Windowsアップデート後に、SSDが突然「RAW」と表示され、アクセスできなくなる症状に困っていませんか?
- エクスプローラー上でSSDが表示されない
- ディスク管理でRAWと表示される
- フォーマットを求められる
こうした現象は、WindowsアップデートとSSDのファームウェアの相性、または内部エラーが関係しており、個人での対応が難しい場合があります。
誤って初期化や再フォーマットを行うと、データが完全に消える危険があります
本記事では、KB5063878が原因とされるSSDの不具合について、原因と対処法を順序立てて解説します。
重要なデータが保存されたSSDでトラブルが発生している場合、自力対応での復旧には限界があります。もし不安がある方は、相談から初期診断まで24時間365日無料で対応している私たちデジタルデータリカバリーまで、まずはお気軽にご相談ください。
目次
KB5063878適用後にSSDがRAW化・認識されなくなる原因
2025年8月に配信されたWindows 11アップデート「KB5063878」は、SSDとの相性問題やドライバ・ファームウェアとの競合により、特定の環境で深刻なストレージ障害を引き起こしています。ここでは、代表的な原因を詳しく解説します。
ファームウェアとアップデートの相性問題
Phison、InnoGrit、Maxio製のSSDでは、アップデート後にファームウェアの挙動とOS側の制御が一致せず、ストレージ認識エラーが発生することがあります。これは主にTrim処理やI/O制御の更新が原因で、未対応ファームウェアではRAW化に繋がることがあります。
大量書き込み時のI/Oエラー誘発
報告によれば、50GB以上の連続書き込み時や、SSDの空き容量が60%以上の状態で、不具合が起きやすい傾向があります。アップデートによる内部I/Oの負荷増加により、制御不能になったSSDが応答停止やRAW化に陥ると考えられます。
Windowsによるファイルシステムの誤認識
アップデート後、NTFSなどのファイルシステム情報が正しく読み取れず、Windowsが「不明な形式=RAW」と誤認識するケースがあります。この状態で初期化を行うと元のデータ構造が完全に破壊されるリスクがあります。
SSD自体の物理障害・コントローラ破損
アップデートによってストレスが加わり、SSD内部のNAND制御チップ(コントローラ)が異常を起こすことで、SSD全体が認識不能になることがあります。特に古いファームウェアや製造時期が古いSSDで多発しており、OSだけでなくBIOS上でも認識されなくなることがあります。
物理障害が発生したSSDに対しては、自力での操作はデータ消失の危険が非常に高いです。このような場合は無理にアクセスせず、速やかに専門業者に相談することが推奨されます。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料で対応しています。大切なデータを守るためにも、早めのご相談をおすすめします。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「KB5063878アップデート後に不具合が生じている、、」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
KB5063878のアップデート後に不具合が生じるケースは多く、特定の環境ではSSDやシステムが認識されなくなることがあります。原因を特定せずに再起動や再インストールを繰り返すと、データ破損やアクセス不能を招くおそれがあるため、状態が不安定な場合は専門業者への相談をおすすめします。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
KB5063878によるSSD不具合の対処法
SSDがRAW化してしまった場合や認識されなくなった場合、早急かつ慎重な対応が必要です。誤った初期化や復元操作を避けるため、以下の手順を参考にして対処してください。
KB5063878のアンインストール
不具合発生後すぐであれば、更新プログラムをアンインストールすることで一時的にSSDが再認識されるケースがあります。
- 「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」を開く
- 「更新プログラムのアンインストール」を選択
- KB5063878を選び、アンインストールを実行
ディスクの管理で状態確認
Windows標準の「ディスクの管理」を使って、SSDがRAW表示になっているかどうかを確認します。フォーマットを促されても、決して実行しないでください。
- 「スタートメニュー」で「ディスクの管理」と検索して起動
- 対象SSDのファイルシステムが「RAW」と表示されているか確認
- 未割当表示になっていないかも併せて確認
ファームウェアの更新(復旧後に実施)
一部のSSDメーカーからは修正ファームウェアが提供されていますが、これはSSDが正常に認識されている状態でのみ実行可能です。データを救出した後、公式サイトなどで対応ファームウェアを確認し、適用を行いましょう。
データ復旧ソフトの使用時の注意
市販のデータ復旧ソフト(例:EaseUS、Recoveritなど)を使用する前に、次の点に注意が必要です。
データ復元ソフトには復旧の不完全性があるため、文字化けや一部破損が生じる可能性があります。また物理的な故障には一切対応できないため、大事なデータが保存されている場合は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
専門業者に相談する
以上の対処法を試しても改善しない場合や、SSDがBIOSレベルで認識されない状態になっている場合、個人での対応は困難です。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。