「BitLockerはアクティブ化を待機中です」と表示されて設定が進まない…そんなトラブルに直面していませんか?この状態は、BitLockerによる暗号化処理が中断しているサインであり、データが完全には保護されていないリスクがあります。
BitLockerは、ドライブ全体を暗号化し不正アクセスを防ぐ強力なセキュリティ機能で、必要時には48桁の回復キーで安全に解除も可能です。ただし、設定中のトラブル対応は少々複雑で、対応を誤ると暗号化が完了せず不安定な状態が続いてしまいます。
この記事では、Windows 10で「アクティブ化を待機中」と表示される原因と、誰でも実践できる正しい対処法をわかりやすく解説しています。「このまま進めて大丈夫だろうか…」と不安を感じたら、まずは無料で今の状態を診断してみませんか?私たちは24時間365日、BitLockerのトラブルにも丁寧に対応しています。
「BitLockerはアクティブ化を待機中です」となる原因
「BitLockerはアクティブ化を待機中です」となる原因は主に次の通りです。
暗号化が途中で中断した
BitLockerの暗号化処理は、途中で電源が落ちる、強制終了される、スリープや休止状態になるなどにより中断されることがあります。一時的な中断であれば再開することもありますが、状況によっては状態が「アクティブ化を待機中」のまま止まってしまうことがあります。
暗号化に必要な準備が整っていない
BitLockerで暗号化を始めるには、パソコン側の準備が整っている必要があります。たとえば、セキュリティチップ(TPM)や設定の条件が合っていないと、暗号化が進まず「アクティブ化を待機中」と表示されたままになります。準備不足が原因で止まってしまうことがあるため、注意が必要です。
回復キーが適切に保存されていない
BitLockerを使用する際は、回復キーの保存が必須です。設定途中で保存に失敗した場合や、保存先が適切でない場合には、暗号化の処理が進まず待機状態になります。
初期設定のままになっている
BitLockerの設定を進めず、初期設定のままシステムを再起動したり長期間放置すると、暗号化処理が保留状態となり「アクティブ化を待機中」となります。
ドライブやデータに問題がある

「BitLockerはアクティブ化を待機中です」と表示されたまま進まない場合、ドライブの中に何らかの異常がある可能性があります。特に、長く使っているパソコンや一度でも強制終了・電源断をしたことがある場合、ドライブのファイルシステムが壊れていて、BitLockerが正しく動作できなくなっているケースもあります。
この状態で誤って操作を続けたり、回復キーがないまま設定を変えてしまうと、大切なデータをすべて失ってしまう危険性があります。「なんとなく動作が変」「設定が終わらない」と感じた時点で、実は深刻なエラーが起きているかもしれません。
BitLockerの復旧には、専門的な技術と設備が必要です。当社では、回復キーがなくても対応できる独自技術を活用し、これまで多数の復元を成功させてきました。初期診断は完全無料で、24時間365日いつでも対応しています。少しでも異変を感じたら、操作を止めてまずはご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「BitLockerはアクティブ化を待機中です」と表示され、画面が進まない――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
画面が進まないからといって、焦って初期化やフォーマットをしてしまうと、BitLockerの暗号化が原因の場合、データが完全に失われる恐れがあります。特に回復キーがない状態で操作を続けると、状況がさらに悪化するリスクが高くなります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows10で「BitLockerはアクティブ化を待機中です」を解除する方法

Windows10でBitLockerの待機状態を解除する方法は4通りあります。
コマンドプロンプトでアクティブ化を待機中のBitLockerを再開する
コマンドプロンプトでBitLockerを再開する手順は以下の通りです。
- 「Windows」+「R」を同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を出現させる
- 名前欄に「cmd」と入力して「OK」を押すと自動的にコマンドプロンプトが開く
- 「Manage-bde –Protectors -Enable (任氏のドライブ文字)」を入力する
- Enterキーを押すと、中断したBitLockerの待機状態を解消できる
ただし、コマンドプロンプトでコマンドを実行すると、パソコンに強い負荷がかかります。もし、パソコンの使用中に頻繁なフリーズやストレージが認識されないといった症状が発生する場合はデータ復旧業者まで相談しましょう。
BitLockerのアクティブ化処理を完了させる
BitLockerの待機状態を解消するもう一つの方法として、アクティブ化処理を完了させる方法があります。
- 「Windowsキー」+「Rキー」を同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を出現させる
- 「cmd」と名前欄に入力し、「OK」を押すとコマンドプロンプトが開く
- 「manage-bde c: -off」と入力する
- Windowsスタートメニューから「BitLocker」と検索する
- デバイスの暗号化設定の中にある「ドライブ暗号化」をクリックする
- 「BitLockerドライブ暗号化」にある「BitLockerを有効にする」をクリックする
- 新しくBitLocker回復キーが発行されたら、バックアップする方法を選択する
新しいBitLocker回復キーのバックアップを作成する操作を完了させると、BitLockerによってドライブが暗号化されます。
以下の記事では、BitLokerが解除されない原因と対処法について詳しく解説しているので、ぜひ、ご一読ください。
BitLockerの設定を解除する
BitLockerが不要な場合は、設定自体を解除してしまう方法もあります。ただし、セキュリティ面では不正アクセスや情報漏洩の恐れがあるため、代替となるセキュリティを用意してからBitLokerは解除しましょう。
- 「Win」+「R」を同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を開く
- 名前の欄に「services.msc」と入力してOKを押す
- 「サービス」の中から、「BitLocker Drive Encryption Service」を探してクリックする
- 「プロパティ」の全般タブに移動し、サービスの状態を「停止」にする
- 「OK」を押すとBitLockerが停止する
この方法でBitLockerを無効化すると、暗号化が正しく解除されないままシステムに不具合が出る恐れがあります。操作を誤ると、ドライブ内のデータにアクセスできなくなるケースもあるため注意が必要です。
手順に不安がある場合や、途中で異常が発生した場合は、無理に操作を続けず専門業者に相談するのが安心です。
BitLockerの暗号化を無効化する方法・有効に戻す方法はこちら
自力で「BitLockerはアクティブ化を待機中です」を解決できない場合

Windows 10でBitLockerが「待機状態」のまま解除できない場合は、無理に操作を続けず、専門のデータ復旧業者に相談するのが最も安全です。
BitLockerの回復キーは48桁と非常に長く、入力ミスや紛失が原因で解除に数週間〜1か月以上かかるケースもあります。一方、専門業者であれば、状況によっては最短1日で解除できることもあります。
また、BitLockerの問題は設定だけでなく、OSが入っているHDDやSSDの故障が原因の場合もあります。衝撃や水没、経年劣化による物理障害は放置するとパソコンが起動しなくなり、データが完全に失われるリスクもあるため注意が必要です。
異常は必ずしも異音や異臭で判断できないため、状態確認には専門的な診断が欠かせません。当社では、46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)をもとにBitLockerの解除と同時にドライブの障害診断・復旧までを一貫対応。正確な診断と即時対応で、大切なデータを安全に守ります。初期診断は無料、24時間365日体制でサポートいたします。少しでも不安を感じたら、まずはお気軽にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。