DISMコマンドを使用してWindowsのシステム修復を試みた際、以下のようなエラーで作業が中断されていませんか?
このようなエラーが出る場合、Windows内部でネットワーク設定や更新ファイルの取得経路に異常が生じている可能性があります。放置すると、システムの不具合が悪化し、最終的には正常な起動すら困難になるリスクもあります。
本記事では、0x800f0906エラーの主な発生原因と、状況に応じた解決方法を専門的な視点でわかりやすく解説しています。
もし、原因が特定できない・対処しても改善しないと感じた場合は、24時間365日対応の無料診断をご活用ください。トラブルの深刻化を防ぐ第一歩になります。
目次
「ソースファイルが見つからない」と表示されるときの主な症状
レッツノートでSDカードが認識されないときの主な症状は次の通りです。
- 「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」コマンド実行時にエラーが発生する
- エラーメッセージに「ソースファイルが見つかりません」と表示される
- エラーコード「0x800f081f」「0x800f0906」などが表示される
- インターネット接続があるにもかかわらず、エラーが解消しない
- 他の修復コマンド(SFCなど)では問題が検出されないが、DISMのみ失敗する
同じエラーメッセージでも、発生している原因は一つとは限りません。Windowsのシステム修復においては、適切な手順と環境を整えて対応する必要があります。手順を誤ると、システムファイルが破損したまま復旧できなくなったり、最悪の場合OSの再インストールが必要になる可能性があります。
DISMエラーの原因は、Windowsのバージョンや更新状況、使用している修復ソースなどによって異なります。表面的なエラーメッセージや見た目では判断が難しいことが多いため、自己流の対処ではかえって状況を悪化させてしまう恐れがあります。確実に原因を特定し、適切に復旧させるには専門的な知識を持つ業者の診断を受けることが重要です。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
DISMで「ソースファイルが見つからない」原因
このエラーは、DISMが必要とする修復ソースを適切に取得できない場合に発生します。ネットワーク経由での取得やローカルソースの指定が正しくないケースなど、複数の原因が考えられます。
Windows UpdateやWSUSからソースを取得できない
DISMはデフォルトでWindows UpdateまたはWSUS(社内サーバー)から修復ソースを取得します。ネットワーク設定やグループポリシー、プロキシの影響でアクセスできないと、ソースが見つからずにエラーになります。
指定したinstall.wimまたはinstall.esdが不適切または破損
ユーザーが手動で指定したソースファイル(install.wimまたはinstall.esd)が、システムにインストールされているWindowsのバージョンやエディションと一致していない場合、またはファイルが破損している場合、DISMはそのファイルを利用できません。
複数のイメージが含まれており、正しいインデックスが指定されていない
install.wimやinstall.esdファイルには複数のイメージが格納されていることがあります。正しいインデックス番号を指定しないと、DISMはどのイメージを使えばいいのかわからず、結果として「ソースファイルが見つからない」となります。
ISOファイルやUSBメディアが破損・不一致
使用しているISOファイルやUSBインストールメディアが破損している、または現在のシステムとアーキテクチャ(32bit/64bit)やエディションが一致していない場合も、DISMでの修復に失敗します。
最近のWindows Updateの影響
Windows Updateの適用後に、DISMコマンドで「ソースファイルが見つからない」と表示されるケースが増えています。特に、更新プログラムの一部が正しく適用されなかったり、途中で中断されたりした場合、システムファイルとの整合性が取れなくなることがあります。
普段通りにアップデートを済ませたつもりでも、裏側で必要なコンポーネントが正常に保存されていないことがあるため、見落としやすい問題です。「更新後から動作が重くなった」「DISMやSFCが通らない」などの症状がある場合は、まさにこの影響を受けている可能性があります。
知らずに放置すると、修復作業が複雑化するおそれがあるため、注意が必要です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

エラーメッセージに「ソースファイルが見つかりません」と表示される、エラーコード「0x800f081f」「0x800f0906」などが表示される――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、必要なシステムファイルの欠損に対して誤った操作を行うと、かえって不具合が悪化し、起動不能に陥るリスクがあります。複雑なエラーが絡む場合は特に、慎重な対応が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
DISMでソースファイルエラーが出た場合の対処法
以下の方法を順に試すことで、多くの場合「ソースファイルが見つからない」エラーを解消できます。それぞれの方法には環境に応じた注意点があるため、指示通りに操作を行いましょう。
