Windows 11「23H2」へのアップデートが途中で止まったり、何度試しても失敗してしまうことはありませんか?更新準備中のまま進まない、エラーコードが出る、再起動を繰り返すなど、さまざまなトラブルが報告されています。
- アップデートが途中で止まる・再試行になる
- インストール準備が長時間続く
- 再起動を繰り返して完了しない
こうした症状は、ストレージ容量不足やドライバ・BIOSの不具合、外付けデバイスの接続、システムキャッシュ破損など複数の要因が関係します。そのまま放置すると、アップデート中のシステム破損やデータ消失のリスクが生じることもあるため注意が必要です。
この記事では、「Windows 11 23H2 アップデートが失敗を繰り返す」原因と安全な対処法を順に解説します。
もし更新が進まず重要なデータにアクセスできない状態になった場合は、デジタルデータリカバリーまでご相談ください。大切なデータを守るため、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。
目次
Windows 11「23H2」アップデートが失敗する主な原因
Windows 11の大型アップデートが失敗を繰り返すとき、複数の要因が重なっているケースが多く見られます。ここでは代表的な原因を整理して紹介します。
システムドライブの空き容量不足
アップデートには一時ファイルやバックアップ領域が必要です。Cドライブの空きが20GB未満の場合、途中で失敗することがあります。不要なファイルや一時データを削除して容量を確保してください。
古いドライバ・BIOS・要件未設定
TPM2.0やセキュアブートが無効になっている、またはドライバやBIOSが古い状態では更新に失敗しやすくなります。メーカー公式サイトで最新ドライバ・BIOSを確認し、有効化設定もチェックしておきましょう。自作PCでは特に注意が必要です。
外付けデバイスや周辺機器の干渉
USBメモリ、外付けHDD、プリンターなどが接続されたままだと、インストーラーが誤認識してエラーを起こす場合があります。アップデート前には不要なデバイスをすべて外し、最小構成で再試行してください。
アップデートキャッシュの破損
Windows Updateのキャッシュフォルダ(SoftwareDistribution)が破損していると、ダウンロードやインストールが途中で止まります。コマンドでUpdateサービスを停止し、キャッシュフォルダを削除してから再起動すれば改善するケースがあります。操作に不安がある場合は、専門業者に相談するのも安心です。
ファイルシステムの破損
Windows 11「23H2」アップデートが繰り返し失敗する原因として、HDDやSSDのファイルシステムの破損が考えられます。ファイルシステムはデータの構造や保存場所を管理する仕組みで、破損すると正常な読み書きができず、アップデートに支障をきたします。
電源トラブルや強制終了、誤った取り外しなどでも破損することがあり、「ディスクのチェックが求められる」「アクセスできない」といった症状が現れる場合は注意が必要です。
自己流の修復は状態を悪化させるおそれがあるため、アップデートエラーが続く場合は早めに専門業者へ相談することが大切です。
HDDやSSD自体の故障
Windows 11「23H2」アップデートが繰り返し失敗する原因のひとつに、HDDやSSDの物理的な故障があります。ストレージに異常があると、アップデートに必要なデータの読み書きが正しく行えず、処理が中断されることがあります。
経年劣化や落下・衝撃などが原因で障害が発生し、HDDでは異音や読み取り不良といった前兆が見られる一方、SSDは突然認識されなくなるケースもあります。
物理障害は見た目では判断が難しく、通電や再起動で悪化するおそれがあるため、アップデートが何度も失敗する場合は早めに専門業者へ相談することが大切です。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

Windows 11「23H2」アップデートが失敗を繰り返す――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
トラブルシューティングや手動アップデートを試す中で、誤ってシステムファイルを破損させてしまうケースもあります。特にストレージや更新プログラムに不具合がある場合、自力での対応がかえって状況を悪化させるリスクがあるため注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows 11「23H2」アップデート失敗の対処法
ここでは、比較的安全に試せる手順を順を追って紹介します。軽度なトラブルであれば、以下のステップで解決できる可能性があります。
空き容量を確保し不要デバイスを外す
最初に確認すべき基本的な対処法です。システムドライブ(C:)に20GB以上の空き容量を確保し、不要な外付けデバイスをすべて取り外してください。
- 「設定」→「システム」→「記憶域」から不要ファイルを削除
- ディスククリーンアップで一時ファイルを削除
- 外付けHDD、USB、プリンターなどを安全に取り外す
ドライバとBIOSを最新化する
古いドライバやBIOSは互換性エラーの原因です。メーカー公式サイトで機種に対応した最新版をダウンロードし、TPM2.0やセキュアブートも有効化してください。
- PCメーカー公式ページにアクセス
- ドライバ/BIOSの最新版をダウンロード
- 再起動後にWindows Updateを再試行
アップデートキャッシュをリセットする
キャッシュ破損を修復する方法です。コマンド操作を行うため、慎重に進めましょう。
- 「cmd」を右クリックし「管理者として実行」
- 以下のコマンドを入力しEnterで実行
net stop wuauserv
net stop bits - C:\Windows\SoftwareDistribution\Download フォルダ内のファイルを削除
- 以下を実行してサービスを再開
net start wuauserv
net start bits - 再起動後にアップデートを再試行
システムファイルを修復する
システムファイルの破損が疑われる場合は、DISMとSFCコマンドで修復します。入力に不安がある場合は、専門業者に相談するのが安全です。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
- 以下のコマンドを順に実行
DISM /online /cleanup-image /restorehealth
sfc /scannow - 処理完了後にPCを再起動
トラブルシューティングツールを実行する
Windows Updateの公式トラブルシューティングを使うことで、サービス異常や一時的なエラーを自動修復できます。
- 「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「Windows Update」へ進む
- 指示に従い自動修復を実行
- 修復完了後に再起動しアップデートを再試行
専門業者に相談する
これらの手順を試しても改善しない場合、ストレージ内部の損傷や物理障害の可能性があります。無理な再試行はデータ破損やシステム起動不能の危険を高めるため避けましょう。
私たちデジタルデータリカバリーは、HDD・SSD・NASなどの記憶装置のデータ復旧を専門に行っています。
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※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。