対応を取ることが非常に重要です。
当社では、Windows環境やWord関連のトラブルにおけるデータ復旧にも数多くの対応実績があります。システム不具合によるファイル非表示やアクセス障害に対し、専門的な診断と復旧作業を通じて、可能な限りデータを救出します。
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Windows 10でWordファイルが消えたときの対処法
Wordファイルが消えてしまった場合でも、落ち着いて順に確認していくことで復元できる可能性があります。ここでは、確認から復元まで、具体的な手順をわかりやすく解説します。
ファイル名や拡張子で検索する方法
まずは、エクスプローラーやタスクバーの検索機能を使って、ファイルを探してみましょう。「.doc」「.docx」といった拡張子での検索も効果的です。
- エクスプローラーを開きます。
- 右上の検索欄に「*.docx」やファイル名の一部を入力します。
- 検索結果から該当ファイルを確認します。
Wordの自動回復機能を確認する
Wordは、編集中にクラッシュした場合に備えて自動回復ファイル（.asd）を一定間隔で保存しています。これを確認することで復元できる可能性があります。
- Wordを起動します。
- [ファイル] → [情報] → [ドキュメントの管理] を選びます。
- [未保存のドキュメントの回復]をクリックし、一覧からファイルを選択します。
OneDriveやバックアップから探す方法
保存先がクラウド（OneDrive）になっている場合、PCとは別にオンライン上に保存されていることがあります。また、以前のバージョンから復元できることもあります。
- OneDriveの「ドキュメント」フォルダーを開きます。
- ファイルが存在するか確認します。
- なければ、ファイルを右クリックし「以前のバージョンを復元」を確認します。
ごみ箱から復元する手順
削除してしまったファイルはごみ箱に残っている可能性があります。復元は簡単に行えます。
- デスクトップのごみ箱を開きます。
- 消えたWordファイルを探します。
- 右クリックして「復元」を選びます。
システムの復元ポイントを利用する
システムの復元を使えば、過去の状態に戻してファイルを取り戻せる場合があります。ただし、すべてのデータが戻るわけではないため注意が必要です。
- [コントロールパネル] → [システムとセキュリティ] → [システム] を開きます。
- [システムの保護] → [システムの復元]をクリックします。
- 表示された復元ポイントを選び、復元を実行します。
データ復元ソフトを使う方法
どうしても見つからない場合は、Recoveritなどの復元ソフトを活用する方法があります。ただし、誤操作で状態を悪化させるリスクもあるため、慎重に対応が必要です。
- 公式サイトから復元ソフトをダウンロードしてインストールします。
- スキャン対象ドライブを選択し、スキャンを開始します。
- 復元可能なファイルを確認し、保存先を選んで復元します。
万が一、上記手順でも解決できない場合は、専門業者への相談が最も確実な選択です。当社では、46万件以上の相談実績（期間：2011年1月以降）を誇り、官公庁・法人1万社以上との取引もある信頼のサービス体制を整えています。初期診断は無料、365日24時間体制で受付中です。データが消える前に、ぜひお気軽にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
