突然、以下のような不具合が発生したことはありませんか?
- パソコンの動作が極端に遅くなった
- ファイルやフォルダが開けなくなった
- データ転送中にフリーズやエラーが頻発する
こうした症状が現れた場合、ストレージ内部で「不良セクタ」が発生している可能性があります。不良セクタとは、ハードディスクやSSD上の一部領域が破損し、正常に読み書きできなくなる現象を指します。
この状態を放置すると、重要なデータが突然消失し、二度と復旧できなくなるリスクがあります。
そこで本記事では、Windows 11環境で不良セクタをチェックし、修復を試みるための具体的な方法を、初心者にも理解しやすく解説します。
トラブルが深刻化する前に、正しい対処法を知っておくことが大切です。データの損失を未然に防ぐため、まずは現状を無料で診断してみませんか?
目次
不良セクタとは?発生時の症状と原因
不良セクタとは、HDDやSSDの記録領域のうち、データの読み書きが正常に行えなくなった部分を指します。放置すると、データ消失やWindowsの起動トラブルを引き起こす恐れがあります。
論理的な不具合やソフト障害
電源トラブル、強制シャットダウン、ファイルシステムの破損、ウイルス感染などが原因で論理的な不良セクタが発生することもあります。
不良セクタを放置すると、次のような深刻な症状に繋がる恐れがあります:
・データの消失やファイルの破損
・Windowsが起動できなくなる
・バックアップエラーが頻発する(例:エラーコード 0x8078012D, 0x8007045D)
・復旧不能な状態に陥る可能性が高まる
経年劣化・長期使用による劣化
ストレージは消耗品であり、年月とともに磁性体(HDD)やメモリセル(SSD)の性能が劣化し、不良セクタが自然に増加します。
衝撃や熱など物理的ダメージ
ノートPCの落下や外部からの圧力、高温環境での使用は、HDDやSSDに物理的な損傷を与える恐れがあります。これにより記録面が傷つき、不良セクタが発生する原因となるため注意が必要です。
不良セクタが広がると、特定のファイルが開けなくなったり、OSが正常に起動しなくなったりする可能性があります。放置すると損傷が拡大し、データの完全消失につながるリスクもあるため、早急な対応が求められます。
こうしたトラブルに直面した際は、自己判断で通電や再起動を繰り返すことは避けるべきです。誤った対応によって、損傷がさらに進行する恐れがあるためです。
大切なデータを守るためにも、異常を感じたらできるだけ早くご相談ください。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

データトラブルが起きた場合、多くの方がメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
Windows 11で不良セクタをチェック・修復する方法
不良セクタを検出・修復するには、Windows 11標準機能を使って確認する方法があります。以下の手順に従って、安全に作業を進めてください。
エクスプローラーからチェック・修復する手順
Windowsのファイルエクスプローラーを使えば、初心者でも簡単に不良セクタの検査が行えます。
- Windowsキー+Eでエクスプローラーを開き、不良セクタが疑われるドライブを右クリック。
- 「プロパティ」→「ツール」タブ→「エラーチェック」の「チェック」ボタンをクリック。
- 「ドライブのスキャン」を選び、表示に従って修復を実行。
- 再起動が必要と表示された場合は、必ず再起動して完了させる。
コマンドプロンプト(chkdsk)での詳細チェック手順
より詳細な不良セクタの検査と修復を行いたい場合は、「chkdsk」コマンドの使用が効果的です。
- スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を選択。
- 以下のコマンドを入力してEnter:
chkdsk C: /f /r
- 「次回の再起動時にチェックを実行しますか?」と表示されたら「Y」と入力。
- PCを再起動すると、自動的にチェックと修復が開始される。
修復できない場合の対処と注意点
不良セクタが物理的な障害である場合、Windowsの機能では修復が困難です。そのようなケースでは、速やかにバックアップを取り、データ復旧専門業者への相談が必要です。
- 明らかな異音や動作不良がある場合は、すぐに電源を切り使用を中止。
- 可能な限り早く重要データのバックアップを取る(外付けHDDやクラウドを推奨)。
- 「自己診断による復旧はリスクが高い」ため、信頼できるデータ復旧業者に初期診断を依頼。
不良セクタによるトラブルは、放置すると深刻なデータ損失につながります。動作が遅い、エラーが頻発するなどの症状がある場合は、今回紹介した方法で早めにチェックを行ってください。
操作に自信がない方や、大切なデータを安全に守りたい方は、専門業者に相談するのが最も確実です。初期診断と見積もりは無料、365日対応のデジタルデータリカバリーにご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。