富士通製PCは、オフィス向けも多く、FMVシリーズを使用している人もいるかもしれません。しかし、パソコンは消耗品であり、複数の要因が重なった結果、正常に起動しなくなることは珍しくありません。それぞれの状況において正しい対処が必要です。
しかし、対処法を誤ると、データ復旧すらできなくなったり、内蔵ストレージが壊れたりすることもあります。そのため、この記事では、状況に応じた具体的な対処方法と復旧方法を紹介します。
目次
富士通パソコンが起動しない時、まずやっておくこと
![Fujitsuのパソコンで電源ボタンを押しても電源ランプが点灯・反応せずパソコンが立ち上がらない場合の原因と対処法とは](https://www.ino-inc.com/data_check/pc/images/res_29/new2.jpeg)
起動しなくなったらまずやるべきことがいくつかあるので、下記に挙げたことを試してみましょう。
ただし、これらの対応を行っても解決しない場合は、深刻なハードウェア障害が発生することも想定されます。
このケースで修理を行うとストレージが交換されやすく最悪、データが取り出せなくなります。機器からデータを確実に取り出したい場合、信頼できるデータ復旧業者への相談をおすすめします。当社では、無料相談・診断を実施しており、専門のエンジニアが最適な復旧方法をご提案します。
充電されているかを確認する
点灯ランプが付かない場合、電源まわりを確認しましょう。この際、ケーブルやコンセント、ACアダプタの接続を確認する必要があります。
また、延長ケーブルを使用している場合、どこかでケーブルが抜けているか、断線している可能性もあります。なお、タコ足配線は電力不足につながることもあるため、不必要なコンセントは使わず、電源環境を異なるものにすることをおすすめします。
パソコンを放電する
PCパーツに静電気が帯電すると、起動時に誤作動を起こすことがあります。周辺機器をすべて外し、電源ケーブルを本体から抜いて、10分以上放置します。放置した後、電源ケーブルをつなぎ、再起動できるか確認しましょう。
静電気が原因であった場合、この操作で正常に動作します。
モニターの確認
電源ランプが点灯しても「No signal」などのメッセージすら表示されない場合、ディスプレイや接続ケーブルが損傷しているかもしれません。このような場合、PC上のHDMI端子を別のディスプレイに接続してください。
なお、故障したパソコンをメーカー側で修理する際、場合によっては液晶パネルだけでなく、HDDやSSDも交換され、工場出荷状態まで初期化されてしまう可能性があります。データの要不要はあらかじめ業者側に伝えておきましょう。
パソコンの内部や外部のホコリ掃除
機器内部にホコリが溜まっていると、ファンの機能が低下し、CPUが熱暴走を起こすなどして、電源がつかなくなることがあります。また、ホコリが溜まっている状態だと、静電気が溜まりやすく、動作が不安定になります。
デスクトップPCの場合、定期的に筐体のカバーを取り外し、エアーダスターで内部のホコリをとり、通気性をよくしましょう。
上記を確認しても真っ黒な画面が続く場合は、完全に故障している可能性があります。こちらの記事を参考にし、状況に合わせて専門業者に依頼するようにしてください。
富士通のパソコンの故障が疑われる場合のサイン
富士通のパソコンが故障していたら以下の前兆となるサインが見受けられます。
エラーメッセージが表示される
エラーメッセージが表示される場合、次の故障が考えられます。
- システムファイルやブートファイルが壊れている
- ドライバが壊れている
- ストレージ自体が物理的に破損している
この際、エラーコードを調べることで、どのような問題が発生しているのかを特定することができます。しかし、トラブルを修復する過程でデータが消失する恐れがあるため、修正を試みる前に、データのバックアップを取ることを強くおすすめします。
特定の画面でフリーズしている
ロゴが出ている画面で固まってフリーズしている、デスクトップ画面が表示されてからフリーズなど特定の画面でフリーズする場合、ハードウェアからソフトウェアまで様々な原因が生じていると考えられます。
この場合、正確な診断を経て適切な対応を取る必要があります。例えば診断用のセーフモードを起動してシステムの修復などを行うなどして対応できる場合は自力でも対応できる軽度な障害であると考えられます。
しかし、下記のケースでは物理的な破損が疑われます。
- セーフモードで起動できない異音がする
- セーフモードで起動できない異音がする購入後落下などの衝撃を与えた
- 購入後5年以上が経過している
この場合、不用意な操作を行うと機器の破損がすすむ恐れがあるため電源を落としてください。そのままデータの要不要に応じて専門業者に対応を依頼することをおすすめします。
起動画面でループする
![スタートアップ修復](https://www.ino-inc.com/data_check/wp-content/uploads/2022/06/startup_repair08.png)
