「Windows Vistaが立ち上がらない」「ロゴのまま止まる」「黒い画面で進まない」──古いVistaパソコンを久しぶりに起動したとき、このような症状に直面していませんか?
- 電源は入るがWindowsが起動しない
- ロゴ画面のまま進まない
- 「スタートアップ修復を開始します」と出て止まる
これらの症状はシステムエラーやブート領域の破損、ハードディスクの障害など、複数の要因で発生します。強制終了や誤った操作を行うと、データが完全に失われるリスクがあります。
本記事では、スタートアップ修復の正しい手順と、改善しない場合の安全な対処方法を詳しく解説します。たまま起動しない状態であれば、無理な修復を行わず、私たちデジタルデータリカバリーにご相談ください。24時間365日無料で診断を承っています。
目次
Windows Vistaが起動しない原因
Vistaが起動しない場合、システム領域の破損やハードディスク障害、設定不良など複数の原因が考えられます。代表的な要因を整理しました。
ブート領域の破損
Vistaは起動用のブート領域が壊れるとOSを読み込めなくなります。突然の電源断や更新中の中断が原因で発生することが多く、スタートアップ修復で自動修復できる場合があります。
更新プログラム適用後の不具合
Windows Update適用直後に再起動が正常に完了せず、起動エラーが起きることがあります。スタートアップ修復やシステムの復元で改善するケースが多いです。
Vistaのサポート終了による脆弱性と不安定化
Windows Vistaは2017年4月にMicrosoftのサポートが終了しています。そのため最新ドライバやセキュリティ修正が提供されず、起動トラブルやファイル破損が発生しやすくなっています。長期間使用されたVista機は、ソフトよりもHDDや基板の劣化が原因で動かなくなるケースが大半です。現行OSへの移行やデータバックアップも検討しましょう。
ハードディスクの物理障害
ハードディスクの内部にある「セクタ」と呼ばれるデータを記録する部分が壊れたり、部品に物理的な損傷が起きたりすると、Windows Vistaが正常に起動しなくなることがあります。
このような状態で何度も電源を入れ直したり、強制的に起動を繰り返したりすると、壊れた部分にさらに負荷がかかり、データが完全に失われるおそれがあります。
パソコンが起動しない、異音がするなどの異常が見られた場合は、すぐに電源を切り、専門業者に相談することをおすすめします。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「Windowsが起動しない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、操作を誤って初期化や上書きをしてしまったり、分解によって状態をさらに深刻化させてしまったりするケースは少なくありません。特に内部の故障が原因だった場合には、自力で対応を続けることで状況を悪化させ、データ復旧を難しくしてしまうおそれがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows Vistaをスタートアップ修復で起動させる手順
スタートアップ修復を使えば、起動エラーの自動診断と修復が行えます。Vistaに搭載されている標準機能を使って安全に復旧を試みましょう。
詳細ブートオプションを開く
Vista起動時に「詳細ブートオプション」画面を表示し、「コンピュータの修復」から修復環境を起動します。
- パソコンの電源を入れる
- メーカーのロゴ表示中に[F8]キーを複数回押す
- 「詳細ブートオプション」画面で「コンピュータの修復」を選択し、[Enter]
システム回復オプションを選択
Vistaの修復環境を起動し、キーボードレイアウトと管理者アカウントを選択します。
- 「キーボードレイアウトを選択」で[日本語]を選ぶ
- 管理者アカウントを選択し、パスワードを入力
- 「回復ツールを選択してください」画面に進む
スタートアップ修復を実行する
起動エラーの自動診断と修復を行います。処理が完了するまで待ち、表示された指示に従います。
- 「回復ツール」一覧から「スタートアップ修復」を選択
- 自動的に診断・修復が開始される
- 完了後、「再起動」ボタンをクリックして確認
インストールDVDから修復する
Windows VistaのインストールDVDを使えば、起動できない状態でも修復が可能です。
- VistaのインストールDVDをドライブに挿入
- 電源を入れ、F12キーなどでブートメニューを開く
- DVDドライブから起動を選択
- 「今すぐインストール」画面で「コンピュータを修復する」をクリック
- システム回復オプションに進み、「スタートアップ修復」を実行
修復で改善しない場合
スタートアップ修復で解決しない場合は、コマンドプロンプトで「bootrec /fixmbr」などを実行するか、「システムの復元」を試みます。
それでも起動しない場合、ハードディスクの障害やOS破損が疑われます。
繰り返し修復を試すとデータが上書きされる恐れがあります。
症状が変わらないときは早めに専門業者へ相談しましょう。
専門業者に相談する
スタートアップ修復を行っても起動しない場合、ハードディスクやSSDが物理的に損傷している可能性があります。通電を続けると障害が悪化し、データが完全に失われるリスクがあります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)の高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応しておりますので、Vistaの起動不良でお困りの際はお気軽にご相談ください。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。