ソースファイルを明示的に指定してDISMを実行
Microsoft公式サイトからISOをダウンロードし、install.wimやinstall.esdファイルを使って明示的にソースを指定することで、多くのエラーを回避できます。
- Microsoft公式サイトからWindows 10のISOを取得し、右クリックで「マウント」します。
- 仮想ドライブ(例:D:)に展開された「sources」フォルダを確認。
- 以下のコマンドをコマンドプロンプト(管理者)で実行:
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:WIM:D:sourcesinstall.wim:1 /LimitAccess - install.esdを使用する場合は、WIMの部分をESDに変更します。
- インデックス番号は次のコマンドで確認:
dism /Get-WimInfo /WimFile:D:sourcesinstall.wim
Windowsの修復アップグレードを行う
DISMで修復できない場合は、Windowsの修復インストール(アップグレード)によって、システムファイルを維持しつつ正常な状態へ戻す方法があります。
- Microsoftのメディア作成ツールを使い、「このPCを今すぐアップグレードする」を選択。
- 画面の指示に従ってアップグレードインストールを進めます。
- 個人データやアプリは保持されますが、事前のバックアップを推奨します。
WinSXSフォルダーのクリーンアップ
システムのコンポーネントストアに不要なファイルが溜まっていると、DISMの動作に影響する場合があります。DISMとSFCでクリーンアップを行いましょう。
- 管理者としてコマンドプロンプトを起動。
- 以下のコマンドを順に実行:
DISM /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup
DISM /Online /Cleanup-Image /AnalyzeComponentStore
sfc /scannow - 完了後、PCを再起動して状態を確認します。
WinSXSフォルダーのクリーンアップは効果的ですが、実行方法を誤るとシステムに不具合が生じるリスクがあります。異常が見られる場合や操作に不安がある場合は、専門業者への相談が安全です。
Windows Updateとネットワークの確認
DISMがインターネット経由でファイルを取得できるよう、Windows Updateが正常に動作しているか、ネットワークに制限がないかを確認します。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から更新の確認を実行。
- ファイアウォールやプロキシの設定も見直し、Microsoftサーバーに接続できる状態にします。
- 接続確認後、再度DISMを実行します。
グループポリシーまたはレジストリによるソース指定
企業ネットワークなどでソースが制限されている場合、グループポリシーまたはレジストリで明示的に代替ソースパスを指定することで、DISMの動作を安定させることが可能です。
- 「gpedit.msc」を実行し、「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「システム」→「オプションコンポーネントのインストールとコンポーネントの修復」を開きます。
- 「Windows Updateからのコンテンツの取得を許可しない」を無効に設定。
- 「修復コンテンツの代替ソースファイルのパスを指定する」を有効にし、WIMファイルのあるフォルダパスを記入します。
- レジストリで設定する場合は、HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREMicrosoftWindowsCurrentVersionPoliciesServicing に「RepairContentServerSource」の文字列値を追加。
専門業者に相談する
DISMで「ソースファイルが見つからない」と表示される原因が、システム領域の深刻な破損にある場合、自己判断での修復を続けることで状況が悪化し、保存データが失われるリスクも高まります。
そのため、早めに専門業者へ相談することが重要です。当社デジタルデータリカバリーでは、これまでに7,300件以上のご相談(※1)に対応し、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い実績を維持しています。
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※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
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すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
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※2:期間:2011年1月1日~
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よくある質問
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。