パソコンにトラブルが起きたときに「システムの復元で元に戻したい」と思っても、そもそも復元機能が無効化されていて使えない…そんな経験はありませんか？
- 復元ポイントが作成されていない
- 「復元を有効にしてください」と表示される
- 復元の設定画面がグレーアウトして操作できない
こうした問題は、設定の見落としやポリシー制限、管理者権限の不足が原因であることが多いです。
復元が無効だと、システム障害時に巻き戻しができず大切なデータを失う危険性があります。
本記事では、復元機能を正しく有効化する手順と、うまく設定できない場合の解決策を丁寧に解説します。
もし過去にデータを失った経験がある方は、私たちデジタルデータリカバリーまでご相談ください。相談から初期診断まで24時間365日・無料で対応しています。
目次
Windows 11で「システムの復元」が無効になっている主な原因
復元が使えない場合、設定が未実施のほか、システム側の制限やユーザー権限の不足が関係していることがあります。以下に主な要因を整理しました。
復元設定が初期状態で無効のまま
Windows 11の一部エディションでは、初期設定でシステムの復元が無効になっていることがあります。設定を確認せずに使用していると、復元ポイントが自動で作成されないまま運用されてしまうケースがあります。
管理者権限で操作していない
システムの保護や復元に関する設定は、標準ユーザーでは実行できない場合があります。設定を変更する際は、必ず管理者アカウントでログインしていることを確認してください。
グループポリシー・レジストリによる制限
社内ネットワークや共有PCでは、グループポリシーによって「DisableSR」や「DisableConfig」がレジストリで有効になっており、復元の使用自体が制限されていることがあります。
このような状態では通常の設定では復元を有効にできず、レジストリ修正が必要になります。
こうした場合には、PC操作に慣れていない方が不用意にレジストリを変更すると重大なエラーにつながる可能性もあるため注意が必要です。
復元できずにストレージ障害へ発展した可能性
システムの復元が無効のままトラブルが発生し、電源断や繰り返しの強制終了によってSSDやHDDに過度な負荷がかかると、ストレージ自体のファイル構造が破損したり、アクセス不能になるケースがあります。
このような状態では、復元だけでなくデータ自体が消失する危険性も高まります。
復元が実行できず、ストレージの異音や認識不良が発生している場合は、内部の物理障害に進行している可能性もあるため、自力対応は避け、できるだけ早く専門業者にご相談ください。
私たちデジタルデータリカバリーでは、こうしたストレージ障害に起因するデータ消失にも対応実績があり、相談から初期診断まで24時間365日無料で承っております。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「誤って大事なデータを削除してしまった」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って大事なデータを削除してしまった場合でも、すぐに上書きが発生しない限り、データが残っている可能性があります。しかし、そのまま使用を続けたり、初期化や再インストールを試みると、必要なデータが完全に消失するリスクが高まります。今はアクセスできない状態であっても、早めに専門業者に相談することで、復旧の可能性を高めることができます。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows 11でシステムの復元を有効化する手順
以下に、Windows 11で復元機能を有効にする手順と、よくある設定エラーの対処方法を順に解説します。
設定画面からシステムの復元を有効化
基本的な操作で復元を有効にする手順です。
- スタートメニューから「設定」を開く。
- 左側の「システム」→「バージョン情報」を選択。
- 画面下部の「関連リンク」→「システムの保護」をクリック。
- 「システムのプロパティ」→「システムの保護」タブを開く。
- 対象ドライブ（通常Cドライブ）を選び、「構成」をクリック。
- 「システムの保護を有効にする」を選び、「OK」→「適用」をクリック。
管理者権限で設定を確認する
復元の有効化には、管理者権限が必須です。
- 「スタート」→「設定」→「アカウント」→「ユーザー情報」を開く。
- 現在ログイン中のアカウントに「管理者」と表示されているか確認。
- 表示がなければ、管理者ユーザーで再ログインして操作を実行。
ポリシー制限によるグレーアウトを解除する方法
システム管理者が設定しているレジストリ制限を解除する方法です。レジストリの操作は慎重に行う必要があります。
- 「Windowsキー + R」を押して「regedit」と入力し、レジストリエディタを起動。
- 以下のキーに移動：
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\SystemRestore - 「DisableConfig」「DisableSR」という項目があれば右クリックして削除。
- PCを再起動し、設定画面を再確認。
復元ポイントを手動で作成する
復元が有効化された後は、トラブルに備えて手動でポイントを作っておくのがおすすめです。
- 「システムの保護」画面を開く。
- 「作成」ボタンをクリック。
- 任意の説明を入力し「作成」を押す。
- 「復元ポイントの作成が完了しました」と表示されたら成功。
不明なエラーや設定不可の場合は専門業者に相談
設定がグレーアウトしていて操作できない、復元が有効にできない、エラーが表示されるといった場合、無理な設定変更でシステムを破損するリスクがあります。
私たちデジタルデータリカバリーでは、復元設定に関連した起動トラブルや、復元に失敗してアクセスできなくなったデータの救出など、数多くのケースに対応してきました。
46万件以上の相談実績（※1）と復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果に基づき、初期相談・診断は無料で、24時間365日対応しています。まずはお気軽にご相談ください。
※1 期間：2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。
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他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
