Windows 10を使っていて、以下のような不具合に悩まされたことはありませんか?
- フォルダー内の画像がサムネイルで表示されない
- デスクトップのアイコンが突然すべて消えてしまった
- 特定のフォルダーだけ画像が開けない
こうした症状が見られる場合、単なる表示設定のミスではなく、システムの内部にトラブルが起きている可能性があります。
設定の不整合・一時ファイルの破損・キャッシュエラー・Windows Updateの影響など、複数の要因が絡んで表示トラブルが発生するケースが非常に多く、放置しておくと操作性の悪化やさらなる不具合につながるリスクも。
本記事では、Windows 10で画像やアイコンが表示されなくなる代表的な原因と、それぞれに対応する適切な対処法を、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
もしご自身での修復に不安がある場合や、原因の特定が難しいと感じたら、24時間365日対応の無料診断で専門家が状況をチェックいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
目次
アイコンや画像が表示されない主な原因
Windows 10でアイコンや画像が表示されない場合、いくつかの代表的な原因が考えられます。それぞれの背景を理解することで、適切な対処へとスムーズに進むことができます。
表示形式やサムネイル設定の変更
エクスプローラーの表示設定が「詳細表示」や「一覧表示」などに設定されていると、サムネイルや画像が表示されません。また、縮小版(サムネイル)の表示が無効になっていることも原因となります。
アイコンキャッシュ・サムネイルキャッシュの破損
Windowsでは表示効率を上げるために、アイコンやサムネイルのキャッシュを利用しています。これが破損すると正しく表示できなくなります。
タブレットモードやデスクトップアイコン設定の無効化
タブレットモードが有効になっている場合や、デスクトップアイコンの表示設定が無効になっている場合は、デスクトップ上に何も表示されなくなることがあります。
エクスプローラーの一時的な不具合
エクスプローラーが一時的にクラッシュしていたり、メモリやリソース不足で正常に動作していないと、アイコンが正しく描画されません。
ディスプレイ設定やグラフィックドライバーの問題
ディスプレイの解像度が極端に低く設定されていたり、グラフィックドライバーが古かったりすると、表示異常が発生することがあります。
ファイルの破損またはアクセス権限の不備
画像ファイル自体が破損していたり、アクセス権限が制限されている場合には、サムネイルが表示されません。他のアプリで開けるかどうか確認が必要です。
このような多様な原因がある中で、自己判断での操作によって状況を悪化させることもあります。次の章では、具体的な対処法を順を追って紹介していきます。
アイコンや画像が表示されない場合の対処法
Windows 10でアイコンや画像が表示されないトラブルが発生した場合は、表示設定やキャッシュ、エクスプローラーの状態などを確認・修正することで、多くのケースで改善が見込めます。以下に、それぞれの原因に対応した具体的な対処法を紹介します。
表示形式を「大アイコン」または「特大アイコン」に変更する
エクスプローラーの表示が「詳細」や「一覧」に設定されていると、画像のサムネイルが非表示になることがあります。「大アイコン」や「特大アイコン」に変更することで、サムネイルが表示されるようになります。
- エクスプローラーでサムネイルが表示されないフォルダーを開きます。
- ウィンドウ上部のメニューから「表示」タブをクリックします。
- 「大アイコン」または「特大アイコン」を選択し、サムネイルが表示されるか確認します。
フォルダーオプションで縮小版表示を有効にする
サムネイルが表示されない場合、「縮小版を表示しない」設定になっている可能性があります。フォルダーオプションからこの設定を確認・変更しましょう。
- エクスプローラーの「表示」タブを開き、「オプション」をクリックします。
- 「フォルダーオプション」ウィンドウが開いたら、「表示」タブを選択します。
- 一覧の中から「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」のチェックを外して「OK」をクリックします。
アイコンキャッシュとサムネイルキャッシュを再構築する
キャッシュファイルが破損している場合、サムネイルやアイコンが正しく表示されません。キャッシュを削除し再構築することで、問題が解消する場合があります。
- スタートメニューを右クリックし、「Windows ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
- 以下のコマンドを順番に実行します:
taskkill /f /im explorer.exe
del /f /s /q /a %LocalAppData%\Microsoft\Windows\Explorer\thumbcache_*
start explorer.exe
- 再起動後、アイコンとサムネイルが表示されるか確認します。
タブレットモードやデスクトップアイコンの設定を確認する
Windowsがタブレットモードになっていると、デスクトップアイコンが非表示になることがあります。表示設定を確認して通常表示に戻しましょう。
- 「スタート」→「設定」→「システム」→「タブレット」で、タブレットモードがオフになっていることを確認します。
- デスクトップ上で右クリックし、「表示」→「デスクトップアイコンの表示」にチェックが入っていることを確認します。
- チェックが外れていた場合はクリックして再度表示させます。
エクスプローラーを再起動する
エクスプローラーが一時的に不安定になっている場合、再起動することで問題が改善されることがあります。
- タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」を開きます。
- 「プロセス」タブで「Windowsエクスプローラー」を探し、選択します。
- 右クリックして「再起動」をクリックし、アイコンや画像が表示されるか確認します。
PCを再起動する
一時的なシステムエラーが原因の場合、再起動するだけでアイコンや画像が表示されるようになることがあります。
- 画面左下の「スタートメニュー」をクリックします。
- 電源マークをクリックし、表示された選択肢から「再起動」を選びます。
- 再起動後に問題が改善しているかを確認します。
ディスプレイ設定やグラフィックドライバーを確認・更新する
グラフィックドライバーが古いままだと描画に不具合が起きることがあります。設定とドライバーの両方を確認しましょう。
- 「設定」→「システム」→「ディスプレイ」で、推奨解像度が選ばれていることを確認します。
- 「スタート」右クリックから「デバイスマネージャー」を開きます。
- 「ディスプレイアダプター」を展開し、グラフィックデバイスを右クリックして「ドライバーの更新」を選びます。
画像ファイルの破損や権限を確認する
画像自体が壊れていたり、他ユーザーのファイルでアクセス権限が制限されている場合、サムネイルが表示されないことがあります。
- 表示されない画像をダブルクリックして、別の画像ビューア(例:ペイント、フォト)で開けるか確認します。
- 右クリックして「プロパティ」を開き、「セキュリティ」タブで自分のユーザーに読み取り権限があるか確認します。
- 必要に応じて「編集」をクリックし、読み取り権限を追加して「適用」します。
上記の対処法を試しても改善しない場合は、システム全体に関わる問題の可能性もあるため、専門業者に相談することをおすすめします。特にデータ消失の恐れがある場合は早期の対応が重要です。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。