この記事では、ThinkPadのUSBリカバリーメディアを作成する方法と、実際に工場出荷状態へ戻すまでの手順をわかりやすく解説します。
- システム不調時に初期状態へ戻すための手段が欲しい
- SSD交換・再インストール用にリカバリーを作成したい
- 物理ディスクを紛失したため再作成したい
リカバリーメディアがないと復旧作業が行えないため、購入直後の作成がおすすめです。
もしリカバリ作業中にデータが読み取れない、ディスクが破損しているなどのトラブルが起きた場合は、私たちデジタルデータリカバリーが24時間365日無料で診断を承っています。
目次
リカバリーメディア作成時の注意点とトラブル対策
作成作業にはいくつかの注意点があります。安全に行うために以下を確認してください。
- USBメモリは事前にフォーマットしておく。
- 途中でUSBを抜かない。
- 作成後のデータは削除しない。
- 再作成は同一デバイスのみ可能。
- バックアップを取ってから操作する。
もし作成や復元中に「ファイルが破損している」「リカバリーが途中で止まる」などの症状が発生した場合、
内部ストレージやUSBメモリの不良が原因であることがあります。
そのような場合は、データ復旧専門のデジタルデータリカバリーに相談することで、安全な診断・修復が可能です。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「リカバリ作業中にデータが読み取れない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、リカバリ操作を繰り返したり、誤って初期化や上書きを行ってしまうことで、データが完全に失われてしまうケースも少なくありません。特にストレージ内部の損傷やシステム領域の破損が原因だった場合、自力での対応はリスクが高く、かえって状態を悪化させる可能性があります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
USBリカバリーメディアの作成方法
Lenovoの公式サービスを利用して、自分でThinkPadのリカバリーメディアを作成する手順を紹介します。
USBメモリを準備する
16GB〜32GB以上の空き容量を持つUSBメモリを用意します。作成時に内部データは全て消去されるため、他のデータがある場合はバックアップしておきましょう。
Lenovo公式サイトにアクセス
公式の「デジタル・ダウンロード・リカバリー・サービス（DDRS）」ページを開きます。
シリアル番号とLenovo IDでログインし、リカバリーメディア作成ツールを申し込みます。
リカバリーツールをダウンロード
申し込み後、案内に従って「USB Recovery Creator」などのツールをダウンロードします。
ダウンロードしたプログラムを起動し、指示に従ってUSBメモリを接続します。
リカバリーメディアを作成する
USBメモリが認識されたら、ツール内の「作成開始」をクリックします。
ダウンロードおよび書き込みには30分〜1時間ほどかかる場合があります。
- 作成中はPCの電源を切らない。
- インターネット接続を安定させる。
- USBメモリを途中で抜かない。
完成したメディアを保管する
作成後のリカバリーメディアは、紛失や破損を防ぐために耐湿ケースなどで安全に保管しましょう。
再作成も可能ですが、同じPCに限られます。
USBリカバリーメディアを使ってThinkPadを復元する対処法
ここでは、作成したUSBリカバリーメディアを使用してThinkPadを工場出荷時の状態に戻す方法を詳しく解説します。復元の過程ではすべての内部データが消去されるため、重要なデータのバックアップを必ず行ってから作業を進めてください。
USBリカバリーメディアでThinkPadを復元する手順
USBメディアを使うことで、システムを工場出荷時の状態に戻すことができます。ただし、この操作を実行すると内部データはすべて削除されます。復元前にバックアップを必ず行いましょう。
- 作成したUSBリカバリーメディアをThinkPadのUSBポートに挿入します。
- 電源を入れた直後に「F12」キーを押し、ブートメニューを開きます。
- 一覧に表示されるデバイスから「USBメディア」を選択します。
- 画面の案内に従って初期化を実行します。
- 完了後、PCは自動的に再起動し、工場出荷時の状態に戻ります。
内部データはすべて削除されるため、バックアップを忘れると重要データを失うリスクがあります。大切なデータがある場合は、実行前にバックアップや専門業者に相談することをおすすめします。
リカバリーメディアが作成できない場合の対応
ネットワーク環境の制限やシステムエラーにより、リカバリーメディアが正常に作成できないケースがあります。この場合はLenovo公式サポートから物理メディア（USB/DVD）を注文することが可能です。
- Lenovo公式サイトにアクセスし、リカバリーメディアの注文ページを開きます。
- 製品番号（例：ThinkPadシリーズ名）を入力して対象モデルを検索します。
- 指示に従ってUSBまたはDVDメディアを注文します。
- 届いたメディアを利用して、前項の手順でリカバリーを実行します。
また、中古市場では純正のリカバリーメディアが流通している場合もあります。ただし、非公式メディアの使用は動作保証外のため、慎重に検討しましょう。
誤ってデータを消してしまった場合
誤ってデータを消してしまった場合、データが上書きされていなければ、専門的な技術によって復旧できる可能性があります。
特に業務データや機密情報を扱う企業・団体では、重要なファイルを失うことは業務への大きな支障となるため、迅速かつ正確な対応が求められます。自力で復旧を試みると、状況を悪化させてしまうことがあるため、慎重な判断が必要です。
自力で復旧を試みると、状況を悪化させてしまうことがあるため、専門業者への依頼をおすすめします。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、まずはお気軽にご相談ください。
※1 期間：2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