パソコンが起動すると、通常、ブートプロセス(起動画面)が開始します。この過程には、ハードウェア診断やBIOSの読み込みなどの手順を含みます。しかし、ブートプロセスが何らかの理由で中断されると、パソコンは起動画面でループすることがあります。
この場合、下記の原因が考えられます。
- ハードウェア故障
- OS(オペレーティングシステム)の問題
OSのアップグレードに失敗したり、起動ドライブに問題があるなど、OSに問題が原因である可能性があります。この場合は、セーフモードでOSやドライバを再インストールするか、復元ポイントを使用して以前の状態に戻すなどの方法で対処することができます。
一方、ハードウェア故障の場合、「ハードディスク/SSDの問題」「メモリの故障」または「マザーボードの問題」などが考えられます。セーフモードでも起動できない場合、原則としてハードウェア故障の可能性が高いと考えられます。この場合、パソコンのハードウェアを診断するために、データの要不要に応じて、専門家に相談する必要があります。
パソコンが突然シャットダウンする
![ブルースクリーン](https://www.ino-inc.com/data_check/wp-content/uploads/2022/06/blue-screen.png)
パソコンが突然シャットダウンする原因はいくつか考えられます。たとえば電力不足。パソコンは必要な電力を供給できないと、シャットダウンすることがあります。また機器の温度が上昇しすぎるオーバーヒートでも同様な不具合が出ることもあります。
なお「複数のツールを同時に使用する」「特定のソフトウェアを使用中に強制シャットダウンしてしまう」といった場合、パソコンのメモリが不足している可能性があります。
このような問題を解決するためには、パソコンの設定を確認し、ソフトウェアを再インストールしたり、メモリを増設したりする必要があります。
FUJITSU(富士通)パソコンの電源が急に落ちる場合の対処法はこちら
ブルースクリーンが発生する
パソコンの電源が入らない・起動しない場合、ブルースクリーン(BSoD,青い画面)が表示されることがあります。なお、エラーメッセージには「障害原因を意味するコード」が表示されており、それを検索し、適切に対処することで、問題が解消される場合があります。
しかし、次のエラーコードが表示される場合は要注意してください。ストレージ破損など致命的障害が発生していると考えられます。
- 0x0000007B: INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE
- 0x000000ED: UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME
- 0x00000024: NTFS_FILE_SYSTEM
- 0x000000F4: CRITICAL_OBJECT_TERMINATION
- 0x00000050: PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA
- 0xC000021A: STATUS_SYSTEM_PROCESS_TERMINATED
- 0xC0000221: STATUS_IMAGE_CHECKSUM_MISMATCH
これらエラーコードが表示される原因としては、「物理的な損傷」「バッドセクタ(データ破損領域)の急増」「ファイルシステムの破損」などが考えられます。
ディスクの状態をチェックし、「セーフモード(診断用モード)でも起動できない」「データが損失している」場合は、データの必要性に応じて、専門業者まで対応を依頼しましょう。この際、ハードウェアの交換・システム修復をおこいます。
富士通パソコンが起動しない原因
もしこれらの症状が出た場合には、データの要不要に応じて早めに原因を特定し、適切に対処することが重要です。
パソコンに過度な発熱が生じている
パソコンを使用していると、異常に発熱することがあります。これは、パソコン内部の温度が上昇しすぎることで引き起こされます。この状態では、パソコンがダメージを受ける可能性があるため、早急な対処が必要です。
パソコンが異常に発熱する原因としては、以下のようなことが考えられます
- ファンが汚れている、または故障している
- 冷却システムが効果的に機能していない
- CPUやGPUが熱ダメージの蓄積により劣化
各問題に応じた解決方法は以下の通りです。この場合、「新しいファンへの交換」「冷却システムの修理」「ハードウェアの交換」が必要になります。
しかし、過剰にパソコンが冷えている場合も注意が必要です。経年劣化や結露によるショートが考えられます。以下の記事を確認するようにしてください。
ファンが異音を発する
パソコンを使用していると、ファンが異音を発することがあります。これは、ファンが汚れやダメージによって正常に機能しなくなった場合に発生します。この状態では、ファンの交換などの対処が必要です。
モニターに映像が映らない、画面が乱れる
