Windows Updateを実行しても「更新に失敗しました」「インストールできません」などのエラーが出ていませんか?
- Windows Updateが途中で停止する
- セキュリティ更新がエラーで適用できない
- 累積更新が検出されない・失敗する
こうした症状は、Windows Updateの基盤部分である「サービススタック」が古いままで、内部の署名検証や更新処理が失敗していることが原因です。軽度なエラーから深刻なシステムトラブルまで幅広く影響します。放置するとセキュリティ更新やシステム保守ができなくなり、脆弱性を抱えたままの状態になります。
本記事では、KB4516655が未適用の原因と、更新エラーを解消するための具体的な手順をステップ形式で解説します。
もし自力での対応に不安がある場合や、更新作業中に重要な業務データを失った場合は、データ復旧専門の私たちデジタルデータリカバリーへご相談ください。トラブル状況の診断やデータ復旧のご相談は、24時間365日無料で受け付けています。
目次
KB4516655未適用で更新できない原因
KB4516655は、Windows 7 SP1およびWindows Server 2008 R2 SP1向けに提供された「サービススタック更新プログラム(Servicing Stack Update)」です。Windows Updateの動作を支える更新エンジン部分の品質を向上させ、今後のセキュリティ更新やロールアップを適用するための基礎となります。
サービススタック更新の未導入
KB4516655が未適用の場合、Windows Updateの基盤部分(サービススタック)が古いままで、新しい更新パッケージの署名や構成情報を正しく処理できません。そのため、更新が検出されてもインストールに失敗し、「更新プログラムを構成できません」などのメッセージが表示されます。
旧SSU(KB4490628)の未適用
KB4516655を適用するためには、前提パッチである「KB4490628(サービススタック更新)」が必要です。これが導入されていないと、KB4516655がWindows Update画面に表示されない、またはインストールエラーで停止する場合があります。難しい場合は、専門業者に相談するのも有効です。
Windows Update構成ファイルの破損
更新プログラムのキャッシュや構成ファイルが破損していると、KB4516655の検出や適用に失敗します。特に長期間アップデートを停止していたPCではこの症状が顕著で、システムの整合性が保たれていないことが多く見られます。
ストレージ障害やシステム破損
HDDやSSDに不良セクタが発生したり、システム領域が破損していたりすると、Windowsの更新プログラムが正常に展開されず、処理が途中で中断されることがあります。このような状態は単なる更新失敗にとどまらず、やがてシステムの起動不能や保存データの破損といった深刻なトラブルへ発展する可能性があります。
ストレージに障害がある場合、自力で修復を試みることで状態を悪化させるリスクも高くなります。だからこそ、早めに専門業者へ相談し、正確な診断を受けることが大切です。私たちデジタルデータリカバリーでは、ストレージの診断からデータ復旧までを24時間365日無料でご案内しており、安全かつ適切な対応をご提案しています。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「Windows 7でKB4516655未適用により更新できない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
Windows 7でKB4516655が未適用のままだと更新処理が正常に進まず、重要なデータにアクセスできなくなるリスクがあります。無理に更新や初期化を試みると状態が悪化する可能性があるため、操作を行う前に専門業者へ相談することが大切です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
KB4516655未適用時の対処法
ここでは、KB4516655が未導入のために更新が進まない・エラーが出る場合の対処法を順に紹介します。更新を再開するための基本的な流れを、初めての方にもわかりやすく解説します。
旧SSU(KB4490628)を先にインストールする
KB4516655は、KB4490628が適用済みであることを前提としています。古い環境ではまずこちらを導入しないと新しいSSUが表示されません。
- Microsoft Updateカタログ(https://www.catalog.update.microsoft.com/)を開く。
- 検索欄に「KB4490628」と入力して検索。
- 自分のシステムに合う(x64/x86)更新をダウンロード。
- MSUファイルを実行し、完了後に再起動。
- 再起動後、KB4516655を適用する。
KB4516655を手動インストールする
自動更新で検出されない場合は、Microsoft Updateカタログから直接ダウンロードして適用します。
- Microsoft Updateカタログを開き、「KB4516655」で検索。
- Windows 7 SP1またはServer 2008 R2 SP1用の更新を選択。
- ダウンロードしたMSUファイルを実行。
- インストール完了後に再起動。
- その後、最新のロールアップやセキュリティ更新を実行する。
Windows Updateキャッシュをリセットする
キャッシュの破損がある場合は、Updateコンポーネントをリセットします。操作には管理者権限が必要です。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開く。
- 以下を順に入力:
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver - 続けて以下を実行:
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old - 停止したサービスを再起動:
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver - PCを再起動し、Windows Updateを再試行。
システム修復コマンドを実行する
ファイル破損が原因の場合、システムファイルチェックツールで修復を行います。誤操作によるシステム破壊やデータ消失のリスクがあるため、慎重に進めてください。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く。
- 「sfc /scannow」と入力し、修復が完了するまで待つ。
- 完了後、「DISM /Online /Cleanup-Image /Restorehealth」を実行。
- 処理が完了したら再起動し、更新を再試行。
専門業者に相談する
上記を試してもKB4516655が導入できない場合、内部ストレージの劣化やシステム構成の破損が原因の可能性があります。無理な操作を続けると、OS起動不能や重要データの消失を招く恐れがあります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。