Windows 11へのアップグレード後にPCが応答しなくなったり、ブルースクリーンやブラックスクリーンが発生してしまい、原因がわからず困っていませんか？
このような現象の背後には、中国製ドライバー「sprotect.sys」が関与している場合があります。特定バージョンのsprotect.sysは、Windows 11の新バージョン（特に24H2）と互換性がなく、システムの安定動作を阻害してしまうのです。
この状態でアップグレードを強行すると、最悪の場合OSが起動できず、データにアクセスできなくなるリスクがあります。
私たち、デジタルデータリカバリーでは、このような更新時の不具合によって重要なデータが失われる前に、24時間365日対応の無料診断を実施していますので、不安を感じた場合はお気軽にご相談ください。
目次
sprotect.sysとは？互換性エラーの症状
sprotect.sysは、中国SenseShield Technology社が開発したセキュリティドライバーで、主に企業向けのセキュリティソフトや一部の特殊アプリケーションで使用されています。このドライバーはインストール時に自動的に組み込まれることがあり、ユーザーが認識していないケースもあります。
特にバージョン「1.0.2.372」「1.0.3.48903」においては、Windows 11 バージョン24H2との深刻な互換性問題が確認されており、Microsoftは2025年に一時的なセーフガード（アップグレードブロック）を適用していました。
アップグレード直後にsprotect.sysが原因でBSoDやシステム停止が起きる可能性があるため、事前対策が重要です。
sprotect.sysの主な症状
以下のような症状が見られた場合、sprotect.sysドライバーの影響が疑われます。
- Windowsアップグレード後にブルースクリーン（BSoD）が発生する
- アップグレード中または直後にブラックスクリーンとなり応答しない
- 再起動時にOSが起動できずループ状態になる
- インストールが強制中断されエラーで戻される
- 回復環境でもUSBや入力が反応しない
sprotect.sysが原因でWindows 11アップグレードに失敗する原因
sprotect.sysに関連するエラーは、主に互換性のないドライバやアプリが起因し、特にWindows 11バージョン24H2のような大型アップデート時に顕在化します。ここではその代表的な原因を詳しく解説します。
旧バージョンのsprotect.sysが存在
主に「1.0.2.372」「1.0.3.48903」といった古いバージョンは、Windows 11バージョン24H2との互換性に問題があり、アップデート時にブルースクリーンを引き起こす原因となります。該当バージョンが残っている場合は、更新または削除が必要です。
関連アプリの互換性不良
sprotect.sysを利用するセキュリティアプリや業務用ソフトが最新のWindows仕様に対応していない場合、アップグレード中にエラーを誘発するケースがあります。ソフトのベンダーが最新版を提供していない場合、専門業者に相談することも必要です。
ドライバ単体で残留している
アプリを削除しても、ドライバファイルだけがシステムに残る場合があります。この場合、アップデート中にそのドライバが読み込まれて問題を引き起こす可能性があります。手動での削除が必要になるケースです。
最新アップデートが未適用
Microsoftは2025年10月に、問題が解消された最新バージョンのsprotect.sysに対しセーフガード（アップデート停止措置）を解除しています。アップグレードを成功させるには、関連アプリとドライバの最新化が必須です。
ストレージ側の起動障害
アップデート時のエラーでOSが起動しなくなった場合、単なるソフトウェアの問題ではなく、SSDやHDDの起動領域に不具合が生じている可能性もあります。特に旧式のSSDや過去にエラーを繰り返していたHDDは、OS更新によって負荷がかかり、結果として障害に至ることがあります。 ストレージ障害が起きると、OSもデータもアクセス不能になるリスクがあり、ドライバ削除では解決しない可能性があります。このような場合はデータ復旧業者に相談することをおすすめします。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「sprotect.sysが原因でWindows 11アップグレードに失敗する」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
このようなドライバ関連のエラーに対し、自己判断で初期化や削除を行ってしまうと、必要なデータへのアクセスが困難になったり、重要なファイルを誤って上書きしてしまうリスクがあります。データが残っている可能性がある場合は、操作を進める前に専門業者への相談を検討することが安全です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
sprotect.sysエラーの対処法
sprotect.sysによる互換性エラーは、最新ドライバーや関連アプリのアップデート、あるいは不要であればアンインストールによって回避可能です。ただし誤った削除はさらなる障害を招く恐れがあるため、慎重に操作を行ってください。
関連ソフトを最新版にアップデートする
sprotect.sysを使用しているソフトウェアを最新バージョンにアップデートすることで、互換性問題が解消されることがあります。
- アプリの公式サイトまたは設定画面にアクセス
- 最新版がある場合は「更新」または「アップグレード」ボタンをクリック
- インストール完了後、PCを再起動して状態を確認
不要な場合はアプリごとアンインストールする
sprotect.sysを使うアプリが不要であれば、完全に削除することでエラー回避が可能です。
- 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」へ移動
- 対象のアプリケーションを選択し「アンインストール」
- 完了後、PCを再起動して影響がないか確認
デバイスマネージャーからドライバーを無効化・削除する
ドライバー単体で残っている場合は、デバイスマネージャーから直接対応が必要です。
- 「スタート」→「デバイスマネージャー」を開く
- 「非表示のデバイスの表示」を選択
- 「sprotect.sys」に関連する項目を右クリックして「無効化」または「削除」
- 再起動して影響がないか確認
専門業者に相談する
対処法をすべて試しても解決しない、あるいはすでにOSが起動しない、システムが壊れているなど深刻な状況の場合は、無理に自力での復旧を試みず、データ復旧の専門業者にご相談ください。誤操作によってデータを失う危険性があります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間：2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