モニターに映像が映らない、画面が乱れる場合、次の原因が考えられます。
- ケーブルの接続不良
- モニター自体の故障
- グラフィックカードの問題
- ソフトウェアの不具合
そのため、問題が発生した場合には、まずはケーブルを確認し、必要に応じて交換することが重要です。
また、モニター自体に問題がある場合には、修理や交換が必要になることもあります。
さらに、グラフィックカードやソフトウェアに問題がある場合には、適切な設定やアップデートが必要になることもあります。なお、出力装置のトラブルは、以下の方法で原因を特定することができます。
- ケーブルが適切に接続されていることを確認します。
- モニター自体に問題がないかどうかを確認するため、別のモニターで試してみます。
問題が解決されない場合は、グラフィックカードの問題、ソフトウェアの不具合による影響などが考えられます。この場合は、グラフィックカードやソフトウェアの設定を調整する、最新のドライバーをインストールするなどの対処が必要です。
ビープ音がする
FUJITSU (富士通) パソコンを起動すると、ビープ音がする場合があります。ビープ音の数とパターンによって、何が原因であるかを判断することができます。
ストレージ(HDD・SSD)のトラブル
![HDDがクラッシュした時の対処法は?HDDがクラッシュする原因や症状、対処法を徹底解説](https://www.ino-inc.com/data_check/wp-content/uploads/2022/11/HDD-1.jpeg)
電源周りに問題がないにもかかわらず、パソコンが正常に起動しない場合、データやOSが格納されているストレージ(HDD・SSD)に深刻なデータ障害が発生している可能性があります。データ障害の種類は主に2種類です。
- 物理障害
- 論理障害
物理障害
![物理障害](https://www.ino-inc.com/data_check/wp-content/uploads/2022/07/HDDSSD.jpg)
物理障害とは、ストレージ(HDD/SSD)が物理的に破損した状態です
主な原因は「衝撃」「経年変化」「水没」などです。そもそも、ストレージ(HDD/SSD)の寿命は約5年程度しかなく、経年劣化により故障することも珍しくありません。また、SSDには書き込み可能な回数の上限が存在し、そのラインを超えると物理障害を起こします。
とくに次の場合、物理障害が発生している可能性が高いことから、通電すると状態が悪化し、データが完全に消失する可能性が高まります。極力、操作を控えてください。
- パソコンを落とした後、起動しなくなった
- カチカチ・カタカタと異音がする
- パソコンを5年以上使用しており、調子がおかしい
- 修復ツールをかけてもエラーが出る
- 黒い画面に「Operating System Not Found」「DISK BOOT FAILURE…」などのエラーメッセージが出る
- S.M.A.R.T.情報の健康状態で「異常」と表示された
上記の症状が見られた場合は、状態悪化を避けるためご自身での作業は控えてください。特にHDDでは物理的に駆動するパーツが多いため、物理障害時に通電・操作を続けると、故障部品がデータ記録面に接触し、大切なデータを破壊してしまう恐れがあります。
もし機器内のローカルデータが不要で、起動を優先する場合は、ストレージの修理、または交換することをおすすめします。修理を依頼すると、ストレージが新しいものに交換され、データは基本的に失われるため注意しましょう。
バックアップを取っておらず、安全にデータを取り出したい場合は、データ復旧の専門業者に相談することをおすすめします。
物理障害が発生したHDD/SSDを自力で修復するのは困難
![データ復旧専門業者](https://www.ino-inc.com/data_check/wp-content/uploads/2022/07/DDR.jpg)
結論から申し上げますと、物理障害が発生したHDD/SSDからデータ復旧を行うには、精密機器を安全に復旧する高度な専門設備と、膨大なデータ復旧件数に裏打ちされた高度な解析技術が必要となるため、個人でデータの取り出しを行うのは、ほぼ不可能です。
たとえば、HDDはナノ単位で動作する超精密機器のため、修復にあたっては、クリーンルームなどの専門設備でHDDを開封し、経験を積んだエンジニアが作業する必要があるほか、SSDでもプログラムの解析をおこなう専門設備が同様に必要となります。
このようなHDD/SSD障害が起きている場合、復旧実績が豊富にあるデータ復旧業者であれば、復旧ノウハウや知見が豊富で、高精度でのデータ復旧が可能となります。
大切なデータを取り戻したい場合は、一度、無料の初期診断を受けてみることをおすすめします。デジタルデータリカバリーでは、365日年中無休・最短即日復旧可能で、電話相談およびトップエンジニアによる初期診断も無料で行っております。まずはご相談ください。
![かんたん申し込み](https://www.ino-inc.com/data_check/wp-content/uploads/2022/07/3step.jpg)
