パソコンでソフトウェアをインストールしようとしたり、システムの設定変更を行おうとした際に、
- 「管理者権限が必要です」と表示されて先に進めない
- パスワード入力が求められるが、設定した覚えがない
- 会社や共有PCなどで権限が制限されている
このようなケースでは、管理者権限がない状態で操作しようとしている可能性が高く、放置すると業務や作業の進行に深刻な支障をきたす恐れがあります。
管理者権限が取得できないまま無理に設定変更を試みると、システムトラブルやセキュリティリスクを引き起こすこともあります。
本記事では、正当な用途に限り、Windows 10環境で管理者権限を安全かつ確実に取得する具体的な手順を、図解付きで丁寧に解説します。
万一ご自身での対応に不安がある場合は、初期診断無料の専門サポートもご用意しています。まずはお気軽にご相談ください。
目次
管理者権限が失われる原因
Windows 10で管理者権限が失われると、重要な操作ができなくなり、PCの利用に大きな制限がかかります。特に以下のような状況では、適切な対応を取らなければデータへのアクセスが不可能になったり、システムの復旧が困難になります。
既存の管理者アカウントのパスワード忘れ
Windows 10で唯一の管理者アカウントのパスワードを忘れてしまった場合、他のユーザーで管理者操作ができず、システム設定や復旧作業が不可能になります。
管理者アカウントの無効化や削除
誤操作や他のユーザーによって、管理者アカウントが無効にされたり削除された場合、PC上に管理者権限を持つアカウントが存在しない状態となります。
ウイルスやシステム障害による権限消失
マルウェアやWindowsの不具合により、既存のアカウントから管理者権限が失われることがあり、早急な対応が求められます。こうした事態では、バックアップの取得やセキュリティ設定の修正もできず、被害の拡大を招くリスクが高まります。
管理者権限がない状態から有効化する対処法
ここでは、Windows 10で管理者権限を失った状態から、正規の方法で強制的に取得する操作手順を詳しく説明します。
ただし対象となるのは、トラブル対応や復旧作業が必要なケースに限られます。
回復環境からコマンドプロンプトを起動する手順
管理者権限がない状態では、通常の方法ではコマンドプロンプトを管理者権限で起動できません。回復環境を使うことでこれを回避できます。
- PCを起動し、「Shift」キーを押しながら「再起動」を選択
- オプション選択画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択
- 対象のWindowsアカウントを選択し、パスワードを入力してcmdを起動
Administratorアカウントの有効化手順
隠されている「Administrator」アカウントを有効化することで、管理者権限を得ることができます。
- 起動したコマンドプロンプトに「net user administrator /active:yes」と入力
- 必要に応じて「net user administrator *」でパスワードを設定
- 再起動後、ログイン画面に「Administrator」が表示される
任意ユーザーを管理者に昇格させる手順
目的のユーザーアカウントを管理者グループに追加することで、権限を与えることができます。
- コマンドプロンプトに「net localgroup Administrators ユーザー名 /add」と入力
- 正しく昇格できたか「net localgroup Administrators」で確認
- 昇格後は、不要な管理者アカウントを「net user administrator /active:no」で無効化
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。