- RAID構成のHDDにアクセスできなくなった
- WindowsがRAIDボリュームを認識しない
- RAID設定を変更してからデータが消えた
- HDDの一部が故障してもRAID全体が機能停止した
こうした症状がWindows環境でRAIDを運用している場合に発生したとき、多くはHDDの物理的故障やRAID設定情報の破損などが原因です。
このまま電源を入れ続けたり、自力で再構築を試みると、データが完全に消失する危険性があります。
大切な業務データや個人ファイルを守るには、専門的な視点での「データ復旧」が必要不可欠です。本記事では、Windows環境におけるRAID障害の代表的な原因と、データを安全に取り戻すための正しい復旧手順について、初心者にもわかりやすく解説しています。
もし今まさにRAIDが認識されずお困りであれば、私たち専門業者が24時間365日対応・無料で初期診断を実施しています。安全な第一歩として、まずは状況をお聞かせください。
目次
Windows RAIDが復旧を必要とする原因
RAIDは高い可用性を誇る一方で、複数のディスクを同時に制御しているため、障害が起きると深刻なデータ消失リスクに直面する可能性があります。ここでは、Windows環境でRAID障害が発生する代表的な原因を紹介します。
HDDの故障や不具合
RAIDを構成するハードディスクが1台でも故障すると、RAID1では同期エラー、RAID5では縮退運用が始まります。この状態で運用を継続すると、さらなるディスク故障時にデータ全体が失われる可能性があります。
RAID構成情報の破損
RAIDコントローラやWindowsのソフトウェアRAIDにおける構成情報が壊れると、RAIDアレイが正しく認識されず、データにアクセスできなくなります。構成情報の誤認識は、復旧作業をさらに困難にします。
同期エラーやミラー不良
RAID1などのミラー構成で、同期エラーや片方のディスクが古いデータを保持している状態になると、警告が表示されたり、誤った内容で上書きされるリスクがあります。
誤操作やウイルス感染によるデータ破損
RAID構成の誤解除やウイルス感染により、ファイルが破損したり、論理障害が発生することがあります。これにより、正常に見えるディスクでも読み出せない状態に陥ります。
RAID崩壊・複数台同時故障
このようなトラブルが発生した際には、自己判断での操作は避け、速やかに専門業者への相談を検討することが重要です。RAID5やRAID6は一定のディスク故障に対して冗長性を備えていますが、それを超える障害が発生するとリビルドによる復旧は困難になります。無理な再起動やディスク交換を行うと、障害状況をさらに悪化させる可能性があります。
そのため、正確な原因の特定と慎重な対応が求められます。RAID構成の解析には高度な技術と専用設備が必要であり、一般的な知識では対応しきれないケースが大半です。
当社では、RAIDに特化した専任チームが障害の特性に応じた適切な復旧プランを立案します。少しでも異変を感じたら、早めのご相談をおすすめします。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク
「RAID環境を使用していて異常が生じた」――そんなトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
RAIDトラブル時の対処法
RAIDが認識されない状態で不用意に操作を続けると、障害が拡大しデータ復旧の難易度が上がります。ここでは、Windows環境でのRAID障害に対する適切な対処法を紹介します。
障害発生時の初期対応
RAIDに異常が発生した際は、何よりもまず通電を止め、これ以上状態が悪化しないようにすることが重要です。
- すぐにPCの使用を中止し、電源を切る。
- RAID管理ツールや「ディスクの管理」で障害ディスクを特定する。
- バックアップが取れる状態なら、外部ストレージへ保存する。
Windows標準機能でのソフトウェアRAID復旧
RAID1などをWindowsのディスク管理機能で構成していた場合、「異形式」や「失敗」と表示されるディスクを操作することで、復旧できる可能性があります。
- 「ディスクの管理」を開き、状態の異常なディスクを右クリック。
- 「形式の異なるディスクのインポート」を実行する。
- ミラー解除後、正常なディスクで再構築を行う。
RAIDコントローラを用いた復旧
ハードウェアRAIDの場合、RAIDコントローラのBIOSや管理ツールで異常ディスクを確認・操作する必要があります。間違った手順はさらなる障害を招くため慎重な判断が必要です。
- RAIDコントローラにアクセスし、障害ディスクを特定。
- 異常なディスクを外し、正常なディスクのみでリビルドを実行。
- 完了後、構成が正しく復元されているかを確認。
RAID対応のデータ復旧ソフトの利用
論理障害や軽微な構成破損であれば、RAID対応ソフトを使ってデータを救出できることもあります。ただし、状況によっては状態を悪化させる可能性もあるため注意が必要です。
- RAID対応ソフトを信頼できるサイトから入手し、別PCにインストール。
- 障害RAID構成を読み込ませ、データプレビューで状態を確認。
- 安全が確認できたら、外部メディアへデータを保存。
専門業者への相談
複数台のHDDが同時に故障している、コントローラ障害、物理障害が疑われる場合は、自力での復旧を避け、すぐに専門業者に相談するのが最も安全です。
- 通電を止め、HDDを取り外す。
- 機器の状態や異常内容を整理し、業者に連絡する。
- 初期診断と見積もりを受けてから正式依頼する。
RAIDが認識されない障害は、放置や誤操作によって状態が悪化する恐れがあります。復旧には高い技術と判断力が求められるため、少しでも不安がある場合は、専門業者に相談するのが最善です。初期診断・見積りは無料、365日24時間対応しております。RAIDに異常を感じたら、まずはお気軽にご相談ください。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なRAIDの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のRAIDの復旧に成功してきました。RAIDの復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績
私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1（※1）。累計46万件以上（※2）の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%（※3）と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備
復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます：
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業（専用クリーンルーム完備）
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。（集計期間：2007年～2020年）
※2：期間：2011年1月1日～
※3：2023年10月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
