Windows Updateの途中で停止したり、バックアップ処理が進まなくなった際に表示されるエラーコード「0x800704c7」は、意外と多くのユーザーが直面するトラブルです。特に以下のような症状が見受けられます。
このエラーは複数の原因が絡み合うことが多く、放置するとセキュリティ更新が適用できない状態が続き、システムの安全性が低下するリスクがあります。原因としては、システムファイルの破損、ストレージの空き容量不足、ウイルス対策ソフトとの競合、ネットワーク不良などが考えられます。
本記事では、エラーコード「0x800704c7」の発生原因を整理し、再発防止も見据えた具体的な解決手順を順を追って解説します。ご自身での対応が不安な場合や作業が滞っている場合は、24時間365日対応の無料診断サービスをご活用いただき、安全かつ確実に現状を改善しましょう。
目次
エラーコード0x800704c7が表示されるときの主な症状
エラーコード0x800704c7が表示されるときの主な症状は次の通りです。
- Windows Update中にエラーが発生し、更新が途中で止まる
- ファイルコピーや削除の最中に処理が中断される
- PCの動作が突然重くなり、アプリが応答しなくなる
- 再起動しても同じエラーコードが繰り返し表示される
- 他のソフトやタスク実行中に予期せず終了する
同じエラーコードでも、原因はさまざまです。エラーを解消するには、症状に応じた適切な対処を行う必要があります。状況を誤って判断し、適切でない方法を試してしまうと問題が深刻化し、最悪の場合はシステムが正常に動作しなくなる可能性があります。
エラーコード0x800704c7の原因は、見た目や簡単な操作だけでは特定できないことが多く、自己判断では誤った方向に進んでしまうケースもあります。そのため、正確な原因を突き止めて解消するには、知識と経験を持つ専門業者による診断を受けることが重要です。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
エラーコード0x800704c7の原因
Windows Updateの際にエラーコード0x800704c7が発生すると、更新が進まなくなり、システムの安定性にも影響を与える可能性があります。このエラーが発生する主な原因は以下の通りです。
プログラムの競合
バックグラウンドで動作しているプログラムが、Windows Updateに影響を与える場合があります。特にウイルス対策ソフトやファイアウォールが更新プロセスを妨げることがあり、そのため更新が正常に行われないことがあります。
ネットワークの問題
ネットワーク接続が不安定だったり、サーバー側の問題が発生していると、Windows Updateが途中で停止することがあります。接続の安定性やサーバーの状態を確認し、必要に応じて再試行することが重要です。
システムファイルの破損(論理障害)
Windowsの正常な起動や動作に必要な基本プログラムや設定情報を「システムファイル」と呼びます。これらが破損すると、更新プログラムの適用に必要なデータが正しく読み取れず、エラーコード0x800704c7が発生する原因になります。
破損のきっかけとしては、電源の強制終了や更新作業中のトラブル、ストレージの読み取りエラーなどが挙げられます。「更新が途中で止まる」「再起動を繰り返す」といった症状が見られる場合、すでにシステムファイルの破損が進行している可能性があります。
この状態を放置すると、更新プログラムが適用できないだけでなく、起動不良や動作不安定といった深刻な不具合に発展するおそれがあります。異常を感じたら早めに専門業者へ相談し、正確な診断と適切な処置を受けることが重要です。
物理障害
エラーコード0x800704c7が表示される原因の一つに、HDDやSSDといった記憶装置の物理的な故障があります。長期間の使用による部品の摩耗、落下や衝撃、内部へのほこりや湿気の侵入、さらには使用中の突然の電源断など、日常の中でも起こりやすい要因で発生します。
特に、パソコンから異音がする、動作が急に遅くなった、起動時にエラーが頻発する、たまに認識されないことがあるといった前兆が見られた場合は要注意です。このような症状を放置すると、OSが正常に起動しなくなり、保存しているデータにもアクセスできなくなる恐れがあります。
重要なデータを守るためにも、自己判断での修復や再インストールは避け、早めに専門業者へ相談することが安全です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「更新プログラムのダウンロードが途中で止まる」「バックアップが一定の進捗から進まない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って初期化やフォーマットを行うと、大切なデータを失う恐れがあります。さらに機器を分解すると損傷や上書きの危険があり、内部故障が原因の場合は自力での復旧が難しく、かえって状況を悪化させるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
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- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
エラーコード0x800704c7の対処法
以下の方法を試すことで、Windows Updateのエラー0x800704c7を解消できる可能性があります。
PCを再起動する
エラーが一時的なものである場合、PCを再起動することで解決することがあります。
- スタートメニューを開き、「電源」ボタンをクリックします。
- 「再起動」を選択します。
- PCが再起動したら、Windows Updateを再度試します。
Windows Updateトラブルシューティングツールを実行する
Windowsには、Update関連の問題を自動で修正するトラブルシューティングツールが用意されています。
- 「設定」を開き、「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左側のメニューから「トラブルシューティング」を選択します。
- 「Windows Update」をクリックし、「トラブルシューティングツールの実行」を選択します。
