・Windows 10のメディア作成ツールでUSBやISOを作成中、途中で進行が止まってしまう
・ダウンロードは完了したのに「50%」「75%」で進まなくなり、先に進めない
・何度やり直しても同じ箇所で止まり、原因が分からず困っている
このような症状は、インターネット接続の不安定さやセキュリティソフトの干渉、USBメモリのフォーマット形式や不良セクタなど、複数の原因が重なって発生することがあります。
無理に再起動や中断を繰り返すと、メディアの破損やシステムトラブルに発展するリスクもあるため注意が必要です。
本記事では、Windows 10メディア作成ツールが進まない・止まるときの主な原因と、段階的に確認できる対処法をわかりやすく解説します。
また、作成中にアクセスできなくなったUSBやHDDに重要なデータが残っている場合は、初期診断無料・365日対応のデータ復旧サービスの活用もご検討ください。
目次
Windows 10メディア作成ツールが止まる原因
進行が止まる原因は、インターネット接続の問題からUSBメモリの不具合、システム設定まで多岐に渡ります。問題を正確に把握しないと、何度試しても同じ箇所で停止してしまいます。
インターネット接続の不安定さ
メディア作成ツールはインストール用ファイルをオンラインでダウンロードするため、接続が不安定だと進行が停止します。
USBメモリやCドライブの空き容量不足
USBメモリとPCのCドライブには、それぞれ十分な空き容量(8GB以上)が必要です。容量不足だと停止する可能性があります。
ツールの破損やバージョン不整合
古いバージョンのMedia Creation Toolや一部破損したファイルでは正常に動作しません。
管理者権限での実行がされていない
権限不足により、一部処理がブロックされてツールが停止することがあります。
Windows Update関連サービスの停止
メディア作成に必要なサービスが無効だと処理に失敗します。
セキュリティソフトの影響
ウイルス対策ソフトやファイアウォールが通信や書き込み処理をブロックすることがあります。
USBメモリのフォーマット形式の問題
FAT32またはNTFS形式で正しくフォーマットされていないと、書き込みが止まることがあります。
次に、上記の原因を解決するための具体的な対処法を紹介します。
メディア作成ツールが止まったときの対処法
以下の方法を順に試すことで、多くのケースで進行停止の問題を解消できます。
インターネット接続を安定させる方法
Wi-Fi接続が不安定な場合は、有線LANで接続することで安定性が向上します。
- Wi-Fiを使用している場合は、ルーターの近くで作業する
- 可能ならば有線LANを使用する
- 他のアプリで通信を行っていないか確認し、帯域を確保する
USBやCドライブの空き容量を確認する方法
容量不足はメディア作成を妨げる大きな要因です。十分な空き容量を確保しましょう。
- エクスプローラーで「PC」を開く
- USBメモリおよびCドライブを右クリックし「プロパティ」を選択
- 使用領域と空き領域を確認。8GB以上空いていない場合は不要ファイルを削除
メディア作成ツールを最新版に更新する方法
古いバージョンではエラーが発生しやすいため、公式サイトから最新版を再取得しましょう。
- Microsoft公式サイトにアクセス
- 「ツールを今すぐダウンロード」をクリックして取得
- 再ダウンロード後、以前のツールは削除して新しいファイルを使用
管理者としてツールを実行する方法
管理者権限で実行することで、権限関連の問題を回避できます。
- MediaCreationTool.exeを右クリック
- 「管理者として実行」を選択
- ユーザーアカウント制御の確認が出たら「はい」をクリック
必要なサービスを有効にする方法
Windows UpdateやBITSが無効だと、メディア作成が失敗する場合があります。
- 「Win + R」キーで「ファイル名を指定して実行」を開く
services.msc
と入力してOK- 「Windows Update」「Background Intelligent Transfer Service」を「自動」に設定し、「開始」をクリック
セキュリティソフトを一時的に無効化する方法
セキュリティソフトが通信やファイル作成を妨げることがあります。
- 使用しているウイルス対策ソフトを開く
- 「一時停止」や「プロテクション無効」などのメニューを選ぶ
- 作業後は必ず有効に戻す
USBメモリを正しい形式で再フォーマットする方法
USBのフォーマット形式が不適切だと、書き込み時にエラーが発生します。
- USBメモリを右クリックし「フォーマット」を選択
- 「FAT32」または「NTFS」を選び、「クイックフォーマット」にチェックを入れる
- 「開始」をクリックし、フォーマットが完了したらツールを再実行
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この記事を書いた人
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HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。