論理障害
![](https://www.ino-inc.com/data_check/pc/images/res_38/Ron-min.jpeg)
論理障害はパソコンのハードディスクに問題はなく、データやファイルが破損することで発生する障害です。
主な原因はデータ読み書き中の強制終了、誤操作によるデータ消去などで、起動にかかわるシステムの破損が原因となることが多いです。論理障害の代表的な症状は次のとおりです。
- フォーマットや初期化の要求がされるOSが起動しない
- 過度にフリーズする
- 勝手にファイル名が変更される
- 画面が真っ暗、またはブルースクリーンが表示される
- ファイルやフォルダが開けない
- Panasonicのロゴで止まったままになる
【2023年最新】パソコンで削除したデータの復元方法を徹底解説(Windows10/11)
なお、上記の症状は、物理障害が併発している場合でも起こります。そのため、物理障害が発生しているか、自力で判別することは難しく、このような状態で「スタートアップ修復」などを繰り返すと状態が悪化し、データが完全に破壊される恐れがあります。また起動・通電したことでデータの上書きが行われる場合もあり、上書きされてしまったデータの復旧可能性は著しく低くなってしまうため、注意しましょう。
「まずは復旧できるか知りたい」「どこが故障しているかわからない」などの方はメールでの無料診断やお電話での無料相談をご活用ください。症状やメーカー・型番などを教えていただければ、41万件を超えるご相談実績から復旧見込みがあるのかをお調べいたします。
なお、物理障害を起こしたHDDからデータを復旧するには、専門エンジニアが「手術室レベルに清浄なクリーンルーム設備」でHDDを開封する必要があります。
ただし、データ復旧が可能かどうかを確認するには、あらかじめ業者に相談する必要があります。データ復旧を検討中の場合は、まず相談してみることをおすすめします。
WindowsOSが正常に起動しない富士通パソコンへの対処法
WindowsOSが正常に起動しない富士通パソコンへの対処法は主に次のとおりです。
エラーメッセージの通り対処する
パソコンで電源がつくものの、黒い画面にエラーメッセージが表示されつ場合は、OSが正常に起動しない状態です。
表示されているメッセージによって原因は様々なため、それぞれのメッセージにそって対処する必要があります。下記はよくある表示内容です。一致するものがあれば、それぞれ確認してみてください。
エラーメッセージごとの対処法は下記リンク先で、それぞれ詳しく解説しています。
BIOSを初期化する
BIOS初期化は、電源を入れた後、ロゴ画面で「F2」キーを押して設定画面を開くことで行えます。しかし、BIOSを初期化することは、パソコンの動作に大きな影響を与える可能性があります。
以下はBIOSを初期化する方法です。
- コンピュータの電源を完全に切り、電源からプラグを抜く
- パソコンの電源を入れ、指示に従ってキーを押し、BIOSセットアップユーティリティを起動する
- 起動後は「Load Optimized Defaults」や「Restore Defaults」といったオプションを起選択すると設定が変更される
- BIOS設定に加えた変更を保存してBIOSセットアップユーティリティを閉じる
ただし、ブートドライブに指定されているHDDやSSDに物理的な障害が起きていた場合、パソコンに大きな負荷をかけ、起動を繰り返すだけでも症状が悪化する恐れがあります。
トラブルの原因が不明なまま、むやみに試すと、データが消える可能性もあるので、「異音がする」「5年以上使用」「自力での操作が不安」であれば修理業者や、データ復旧業者まで診断・調査を依頼するようにしましょう。
![BIOSが起動しない場合の原因と対処法とは?](https://www.ino-inc.com/data_check/wp-content/uploads/2022/05/icatch8-min-320x180.jpeg)
セーフモードでシステムの復元を実行する
パソコンにおいて、ブルースクリーンが表示される(もしくは自動修復が終わらない)場合は、システム上のエラーが考えられます。
このような、正常に起動しないパソコンにおいて、システム上のエラーを修復するには「セーフモード」という機能が有効です。 セーフモードとは、必要最小限のシステム環境でパソコンを起動する、Windows診断用の起動モードです。
この状態で起動できる場合、それ以外の環境で何らかのエラーが生じていることが考えられます。この場合、セーフモード上で「システムの復元」を実行することで、システム上のエラーを解消できる場合があります セーフモードでシステムの復元を実行する手順は次のとおりです。
セーフモードを起動する手順
セーフモードは、スタートアップ修復が出来ない故障部分を排除して、必要最小限のシステム環境でパソコンを起動させます。 故障が復旧したわけではなく一時的な対処法という点を理解した上で作業を行いましょう。