- 指示に従って問題を修正し、PCを再起動します。
SFC(System File Checker)を実行する
SFCコマンドを実行すると、破損したシステムファイルを修復できます。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「Windows ターミナル(管理者)」を選択します。
- 「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
- スキャンが完了するまで待ち、PCを再起動します。
SFCコマンドの実行中にシステムが不安定になると、修復が中断されて起動不能になる恐れがあります。原因が不明な場合や重要なデータが残っている場合は、専門業者に相談して安全に対応することが安心です。
DISM(Deployment Image Servicing and Management)を実行する
DISMコマンドは、SFCで修復できないシステムファイルの問題を修正します。
- 「Windows ターミナル(管理者)」を開きます。
- 次のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 処理が完了したら、PCを再起動し、Windows Updateを試します。
DISMコマンドの実行中に誤操作や中断が発生すると、システムがさらに不安定になり、起動できなくなる恐れがあります。重要なデータがある場合や原因が特定できない場合は、専門業者に相談して安全に修復を行うことが重要です。
ウイルス対策ソフトを無効化する
一部のウイルス対策ソフトがWindows Updateの動作を妨げることがあります。エラー0x800704c7が発生する場合、ウイルス対策ソフトを一時的に無効化してみてください。
- タスクバーの通知領域からウイルス対策ソフトのアイコンを右クリックします。
- 「一時的に無効化」または「リアルタイム保護をオフにする」を選択します。
- 警告メッセージが表示された場合は、「はい」または「許可」をクリックします。
- ウイルス対策ソフトを無効化した状態でWindows Updateを再試行します。
- 更新が完了したら、必ずウイルス対策ソフトを有効に戻します。
SoftwareDistributionフォルダをクリアする
Windows Updateの一時ファイルが破損すると、エラー0x800704c7が発生することがあります。SoftwareDistributionフォルダをクリアすることで、問題を解決できる場合があります。
- 「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「cmd」と入力し、「Ctrl + Shift + Enter」を押して管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを順に入力し、Enterキーを押します。
net stop wuauserv
net stop bits
- 「エクスプローラー」を開き、「C:WindowsSoftwareDistribution」フォルダに移動します。
- 「SoftwareDistribution」フォルダ内のすべてのファイルとフォルダを削除します。
- 再度コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
net start wuauserv
net start bits
- PCを再起動し、Windows Updateを再試行します。
Windows Updateを手動でインストールする
Windows Updateが自動で適用できない場合は、手動で更新プログラムをダウンロードしてインストールすることで問題を解決できることがあります。
- 「設定」を開き、「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を選択します。
- 「更新の履歴を表示する」をクリックし、適用できていない更新プログラムのKB番号(例:KB5005565)を確認します。
- Microsoft Update カタログにアクセスします。
- 検索バーにKB番号を入力し、該当する更新プログラムをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを実行し、指示に従ってインストールします。
- インストール完了後、PCを再起動します。
専門業者に相談する
紹介した対処法を試してもエラーが解消されない場合、システムファイルやハードディスクの一部が深刻に破損している可能性があります。この状態で自己判断による修復や再インストールを繰り返すと、重要なシステム領域や保存データが上書きされ、復旧がさらに困難になる恐れがあります。大切なデータを守るためには、早めに専門業者へ相談することが安全です。
その点、デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可」とされたケースも含め、これまでに7,300件以上のご相談(※1)に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を維持しております。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制で受け付けています。予期せぬシステムトラブルによるデータ損失を防ぐためにも、異常を感じたら早めのご相談をおすすめします。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
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国内最高峰の復旧設備

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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
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※2:期間:2011年1月1日~
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。