突然PCが起動せず、「system32logfilessrtsrttrail.txt」のエラーが表示されて不安になっていませんか?大切なデータを残したまま復旧できるか心配になる方も多いはずです。
このエラーは、システムファイルやブート構成の破損、ドライバの不具合、さらにSSDやHDDの物理障害などが原因で発生します。軽度の不具合なら修復コマンドで改善する場合もありますが、ストレージ障害があるとデータを失うリスクが高まります。
本記事では、srttrail.txtエラーの主な原因と代表的な修復方法を、具体的な手順とともに解説します。
大切なデータが保存されている場合は、誤った修復操作を避けるためにも、デジタルデータリカバリーへの相談をご検討ください。24時間365日対応で、無料の初期診断を実施しています。
目次
srttrail.txtとは?エラーの概要と症状
srttrail.txtは、Windowsの「スタートアップ修復」が失敗した際に出力されるエラーログです。通常は自動修復が成功すれば表示されませんが、このファイルが出るのは修復が失敗した証拠です。
このエラーはOSが起動できない重大なサインで、ブート構成の破損やストレージ障害が原因であることが多く見られます。
再起動を繰り返したり、修復画面から進めなくなるといった症状が出るのも特徴です。原因が軽度であればコマンドで改善することもありますが、ストレージに物理障害がある場合は、自力での復旧が難しくなります。
srttrail.txtエラーの主な症状
実際にこのエラーが発生したときに見られる症状をまとめます。
- 「自動修復を準備しています」から進まない
- ブルースクリーンエラーが繰り返し表示される
- スタートアップ修復が毎回失敗する
- システム復元やPCリセットが開始できない
- ログに「srttrail.txt」が記録される
同じエラーが表示されても、原因はさまざまです。Windows起動時に「srttrail.txt」エラーが出た場合は、状況に応じた適切な対処が必要になります。誤った対応をすると症状が悪化し、最悪の場合、パソコンが起動しなくなる恐れもあります。
このエラーの原因は、画面表示や操作感だけでは特定しづらく、自己判断では見誤ってしまうケースが多く見られます。正確な原因を把握し解決へと導くには、専門知識を持った業者による診断が有効です。
当社では相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
SrtTrail.txtエラーの主な原因
このエラーはWindowsの自動修復機能が何らかの障害を検知した際に出力されます。システムファイルの破損からディスク障害、マルウェア感染まで、複数の要因が重なることで発生することが多く、原因の切り分けが重要です。
マルウェア感染
マルウェアがシステム構成やレジストリを破壊した場合も、自動修復が失敗し、起動不可に陥ります。ルートキットやブートセクターに感染するタイプのウイルスは、OSの根幹を破壊するため、SrtTrail.txtエラーの原因となり得ます。
ハードウェアの互換性や電力問題
新たに追加した拡張カードや電力不足により、ハードウェア起因で起動プロセスが中断されることがあります。たとえば電源ユニットの劣化や、メモリの不良、BIOS設定の不整合などが影響を及ぼすケースもあります。
Windowsアップデートやソフトウェア導入時の失敗
途中で中断されたアップデートや、競合のあるソフトウェアの導入も、SrtTrail.txtエラーの原因になります。特にWindows Update後に突然エラーが発生するケースでは、更新ファイルの破損やドライバの互換性問題が考えられます。
これらの原因を放置したままでは、システムの起動が繰り返し失敗するだけでなく、重要なデータにアクセスできなくなる恐れもあります。状況によっては、データが完全に消失するリスクもあるため、原因を的確に特定し、早急な対応が必要です。
システムファイルの破損
「SrtTrail.txt」エラーは、システムファイルやドライバの破損が原因で発生することがあります。これらはWindowsの起動に欠かせない重要なプログラムで、強制終了やアップデートの失敗などで簡単に壊れてしまうことがあります。
「自動修復を繰り返す」「エラー画面が出る」といった症状がある場合、すでに破損が進んでいる可能性があります。
このまま放置すると、起動不能やデータへのアクセス不能に陥るリスクがあるため、早めに専門業者へ相談することが重要です。
HDDやSSDの物理的故障

「SrtTrail.txt」エラーは、OSが保存されているHDDやSSDの物理的な故障によって発生することがあります。ストレージに異常があると、起動に必要な情報を正常に読み取れず、システムエラーにつながります。
原因としては、経年劣化や摩耗のほか、落下や衝撃などの外的要因が挙げられます。HDDは異音や動作不良などの前兆が出ることがありますが、SSDは突然認識されなくなるケースも少なくありません。
物理障害は見た目では判断が難しく、通電や再起動を繰り返すと悪化するおそれがあります。異常を感じたら、早めに専門業者へ相談することが重要です。
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SrtTrail.txtエラーの対処法
以下の手順を順に実行することで、多くのケースでエラーを解消し、Windowsを正常に起動させることが可能です。まずは簡単な方法から試し、状況に応じて高度な修復を行ってください。
コマンドプロンプトでシステムファイルを修復する
Windowsのシステムファイルが破損している場合、sfc(システムファイルチェッカー)とchkdskで修復を試みます。
- 起動メニューから「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。
- 以下のコマンドを順に入力します。
sfc /scannow
chkdsk c: /f
- 修復が完了したら再起動し、エラーが解消されたか確認します。
DISMコマンドでシステムイメージを修復する
sfcで修復できない場合は、DISMを使用してWindowsのイメージ全体を修復します。
- コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
- 処理が完了したら、再起動して状況を確認します。
BCD(ブート構成データ)を修復する
Windowsの起動に必要なブート設定が壊れている場合は、bootrecコマンドで修復します。
- コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順に入力します。
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
- 完了後、再起動して起動の正常化を確認します。
セーフモードでドライバやソフトを削除する
最近インストールしたドライバやソフトが原因の場合、セーフモードでの削除が有効です。
- 起動オプションから「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」を選択。
- 再起動後「4)セーフモードを有効にする」を選びます。
- セーフモードで起動後、不要なドライバやソフトをアンインストールします。
自動修復ループを無効化する
自動修復が何度も繰り返されてしまう場合、これを一時的に無効にして原因の切り分けを行います。
- コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力します。
bcdedit /set {default} recoveryenabled No
- 再起動して、自動修復がスキップされることを確認します。
システムの復元またはPCのリセットを実行する
その他の手順で解決できない場合は、システムの復元やPCの初期化(リセット)を検討します。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」から「システムの復元」を選びます。
- 復元ポイントを選択し、手順に沿って実行します。
- 復元ができない場合は「このPCを初期状態に戻す」からリセットを試みます。
システムの復元や初期化は、最後の手段として有効ですが、操作を誤るとデータが完全に消失するリスクがあります。「個人用ファイルを保持する」を選んでも、保存場所やアプリ設定によっては消えることがあるため注意が必要です。
重要なデータがある場合や原因が不明なままの操作は避け、専門業者への相談が安心です。
専門業者に相談する
「SrtTrail.txt」エラーが解消されない場合、システム領域やHDD・SSD自体が深刻に破損している可能性があります。無理な修復を続けると、保存データが上書きされ、復旧が難しくなる恐れがあります。
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初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。Windowsが起動しない場合は、早めのご相談をおすすめします。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。