Windows10のパソコンで、BitLockerが勝手に有効化される事態に戸惑っていませんか?とくにwindows updateの直後に発生しやすく、突然の暗号化に困惑する声が増えています。
- Windows Update後に急にBitLockerが起動する
- 初期設定だけでBitLockerが自動有効化された
- 暗号化解除の方法が分からない
このようなトラブルは、Microsoftアカウントの設定や、TPM(セキュリティ機能)、セキュアブートといったWindows 10の仕組みが関係していることがあります。自己流で対処すると、大切なデータを失ってしまう危険もあるため注意が必要です。
この記事では、「BitLockerが勝手に有効になってしまった」と戸惑っている方に向けて、その原因や解除方法、今後同じことが起きないようにするための予防策までを、わかりやすく解説しています。
重要なデータが保存されている場合、自力解除に不安がある方は、私たちデジタルデータリカバリーにご相談ください。相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。
目次
Windows10でBitLockerが勝手に有効化される原因
Windows10では、意図せずBitLockerが自動で有効になるケースが増えています。とくにWindows Updateが契機となることが多く、PCに触れていない間に勝手に暗号化が始まることもあります。以下に、主な原因を整理して紹介します。
Microsoftアカウントで初期設定した
Windows10では、PCの初期セットアップ時にMicrosoftアカウントを使用すると、自動的にデバイスの暗号化が有効になる仕様があります。この際、ユーザーに通知されることなくBitLockerが有効になるため、「設定した覚えがないのに暗号化されている」という状況が発生します。
メーカー出荷時にBitLockerが有効
一部の大手メーカーでは、初期出荷時点でBitLockerがオンになっている機種があります。購入直後から暗号化状態になっているため、ユーザーがそれに気づかず使用し続けてしまい、後からトラブルになることがあります。
セキュアブートが有効になっている
セキュアブートとは、信頼されたOSだけが起動できるようにするセキュリティ機能です。これが有効になっていると、BitLockerの前提条件が満たされ、暗号化が自動で実行される場合があります。
TPMとセキュアブートの組み合わせ
TPM(トラステッド・プラットフォーム・モジュール)が有効かつセキュアブートがオンになっている場合、Windows10は安全性を高めるためBitLockerを自動で有効にする設計です。ユーザーが手動で設定しなくても、システムが暗号化を進めてしまいます。
モダンスタンバイ(DMA保護)に対応している
モダンスタンバイ(旧:InstantGo)という省電力機能に対応したPCでは、外部からの不正なアクセスを防ぐために、BitLockerが自動で有効になることがあります。
WinRE用領域(250MB以上)が確保されている
PCにはトラブル時に備えた「回復用の領域」があります。この領域が十分に確保されていると、BitLockerが自動で使える状態と判断され、暗号化が有効になることがあります。
Windows Update後の自動暗号化
Windows10では、Update後にBitLockerが自動的に有効になることがあります。初期設定のまま使用していたり、Microsoftアカウントでログインしている場合、ユーザーが意図しなくてもドライブの暗号化が始まることがあります。
そのまま気付かずに使い続けると、再起動後に回復キーの入力を求められ、データにアクセスできなくなるリスクがあります。回復キーが手元にない場合は特に注意が必要です。
BitLockerが勝手に有効になっていた場合は、早めに状況を確認し、必要に応じて専門業者に相談することが大切です。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】BitLocker回復キーなしでは解除できない
Windows Update後に急にBitLockerが起動するといった重度なトラブルは、自力での対応が難しく、操作を誤るとデータ消失につながるリスクもあります。BitLockerには非常に強固な暗号化が施されており、回復キーが不明な状態での解除や復旧はほぼ不可能です。
解除できないデバイスの中に大切なデータが残されている場合、無理に操作を続けるよりも、安全性の高い方法としてデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。ただし、一般的な復旧業者の多くは回復キーがないと対応自体ができず、BitLockerの解除や解析には基本的に対応していないのが現状です。
その点、デジタルデータリカバリーでは独自の技術開発を進めており、回復キーが不明な状態でも対応できる体制を整えています。BitLockerが解除できない状態からでも、データを復旧できた事例が多数あります。
当社が選ばれ続けている理由は、以下の実績にあります:
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件を超えており、独自の復旧技術を保有
他社で「回復キーがないと対応できない」と断られてしまったBitLockerのトラブルでも、当社であれば復旧のご案内ができます。まずは無料の初期診断から、お気軽にご相談ください。
BitLockerが勝手に有効化された場合の対処法
BitLockerがWindows10で自動的に有効化された場合でも、正しい手順を踏めば解除は可能です。以下のステップを順に試してみましょう。
コントロールパネルからBitLockerを無効にする
BitLockerが有効になっているドライブは、コントロールパネルから暗号化を解除できます。
- 「コントロールパネル」を開く
- 「BitLockerドライブ暗号化」をクリック
- 対象ドライブの「BitLockerを無効にする」を選択
- 確認後、解除処理が自動で進行
設定アプリの「デバイスの暗号化」を確認する
一部の機種では「設定」内の「デバイスの暗号化」からもBitLockerの解除が可能です。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」を開く
- 「デバイスの暗号化」を選択
- 「オフにする」をクリックし、解除開始
回復キーをMicrosoftアカウントで確認する
Windows10で暗号化されたPCの回復キーは、自動的にMicrosoftアカウントに保存されている場合があります。
- 別端末から「account.microsoft.com/devices」にアクセス
- Microsoftアカウントでログイン
- 該当PCを選択し「回復キーの表示」を確認
- 表示された回復キーを保存・入力
今後の自動暗号化を防ぐ設定
次回以降のセットアップでBitLockerの自動有効化を防ぐための方法もあります。
- 初期セットアップ時にインターネット接続を切断
- ローカルアカウントを作成
- 設定完了後に必要に応じてMicrosoftアカウントに変更
専門業者に相談する
解除がうまくいかない、回復キーが見つからない、暗号化によりデータにアクセスできないなどの問題がある場合、無理に操作すると取り返しのつかないデータ損失を招くおそれがあります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと。第三者機関によるデータ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































