突然、Windows 10が勝手に再起動を繰り返し、デスクトップまでたどり着けない、作業途中で落ちてしまうといった不安定な状態に悩まされていませんか？
この症状は、一見するとシステムの不具合に思えますが、実は内部ストレージの物理障害やメモリのトラブルなど、ハードウェアに問題が起きているケースもあり、状況を誤って判断するとデータが消えてしまうリスクがあります。
本記事では、Windows 10で再起動ループが起こる原因と、データを守るための正しい対処法を専門家の視点から解説します。
こうした状況の中で、対応に迷う方や安全に進めたい方も多いはずです。
次のどれか一つでも当てはまる方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
- 大切なデータを失いたくないと感じている
- 自分だけの判断で進めるのが不安に感じる
- どこから手をつければよいか迷っている
- 安全に進めたい、確実に状況を知りたい
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で承っています。不安を感じた時点でお気軽にご連絡ください。
目次
Windows10が再起動を繰り返す原因
再起動ループの原因は一つではなく、ソフトウェア的な不具合とハードウェア的な障害の両面から考える必要があります。特に、再起動前にアップデートや機器の接続・取り外しを行っていた場合、それが引き金となっていることも多く、慎重な原因の見極めが求められます。
ドライバや周辺機器の不具合
パソコンに接続されているマウスやプリンターなどの周辺機器、または内部で使われているドライバ（機器を動かすためのソフトウェア）に不具合があると、Windowsが正常に動作せず、再起動を繰り返すことがあります。突然再起動が始まった場合は、周辺機器を一度すべて外し、改善するか確認することが大切です。
本体の熱暴走やホコリ詰まり
パソコン内部の温度が上がりすぎると、安全装置が働いて自動的に電源が切れ、再起動を繰り返すことがあります。これは「熱暴走」と呼ばれる現象で、通気口のホコリ詰まりやファンの故障が原因となることもあります。特に長時間使用している場合や夏場の高温環境では注意が必要です。定期的に掃除をして、熱がこもらないようにすることが大切です。
電源ユニットやメモリの故障
電源ユニットに不具合があると、安定した電力が供給されず、パソコンが突然再起動を繰り返すことがあります。また、メモリの故障でも正常に動作できず、エラーを起こして再起動する場合があります。こうした内部部品の不具合は見た目では判断が難しく、専門的な診断が必要になります。
ウイルスやマルウェア感染
悪質なウイルスやマルウェアがシステムを改ざんし、意図的にシャットダウンや再起動を引き起こしている場合もあります。感染によりWindowsの設定やレジストリが破壊されていると、起動中に重大なエラーが発生し、復旧も困難になります。重要なファイルや個人情報が失われる危険性もあるため、早急にネットワークから切断し、専門的な対応が求められます。
Windowsアップデート失敗やシステムファイル破損
システムファイルとは、Windowsが正常に起動・動作するために必要な重要なファイル群です。これらが破損すると、再起動を繰り返すなどの不具合が起こることがあります。
特に、Windowsアップデート中に電源を切ったり、アップデートが途中で失敗した経験がある場合は注意が必要です。見た目には問題がないように見えても、内部で深刻なエラーが進行していることがあります。
この状態を放置すると起動できなくなる恐れもあるため、異常に気づいた時点で専門業者に相談することが大切です。
HDDやSSDの物理的な故障
HDDは内部のディスクを回転させてデータを読み書きする仕組みで、落下や衝撃に弱い特性があります。一方、SSDは可動部のない電子的な構造で高速ですが、書き込み寿命や熱による劣化が起こることがあります。
どちらも故障すると、起動時にフリーズしたり、再起動を繰り返す原因になります。HDDから異音がする、SSDで急に動作が止まるといった症状がある場合は注意が必要です。
放置すればデータが失われる恐れもあるため、違和感を覚えたら早めに専門業者へ相談することが重要です。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。症状が進行する前に、まずはお気軽にご相談ください。
Windows10の再起動ループを止めるための対処法
ここでは、Windows10が再起動を繰り返して正常に立ち上がらないときの対処法を紹介します。
この症状は更新プログラムの失敗や設定の不具合だけでなく、ストレージの障害が原因となることもあり、ここから紹介する作業にはデータを失う可能性のある手順が含まれます。
原因が分からないまま操作を続けると、状態が悪化するケースもあります。「失いたくないデータがある」「少しでも不安がある」という方は、無理に進めず慎重に対応することが大切です。
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で受け付けています。不安を感じた時点で、お気軽にご連絡ください。
周辺機器をすべて外す
最も簡単かつ効果的な初期対応です。USB接続のキーボード、マウス、外付けHDD、プリンターなどをすべて取り外し、PCを再起動してください。
- PCの電源を完全にオフ
- すべてのUSB機器を取り外す
- 再起動して様子を確認
PCの放電を行う
帯電が原因で再起動することもあるため、バッテリーを外せるノートPCなどでは放電を行うことで改善することがあります。
- 電源を切り、電源ケーブルとバッテリーを外す
- 数分放置し、帯電を解除
- 再度接続して起動
熱暴走を防ぐ冷却対策
内部温度が上がりすぎると、PCは自動で再起動する場合があります。特に夏場や通気口が塞がれているときに注意が必要です。
- 電源を切る
- 冷却ファン周辺のホコリを取り除く
- 風通しの良い場所で使用
セーフモードで自動再起動を解除する
セーフモードで起動し、エラーメッセージの確認や設定変更が可能です。再起動を防ぐ設定をして、原因の特定に役立てましょう。
- PCを強制終了→電源投入を3回繰り返して自動修復画面を表示
- 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「セーフモードで起動」
- 「sysdm.cpl」を実行し、「起動と回復」→「自動的に再起動」のチェックを外す
BIOSを初期化する
BIOSの設定異常も再起動ループの原因となることがあります。初期設定に戻してみましょう。
- 起動時に「F2」「F10」「Delete」などでBIOS画面へ
- 設定メニューから「初期化」や「Load Default Settings」を選択
- 保存して再起動
スタートアップ修復やシステムファイル修復
Windowsの回復機能で、起動に関する問題を自動で修復できます。データ消失リスクがあるため重要データがある場合は先に相談を。
- 回復メディアまたは自動修復画面を表示
- 「トラブルシューティング」→「スタートアップ修復」を選択
- 復旧しない場合、「コマンドプロンプト」で「sfc /scannow」を実行
ウイルススキャン・駆除
セーフモードまたは別の端末からUSBメディアでスキャンソフトを用意し、システムのウイルスチェックを行いましょう。
- セーフモードまたは修復環境で起動
- 信頼性のあるウイルス駆除ソフトを実行
- 検出されたマルウェアを削除
専門業者に相談する
これらの方法を試しても改善しない場合や、再起動ループによって操作ができない、または大切なデータが取り出せない状況では、無理な初期化は避けてください。
私たちデジタルデータリカバリーでは、再起動障害によってアクセスできなくなったデータの復旧にも対応しており、46万件以上の相談実績（※1）と復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果を誇ります。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安な場合はすぐにご相談ください。
※1 期間：2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」（※1）の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと。第三者機関によるデータ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく（算出期間：2007年～2020年）
※2：2023年10月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