- 「詳細オプション」を選択
- オプションの選択画面から「トラブルシューティング」を選択。
- トラブルシューティング画面の「詳細オプション」を選択。
- 詳細オプション画面から「スタートアップ設定」をクリック。
- スタートアップ設定画面の、「4) セーフモードを有効にする」 または「5)セーフモードとネットワークを有効にする」を選択。
- パソコンがセーフモードで起動します。
システム復元を行う
復元ポイントが作成されていれば、システムの復元を利用して復旧できる可能性があります。 復元ポイントとはパソコンのシステムを、以前保存した復元ポイントまで戻す機能です。
システム復元を行う手順は次のとおりです。
- 「詳細オプション」を選択。
- オプションの選択画面から「トラブルシューティング」を選択。
- トラブルシューティング画面の「詳細オプション」を選択。
- 詳細オプション画面から「システム復元」を選択。
システム復元では、データを復元することは出来ません。 あくまでもシステムが復旧するための機能のため、データ復元方法を考えている方は専門業者に依頼するのがベストな方法と言えるでしょう。
診断プログラムを使用する
OSが起動しない場合、BIOS上の起動メニューから診断プログラムを選択し、パソコンに発生した障害箇所を診断することができます。
診断プログラムの実行手順は次の通りです。
- 起動後「FUJITSU」というロゴが表示されるので、その間は【F12】キーを押し続けます。
- 起動メニューから「診断プログラム」または「Diagnostic Program」を選択します。
- 「診断プログラムを実行しますか?」または「Do you want to run Diagnostic Program?」と表示されたら【Y】キーを押します。
- 再起動後、診断結果が画面上に表示されます。
診断結果でトラブルが検出された際は、メーカに内容を伝え、データの要不要に応じて対応業者を選びましょう。
![](https://www.ino-inc.com/data_check/pc/images/res_29/new1.jpg)
ただし「ハードディスクに機械的なトラブルが…」と表示される場合、メーカー保証を受けると、ほとんどの場合でHDDが交換されてしまい、FUJITSU (富士通) パソコンに保存されていたデータは完全に消えてしまいます。データが必要な方はまず、データ復旧業者へ相談しましょう。
FUJITSU(富士通)パソコンでデータを削除してしまった時の復旧方法はこちら
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
パソコンの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社は、データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売上No.1(※1)のデータ復旧専門業者です。
復旧率最高値は95.2%(※2)と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。
また、官公庁や大手企業を含む累積41万件以上の相談実績(※3)があります。
デジタルデータリカバリーの詳しい実績はこちら
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※3:期間:2011年1月1日~
富士通製パソコン復旧事例
筐体 | Windows10 内蔵HDD(富士通)
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状態 | 作業中、警告音とともに「問題が発生しましたので再起動します」とエラーが出た。その後、再起動しないので、強制終了すると「自動修復を準備します」とロゴマークから動かない状態になり、カタカタと異音がしている。 |
希望データ | 仕事関係のofficeデータ、PDFデータ |
復旧期間 | 3日 |
当社での復旧結果 | このケースでは、過去の知見に基づき、PCB基板の破損と診断しました。基板を交換後、モーターは稼働するようになりましたが、動く/止まるを繰り返したため、開封したところ、データを読み取るヘッドの状態が悪化しており、ディスク(データ記録面)にも傷が見られたため、当社が常備しているドナーをもとにヘッドを交換した上で、ディスク研磨を施し、コピー可能な状態に復元しました。PCB基板・ヘッド・ディスクなど、それぞれ破損が連続して生じている場合、他社様だと誤診して「復旧不可」と判断することもありますが、当社には蓄積された膨大なデータベースがあり、正確な復元を行うことが可能となっています。 |
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数41万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。